我、島田流ノ息子ナリ   作:超甲形巡洋艦

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サンダース大付属戦、序章


第二十八話

~T-44車内~

「M4系列か~、雑魚の集団かな?」

 

「そんなことはない。現状どれも大洗の戦車を楽に撃破される」

 

「なあ、俺戦車のことあんまわかんねえから帰って良いか?」

 

「そう言うな早崎、もうちょいで衛一とのランデブーポイントだからさ」

 

いまは高速道路を走っている。秋山とは別でサンダースに、今度はSARUの力は借りず自分の力で潜っていた。秋山はコンビニ艦での潜入だが、衛一は段ボールに潜み荷物に紛れての潜入である。

 

「お?そこのパーキングエリアだ。この辺の自販機の横にいるはずだが」

 

夜の自販機は目立つ。直ぐに見つかり、自販機に衛一が寄りかかって寝ていた。早崎が叩き起こそうとしたら背負い投げを喰らいかけたが気にしない

何をやっても起きなさそうなので砲塔の上にくくりつけて運ぶことにした

 

━━━━━━━━━━━~大洗、生徒会室~

「まあこんな感じだ」 

 

取り出したのは盗んでコピーしてきたサンダースの過去の試合資料、車両の性能とその内訳、戦車以外の備品一覧、選手データ等々セーフな物から(法律的に)アウトな物までよりとりどりだ。

 

「後これ。サンダース出身の大学生に聞いて回った情報。みほ、疲れたから作戦はよろしく。会長、眠いから早退する」  

 

「いくつか突っ込みたい物はあったけどありがとね~」

 

「おう、なんかあったら明日の朝連絡しろ」

 

と言い残し帰宅した

 

「あとはこれを元に」

  

━━━━━━━━~翌日、戦車格納庫~

「へぇ、面白い作戦に仕上がってるね。個人的にはナオミとか言うのが乗るファイアフライと狙撃戦を展開するのも一興だぁ」

 

「そうですか」

 

「あとは練習あるのみだな」  

 

━━━━━━━━~どっかの島~

学園艦が来たこの島で試合をする。衛一がgoogleマップで地形を確認したが着弾観測射撃には十分に耐えうる。と言うか索敵さえしっかりできれば着弾観測射撃は凶悪化するだろう。そう結論付けた衛一はニヤリと嗤う。そして会長らに合流した所に来客が

 

「ヘイ、アンジー」

 

「やあ、ケイ」

 

「お互い正々堂々、いい試合にしましょうね!ってあれ?あー!」

 

「ヒッ!西住殿、助けてください~」

 

「え?え?」

 

「そこのあなた私の学校に来てたわよね?」

 

「な、何でバレたんです!?」

 

「眼鏡が無いだけじゃない。でも不思議なのよね、貴方と丁度同じ位に誰かが侵入した形跡があったのよ」

 

(俺だな。バレてなさげか)

 

「監視カメラも壊されてたりハッキングされてたり、警備の人が眠らされてたり、誰がやったのかしら」

 

「あははは・・・」

 

「まあいいか。大洗の皆を私たちのところへ招待するわ!」 

 

━━━━━━━━━~なんかこう、サンダースの陣~

サンダースはアメリカ風の学校。まさに圧巻だった。一言で表すのなら『数の暴力 質の支配』だろう。

大型電源車は当たり前、ちょっとした美容室や数々のジャンクフード屋台、それに西瓜・・・西瓜?

 

「なにやってんの?使用人さん!」

 

「西瓜スティックお願いします」

 

「西瓜ジュースくださーい」

 

「西瓜ゼリーおいしそー」

 

「なにやってんの?」

 

「あら、衛一君、種と畑が残っていたので、私も作ってみました。けど植えた時期を間違えて早く食べ頃になって、大学生に配ろうにも数が数で、なら販売してみたわけです。サンダースの場所が偶然空いていたので使わせてもらいました。水道や電気が整備されてて使いやすいです」

 

「それにしても沢山並んでるな・・・今年の梅雨は蒸し暑いからな、手伝いますよ」

 

「準備は良いのですか?」

 

「終わってるよ。」

 

━━━━━━━

衛一もお手伝いを始めた屋台。しかし客足は途切れない

「はーい、西瓜ジュースsお待ちどうさま」

 

「あれ?衛一バイト始めたのか」

 

「違う。家の使用人さんのお手伝い。見ての通りお客さんがすげえんだわ」

 

「儲かってんな~。大玉西瓜ジュースくれ!」

 

「作るのめんどくさいんだけど」

 

「私は限定一個の巨大西瓜ジュースをお願いします」

 

「あ!まだあったのか!」  

 

「巨大はその大きさゆえ限定一個だからな。」

参考

小玉西瓜ジュース 450円

大玉西瓜ジュース 900円

巨大西瓜ジュース 1500円

 

「二人とも、番号札を持ってまってろ」

 

衛一はクーラーボックスから大玉西瓜、巨大西瓜こと入善西瓜をとりだす。巨大過ぎて外で作業、上のへたの部分を切り、お玉とスプーンで中身をくりぬく。くりぬいたものを圧縮機にかけて果汁を搾る間に、切った部分にストローの穴を開ける。圧縮し終わった100%果汁を流し込み上の部分をのせて完成。作業にギャラリーがついていて、完成時に拍手が起こった  

 

「五十鈴、早崎、できたぞ」 

 

「おお!」

「大きい...///惚れ惚れしてしまいます」

 

五十鈴が雌の顔になって居たのは気にしない。渡したら直ぐに次の注文も作り始める。時間がたち、客足が緩やかになったそして

 

「ふむ、西瓜ジュース二つを貰いたいのだが」 

 

「あいよ・・・姉御」

 

「衛一?何をしている?もう試合の招集はかかっているぞ」

 

「げぇ、まじ?使用人さん!ごめん試合始まりそう」

 

「行ってらっしゃいませ」

 

━━━━━━━━

❰これより、大洗学園対サンダース大学生付属との試合を始めます❱

 

「「「「よろしくお願いします」」」」




小玉、大玉、巨大西瓜ジュース
中身をくりぬいき、果汁を搾り、中に入れる 

西瓜ジュース
あらかじめ搾ってあった物を容器に詰める
 
西瓜ゼリー
数量限定品。後は西瓜のゼリー
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