我、島田流ノ息子ナリ   作:超甲形巡洋艦

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第二十六話

「別の何か・・・」

 

「『至近距離での砲撃外す無能砲主』は副会長を指しているな」

 

「桃さんを?」 

 

「まず昨日の試合での第一声がイカれてたからな。精神的破壊が目的でも違和感無い」

 

「精神的破壊・・・流石にそこまではしないでしょう・・・しないですよね?」

 

若干の不安に襲われる一同であったが流石に精神的破壊何て事はヤラかさ無いだろうと判断した。

 

━━━━━━━~フクロウside~

 

「なあ、あんなヒント残したらバレないか?」

 

「俺達にとって勝敗が目的なら、無能砲主の心を折ると言うのは勝敗に対する一つの手段だ。この手段のためなら目的は選ばんよ」

 

「答えになってないぞ。で、いつまで撃ち合う気だ?」

 

「おい島田、砲弾20発切るぞ」

 

「致し方ない。敗北を選ぼうか」

 

「じゃあ38tまで速度一定、ただ真っ直ぐ突撃する」 

 

「至近距離での機銃掃射で煽った後ぐるぐるして逃げながら撃破だな」

 

変態と波川の発案に乗った衛一、後は酷いの一言だった。概ね衛一の思惑通りになってしまったのだ。その後桃の姿を見たら真っ白でも真っ黒でもない。灰色に変色し、号泣していた(衛一は大爆笑)至近距離から煽り散らされ、撃っても避けられ、当たっても被弾箇所を選ばれて弾かれる。これを繰り返し完全に『手段』を達成した。負けたけど

 

━━━━━━━━

 

「衛一、結構ボッキリ行ったけど大丈夫か?」

 

「大丈夫だ、問題無い。これから全国大会行くなら無能には消えてもらう方が勝ち率は上がる」

 

「そりゃそうだが酷いな」

 

「多分あの車両なら桃じゃなくて会長が砲主やった方がいい」

 

「会長が?」

 

「最後の射撃の感覚が違った。分かりやすく言えば殺気の変化だな」

 

「全然わかんねえよ・・」

 

「ここまで言ったらわかんだろ」

 

「まあな、最後だけ会長が撃ったって事だろう?」

 

「そそ。まあ、面倒くさいとか言う理由で桃のままだろうがな」

 

「なんじゃそりゃ・・・おい、お前とっくに気づいてるよな」

 

「なにがだ?後ろでステルスしてる茶髪の装填主の存在なんか知らないぞ」

 

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「いつから気付いてたでありますか~」

 

「その程度、気付かないわきゃあねえだろ」

 

「で、実際のところいつから気付いてた?衛一」

 

「最初から。こんなに付けてくるんだ。よっぽど面白い理由があるんだろうなぁ?」

 

「お、面白いか自信はありませんが、不思議で・・・」

 

「不思議?」

 

「衛一殿は西住殿の話を聞く限り非道な事をするような人とは思えなかったもので」

 

「そうかぁ、姉御は知ってるはずだよなぁ」

 

「軽く聞いたお前の『過去』の話だな?」

 

「なんだ?波川知ってたのか。まあ、こんなに色々古傷があったから察しられても可笑しくないか」

 

「過去、古傷、」

 

「best match! 変身! are you ready?」

 

「おい、衛一、今はシリアスタイムだ」

 

「armortime?」

 

「そろそろ〆るよ?」

 

「あー、この状況で言って良いのでしょうか・・・」

 

「気にすんな」

 

「衛一殿は虐待を受けていたでありますか?」

 

「正解だ。丁度10、11年前の話だよ。

この十六と言う年齢も5月9日と言うのも書類上の物でしかない。『島田衛一』と言う名前も俺の本質ではない。俺の本名を知ってるのは『元』家族位な物だ。俺の本名を確認するのは不可能に近い」

 

「西住殿は知ってるのでありますか?」 

 

「姉御は知ってる。みほは知らない筈だ。誰かが言っていない限りな。聞かれたら答えるが聞かれなければ答えない。まあ一連の出来事が『島田衛一』と言う虚像を作り上げた。だが今の俺は『島田衛一』が本質であり本物である、複雑怪奇だな」 

 

「ちょっと何言ってるか分かりませんが」

 

「五年位虐待されたらまともな人格は作られないよな」

 

「あの・・・衛一さん、その話って?」

 

ひょっこりと角からみほが出てきた。話を聞いていたらしい

 

「カクカクシカジカ」by衛一

 

「シカクイムーブ」by波川

 

「何でそれ言ってくれなかったんですか!?」

 

「聞かれなかったし」

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