それでは本編スタート!
翌朝<簪side>
朝、いつもより少し早く起きる。
(ちょっと早起きしたかな)
隣のベットを見るとまだ夜霧亜久斗は眠っていた。…当たり前だ。時計はまだ五時、普通は起きているはずもないのだ。
ふと、亜久斗の寝ているベットを見てみる。布団もかけずにすやすやと眠っていた。その姿を見ると戦っているときの亜久斗の姿を思い出す。
(かっこ…よかった……)
全身装甲でできている亜久斗のIS、仮面ライダーは特撮好きの簪から見ればとてもかっこよかったのだ。
(ん?)
なんとなく下を見ると一つの指輪が落ちている。
(…これ………)
見つけたのは亜久斗がいつも持っているウィザードリング、見つけたことで好奇心が駆られてしまう。
(ちょっと、使ってみようかな?)
指輪をはめ、亜久斗のベルトに当てる。
スリーププリーズ
「え?」
不意に眠気がさし、意識が落ちた。
◇
<亜久斗side>
現在AM六時、亜久斗は起床した。
「んー、よく寝たなぁ…?」
起き上がろうとするも体が重い、それも何かが上に乗っている感じである。なにがあるのかと、腰に視線を送る。
「!?」
そこには、亜久斗に覆い被さる姿で眠っている、更識簪の姿があった。
「……(オーケー、落ち着くんだ俺、ここは取り乱すのではなく冷静に何が起きているか確かめるんだ)」
・更識さんが俺に覆い被さるように寝ている、…寝顔が可愛い。
・ただし覆い被さっているのは体の半分だけであってしかも手は俺のベルトに置いている。
・そして更識さんの手には指輪がある。……ん?指輪?
更識さんの手をとって見てみる。そこには昨日亜久斗が使った、スリープリングがはめられていた。
「なんだ、これを使ってねちゃったのか。更識が持っているってことは昨日落としちゃったのかな?」
それから30分の間に更識さんを起こし、食堂へ向かいご飯を食べたあと、教室に向かった。
◆
教室、俺は一夏の机の側に来ていた。
「夜霧君、おはよー。転校生の噂聞いた?」
そして教室では転校生がくるという噂が広まっていた。
「なんでも中国の代表候補生なんだって」
「あら、私の存在に危機感を持っての転入かしら?」
そういって俺と一夏の側にくるセシリア。やはりお嬢様といったところか、貴賓を漂わせている。
「転校生か…」
「ん?気になるのか、亜久斗」
「そりゃそうだろ仮ににも中国代表候補生だぞ、気になるに決まっているじゃないか。…そんなことより一夏、もうすぐクラス対抗戦だ。頑張れよ」
「そうだよ織斑君、それに専用機持ちって今のところは一組と四組だけだし、楽勝だよね!」
「織斑君、頑張って!フリーパスの為にも!」
どうやらクラス対抗戦で優勝すると食堂のデザートが半年間食べ放題になる。フリーパスがもらえるらしい。
「でもデザートばかり食べてると、太るんじゃ…」
「「「シャラップ!!」」」
「うお!」
みんながすごく大きな声で反応する。女の子ってやっぱそういうのきにするんだな…。
「その情報、古いよ?」
そんな話しをしている内に誰か教室に入ってくる。
「鈴?…お前、鈴なのか?」
「そうよ、中国代表候補生、凰 鈴音。今日は一組に宣戦布告に来たってわけ!」
どうやら教室に入ってきた茶髪ツインテールは凰 鈴音というらしい。
「鈴………何カッコつけてるんだ?全然似合ってないぞ」
「んなっ!?……なんてこと言うのよアンタは!」
…あ!危ない凰さん!いますぐそこから逃げるんだ!
「おい」
「なによ!?」
バシンッ!っと、返事をした凰さんに強烈な出席簿アタックを喰らわせる織斑先生。
「口の聞き方がなっていないな。それとSHRの時間だ。教室に戻れ」
「ち、千冬さん…」
「織斑先生と呼べ、さっさと教室に戻れ馬鹿者」
「わ、わかりました。またあとでね一夏!逃げないでよ!」
そういうなり凰さんはピューっと走っていった。
「一夏、今のは誰だ?えらく親しそうだったが?」
「一夏さん!?あの子とはどういうご関係で…!」
やめるんだ二人とも!今そんなにさわいだら…!
バシンバシンバシンッ!!!
「席に着け、馬鹿ども」
一夏、箒、セシリアが叩かれる。
はあ………、今日も人騒動ありそうだ。