第二十話
大洗『元』女学園。生徒数の減少から共学になった、そこに部長のコネと衛一の今までの成果で大洗に転校した。そんなことが会ってから一年が経とうとしていた
「変態紳士、進捗どうだ?」
変態紳士と言われた男子生徒、『宮古 日向』
「予定より進み具合が良い。二、三時間余裕が出きる。凶人、そっちは?」
凶人と呼ばれた『早崎 蒼汰』
「ちと気持ち遅れてる。波川、余裕あったら手伝ってくれ」
将来の車長『波川 紅葉』
「こっちは予定どうりに進んでる。手伝いは変態に頼むんだな」
「手伝ってくれ、宮古」
「構わない」
「滅茶苦茶です。担任、伝達ミスで急げは」
「そう言うな波川、お陰で購買の割引券貰えたんだから」
担任のせいで余計な仕事をさせられている四人、そこに?
《二年生の西住みほ、島田衛一、至急生徒会室に来るように、繰り返す・・・》
「俺とみほ?何か臭いな」
「記憶が正しければ、戦車道の有名どころだよな」
「ああ、島田流と西住流、みほは言い方悪いが純血、俺は養子だがな」
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「わるいね~わざわざ来てもらって」
「仕事が残ってるから手短に頼む。角谷会長」
「何の話ですか?」
「実は戦車道を復活させることになったんだ。だから君たちに戦車道を履修してほしくてね」
戦車道、その単語を聞いてみほがびくり、と反応した。去年のことがまだ忘れられないらしい
「そうか、じゃあ一・・・みほと俺が何でここに来たかはしってんだな?」
「承知の上だよ」
「答えはnoだ」
「私も、やりたくありません」
「ふーん、そーか。まあじっくり考えてみて。すぐ答えが出るとは思ってないから」
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「まさかな、ここでこんなことになるなんてな。みほ大丈夫か?」
「はい・・・」
「只何でいきなりこんなことを言い出したんだ?そこが不思議で叶わん・・・変態紳士に調査してもらうか」
「変態紳士?」
「宮古日向やつはこの学園で生徒会に悟られず情報網を敷いている。こいつが本気出せば機密情報だろうがまる分かりよ」
『やっほー島田だ。たのみごとがあるんだが』
『珍しいな。どうした?』
『生徒会長がいきなり戦車道を復活させると言い出した、何か裏、真の狙いがありそうだから・・・それを調べてほしい』
『ふむ戦車道を復活か・・・確かに違和感を感じるな。分かった。個人的にも気になるから、あと友達割り』
『今度飯でも作ってやるよ』
『契約成立だ。二日後にまとめて伝える』
『頼んだぞ』
「さて、これで何かしら掴めるはずだ。なんか不審なことがあったらあいつに頼めば分かる。おまえだったら水着でも着てやれば何でも調べるだろうな」
「水着?」
「あいつは変態だ。だが紳士だ。あいつの盗撮写真見たけど体操着や弾けるほどの笑顔を撮っている。まあそれを売っているらしいが・・・ただ女子更衣室とかではしないらしい。奴曰く『俺は全うでありたい』だそうだ」
「は、反応に困る所・・・」
「おっと、んじゃ俺はこっちだからまた明日」
「はい!また明日」
━━━━━━━二日後
「んで、何か分かったか?」
「結論から言う。この学園がヤバい」
「何があった?」
「実は・・・」
❲生徒会室❳
宮古が生徒会室の上のダクトから部屋を見渡す。部屋には誰も居ないことを確認し、降りる。服装もいつものような制服でなく、全身黒いタイツで名探偵●ナンの犯沢さんである。
まず生徒会長の机を調べる
鍵付きの棚をピッキングし、解錠。なかを見ても干し芋のカタログしか入っていない。鍵のついていない棚も干し芋しか入っていなかった
机の上にも特にそれらしい情報がなかった
副会長の机に目をつける
また鍵をピッキング、全ての棚を調べてもやはり目ぼしいものはない
書記の机には何もないだろうとふんで、見つけた金庫を開けにかかる。六桁のダイヤル金庫、ポーチから聴診器を取り出しダイヤルを丁寧に回す
カチャリと小気味良い音をたて蓋が開く。中には今後の方針、予算案をまとめたプリントが入っているだけだった
「(戦車道復活に繋がりそうなものが無い。とっとと退散するか)」
入ってきた天井のダクトに再侵入、脱出した
❲校長室❳
「(ここに無かったらただの気まぐれだな)」
ガラス戸の古い棚をしらべていた。そこには『学園艦の廃統合について』と言う資料がある。取り敢えず中身を撮影し机の引き戸を調べる。一番上に『大洗学園の廃校について(仮)』という資料があった。
「これは!」
中身を読み込む。そこには今年いっぱいでこの学校が廃校になる。と言う内容だった
「生徒会の戦車道復活の目的はこれか!」
外に足音が聞こえてきた。主要部だけ急ぎで撮影、開いていた窓から逃げ出した
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「こう言うことがあった。この写真はその資料、大方分かったが何をするんだ?」
「成る程ねぇ、学園艦の廃統合、ここの廃校。そういうことか」
「もったいぶってないで教えろ」
「まだ仮説だ。仮説は立証する為にある(ニタァ」
「仮説をお聞かせねがいたいが」
「仮説としてもちょっと無理矢理なんだ。まず生徒会はこの学園の廃校を阻止したい。理由は分からないが、その時に目をつけたのが戦車道、そしてみほと俺。まあ、なんだ?つまり俺は廃校を阻止するための駒ってわけだ。二つ目は廃校の前のおもいで作り。あくまでも仮説だがな」
「確かにな、筋は通る」
「後はこの情報をどう生かすかだな」
「面白い仮説を聞かせてもらった。ファンタで手を打つ」
「お!ありがとう」
衛一君の仮説と宮古の情報、どうしようか