今回、今度こそ戦車戦闘です。
<←この記号は無線通信です
~勝負当日~
「さてと、やるか」
「・・・負けられない戦いがここにある」
「勝ちましょう」
「負けねえよ、この四人なら」
衛一が組み立てた急造チーム、10日間に出来ること、勝つための作戦も練った。だが成功するかは全員の連携次第だ!
「あら?逃げずに来たの。まあ、そんな急造チームで勝てるとは思わないことね」
「そっちこそ、死神の鎌は見えないところから振り下ろされる。その事を忘れるな」
そう言って踵を返す二人その背中には確かな闘志が宿っている。
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~プラウダ 演習場~
「作戦どおり行くぞ。まずは陽動、そしてキルゾーン(攻撃圏内)への誘導、最後に桐原メテオでフィニッシュだ」
「その名前どうにかなら無いんですか?」
「・・・分かりやすいから良い」
「まあ、諦めろ桐原」
「ハハ・・・」
「おーい島田、そろそろ時間だぞ」
「えっ?まじで?まあ良いや。お前ら、あの小生意気なチビ助の泣き顔を拝むぞ」
「「「はい!⁄おう!⁄うん!」」」
~試合開始!カチューシャ視点~
「さああなたたち、あの生意気な一年生をピロシキの具にしてやるわよ」
「「「урааааааааааа」」」
「カチューシャ様、どういたしますか?」
「見つけ出して、撃破するだけよ。ノンナ」
ノンナはそれを聞くと射撃用スコープに顔を戻す。そしてカチューシャが指揮するT-34のエンジンが唸りを上げ、その鋼鉄の怪物を前進させる
~五分後~
「どこに居るのよ。あの連中」
衛一が乗るT-34の痕跡すら分からない(普段から同じ車両が走り回っているため履帯の跡が大量である)エンジンの音もしないことは無いのだが、そこに行っても居ない
「カチューシャ様、あれは?」
射撃用スコープを覗きながら、報告をあげる
「どこ?」
「前方、1500メートル程先です」
カチューシャが双眼鏡を使い確認する。車体正面を向けた衛一の車両が居た
「居たわ、あれよノンナ。操縦手、あそこに向けて前進、早くなさい!」
「はい!」
~衛一車両~
「ん?うーん?これ来てない?」
「どうした桐原」
「あれ」
指を指す
「・・・ヤベッ、見つかった。本城さっさとここから離れろ。桐原絶対に見つかるな。見つかったら作戦が根本から崩壊する」
「分かりました。観測は任せてください」
「頼んだぞ」
「島田ァ、スラローム機動で逃げるぞ砲撃任せた!」
「OK!」
本城が器用に操縦に車体をうねらせ回転の一瞬をついて砲撃をかまして左の履帯を切断する。ノンナからの砲撃も来るがギリギリで回避し、そのまま逃走。砲塔をカチューシャ車両に指向したまま煙幕弾を目眩ましに一発撃ち込む。
「・・・撒いたか?」
「それは逃げ切ってないフラグになる」
装填している池本が呟く
「死亡フラグでも建ててみるか?」
「勝ち目なくなるかもしれないよ」
「冗談だ。そろそろ桐原に通信かけるか」
<桐原、聞こえてるか?
<こちら桐原、感度良好。問題ありません
<了解、そちらの状況どうか?
<目標は警戒しつつ逃げた方向に向かっており、このまま進みさえすればキルゾーンに入ってくれます
<了解、引き続き報告頼む、アウト
「本城、例のポイントまで急いでくれ。陽動の必要は無さそうだ。予定より早く桐原メテオを使う」
「了解、早く決めてくれよ。静止させるの結構むずいから」
「あいよ。まあ、桐原との連携次第だがな」
~カチュー車両視点~←誤文にあらず
「履帯修理完了しました」
「おそい!逃げられちゃったじゃないの」
「カチューシャ様、さすがに履帯を切られたらどんなに早く修理しても逃げられます」
「そ、そうね。今回のことは不問にするわ。早く追いなさい」
「「「понимание」」」
再び行動を開始した。
すぐ近くに監視の目があることも知らずに・・・
そして暫く進んだ時、上から死神の鎌が振り下ろされた
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<目標後10メートル程でキルゾーン侵入、弾種榴弾射撃用意よろしきや
<こちら池本、了解、我射撃用意完了す。いつでもよろし
<第一射キルゾーン南南東地点αの5、射撃モトム
<南南東地点αの5、了解、南南東地点αの5、発砲
「復唱、方位南南東地点αの5、射撃開始」
第一射発砲、その砲弾は上空へ飛び出していく。湾曲な軌道を書きながら着弾した
<着弾・・・今!・・・初弾外れ、目標より14メートル後方、修正射!
<了解、島田
「修正射、了解」
第二射発砲、同じような軌道を描き、敵車両に向かって行く
<着弾確認、目標への至近弾確認履帯破損、弾種徹甲、効力射
衛一車両は坂の中程で停止、仰角を上げている
そこから撃ち放たれた砲弾は上空に上がった後落下し敵車両を狙っている。こちらの車両はカチューシャとの間に丘が有り捕捉されず一方的に撃ち込むことができる
「徹甲弾装填完了、いつでも良いぞ」
「あいよ。第三射、発射」
敵車両は急いで離脱しようとして、破損した履帯が完全に切れた。よってほぼ行動不能。そこに容赦なく徹甲弾を落とし続ける。第六射、第十一射で命中を出すも撃破に至らず、第十七射で徹甲弾がエンジンルームの天板に命中、カチューシャの車両から白旗が上がっていた
やったぜ。
衛一にやらかさせ過ぎた気もしないでもない。反省はしない