死の支配者と六道と   作:バックス

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第2話 救済と再会

『巫山戯んな!何だよ、あのチート野郎!?運営!チートがいるぞ!仕事しろよぉ!』

 

『テメェ!魔法詠唱者じゃねぇだろうがアァァ!!何でそんなもん落とせんだよぉぉ!!』

 

『魔法攻撃は変な膜で吸収されるし物理攻撃にしたって吹き飛ばして来やがる!ナザリックは化物の宝庫か何かなのか?』

 

『ちょっ!?攻撃したら増えるのは反則だアァァ!!』

 

ナザリックへと侵攻してくる1500人ものプレイヤー達が悉く倒されていく

 

たった一人の忍者にだ

 

彼の忍術で、彼の所有する武器や獣達で、はたまたその目に宿す力で体術で

 

彼による攻撃は加減など一切ない

 

目の前に立つ敵を1人残さずに蹂躙していく

 

そして、揃ってプレイヤー達はこう言う

 

『『『この運営公認チートがぁぁぁ!』』』

 

「…ん?朝か」

 

弥彦は起きた。彼はかつてギルドの仲間達と激しく戦った戦争の夢を見ていた

 

「懐かしい夢を見た。チートか…ふん。いつだって戦争は殺るか、殺られるか。あちらは1500人いたんだ。対してこちらは42人…多勢に無勢も良いとこだ。それに自分の能力だ…使って何が悪い」

 

木にもたれ掛かって寝ていた弥彦は下に降りて辺りを見渡す

 

「久々に使うか。周辺を感知するとき楽だからな」

 

彼は両手を合わせ仙術チャクラを練り生命体の感知を開始した

 

チャクラとは

 

精神エネルギーと身体エネルギーの二つを練りあげたものの事。そして自身に存在するチャクラを使いきってしまうと死んでしまう。チャクラ量は人によって違うが弥彦のチャクラは輪廻眼のおかげでカンストしている。チャクラを使って忍術を発動させる。術の発動には、多くの場合は手で印というものを結ぶことが必要になる。またチャクラはコントロールすることができ壁を登ったり水の上を歩くこともできる

 

仙術チャクラとは

 

体内にある精神エネルギーと身体エネルギーの他に、外から自然エネルギーを体内に取り込んで成り立つ術である。仙人から教わることができ弥彦はクリアした特典としてユグドラシルで会得した

 

精神エネルギー・身体エネルギー・自然エネルギーの3つを練り合わせたチャクラを「仙術チャクラ」と言う。仙術チャクラを練った状態を「仙人モード」と呼ばれ隈取りが現れそれが仙人の証である。だか、弥彦は輪廻眼がある為、隈取りは出ないが仙術を扱える。上手く利用すれば、忍術・幻術・体術が大幅に強化されるが自然エネルギーは取り込む量が少なすぎると仙術が使用できず、逆に多すぎると姿が元となった動物に変わり、最悪の場合は石像と化す

 

弥彦は周囲を探ると、此処より少し北に離れた場所に多くの命の気配がある事に気付いた。彼はそこに向かって歩き出す

 

 

しばらく歩き村の様な物が見えてきた所で、そこから煙が上っているのが見えた

 

仙人モードである弥彦は生命感知で村で何が起こっているのかが目視で確認できた

 

「…人間による虐殺か?」

 

鎧を着た騎士達が村人達を襲い屍をきづきあげる

 

フム…騎士が民を襲っているのか…この世界の騎士は虐殺などをするのか?

 

「助けるべきか?何の関わりもないのに?」

 

弥彦は考えた末、ある言葉を思い出す

 

『困っている人がいたら助けるのが当たり前』

 

「…たっちさん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁはぁ」

 

「ネム!頑張って!」

 

襲撃された村−カルネ村に住んでいる少女、エンリと妹のネムは逃げていた。血の付いた剣を掲げ自分達を殺そうとしている騎士達から

 

(何で、こんな事になったんだろう。何時もと変わらない日常。豊かではないけど、お父さんとお母さん、ネムと、村の皆と生きていくには困らない生活をしていた。なのに、どうして私達は襲われてるの?殺されそうになっているのだろう?)

 

「痛っ!」

 

「ネム!?」

 

倒れた妹に駆け寄るエンリ。直ぐに後ろから4人の騎士が追って来た

 

「やっと追い詰めたぜ」

 

「悪く思うな……これも任務なんだ」

 

「待て、まだ殺すな」

 

「そうだぜ。味見してからだ」

 

 騎士達はそう言うと、その手に持つ剣で斬り掛かる前に自分たちを犯すために近づいてきた騎士達からエンリはネムを守るため抱き締め、願う

 

「神様でも悪魔でもいい。誰か助けて!!」

 

 

ーボガッ!ー

 

何かを殴る音が聞こえ、目を開くと、顔を上げてみるとそこにはオレンジ色の髪をしていて耳からでく痛々しいものをした青年が私達を守るようにして立っていた。騎士達は彼の登場が予想外だったのか混乱している。エンリからは見えないが彼らは弥彦の輪廻眼を見て恐怖を感じていた

 

「女子供を襲うとはな。お前達それでも騎士か?何故この村や子供を殺している?」

 

「ぶ、部外者が口を出すな!これは任務だ、邪魔をするならお前も殺す」

 

「子供を殺す事が任務だと…【神羅天征】」

 

弥彦は掌を騎士達に向けると、不可視の衝撃が騎士達を襲った。すさまじい衝撃で辺りの木々が少し吹き飛んだ

 

「なら死んでも構わないな?」

 

放った神羅天征から運良く生き延びた騎士を見つけ視線を向ける。弥彦の紫色の瞳−輪廻眼から睨まれ身体を硬直させ恐怖する

 

「かひゅ…たったしゅけ」

 

「そう言った村人達をお前達は殺したのだ。お前だけ助かるわけないだろう?…死ね」

 

弥彦は服の袖から出した先の尖った黒い棒を死にかけの騎士に目掛け刺してとどめを刺した

 

「さてと」

 

弥彦は助けた少女達に向き直る。少女達は弥彦の目を見て怯えた

 

「ひっ!」

 

「め、目が」

 

「ん?あぁ…怖がらせたか。これは生まれつきでな。お前達が怖がるのは無理はない」

 

「す、すみません!た、助けていただきありがとうございます!!」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「気にしないでいい…それよr…ん?」

 

少女達の感謝を受け取っていると

 

転移門(ゲート)

 

 そう声が聞こえると、エンリ達の後ろの空間に黒い穴が開いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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