サンダース大学付属を破り二回戦へと駒を進めた大洗学園、しかし待ち受けていたのは冷泉麻子のおばあちゃんが倒れたとの連絡だった
しかし、今回の内容にはあまり関係ない
━━━━サンダース戦の夜━
帰宅した衛一はホクと戯れつつ課題を進めるためパソコンを立ちあげた。すると珍しく学校以外からのメールが一件。少し怪しみつつそれを開くとメールの送り主はサンダース大学付属のナオミであった
件名、話がある
夜遅くに済まないわね。実は顔見知りの記者にあんたの事を取材できないかと相談が持ちかけられた。私も取材の事ならそっちの生徒会に回せと言ったんだが、一度断られたらしくてな、本人に許可を取りたいらしい
(取材を断る?大洗を有名にしたいならむしろ受けるべきだろうに・・・とりあえず返信どうやんだろ)
件名、取材
生徒会が取材を断ったなら何か目的があるはずなので今無理だと伝えてほしい。謝罪?としてはなんだが西瓜を送らせてもらう
(これでいいか。とにかく課題すませよ)
<電話ヤデッ
(こんな夜中に誰だ?)
『もしもし』
『君かい?青い石の持ち主は』
『誰だ?(愛里寿から貰った石の事を知っている?)』
『いやぁ、そんなたいした者ではないよ。それに石を持っていたからと言ってデスゲームに巻き込まれたり特別な力を授かるわけじゃあない』
『石はお前の物だったのか?』
『そういうわけでもない。っと話がそれた。僕はそうだなぁΔ(デルタ)とでも名乗ろうか』
『分かった。これからは333と呼ぶように善処しよう。で、話の本筋は?』
『333・・・よく知ってるね。それで僕は君のお母さんやしほさんを知っているし知られている、それに君の成り立ちも把握している』
『おい、誰から聞いた?』
『噂が舞い込んできただけだよ。その反応を聞くと、本当のようだね』
『ッチ、カマ掛けられたわけか』
『おっと、もう夜も遅い。おいとまさせてもらおう』
『おい、待て!』
<ツーツーツー
(しほさんと母さんに知られているか・・・今度聞いてみるか。あと通話記録と電話番号で唐沢さんにたどってもらえねえかな)
誰だこいつと言う疑問を抱きつつ、課題を進めていった
明日、愛里寿が大洗に来るというのを忘れたまま
━━━━大洗駅━
「やベエ、愛里寿来ることすっかり忘れてた。まあ、列車の時間に間に合って良かった~」
衛一は自分でT-44を大洗駅の前に停めて愛里寿が乗って来る予定の列車を待つ
数分後、駅から愛里寿が出てきた。
「よお、愛里寿」
「あ!お兄ちゃん!」
「でも何でいきなり大洗に来たんだ?」
「これ!」
といって愛里寿がポケットから取り出したのは一枚の紙切れだ。紙には『大洗限定!!幻の激レアボコ』と書いてある。しかし売られている場所が書いていない
「これどこで売ってんだ?」
「調べても聞いてもわからなかった」
「ふーん・・・」
頭のなかで考えを巡らせる。そしてすぐに考え着いた。みほならどこに売ってるか知ってるんじゃ無いだろうかと。生憎衛一は僅かなヒントから探すような事は面倒なのでしない
『もしもし、みほか?』
『衛一さん?どうしたんですか?』
『この間お前大洗にあるボコとやらをコンプリートしたと言っていたな?』
『うん、言ったけど』
『大洗限定!!幻の激レアボコってやつ分かる?』
その他の画像から見とれる情報も伝える
『それなら駅の売店で売ってますけど・・・』
『嘘だろ!?幻も糞もねえじゃねえか』
『そこでしか売ってないからじゃないかな?でも衛一さんがボコに興味あるなんて・・・』
『違う違う。妹に聞かれたのよ。何処かで見たことないかって』
『へぇー、そうなんですね。いつかお話してみたいな~』
『お前会ったこと無かっ・・・いや、ないか。まあその内会えるって。んじゃまた』
『はい』
・・・それにしても駅の売店とは思わなかったな
「なあ愛里寿、どうもこの駅の売店で売ってるらしいぞ」
「え?本当!」
「わざわざ嘘を吐くようなやつじゃねえし、本人が勘違いしてない限りはあるだろう」
それから駅を調べていたら三分もたたずに見つかった。どうしようか・・・思った以上に暇な時間だ。愛里寿が帰るにしても早すぎる。みほもお見舞いに行ってから何処かに行くと言っていたし・・・愛里寿が楽しめそうな施設か。
聖グロとの交流試合の時に叩き込んだ脳内地図を開き周辺の施設を思い出す。
「愛里寿、水族館でも行くか?」
「うん!」
とりあえず、アクアワールド・大洗に向かい、十分に楽しんだ。