我、島田流ノ息子ナリ   作:超甲形巡洋艦

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第二話

~島田千代side~ 

(彼が、いえ、衛一がこの家に来て5日がたった。最近来客も多かったせいか、だいぶ知らない人に慣れたと思う。娘の愛里寿にも慣れてきている。と言っても愛里寿はまだ二歳だけども。)

ここで少しの身の上話、衛一は戸籍が存在しなかったため五歳ということに、そして誕生日は発見した日の5月9日という感じになっている。発見して病院に搬送後、警察に通報、警察は児童虐待の容疑で捜査をしているらしい。何度か家に警察の方が来て話を聞いていったが、まだ虐待の犯人の家族は見つかっていないらしい。

「母さん?どうしたの?」

 

「何でもないわ、それよりこの家には慣れた?」

 

「うん、けど広い。迷う」

 

「思ってたより他の人に慣れるの早かったわね」

 

「優しい人が多かったから。けど昨日来た西住さんは怖かった...根は優しい人だと思うんだけど...」

 

「(あら、この子よく人を観察してるのね)愛里寿はどうかしら?」

 

「可愛い妹かな。母さんは...優しいけど不思議な人」

 

「何か、素直に喜べない...」

 

「お兄ちゃん」  

 

「愛里寿?どうしたの」

 

「これ、」

愛里寿が小さな両手を差し出す。その手の中に高さが5センチ程の青く輝く透明な正八面体で透明な石があった

 

「石か?それにしては透明だし、青いな、母さん、これ宝石?」

 

「うーん、こんな石見たこと無いわ、宝石には独特の形が有るけど、カットしてあったらわからないし、それにしても綺麗ね」 

 

「お兄ちゃん、これ...あげる」

 

「え?くれるの?」

 

黙ってうなずく愛里寿。

 

「ありがとう、愛里寿。でもこれ何処にあったの?」

 

「えっと、お庭の池の中にあったの」

 

「庭?何でそんなところにあるのかしら?」

 

「母さん、誰か最近庭に入ったお客さん居ない?」

 

「うーん?居ない筈よ」

 

「いろいろ変だけど、まいっか。ありがとう。大切にするよ」

 

「うん!」

 

「(この感じなら大丈夫そうね)」

 

 

~主人公、もとい波川衛一side~

突然だが時間は昨日に巻き戻る

「(母さんの昔からの親友だと言っていた西住しほと言う人が訪ねてきた。僕がらみの事らしい)」

 

「それで、警察も詳しい身元は分かっていないんですね」

 

「警察のでーたーべーす?でも分からなかったそうよ。警察の方も、『虐待を受けていたのは確かだろう』と言っていたし、それに...」

 

「彼を、あの人と重ねてしまったんですね。容姿が似ているので分からなくもないですが」

 

「(あの人?誰だろう?お父さん?でも...顔似てないからなぁ)」

 

「彼を育てるのはまあ、良いでしょう。本人もそれを望んだんですし」

 

「うん、どうせ帰っても殴られるだけだし」

 

「千代、この子本当に五歳ですか?」

 

「うーん、どうだろう...医者がそれくらいだと思うって言ってたから。」

 

「身体はともかく、精神年齢は高いみたいですね」




さて、無駄に精神年齢が高いことが発覚した主人公。まあ、これに意味はほぼ無いのですが。 
愛里寿が拾ってきた石で後々大変な事になります。それも結構後の話
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