死の支配者と六道と   作:バックス

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第7話 帰還した六道と守護者達

 ~ナザリック大墳墓 玉座の間~

 

ナザリック大墳墓の玉座の間にある玉座に座るモモンガ…改めアインズ・ウール・ゴウン。そして、その前にはナザリックの各階層の守護を任されたNPC達が跪いていた

 

 「第1、第2、第さん階層守護者シャルティア・ブラッドフォールン 御身の前に」

 

「第5階層守護者コキュートス 御身ノ前ニ」

 

「第6階層守護者アウラ・ベラ・フィオーラ 御身の前に」

 

「お、同じく第6階層守護者マーレ・ベロ・フィオーレ… お、御身の前に…」

 

「第7階層守護者デミウルゴス 御身の前に…」

 

「守護者統括アルベド 御身の前に…。モモンガ様のご命令通り、第四階層ガルガンチュア及び第八階層守護者ヴィクティムを除き、各階層守護者、御身の前に平伏いたしました」

 

アルベドが集まったメンバーについて、モモンガに報告する

 

「皆よく集まってくれた。では始めに、私が勝手に何も言わずに動いた事を謝罪しよう」

 

それを聞いて守護者達は目を見開き驚く。彼等にとってモモンガはこのナザリックの絶対なる支配者であり王だ。そんな王が勝手に動いた事を謝罪したのだ、守護者達にとっては畏れ多い事に当たるだろう

 

「それから、これより私の事はモモンガではなくアインズ・ウール・ゴウンと名乗ることにした。このことに異論があるものは立つがいい」

 

モモンガはそういうもの守護者達は誰1人として立たない

 

「いないようだな。勝手で申し訳ないがギルドの名を名乗るのは重要な意味を持つ。これからは私の事を呼ぶときはアインズと呼ぶ様に」

 

「「「はっ!」」」

 

「そして本日、何があったか。その詳細はこの後アルベドから詳しく聞くように。ここに皆を集めたのはこの事を伝えるだけではないのだ。我々にとって大変喜ばしいことが起きた…入ってくれ!」

 

アインズがそう言うと、玉座の間の巨大な扉が開いた。各階層守護者は扉の方を振り返る

 

だが、そこには誰もいなかった。その後…守護者、アインズでさえも首を傾げた

 

(や、弥彦さん!!何でいないんですか!?どこ行ったあの人!?)

 

モモンガは弥彦がいないことに困惑するが必死に表情に出さないようにした

 

「お、お姉ちゃん」

 

「ん、どうしたのマーレ?」

 

「え、い、いや…変な気配を感じて。な、何かに見られてるような」

 

マーレは何者かの視線を感じるのだと言う

 

「うーん?私は感じなかったけど…」

 

「あ、あれ?気のせい…だったのかなぁ?」

 

他の守護者達はマーレの言っている視線は感じない。アウラとマーレはぶくぶく茶釜さんが作ったNPCである。動物に対して調教師(テイマー)のスキルを持つアウラに対し、マーレは植物や大地を動かすなどの自然系の魔法を使うためマーレは感知能力が高い。その視線はマーレだけに感じるものなのかわからないがマーレの感知能力は信頼できるほど正確だ

 

「マーレよ。その視線は大体どのあたりから感じた?」

 

「え、えっと…アインズ様の…『油断はするなと俺は以前、教えたはずだが?俺の視線に気づいたのはマーレだけか』ッ!?」

 

「「「「!?」」」」」

 

マーレが視線がする方向を示す前に、その場に突如、この場にいない者の声がした。声の発信源はモモンガが座っている玉座の上に足を組んで座っていた

 

「…なっ!?」

 

「あ、あなた様は!?」

 

「ア、アノオ方ハ!」

 

「ほ…本当に弥彦様でありんすか?」

 

シャルティアが唖然とした表情で聞いた

 

オレンジ色の髪

 

横一文字に傷がついた雨のような紋章が刻まれた額当て

 

紫色の波紋模様をした目

 

顔にある無数の小さな尖った杭

 

これだけの情報があれば彼が至高の42人の1人である弥彦だと言うのはすぐに判断がついた

 

弥彦は座っていた玉座の上から飛びアインズの前に降り立つ

 

「六道仙人、弥彦。本日付けでナザリックに帰還した」

 

アインズはすぐ様、弥彦に《伝言》を飛ばす

 

〈弥彦さん!なにやってるんですか!?呼んだらいなくて気がついたら上にいたんでびっくりしましたよ!?〉

 

〈ここに来る前、俺は人間種だから念のため注意しておけとモモンガも言っていただろう?〉

 

〈それはそうですが…〉

 

〈…此処で印象付けば誰も逆らわんだろう。ちょっとしたサプライズだと思えばいい〉

 

〈はぁ…分かりました〉

 

アインズは弥彦との《伝言》を切り会話に戻る

 

「良くぞ、帰って来てくれた。我が友…弥彦よ」

 

守護者達はまるで幽霊を見たかの様な顔をしている。だが我に帰ると同時に守護者達は彼の帰還を喜んでいたが何故かアルベドは何やら辛そうな表情を浮かべていた。守護者達はなぜアルベドだけ辛そうな顔をするのか気になったが後でそのことについて話があるだろうと思い黙った

 

「守護者達よ!彼の帰還に意見がある者はいるか!?あるならば立って異を唱えよ!」

 

アインズは守護者達に聞いたが、誰も意を唱えるものはいなかった

 

「いないか。なら【忠誠の儀】を行う!私の時と同じように弥彦に対し思うがままを言うがいい」

 

「シャルティア」

 

「弥彦様はナザリック最強の存在でございます。その御力の前では神々さえも平伏すでしょう」

 

【シャルティア・ブラッドフォールン】

 

ペロロンチーノの作ったNPCで外見は14歳程の少女だが、吸血鬼でありナザリックのNPC達の中でも、その戦闘力は最強の部類に入る。だが、ペロロンチーのが作っただけはあるのか色々設定、アウトな設定があるらしいな

 

 

「コキュートス」

 

 

「我等ヨリモ強者デアリ、我ガ創造主ヤ御方々トノ親交二厚ク、決シテ慢心スル事無ク、更ナル高ミヲ目指ス為二日々修練ニ励マレテ居ラレマス。ワタシトモヨク模擬戦ヲシテイタダイタオ優シイ方デス。正二武人ノ鏡…私ガ目指ス御方ノ御一人二在ラセラレマス」

 

【コキュートス】

 

常時、体全体に冷気を纏った2.5m程の巨大な4本の腕を持ち2足歩行の昆虫の様な外見をしている。武人建御雷が作ったNPCで、見た目も鎧を想起させ能力も性格も武人そのものである

 

こいつとは武器有り能力なしの模擬戦をよくしていたからな。その印象が強いのだろう

 

「アウラ、マーレ」

 

「はい!弥彦様は強く、優しく、大変慈悲深い御方です」

 

【アウラ・ベラ・フィオーラ】

 

外見は10歳程の少女であり金髪のショートヘア、金と紫のオッドアイのダークエルフ。制作者はぶくぶく茶釜で、彼女の趣味で男装させられている。違和感ないためはじめ見た時は性別は分からなかった

 

「マーレ」

 

「え、えと…その…かっカッコ良くて、御強く、御優しい方です」

 

 【マーレ・ベロ・フィオーレ】

 

アウラとは双子の弟である。彼もまたぶくぶく茶釜に生み出されたNPCで、彼女の趣味により女装させられている。こちらの方も違和感がないため最初は分からなかった

 

…ぶくぶく茶釜は男の娘と言っていたな。顔が中性的と言う意味で良かったのかアレは?

 

 

「デミウルゴス」

 

「弥彦様は忍者の頂点である最強の種族、六道仙人で在られながらも力だけで全て解決させず、凄まじい知識による念密な計画と様々な経験により、まるで未来を見通されるような御方であり、ナザリックの最強の矛と言われたお人です」

 

【デミウルゴス】

 

今は人間の姿をしているが、その実は人を陥れ破滅に追いやる事を愉悦とする悪魔。制作者はアインズ・ウール・ゴウンのメンバーの中で最も「悪」と言う言葉に拘った男…ウルベルト・アレイン・オードル

 

最強の矛か…ナザリックの最終兵器とは言われた事はあるが最強の矛とは言われたことが無い為、少し新鮮だ

 

たっちとウルベルトの喧嘩が懐かしい。止めるのはいつも俺かモモンガだったな

 

「セバス」

 

「アインズ様を始め、至高の御方達に絶大な信頼を寄せられ、最後まで私共を見捨てずに残って下さった慈悲深き御方です」

 

 【セバス・チャン】

 

執事の姿をしており、至高の42人の生活面を支える家令。製作者は正義感溢れるたっち・みーだ。普段は人の姿だが種族は竜人な為、立派な異業種に分類される

 

たっちに作られたからか、たっちに似た雰囲気があるな…懐かしい

 

「では最後にアルベド」

 

「その大いなる力と以てナザリックに繁栄をもたらし、至高の御方々から絶大な信頼を受けられた素晴らしい御方。そして私の愛するアインズ様の友に御座います」

 

 【アルベド】

 

彼女も人間の姿をしているが、腰から出る黒い羽と頭の角、人間ではなく純白のサキュバスであり、守護者統括という守護者達のまとめ役の様な立場にいる。製作者はタブラ・スマラグディナ…ニグレドとルベドを作った人でもある

 

「…なるほど、お前達の考えは十分に理解した。それでは、私と弥彦さんは今後のナザリックの方針について話し合いをする。円卓周辺の人払いを頼む。今後とも忠義に励め。弥彦。何かあるか?」

 

「そうだな…アウラ、マーレ」

 

「「は、はい!弥彦様!」」

 

「1時間後、お前達が守護する第6階層の闘技場に行く。そこで待っていろ」

 

その言葉を最後に、至高の方々の姿は一瞬のうちにかき消えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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