死の支配者と六道と   作:バックス

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お久しぶりです。一応、生存報告をさせていただきます


第9話 支配者の話し合い

モモンガと一緒に玉座から転移して来た弥彦はモモンガから転移してから分かった事と自分の情報を共有して話したとこでさっきの守護者達の話になった

 

「どうでしたか?弥彦さん?」

 

「モモンガが言っていた通りだったな。アレは敵対と言うよりはむしろ、忠誠の域を超えている…もはやアレは崇拝に近いな」

 

「敵対されずに良かったじゃないですか。理由はわかりませんが。俺転移した時1人で大変だったんですよ?」

 

「…よく1人であの空気に耐えられたな。だが、俺も1人で外に転移したんだ。お前より大変とは言わないがな」

 

NPC側アイツらからしてみれば俺達ギルドメンバーは自分達の創造主でありいわば神のような存在なのだろう。そう考えた場合、プレアデスや他のメイド達、配下のモンスター達も同じと考えた方がいいだろう

 

「一先ずはこれからのことを決めましょう」

 

「そうだな…奴らから奪った魂の情報では冒険者というやつが近くの国にあるらしいな」

 

「冒険者…ですか?」

 

「あぁ…何でも提示されている依頼をこなして行き報酬を貰うものらしいな。階級があり、信頼や実績があれば上がるようだ」

 

モモンガに話しているとモモンガは見知らぬ世界に転移してしまった為か少し魅力を感じているのか弥彦の話を聞いてワクワクしているようにも見えた

 

まぁ…見た目が骸骨なためなんとなく雰囲気でだが

 

「階級が違うとどうなるんですか?」

 

「単純に依頼の内容の違いだろうな。階級が低い冒険者は良くても薬草採取とかの雑用が主だろう」

 

話を聞いたモモンガは俯きながら考えていたが時間が経って決心したように顔を上げた

 

「俺、冒険者になろうかと思います」

 

「何故?」

 

「だって未知の世界に来たんですよ?折角だから自分の目で見てみたいじゃないですか!それにこの世界の情報を集めたいですし、ユグドラシル通貨は使えないでしょうから、この世界でのお金も必要ですしね」

 

「お前は冒険者として活動してくれ」

 

「良いんですか?弥彦さんはどうするんです?」

 

モモンガは自分だけ好きにやって良いと言っているようなものなので少し負い目を感じたが弥彦はそれを手で制しながら言った

 

「自己犠牲…それが忍しのび本来の姿だ。陽の目を見ることのない影の功労者。お前がナザリックの表の王なら俺はその裏の王だ。それぞれの役割があるだろう?」

 

「ですが…」

 

「良い…気にするな」

 

ユグドラシルの時もこのような役割分担をしたことがある為、モモンガは納得した為、決まるのに時間はかからなかった

 

「外見の問題はどうするんだ?モモンガは骸骨だろう?全身鎧フルプレートだけではいざという時、言い訳できんぞ?」

 

「それならご心配なく」

 

そういうと、モモンガはアイテムボックスからひとつの指輪を取り出し、骨となっている指にはめた

 

すると瞬く間に、モモンガの容姿が変化し、黒髪黒目の20代後半辺りの人間の姿になった

 

「…人化の指輪か」

 

「はい。これがあるので外見は大丈夫です。次はお供ですね。誰にしましょう?見た目が人間に近い者に限られてきますが…」

 

知っての通り異形種がほとんどのナザリック地下大墳墓。大半の者が除外される訳だ

 

その中でも人型に近い各階層の守護者たちはどうだ?

 

アルベド。守護者統括という立場なのでナザリックに残したい。それにこれはナザリックに住む奴ら全員に言えることだが、ナザリック以外の存在が冒険者となったモモンガに少しでも無礼を働けば黙ってはいないだろう。忠誠心が高いのも考えものだな

 

デミウルゴスは言わずもがな、その頭脳は出来ればナザリックに残したい。もしもの際に即座に動けるようにだ

 

アウラとマーレは人間種だからいいと思ったが、スレイン法国の騎士たちから得た魂の情報だと、エルフなど、人間以外の存在は疎まれているようで討伐の対象になる可能性が高い為、却下。二人には別の仕事を頼むか、何かあった場合はモモンガの指示を聞くように言っておこう

 

シャルティアは…不安要素がだいぶ多い。まず、アイツの創造主はあのペロロンチーノによって作られた。不安要素も多々あるが、何より不安なのが与えられた設定だ。何しろ、ナザリックのメンバーの大半が認める変態である彼の理想をこれでもかと詰め込んだ存在がシャルティアだ。それだけで行動の予測がつかないというのに、後先考えずに行動する危険がある

。中でも危険なのは彼女が持つ『血の狂乱』だ。吸血鬼特有のこの特性は、状況によっては大惨事になる可能性がある

 

コキュートスは色々アウト…ダメだ

 

同行させるには階層守護者たちでは駄目だな…ならばプレアデスたちはどうだ?

 

ユリ…性格的に申し分ないがデュラハンである彼女は、首が落ちやすい。何かの拍子に首が落ちてしまったりしたらと考えると却下

 

ルプスレギナは人当たりがいい常識的な人狼だが、中身はサディストだ。彼女はすでにカルネ村での仕事をする様に考えているので却下

 

ナーベラルだが、人間を見下す傾向が強そうだ。創造主の意向により、仕事が出来るようで出来ないように作られている。数少ない見た目が人間のNPCなので保留

 

シズは性格、外見ともに合格なのだが、銃火器が発達していないこの世界では、シズの武器は目立ち過ぎる為、却下

 

ソリュシャンは隠密能力が高いため、冒険者よりかは何処かに調査員として送り込んだ方が適切だ。お供には向かない

 

エントマ…食欲が旺盛過ぎる。お腹が減っていたら食料や人間を食べる。そうなっては不味いので却下

 

となるとやはり

 

「ナーベラルか?」

 

「ナーベラル?ルプスレギナではダメですか?」

 

「お前の言わんとしていることは分かるが、ルプスレギナはカルネ村に滞在させる。一緒にストッパー役のユリも一緒にな。この世界で最初に友好関係を築けた村なんだ。不仲になることはこちらとしても都合が悪い」

 

俺はさっき考えたプレアデス達の特徴をモモンガに話した。モモンガは話を聞いているうちに納得したが

 

「ナーベラルだけだと不安ですね」

 

「そこはお前がフォローをしてやれ。今の俺達はこの世界での知識がない。俺が奪った奴らの魂だけの情報では不十分だ。お前は冒険者をしながら集めてくれ。俺は俺で動く。だが…問題は…」

 

「アルベド、ですね…」

 

どう守護者統括を納得させるべきか二人は考える

 

この話を切り出した途端に『ダメです!』『むしろ私を連れて行ってください!』と言う可能性がある

 

デミウルゴスは、『流石はアインズ様と弥彦様!』といった具合で納得してはくれるだろう

 

結局、その話はモモンガからすると言う話になり話し合いは終わった

 

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