我、島田流ノ息子ナリ   作:超甲形巡洋艦

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前回、スナイパーを死の反復横飛びで無力化したSARU
しかし、衛一を捕らえようとする刺客はスナイパーだけでなかった 


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第十六話

(学園艦どんだけ広いん?)

 

高低差が激しい地形から遮蔽物が少い平坦な地形に出たさっきからエンジン音が聞こえるものの正確な位置と車種が不明。そして段ボールを被り移動する

 

(段ボールが凄いのか、SARUが凄いのか、よう分からん。しかも天候が芳しくない。こりゃ雪か雨が降るな)

 

プラウダ学園艦は今かなり北の方を航行しているため4月上旬でも普通に雪が降るので衛一としては早く学校に戻りたいところ。また段ボールを被ったまま草原を疾走する。しばらくすると何やら特徴的な空気を斬り裂く音が聞こえてきた。

 

(この音、ヘリのローター音?)

 

プラウダの校章が付いた古そうなヘリコプターが飛んでおり、側面に機関銃がついている。そしてその機関銃はこちらに向けられていた。今SARUは対空兵器を持っていない。逃げ一択。しかしSARUは撃たれながら無線機を取り出して何やらし始めた。何をやろうとしているか、感覚が共有されている衛一にも伝わる。

 

(おいおい、正気か?こんなの直接狙わないと当たるわけ)

 

SARUがヘリを誘導し、ある位置に来たら円を描くように走る。ヘリの上空には気球が付いた1台のジープがヘリの真上に移動していて、真上に付いた瞬間気球が切り離されジープがヘリに直撃、そのまま爆発四散した。ジープは何も無かったかのようにその場に着地した。そしてジープに乗り込み移動を開始した

 

 

━━━━━

 

 

ジープで移動している現在、今度はヘリコプターと戦車に同時捕捉されてしまい、絶賛逃走中ナウ。正直なんで避けられているのか分からない。しかも戦車は撃破したのが復旧したのか数が多い。ヘリも三機は居る。だが一人しか居ないので反撃しようにも反撃出来ない。その時前方に人影があった。こっちに手を振っている

 

「おーい。援軍だー」

 

(郷地さん?!なんであんな所に)

 

SARUのハンドル裁きで郷地のすぐ真横を通過する。郷地はそれに飛び乗った。

 

「運転は任せてくれ。攻撃を頼む。」

 

運転を交代しSARUは拾ったモシン・ナガンを装備。ヘリの機銃主に向けて連射した(なんか一回一回消えては出てきてを繰り返しているのは気のせいだろう)。大体数発当たれば当たってねむる。これを三回繰り返しヘリは無力化。

戦車はTNTを直接投げつけて撃破していくが、何分数が多い

 

「そうだった。部長からのお土産だ」

 

と言ってこっちに何かを投げてくる

 

「こいつは・・・パンツァーファウストか。なんでこいつがここに?」

 

「細かい事は知らん」

 

「まあいい。ありがたく使わせてもらう」

 

そして構え、大量に居る戦車に適当にぶっ放す。数が多く固まっているので当たる。威力の問題で撃破に至らない事もあるが大体撃破できる。大体うしろで玉突き事故が発生しているのも原因の一つ。所々で爆発が起きている。パンツァーファウストを連射し続け(こっちも一回一回消えては出てきてを繰り返している気がする)次々撃破。数も半分を下回っている。そろそろ学校に入る。さすがに学校の中までは追尾してこないだろう。

 

 

━━━━━

 

 

ジープは学園敷地内を走り抜け、今回の黒幕が居る場所。戦車格納庫に突っ込んだ。もう追っては無い

 

「おい、止まるときくらいブレーキを踏め。危うく舌を噛むところだった」

 

「悪い悪い。何回か被弾してブレーキ壊れてたの気付かなかった」

 

幸い、空の格納庫に突っ込んだため、あんまり被害は無かった。乗っていた二人は直前で飛び降りた。

そして突っ込んだ格納庫のなかには現プラウダ戦車隊隊長とカチューシャ、ノンナが居る

 

「やあ、島田衛一君。久しぶりだね」

 

「誰だお前は」

 

「忘れてしまったのかい?悲しいなぁ」

 

(あー、そっかSARUの状態では会ったことは無いからか、ちょい変わって)

「お久しぶりです隊長さん。戦車の大半を撃破したのは謝りますので、ここはもう帰って良いですか?」

 

「良いと言うと思うのかい?」

 

「絶対帰らせないわよ。ここまでされたら意地でも戦車道をやってもらうわ」

 

「でも一つだけチャンスを上げよう。無理矢理勧誘してるのはこっちだからね」

 

「チャンスとは?」

 

「君はそこに居るカチューシャの乗る車両を撃破した。なら私も君に挑もう」

 

「なるほど、だが───」

 

「今無事な車両が丁度二両ある。今から勝負しよう」

 

「・・・こうなるの読んでましたね?

 

「なんの事かな?偶然二両残っただけだよ」

 

「そう言うことにしておきます」

 

━━━━

~対戦車道隊長~  

 

「すまんな、またこんなことになっちまって」

 

「いえ、別に良いですよ」

 

「気にすんなって」

 

「・・・気に病む必要はない」

 

「といってもこっち不利すぎね?あちらさんis-3でこっちBT-7、頭おかしいだろ」

 

「プラウダにis-3があるのはじめて知ったな」

 

「・・・確か今年導入した新車。多分実戦で整備に問題がないか確認するのも目的」

 

「まー、取り敢えず桐原メテオで行こうかと考えたが、警戒されてるよな」

 

「今回は自走砲弾がないからそれも使えないかも」

 

と、作戦を練って居る内に考えるのが面倒臭くなって衛一がSARUの仮面を被って隊長の戦車を襲うと言う、完全にSARU任せの作戦になった

 

(えっと何て呼べば良いんだ?)

(スネークと呼べ。俺を知っている奴からはBIG_SARUとよく呼ばれる)

(じゃあ俺もおれもSARUと呼ばせてもらうよ。で、頼めるか)

(分かった、久々に楽しめたんだ。礼くらいはする)

(恩に着る) 

 

「嬢ちゃん方、頼みたいことがある」

 

━━━━━

 

「さてさて、彼らはどうするのかな?」

 

Is-3のキューポラからだを出している隊長

 

「隊長ってドSだったんですか」

 

「勘違いしないでくれ。彼らが練度差と性能差をどう乗り越えるのかと思ってね、彼らに殺られるのが楽しみだよ」

 

「ええ...(困惑)」

 

生粋の変人と言う肩書きは伊達ではない

 

━━━━━

 

「と言ってもこんな無茶苦茶な頼みを実効出来るんでしょうか?」

 

「さあ?頼まれたからにはやるしかないだろう」

 

「・・・と言ってもわざと見つかって逃げるだけだけど」

 

SARUから頼まれた任務は見つかって気を引くこと。砲撃はある地点までせず、その地点に着いたら足を止める事だった

 

「対戦車火器でも撃ち込むのか?」 

 

「・・・重戦車相手だと装甲の問題がある」

 

 

━━━━━

 

 

SARUは頼み事をした後馬で疾走していた。is-3が通るであろう予想進路に向けてBT-7が待ち構えているところだろう。

ブロロロロロロロロロ

 

BT-7が位置に着いた。そして空砲を発砲

 

(来たか。しくじらないでくれよBIG_SARU)

 

馬を軽く道として整備されている通り道のど真ん中に待機させる。そして道路脇で段ボール(パスver)をかぶりis-3の停車を待つ。

 

(今更だが何で俺は三人称視点なんだろうか)

 

段ボールを被っているはずなのに段ボールとその回りの風景が見えている。幽霊にでもなったのか、ゲームをしている感覚だ。

 

(エンジン音・・・来たかな?)

「いや、何かおかしい。何か違和感がある」

(違和感?)

「少しうまく行きすぎじゃないか?少なくともBT-7は発砲した。だが見つかっていないような仕草だ。こう言う時は」

(身を張った囮?今回はお互い一両ずつだぞ) 

「いや、まさに俺たちがいましている手だ。戦車を囮に撃破する」

(おいおい、まさか)

 

「そのまさかだよ。衛一君♪」

 

「な!?」

 

「いやぁ、君なら一人で動くだろうと予想していたどんな手を使おうとしているのか知らないけど、じゃあね」

 

手に持った拳銃を発砲しようとする。が、弾は出てこなかった。

 

「え?あ!」

 

セーフティ(安全装置)がかかったままだった

 

「戦場では致命的、基本が出来ていないと証明する行為だ。死ぬぞ」

 

とこっちも麻酔銃を発砲、隊長の頭部に撃ち込んだ

 

「後はis-3を仕留めるだけ・・・ウグッ」

(どうした!視界が、仮面が割れた?)

 

「こっちも・・・簡単に・・・くたばらない!」

 

「SARU...SARU!答えてくれ!」

 

壊れた仮面を被ってみる。流れ込んできたのは一言だけ

(お前ならやれるはずだ)

 

「そうか。ならばやってみせよう。武器を借りる」

 

後ろを向くと、そこには眠った筈の隊長の姿がなかった

 

「チッ、逃げやがったか。しかし麻酔は当たった筈だよな。考えても仕方ないか」

 

と、そんなことをしている内にis-3を確認した。

 

「殺りますか」

 

パンツァーファウストを真正面から撃ち放つ。しかし相手は重戦車。しかし損傷がないため直ぐに近くの草むらに飛び込み、呼び寄せた馬で砲撃を回避しながらBT-7へと向かう。

 

 

━━━━━

 

 

「すまん、予定が狂った。BT-7の足を生かして援護してくれ!攻撃は嫌がらせ程度で良い!」

 

「え?」

 

「今すぐ!じゃないと殺られるぞ!」

 

「わ、分かりました。本城さん」

 

「あいよ!!」

 

「衛一ィィィィィィ、私を倒してみろぉぉぉぉぉぉ」

 

「何で元気に動けてんだよ!」

 

戦車の上からパンツァーファウストを足回りを狙い撃ち放つが車体を旋回されて上手く当たらない。直ぐに狙いを照準機辺りに切り替え、撃ち放つ。残りのパンツァーファウストは三発。止めを指すのに二発は必要と考えたのでもう一度撃つ。命中はしたが照準機に加害出来たかは不明。走る戦車から飛び降り側面に回ろうとするが隊長が撃つ機銃の弾幕がそれを許さない。

 

「うぐう、なかなか隙が生まれない」

 

気休めにBT-7の搭載機銃を外したものを撃ってみるが効果効果は全くない。その時、is-3が発砲。そして砲弾はBT-7の足回りを破壊した、撃破の白旗は出ていないが次撃たれたら撃破され、衛一の負けになる

 

「ケガ覚悟で特攻するか」

 

パンツァーファウストを持ち、is-3の防御機銃を回避しながら近づく。そしてそれに呼応するようにis-3も衛一に突っ込んでいく。しかし砲塔はBT-7に指向されたままだ。さっきからの平均装填時間は25秒、既に5秒経っているのでタイムリミットは20秒少なく見積もっても17、8秒で止めを指す必用がある。しかもパンツァーファウストでは正面からの撃破は望めない。確実に撃破するなら狙う場所は後ろか天板、そう決めるとパンツァーファウストを機銃に撃ち込んで沈黙させる

 

━5秒経過━

 

「うおぉぉぉぉぉぉ」

 

そのままis-3の前の傾斜装甲に手をつき体を無理矢理乗り上げ、砲塔の天板に立つ

 

━また5秒経過━

 

パンツァーファウストを真下に照準

そして、引き金を引いた

 

爆発にもろに巻き込まれ、吹き飛ばされる。天板から放り出された衛一が見たのは煙を噴き上げ白旗を上だったげているis-3

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