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オツキミやまを出ると既に日は落ちかけ夕方になっていた。そこからハナダシティまで少し歩き到着する頃には夜になっていた。
「何とかギリギリ、ハナダシティに着いた...。」
エルはとても疲れた様子で歩いていた。ハナダシティまでの険しい道もだが一番はオツキミやまでのロケット団とのバトルが原因だろう。
あのバトルではピッピたちの手助けがあったからこそ勝て、そのままピッピたちの手助けが無ければ負けていた。エルはその事を重く受けとめていたようだ。
「とりあえずポケモンセンターに行くか...。」
ポケモンたちや自分自身限界が近いことを考え今日はもう休む為ポケモンセンターへと歩こうとした時。
「そこの人、止まりなさい!」
急に横からライトで照らされ動きを止められる。
照らされた方を見るとそこにはジュンサーさんが立っていた。
「少しお話を聞かせてもらいたいから付いてきてくれる?」
エルの姿を見てか先程呼び止められた時より少し優しい口調で任意同行を求められる。
ジュンサーさんに付いて行き交番にてハナダシティに来た目的、ロケット団との関係性、ロケット団のものと思われる事件について聞かれる。
話をまとめると、最近ハナダシティの民家がロケット団らしき者に空き巣に入られたらしい。それで10歳とは言え夜にハナダシティに着いたエルが怪しいと思われ事情聴取を求めたそうだ。
エルはジムに挑戦すること、ロケット団とのオツキミやまでのバトルのことをジュンサーさんに伝えその日は解放となりポケモンセンターまで送ってもらった。
「お預かりしたポケモンは元気になりましたよ。」
翌朝エルはジョーイさんからボールを返してもらう。街の人々は昨夜ジュンサーさんから聞いた話を知っている人が多くロケット団の噂で持ちきりだった。
噂によるとハナダシティの北にある橋、ゴールデンブリッジで5人のトレーナーが勝負を挑んできて全員に勝つとロケット団に無理矢理入団させられるようだ。
エルはオツキミやまで戦った強かったロケット団を思い出し次に戦う時は負けない為特訓を兼ねてゴールデンブリッジへと真相を確かめるべく向かうのだった。
「あれが噂のゴールデンブリッジか。」
目の前には大きな橋が架かっていた。エルが噂の5人のトレーナーと戦おうと歩くと橋の向こうからやってくる人影が見えた。
「よお!エルじゃねぇか。こんな所で会うなんてな。お前もマサキに珍しいポケモンを見せてもらいに行くのか?せっかく会ったんだ前よりどのくらい成長したか見せてみろよ。」
橋の向こうから姿を見せたのはリオンだった。リオンはエルを見るなりポケモンバトルを挑んできた。
ゴールデンブリッジへの挑戦の前にリオンとのポケモンバトルが始まった。