切り裂きジャックのヒーローアカデミア   作:ほーりーさん

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どうも、これを書き上げる数時間前にヒロアカの映画見てきました。
いやー、やっぱりヒロアカはいいですね!特にラストのデクとオールマイトの共闘が!
まあ、私語りはこの辺にして本編どうぞ。
今回で、一応霧華の正体が判明します。


四話 霧の街の夢

雄英高校の入試が終わって数日。

私、朧霧華は夢を見ていた。

それは昼間だというのに薄暗く、霧に覆われた大きな街だった。

私はその街の川沿いを歩いていると、私に似た白髪の少女が立っていた。

 

「久しぶり、私達にならなかった貴女」

 

「久しぶりだね、私がならなかった貴女」

 

そう、私は彼女にあうのは初めてではない。

彼女の名は『ジャック・ザ・リッパー』かの有名な切り裂きジャックだ。しかし、彼女自身も本当に切り裂きジャックなのか定かではないらしい。彼女は生まれることすらも許されなかった。いわゆる堕ろされた胎児の悪霊、その集合体なのだ。そんな彼女がどうして切り裂きジャックのなのか。それは私にはわからないし、恐らくさほど重要なことではないのだろう。

 

そして、私は彼女達と一つになる魂のうちの一つだった。

 

そんな彼女と私は、川辺に座っていつものように喋っていた。

「そっちの世界はどうなの?」

「相変わらずだよ。そういえば、こないだ高校の入試を受けて来たよ」

「高校?」

 

彼女、ジャックは切り裂きジャックが由縁のおかげか、頭の回転は恐ろしいほどに早い。多分、私の頭の良さというのも多少は彼女から影響しているのだろう。

しかし、彼女は胎児の悪霊からか、一般教養と呼ぶものがほとんどなかった。

そんな彼女に高校がなんなのか、入試がどんな内容だったのか話すと彼女は目を輝かせながら聞いていた。

 

「そういえば、もう大丈夫になったの?」

 

大丈夫になったというのは、女性恐怖症のことだ。

 

「殺すときはもう抵抗もなくなったけど、やっぱり話したりするのはまだできないね」

「そっか。でもきっと貴女なら出来るようになるよ。早くお母さんを殺せるといいね」

「うん」

 

お母さんを殺す。私のことを捨てたお母さんを殺す。そして、私や彼女、ジャックのような子供を増やそうとしている女性を殺す。

それが私、朧霧華が彼女のためにできる、唯一の行為。私が切り裂きジャックとして活動する理由だった。

「私は、これ以上貴女のような子供を増やさないようにする。ただそれだけ」

 

これが、私の望み。この世界の全ての子供達が幸せにすごせるようになること。ただ、それだけだ。私のような子供がいなくなること、それだけが私の望みだ。

 

「うん、やっぱり貴女はそう言うよね。それじゃあ、これを貴女にあげるよ」

 

そう言うと、彼女は腰に装備していたナイフを私に渡す。

 

「いいの?」

「うん、貴女に使って欲しいの」

 

そう言われ、私は彼女の差し出したナイフを受け取る。

 

「もう今回は時間が来たみたいだけど、多分それの使い方はわかるよね」

 

彼女は最後にそう言うと、世界が真っ黒に染め上げられる。彼女の姿ももう見えない。

私は届くかどうかわからないけれど、静かにありがとうと呟いた。

 

 

 

 

 

「ん…、朝?」

目を覚ますと、私は自室のベッドの上に寝ていた。

そして、手には彼女から貰ったナイフが握られていた。

「霧?起きたかしら?」

ナイフを眺めていたら唐突にシスターが入って来たために、咄嗟にナイフを霧に変える。

恐らく見られてはいなかっただろう。

「う、うん。もう起きてるよ。それで、どうかしたの?」

「これが雄英高校から届いていたので。恐らく合否通知でしょう。まあ、霧のことだから合格しているとは思いますけどね」

そう言うとシスターは私に封筒を渡してきた。

 

「では、私は朝食の準備をして来ますね。それと、今夜はご馳走ですよ?」

そう言うとシスターは笑顔で部屋を去って行った。

 

 

結果からいえば、私は合格していた。

封筒の中に入っていた投影機からオールマイトが出てきたのは驚いたが、考えてみれば私は最初からオールマイトが教師になることは知っていたためにそこまで驚くほどではなかった。

そして、入試の結果だが、筆記試験は何問かケアレスミスがあったが、特に問題なかった。

実技試験ではヴィランポイントが48ポイント、どうやら思っていたよりも多く倒せていたみたいだ。しかし、今回はヴィランポイントだけではなくレスキューポイントと言うものもあったらしい。私は最後に0ポイントの巨大ヴィランの攻撃を自身に集中させ周りの被害を最小に押さえようとしていたと判断され、レスキューポイントを少なからずもらえたようだ。

レスキューポイント25、ヴィランポイント48。

合計73ポイントで入試順位は3位とのこと。

 

そして最後にオールマイトにこう言われる。

 

「来いよ、朧少女。ここが君のヒーローアカデミアだ!」

 

それを聞いた私は、口を歪ませながら呟く。

 

「行きますよ、貴方を殺しに…」

 




ということで、「切り裂きジャック」こと、霧華ちゃんの正体は本物の切り裂きジャックなのでした!(支離滅裂な思考、発言)
補足説明をさせてもらいますと、彼女が女性恐怖症なのは彼女の母親に原因があります。
彼女の母親は生まれてから彼女を虐待し、挙げ句の果てに個性発現する5歳頃、つまり物心ついた頃に親に捨てられたために女性が苦手となったという設定です。それを克服するために、産んだ母親を殺そうとしています(生きているかは分かりませんが)。
あとついでに言いますと、ジャック本人から貰ったナイフの影響により、彼女もジャックザリッパーの宝具を使用することができるようになります。
まあ英霊であるジャックに比べればランクも大幅にダウンしますし、正直なところストーリー上使い所がなさそうなのが現在の悩みです。

次回は一応霧華ちゃんのプロフィール紹介などをしたいと思います。
今回もご覧くださり、誠にありがとうございました。
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