死の支配者と六道と   作:バックス

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今回は短いです

守護者達の語り合いが難しいです(;ω;)


第8話 守護者達の話し合い

至高なる御方々の気配が消えると、静けさと各守護者だけが残っていた

 

しばらくし、アルベドから立ち上がり一人、二人と立ち上がり始めた

 

「す、すごく緊張したね!お姉ちゃん」

 

「ほんと。あたしあの威圧で押しつぶされるかと思った」

 

「アインズ様トハマタ違ッタ威圧感デアッタナ」

 

「えぇ。あの時のアインズ様からは支配者としての力を感じましたが弥彦様からは全てを見透かされているような感覚でしたね」

 

「流石、弥彦様ですね」

 

「アインズ様とはまた違うゾクゾク感がありんした」

 

それぞれが先程の感想をぽつりぽつりと言い始めた

 

「マーレ。なんで、あの時誰かいるって分かったの?」

 

「な、何となくだよ」

 

「でも、良いなぁマーレ!弥彦様から褒美をいただけるんだから」

 

ぴくりと声を発したアウラ以外の守護者が反応する。特にアルベドとシャルティアが…

 

「それでは皆様、私はこれにて失礼させていただきます。お二人で会議をなさるのならお茶を入れねばなりませんので」

 

「待ちたまえセバス」

 

 執事として御傍に仕えなければならない事を理由にさっさとこの場をあとにしようとするセバス

 

だが、それをデミウルゴスが止めた

 

「何でございましょう?デミウルゴス様」

 

「先程アインズ様は今回の事の詳細をアルベドから聞けとおっしゃいました。それを聞かずに行くのですか?」

 

「私としたことが。これは失礼致しました」

 

「アルベド!妄想はその辺にしたまえ。あなたがそんな事では話が始まりませんよ。シャルティアもだ」

 

はっと、デミウルゴスの言葉で我に返った2人

 

 「そうね。では…何があったのか話しましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何と…そんな事が」

 

アルベドの話を聞いていた各守護者達は改めて我がナザリックの至高の方々の力に心酔した

 

話を聞き終えたコキュートスがアルベドに問い詰めた

 

「弥彦様ハドノヨウニ戦ワレタノダ?素手カ?」

 

武人であるコキュートスは戦いにおいて純粋だ。弥彦様がその身に宿る力の一端を振るったと知って、我慢できなくなったのだろう

 

「どのように?はじめはずっと黒い棒で攻撃をしていたわね」

 

「黒イ棒…ナラ弥彦様ハ【外道の棒】ヲ使ッタノカ」

 

「コキュートス?外道の棒とは何だね?」

 

デミウルゴスも興味があるのかコキュートスに聞き返す

 

「弥彦様ガ使ウ武器ノコトダ。アレハ唯ノ黒イ棒デハナイ…刺シタ対象ノ魔力ヲ乱シ魔法ニヨル攻撃ヲ一切出来ナクサセル武器ダ」

 

「すごい武器でありんすね。魔法詠唱者からしたら天敵でありんすね」

 

「流石、弥彦様」

 

「唯デメッリットトシテ【外道の棒】ガ対象ニ刺サッテイル間ダケ無効ニナル」

 

「それでも十分に強いと思うがね私は。アルベド。他にはどのような攻撃をしていましたか?」

 

「アインズ様と一緒に敵を倒す際に弥彦様は魔法の吸収や不可視の衝撃波、更には空を覆うほどの巨大な隕石を落としました。下等な人間どもが慌てふためき死んで行く様は見ていて楽しかったわね」

 

「「「「「隕石!?」」」」」

 

「そ、そんな事ができるんですか?」

 

「弥彦様は忍者だよ?隕石は落とせないんじゃ」

 

「隕石…凄マジイ」

 

「魔法の吸収や不可視の衝撃波。遠距離も近距離も隙がないですね」

 

デミウルゴスは思案した

 

弥彦様が下等な人間を倒したのは人間が憎い我々も大変嬉しく思ったが到底信じられない話だった。私はこれでも防衛時のNPC指揮官を務めている為、至高の御方々の近くに居ることも多少なりともあった。いろんな話を聞く機会があったのだが弥彦様の話はほとんどなかった。あっても

 

あのワールドチャンピオンのたっち・みー様と互角に戦う

 

忍者のスキルによる索敵、奇襲、隠密行動から単独潜入まで行う専門家(スペシャリスト)

 

何が起ころうとも動じることのない精神力

 

冷静な判断力と時に見せるという残忍さを持ってナザリックを守る為に敵を殲滅する

 

と言うものがある

 

その上でデミウルゴスはアルベドから聞いた話も含めるとあまり信じられなかった

 

アルベドの話を聞いていたシャルティアは何か引っかかるのか難しい顔をしていた

 

「シャルティア?何か気なる事でも?」

 

私が問いただすと話し出した

 

「弥彦様のワールドアイテムである、紫色をしたあの波紋模様の目。アレは相当強力な能力を持つはずでありんす。リスクは無く様々な戦法が取れるはずでありんす。なのでおそらく隕石を落とすという事も容易い筈では?」

 

「言い方を変えればまだまだ本気では無く複数の能力があるのでしょう」

 

では、あの時、ウルベルト様が言っていたことは本当なのでしょうか

 

『我が従僕デミウルゴス。良く覚えておけ。モモンガさんと弥彦さんはコインの表と裏の関係だ』

 

正しくこの事を言い換えれば

 

アインズ様がナザリックの表の王(・・・)ならば

 

弥彦様はナザリックの裏の王(・・・)という事になる

 

モモンガ様が統率を行い弥彦様が殲滅する。何という強固な信頼による関係だ。お互いをわかっていなければ成立しない関係だ。だが、これは私の予想であり事実ではない。今は憶測で話すべきではない

 

「アルベド。何故弥彦様ガ帰還シタ際辛イ顔ヲシテイタノダ?」

 

「私もそれは気になっていました。理由はなんです?」

 

コキュートスと私でその事を問い詰めるとアルベドはまた辛そうな顔をする

 

「…私が弥彦様を怒らせてしまったの」

 

アルベドが語った事実に私たちは驚愕し恐れた。嘗てナザリックを去っていった他の方々と同じように弥彦様も去ってしまうのではと思ったのだ

 

「えっ!?」

 

「何したのよあんた!?」

 

「不敬デアルゾ!」

 

守護者達が責め立てるが

 

「待ちたまえ」

 

私は待ったをかける

 

「弥彦様の怒りを買ったのは分かったが原因は何かね?」

 

するとアルベドは話し出した。曰く

 

人間を助けた時に自分が処分すると言った時とてつもない殺気を浴びせられた事

 

弥彦様は妹君が2人おりすでに亡くなり助けた人間がいる瓜二つだった事

 

アルベドはすぐに謝罪するも弥彦様はそれを許された

 

という話だ

 

「や、弥彦様に」

 

「亡くなられた妹様がいらっしゃったのですね」

 

「…助ケタ人間ガ瓜二ツトハ」

 

「酷でありんすね」

 

話を聞き終えた守護者達は心が痛んだと同時に怒りを覚えた。至高の御方である弥彦様のご家族を殺した相手をズタズタに引き裂き、有りとあらゆる拷問をしたいとこだがそれはもう過ぎた話であり弥彦様も割り切っているようだとアルベドは言った

 

「アルベド。今後はより一層、御身のために働かなくてはならないですね」

 

「えぇ。そのつもりよ。話はこれで終わりよ。各自持ち場に戻りましょう」

 

アルベドの号令で皆自分の階層へと帰っていく中、チラッと見たアルベドの背中は話す前よりも暗い雰囲気が幾分か晴れてるような気がした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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