我、島田流ノ息子ナリ   作:超甲形巡洋艦

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『どうも、作者です。前回の事をさらりとおさらいします。愛里寿が大洗にきた。以上』


第三十三話

~大洗、生徒会室~

「アンツィオ高校ねぇ、名前からしたらイタリア戦車相手か?」

 

当然のように衛一、秋山は潜入している。そろそろ帰ってくる頃だろうが・・・

 

「ただいまです!」

 

秋山が帰ってきた。だが衛一の影がない

 

「秋山さん、お帰り。衛一さんは?」

 

「少し寄るところが有るらしくて」

と、秋山が言ったとたんに天井のダクト鉄格子が落ちてきて、衛一が降りてきた

  

「ただいま~。ほい、色々な資料撮ってきたぞ。それにしてもアンツィオは良く学校として運用出来てるな。いっそ陸上に移しても良いんじゃないか?」

 

「なんてところから出てくるのさ」

 

「さぷらーいず、後ね、これ」

 

衛一が胸ポケットから取り出したのは一冊のノート

表紙には『島田千代の戦術書』と書いてある。こっちに来る愛里寿に衛一が頼んだものだ

 

「お前らなら、こいつを生かせるだろう。じゃ、寝るから帰る」

 

そう言い残し、衛一は帰った。

 

「これは・・・」

 

「・・・衛一のお母さんの戦術書だろう」

宮古がページを捲っていく。三分程し、全ページに目を通した。そして宮古が出した結論は

「役には立つ。だが・・・劣化して所々読めないが重要事項は残ってる。推測は可能、後はこっちでやる仕事」

秋山が持ち帰った資料と衛一が持ち帰った資料、後はみほや波川らの仕事だ。

 

「えっと、豆戦車の欄は・・・あった!」

 

「ふむ・・・こりゃ家の練度じゃ厳しそうだな。てか偵察を出してフラッグ遠距離狙撃って、衛一にしか出来ねえだろ」

 

「あははは・・・」

 

役に立つ(出来るとは言っていない)

 

「西住、こいつは?書類上は重戦車だが・・・性能はⅣ号とそう変わらないように見えるぞ」

 

「それはイタリアのP40重戦車です。アンツィオで動いているのも見ました」

 

「脅威に成りえるか。こいつがフラッグになるんだろうな」

 

波川の携帯に着信が入る。『窓を開けろ』と

 

「そこの窓開けるぞ」

 

「構わないけど、どうしたの?」

 

「いや、衛一から窓開けろってメールが・・・」

 

と言い、大きめの窓を開けた。開けた刹那、波川の頬を掠め天井に矢が刺さる。秋山が甲板を除くと弓を持って残心の姿勢を取る衛一がいた

 

「西住、その矢に紙がついてるようだが」  

 

「紙?」

 

「矢文ですか。衛一さんらしいですね」

 

はしごを用意し、五十鈴が器用に結ばれている紙を矢からとり外す

 

『次の相手は豆戦車だ、小型高機動の相手に対する射撃講習やるのでそのつもりでヨロ』

 

この内容を知った河嶋は、戦慄した

 

─────砲撃講習─

講習を開始して30分後、砲手連中は既にグロッキーだった。一番ヤバいのは河島である

 

「おぉい河嶋ぁ、さっさと当てろよぉ。最初の目標達成してないのお前だけだぞぉ?」

 

「・・・」

 

無線で煽る衛一に対しもはや抵抗する精神力も残っていないらしい

※河嶋の現在目標

500m先の直径1mの的に当てる。五発連続して撃ち、2発当たれば合格。達成できなければまた五発、といった具合に合格するまで続けるのだ。因みにもう数えるのが嫌な数不合格してるぞ☆その為に煽られ続けて精神がヤバい。装填してる早崎曰く『心を捨てている』

 

「さあ、目標は女子からは憎き変態だぁ、ライフルを一番最初に当てた奴は近くの喫茶店のスイーツ食べ放題券を進呈しよう!」

小さく、すばしっこい目標の動きを予測し、当てる練習だ

『『『『『『!』』』』』』 

女子の間に衝撃が走る

『その言葉、嘘ではなかろうな』

 

「おう、ゲベは宮古の着せ替え人形だ!」

さらに戦慄も走る

トップはM3leeの副砲手『大野あや』だ。弾を使わずライフルで直接殴るというトンチをした。多少の物議が有ったが、衛一が『その発想嫌いじゃない』とそれをみとめた。ゲベは以外にも八九式の『佐々木あけび』だった。(あとで聞いたが、メイド服、スク水、まあ、色々着せられたらしいが、途中で大量の鼻血で死んだ)

 

「次、演習場を逃げ回れ、うまく隠れて俺を撃て!ただし、こっちが見つけたら容赦なく撃つ!」

身を隠し気配を消して狙撃の訓練と、相手の殺気をよ読み取る訓練だ

被弾が一番多かったのは河嶋

 

「次、各々の車両で行進間射撃をあのCV-33をもした看板を一人三枚つづ壊せ!これ終わったら演習場の中にも隠れてる看板がある。それを一人三枚、破壊してこい」

 

こんな調子で試練は続く。終わる頃には全員が疲れ果てていた

 

「よし、こんだけやれば大丈夫だ!後は己の技量と仲間を信じて戦え」

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