それでは本編スタート
「お前のせいだ!」
「あなたのせいですわ!」
昼休み、開口一番から一夏に箒とセシリアが文句を行っていた。この二人は授業中、ボーっとしていたようで山田先生に注意を五回、織斑先生に三回叩かれている。一体何を考えていたんだ?一夏のせいになるというのらやっぱさっき来ていた凰さんのことかな?
「ま、まあ、話なら飯食いながらにしよう、だからまずは学食いこうぜ、な?」
「む……。まあお前がそう言うのなら、いいだろう」
「そ、そうですわね。言って差し上げないこともなくってよ」
「じゃあ決まりだな。おーい、亜久斗、一緒に学食いこうぜ」
一夏は学食に俺まで誘ってきた。やれやれ人使いの荒いやつめ。
「分かった。じゃあいくぞ箒、セシリア、一夏の体をつかんでおけよテレポートプリーズ」
◆
と言うわけで学食に到着。だがそこには…
「待ってたわよ、一夏!」
凰さんが食券機の前で待ち構えていた。効果音があるならばドンッという感じだろう。
「鈴、とりあえずそこをどいてくれ。食券とれないし通行の邪魔になるぞ」
ごもっともだ。
「う、うるさいわね。わかってるわよ!大体、アンタを待っていたんでしょうが!なんで早く来ないのよ!」
「待つくらいなら一夏に声を掛けていけば良かったんじゃ」
「うっ」
どうやら図星だったようだ。というかちょっと理不尽な気がする。
俺たちは食券をおばちゃんに渡す。
「それにしても久しぶりだな。ちょうど一年ぶりになるねか。元気だったか?」
「まあ元気だったわよ。アンタこそ、たまには怪我とか病気しなさいよ。」
いってる意味が解らない。こうしてみると一夏の周りはいろんなやつが集まっているのがよくわかる。そういえば俺、転生者だった。原作知識が少ない分忘れてしまいそうだ。
「あー、ゴホンゴホン!」
「ンンッ!一夏さん。注文の品、出来てましてよ?」
「お、向こうの席が空いてるぞ。いこうぜ、凰さんも行く?」
俺が訪ねると当然といった顔をしてきた。
そしてテーブルに座る。席順は俺と一夏のまえに箒、セシリア、凰さんが座っている。
一夏 俺
凰 箒 セシリア
こんな感じである。
「にしても鈴、いつ日本に帰ってきてたんだ?おばさん元気か?いつ代表候補生になったんだ?」
「質問ばっかしないでよ。アンタこそなんでIS操縦できんのよ。ニュースで見たときびっくりしたんだから」
完全に俺は蚊蝶の外なんでもくもくとご飯をほうばる。あ、このカボチャうまいな。
「一夏、そろそろどういう関係か説明してほしいのだが」
「そうですわ!一夏さん、まさかこちらの方と付き合ってらっしゃるのですか!?」
「べ、べべ、私は付き合って訳じゃ…」
「そうだぞ鈴はただの幼馴染みだ」
「…………」
ワーオびっくり、恥ずかしがっていたはずの凰さんが一夏の一言で急に怖い顔になってしまった。最近きずいたけど、どうやらこの学園には一夏に好意を持っている人が多いようで、恐らく箒やセシリア、それに凰さんもそうなのだろう。
「なに?幼馴染みは私だけじゃなかったのか?」
「あー、ほら、箒が引っ越していったのが小四の終わりだっただろ?鈴は小五の初めに入ってきたんだよ。」
なるほど入れ違いってやつだな。
「ほら、鈴。こっちが箒。前に話したことあるだろ?小学校からの幼馴染みで俺の通っていた剣術道場の娘」
「ふうん、そうなんだ。初めまして。これからよろしくね」
「ああ。こちらこそ」
そういいながら二人は笑顔で握手を交わす。おかしい、後ろに虎と龍がみえる。
「で、鈴。こいつが俺の友達で二番目にISを動かした…」
「夜霧亜久斗だ。宜しく凰さん」
「鈴でいいわよ。あんたがそうなんだ。確か専用機は…仮面ライダーだっけ?」
「こりゃあ驚いたな。まさかもう知っているとは思わなかったぜ」
「データで見ただけよ。にしてもあれ、ISに比べたら地味じゃない?」
「ま、まあね。でもその文高性能だから問題ないさ」
「確かに問題ないな」
一夏はうんうんとうなずく。
「ンンンッ!私の存在を忘れてもらっては困りますわ。」
「…誰?」
「なっ!こ、このイギリス代表候補生であるセシリア・オルコットをご存じないのですか!?」
「うん、だってあたし他の国とか興味ないし」
「なっ……!い、言っておきますけど、私はあなたのような方には負けませんわ!」
「ふーん、残念だけどあたしだって負けないわよ強いもん」
やばい、一触即発な感じだ。なんかここ、いずらいなあ。一夏には悪いが、先に戻ろう。
「じゃあ一夏。食べ終ったし俺は先に戻るな」
「おお、じゃあまた後でな」
ふう、よかったよかった。無事にあの場から立ち去ることができた。…そこ。ヘタレなんていうなよ。