目が覚めたら家にいた。身を起こすとホクが飛び付いてくる
「おお久しぶりだな。ホク~元気だったか?」
頭を上下左右にくるくるさせご機嫌な様子、元気そうだ。立ち上がって時間を確認すると23:57と時計は差していたので少し水を飲んで寝てしまおうと考えたが枕元に一通の書き置きが置いてあった
『これを読んでいると言うことはやっと起きたんだな。お前が逃避行をしている間は俺が代わりにフクロウに餌をやっといたから安心しろ。お前の意識がない間に戦車道の事に関しては決着が付いた。代わりにノンナとか言うやつに弾着観測射撃を教えることになってるから日時は5/@の放課後だ。あとお前や俺、他の奴らが壊したものについては戦車道の練習中の誤射と言うことになって校長の顔が面白いぜwww 最和中 郷地』
「ふーん、んで今日は・・・え?あれから3日経ってんのか。」
とりあえず寝た
~翌日~
起床、身体中が痛い。あんなことをしたのだから仕方ないと納得して取り敢えず起き上がり、軽く朝ごはんを作って食べて、ホクにご飯をあげて、学園へ。メールが来たのだが一部実習授業が無いらしい。と言うのも俺の反撃と戦車の攻撃で使い物にならないのが一つ、校長室でKV-2の榴弾が炸裂したのが一つ。それで校長が現在再起不能状態に。理由は秘蔵のエ○本が燃えたから、ほんとどうでもいいね!
「この学校これから(残りの設備的な意味で)大丈夫かなぁ」
「よぉ、衛一四日ぶりか」
「ん?翔真さん、久しぶりです」
「噂は聞いたぞ~。ほぼ全校生徒と戦車から逃げ続けた上に戦車道の隊長までしとめたんだって?」
「あー、確かに撃破しましたが、正直怒られる戦い方しかしてないので」
「何をしたんだお前は・・・」
「上に乗ってゼロ距離対戦車擲弾撃ちました。」
「うっわ、それ自分も吹き飛ばされるだろ。お前はAT教団だったのか」
「対戦車兵の気持ちを味わういい機会でした。翔真先輩もやってみたらいかがです?そうだ次のガルパン二次創作書くとき対戦車道の小説書こ」
「メメタァんで、部活は来るのか?」
「行きます。もうあと一日位したら禁断症状が出てきそうで・・・もう手先が痙攣し始めてます」
「中毒レベルじゃねーか。もう治療不可能だな」
「アヘェ、ヘヘヘヘヘヘ、モット!モットヒキタイノー」
「汚い、そして気持ち悪い」
雑談をしながら登校、授業を終えて部活へ。そこには意外な来客が
「何でいんの?」
「お邪魔してます」
ノンナがゴム弓を引いていた。
「あ!衛一君」
「部長・・・何でノンナさんが?」
「それは私から説明します。まず戦車砲の大半は・・・」
話が長かったので要点っぽいとこだけを説明する
戦車砲は大体、『平射弾道』をする。砲弾の弾道が直線に近く、着弾までの時間が短い
榴弾砲、迫撃砲の大半は『曲射弾道』をする。砲弾を撃ち飛ばし放物線を書く。着弾までの時間が長い
矢の機動が『曲射弾道』に近く、衛一が長い間弓を引いている。ならヒントはここに有るんじゃないかと考えたらしい
「成る程、だいたい分かった。部長、今日は遠的してます」
「準備と片付けは自分でね」
「へいへい、わかってますよー」
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「うーん、六本撃って三本当たりか調子悪いな」
ぼやきながら次を引く準備をしていると、ノンナが来た
「見学させてもらいます」その一言を発して道場の後ろに座る。
「遠的は望遠鏡無しじゃ当たったか見えねえぞ」
と言って、近くに置いておいた双眼鏡を投げつける。普通にキャッチしてピントを合わせ始めた。なのでそのまま射場に入る。一射、矢は高く上がり遠的用の的を射ぬいた
「ふう」
「丁度真ん中の円に刺さりましたね」
「正直、学園艦じゃやりづらい。定期的に陸で練習しなきゃな」
「この距離を精度が良くない筈の弓で当てるコツは何ですか?」
「まず、弓の精度は人による。当てられるかは、長年の勘と感覚、あとは・・・弓を、己を信じる事」
「己を信じる?ですか」
「そそ、まあ着弾観測射撃は観測手からの情報ありきだからな。自分の腕をあげてもその辺に落とすことしか出来ない。こっちでできるのは調整だけだ。まあ、どんだけ連携と信頼できるかだな」
「信頼ですか・・・」
「そう、信頼。いくら撃ったとしても正しい情報がなければ当たらない。もうそろ片付けるか」
道具説明
ゴム弓・・・弓道を始めたばかりの初心者が引く姿勢を覚える時に使う道具。種類は結構あるが棒の上の方に大きく中が空洞なゴムをつけている。個人製作も可能であり、糸ゴムを丸く結ぶだけ