「………暇だ」
放課後。俺は部屋で一人、退屈していた。更識さんはついさっき専用機・打鉄弍式を作りに第三アリーナにいってしまったので俺は一人でやることがなく、退屈している。
「(………一夏の部屋にでも遊びにいくかな)」
よし、そうと決まれば善は急げ。早く行くとしよう。
テレポートプリーズ
◆
「一夏のバカッ!!犬に噛まれて死ね!」
俺が部屋に入るとそこには涙目で一夏に怒っている鈴。
鈴に打たれたのか頬が紅く染まっている一夏。
呆れや驚愕の混じった顔の箒がいた。
バタン!
あ、鈴が出てってしまった。
「一夏……何があった」
「亜久斗……実は………」
少年説明中←(°∀°⊂=)
説明を聞いた俺は取り合えず一夏を殴る。
「痛てっ!何するんだよ!」
「一夏…流石にそれはひどいぞ」
「何がだよ」
「女子との会話、しかも幼馴染みであり親友という立場にいた鈴との約束を忘れることがだ」
「いや、さっきもいったけど約束はちゃんと覚えて」
「ならなんで鈴は怒ったんだ?俺にはお前が約束を間違えているとしかおもえないんだが」
「………」
「取り合えずだ一夏。早く約束を思い出して鈴と仲直りするんだ。」
恐らく一夏の言っている「鈴の料理の腕が上がったら毎日酢豚を奢ってくれる」というのは日本の「私の料理の腕が上がったら毎日味噌汁を飲んでくれる?」ということだろう。
「…わかった。俺は鈴に謝る。このままの関係なんてつらいしな」
「な!」
「おお、お前もやっと男になったか!」
「絶対に元の関係に戻す!」
「「……………」」
だめだ。この鈍感やろうはなんというかためだ。……取り合えず。
「「一夏」」
「ん?」
「「馬に蹴られて死ね」」
「お前らもかよ!」
◇
朝五時
さーて今日もISの特訓もしたし、寝るか。(規則違反)
ガチャ
「よう」
「ごきげんよう」ダッ!
な、なぜ俺の部屋に織斑先生がいるんだ!?
「まあまて」
「がはっ!」
逃げようとする襟を捕まれ捕らえられてしまう。
「ちょっとこっちに来てもらおうか」
「え、ちょっ、ま、弁明をさせ、あ!引きずるのやめ」
そのまま織斑先生に引きずられてしまい連行されてしまった。
◆
「………」
「………」(ο△о;;)
織斑先生の部屋に連行された俺は手を後ろに縛られ正座させられていた。
「で、お前は夜中に何処へいっていた?」
「………外で特訓をしていました。」
「ほう。寮からの無断外出は禁止されているはずだが?」
「………はい、心から反省しております」
「もう一つ聞こうか。寮の監視は完璧で誰も外にでた痕跡はなかったがどうやって外に逃げ出した?」
や、やべえ。織斑先生まじ怖えぇ。こんなことなら勝手に抜け出すんじゃ無かったぜ畜生!
「どうした?早く答えろ」
「え、ええと。俺のベルトの力を使って寮からテレポートしました。……あの、一つ聞いていいですか?」
「何だ、言ってみろ」
「な、なぜ、織斑先生は、俺が抜け出したとわかったんですか?」
「そんなの簡単なことだ。私が見回りをしていると第三アリーナで更識が寝てしまっていてな。部屋に送っていったらお前がおらんかったから帰って来るのをまっていたんだ」
「さ、さいですか………」
「さて、私から言うことは一つだ」
織斑先生はそういって出席簿を取り出す。
「勝手に規則を破るなぁぁぁぁ!」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
出席簿が振り落とされ、俺は意識をうしなった。
~~追記~~
次の日、掲示板にはこんな紙がはってあった。
夜霧亜久斗
上記の者は必要の時、教師が認めた時以外にISの力を使うことを禁止する。
※なお、リングは没収し、織斑先生の許可以外では使ってはならない。
……………この前の俺を、殴りたい。