IS 楽しむことは忘れない 転生者の物語   作:滝温泉

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どうも、12月24日今年もやってきましたクリスマス!私は一人で小説書いてますけどね(笑)
やっぱりクリスマス特別話って書いた方がいいんですかね?どうでしょうね?

まあそんなことよりもメリークリスマス!そして本編スタート!





四十二話 VS銀の福音

 

 

「___クソッ!」

 

作戦失敗から約二時間後、亜久斗は自室の壁に背を預け拳を強く握っていた。

 

「(俺はあのとき、どうすればよかったんだ?仲間の危険を考慮するのなら世界に流出してでも力を貸すべきだったのか……?)」

 

「(あのときの俺は、この任務が失敗するとわかっていた……。なのに、友達よりも自分の危険を守る方が大事だとでも思っていたのかよ。その結果がこれじゃねえか!)」

 

亜久斗の拳は己への嫌悪感と自分の選択肢の怒りを表すかのように強く、強く握りしめられ色は白く、失っていた。

 

現在ISの操縦者絶対防御、その致命領域対応によって一夏は昏睡状態になっている。全てのエネルギーを防御に回すことで操縦者の命を守るこの状態は、同時にISの補助を深く受けた状態になる。それ故に、ISのエネルギーが回復するまで、操縦者は目を覚ませなくなってしまうのだ。

 

「(俺は今から、どうすれば___)」

 

そのとき、ドアが開いて顔を出したのはシャルル・デュノアだった。

 

「どうしたんだシャル、今は各自待機中だろ?俺に何かようか?」

 

「うん……ちょっとね。大事な話があるんだ。…入ってもいいかな?」

 

いいぞ。と亜久斗が返事を出すとシャルルは部屋の中に入り、ベットに腰掛けた。

 

「ねえ、亜久斗。僕たちは今から、福音の撃墜に行く」

 

「(……!)ああ……」

 

「でも、僕たちだけじゃ不安なんだ。第四世代型でも敵わなかった軍用IS、倒すのは困難だと思う。だから僕は…僕たちは亜久斗に力を貸して欲しいんだ。」

 

シャルルの話を聞いた亜久斗は、戸惑っていた。友達を、仲間を見捨てたに等しい自分が参加をしていいのかと、亜久斗は自問自答を……やめた。

 

「わかった。俺も行く」

 

亜久斗は自分の罪を償うことに、昏睡状態の一夏に変わって自分が戦うことを決めた。

 

「(悔やむことなんていつでもできる。でも、失敗を取り戻して成功して、自分の罪を……いや、あいつらの仇を取るのは今しかできない!)」

 

「…ありがとう、亜久斗」

 

二人は他の専用機持ちの元へと向かう。

 

 

 

 

場所は変わって現在、亜久斗の周りにはセシリア、シャルル、ラウラがいる。鈴は戦意喪失してしまった箒にも声をかけにいった。

 

「……よし、じゃあ今からインストールを行う。だけど時間が掛かりすぎるから俺が強制インストールを行い時間を短縮させる」

 

亜久斗が手を開くと各専用機の前に空中投影のデータが浮かび、亜久斗自身の前にも空中投影のディスプレイが四つ、同じく空中投影のキーボードが五つほど浮かび上がり、ディスプレイに映ったデータを確認しながらキーボードを叩いていく。そのスピードは凄まじく早い。

 

「ゆ、指が増えているように見えますわね……」

 

「もう半分以上インストールが終了してるよ!」

 

「さすがだな、世界有数の技術力を誇っている会社を束ねている実力は伊達じゃないな」

 

「…………」

 

専用機持ちのセシリア、シャルル、ラウラが驚きの表情を浮かべる。それもその筈、本来インストールはパッケージを量子変換させることで行うことができ、それには幾つものデータ処理と時間が必要とされる。それを亜久斗は五つのインストールを一人で行いデータを処理し、15分ほどで行ったのだ。

 

「………終わったよ」

 

その言葉で全ての空中投影キーボード、ディスプレイが閉じ、ISのインストール完了を知らせるデータが映しだされた。

 

「あら、もうインストール終わったの?箒、連れて来たわよ」

 

そこへ鈴が箒を連れてきた。箒の目には信念と決意が宿っていた。亜久斗はその目を見て、改めて尋ねる。

 

「なあ、箒……。俺たちは今から福音の撃墜に向かう。お前は、もう一度戦場に向かう勇気があるか……?」

 

「当たり前だ!私はこの力を使い、あいつの仇を打つ!もう負けはしない!」

 

それを聞いた亜久斗は薄く笑い、全員に告げる。

 

「じゃあ今から、福音の撃墜に向かうぞ、エネルギーは残しておきたいから船に乗っていく」

 

え?と全員が驚愕の表情になる。

 

「でもそれだと時間がかかるんじゃ……」

 

「大丈夫だ。ISよりも少し遅いけど全員が乗れる船、有るから」コネクトプリーズ

 

亜久斗はコネクトリングを使う。魔法陣から出てきたのは3.5メートルほどの大きな船を模したバイクが出てくる。

 

「これがハードボイルダーを改造した俺の特性品。ハードボイルダー・カスタムって所かな。最高時速は170キロ独自変形が可能で空も飛べるんだよ。怪我人が出てもこれで運べるし、福音の回収も楽になる」

 

「確かにこれなら全員乗れるし、行けそうだね」

 

「ああ、ISは近づいてから展開しても間に合う、心配はいらないだろう」

 

「じゃあ、行くぞ!」

 

五人は、戦場へと向かう。

 

 

 

 

 

「…………」

 

海上二〇〇メートル。そこで静止していた『銀の福音』は、まるで胎児のような格好でうずくまっていて膝を丸めた体を、守るように頭部から伸びた翼が包んでいる。

 

_____?

 

不意に、福音が顔を上げた瞬間、超音速で飛来した砲弾が頭部を直撃し、大爆発を起こした。

 

「初弾命中。続けて攻撃を行う!」

 

砲弾パッケージ『パンツァー・カノニーア』を装備したシュバルツェア・レーゲンは五キロほど離れた位置から砲撃を行う。

 

「くっ!予想よりも速い!」

 

だが福音は砲撃を機動力を活かした動きでかわしながらラウラに向かって接近する。

 

そして福音が三〇〇メートル地点からさらに急加速を行い、ラウラへと右手を伸ばす。だが___

 

「やらせないって!」

 

ATACK RIDE SLASH

 

_____!

 

突如横から、何もなかった場所からの斬撃を喰らい、機体が横に弾かれる。

 

福音がハイパーセンサーで捕らえたのは、マゼンタ・白・黒のカラーを持ち、ボディの至る所に十・Xの意匠が取り入れられている仮面ライダー。

 

その名、仮面ライダー・ディケイド

 

「今だ、セシリア!」

 

「了解ですわ!」

 

そして、弾かれた体が止まった一瞬を突き、福音の上空からセシリアがレーザーライフルで狙撃する。

 

セシリアが使っているレーザーライフルは強襲用高機動パッケージ『ストライク・ガンナー』に搭載されており、その威力は«スターライトmklll»を越える。

 

レーザーが直撃した福音は体制を立て直し、残りのレーザーを全てかわしながら目標をセシリアに変更するが、

 

「遅いよ!」

 

ステルスモードにして控えていたシャルが背後からショットガン二丁による近接射撃を浴びた事により再び姿勢を崩す。

 

だが福音は一瞬で姿勢を元に戻し直ぐにシャルに«銀の鐘(シルバー・ベル)»による反撃を開始した。

 

「おっと。悪いけど、この『ガーデン・カーテン』は、そのくらいじゃ落ちないよ」

 

シャルはリヴァイヴ専用防御パッケージにある実態シールドとエネルギーシールドの両方によって福音の弾雨を防ぐ。

 

そして防御の間にもシャルは得意の『高速切換(ラピッド・スイッチ)』によってアサルトカノンを呼び出し、タイミングを計って反撃を開始する。

 

「シャル、ラウラ、セシリア!全員で囲んで四方射撃を行う!」

 

「了解!」

 

「わかりましたわ!」

 

ATACK RIDE BLAST

 

俺とセシリアとラウラはお互いに別々の場所につき、それぞれ射撃を行いじわじわと福音のシールドエネルギーを削る。

 

そして多く被弾した福音は全方向にエネルギー弾を放ち、次の瞬間に全スラスターを開いて強行突破を計るが、

 

「させるかぁっ!」

 

水面が膨れあがり、爆ぜる。

 

そして飛び出してきた紅椿とその背中に乗った甲龍だった。

 

「鈴!福音に衝撃砲を連射!箒はいつでも離れる準備をしておけ!」

 

「わかった!」

 

「任せなさい!」

 

箒は福岡に突撃し、鈴はその背中から飛び降りて機能増幅パッケージ『崩山』を戦闘状態に移行させる。

 

両肩の衝撃砲が開くのに合わせて増設された二つの砲口が姿を現し、計四門の衝撃砲が一斉に火を噴いた。

 

___!!

 

箒が福音から離れると同時に、その後ろから衝撃砲による弾丸が一斉に降り注ぐ。しかしそれは普段の不可視の弾丸ではなく、赤い炎を纏っている。

 

それは、福音に直撃した。

 

「やりましたの!?」

 

「__いや、まだだ!全員一旦離れろ!」

 

____«銀の鐘»最大稼働____開始

 

直撃を受けてなお、機能を停止させていなかった福音ば、両腕を左右いっぱいに広げ、さらに翼も自身から見て外側へと向ける。刹那、眩いほどの光が爆ぜ、エネルギー弾の一斉射撃が始まった。

 

「くっ!」

 

KAMEN RIDE KABUTO

 

俺は防御の高いカブト・マスクドフォームにカメンライドし、ダメージを和らげる。

 

「みんな無事か!?」

 

「問題ないですわ!」

 

「離れたからダメージは少ないぞ」

 

「箒は僕の後ろにいたから大丈夫!でも福音の異常は連射のせいでシールドが一枚破壊されちゃった……」

 

シャルの方を見ると確かにリヴァイヴの物理シールドが一枚、完全に破壊されていた。

 

「だったらシャルは後退して、セシリアとラウラは左右に別れて射撃をして!」

 

「わ、わかったよ!」

 

「言われずとも!」

 

「お任せになって!」

 

シールドが破壊されたシャルが後退し、セシリアとラウラが左右から射撃を行う。

 

「足が止まればこっちのもんよ!」

 

そして直下からの鈴の突撃。頭部にあるマルチスラスター«銀の鐘»を狙って至近距離からの拡散衝撃砲を玉砕覚悟で浴びせる。

 

そして互いに深いダメージをうけながらも、ついにその斬撃が福音の翼を奪った。

 

「はっ、はっ……!どうよ____」

 

片翼だけになった福音は一度崩した姿勢をすぐに立て直し、そのまま鈴に回し蹴りを叩き込もうとする。が、

 

「やらせねえよ!」

 

ATACK RIDE CLOCK UP

 

俺はクロックアップを発動させ、福音を越えるスピードで突っ込み跳び蹴りを喰らわせる。

 

「まだだっ!」

 

俺は福音に向かって踵落としを喰らわせ、福音は下に落ちていく。

 

「今のうちに攻撃を叩き込む!全員一斉射撃を開始しれくれ!」

 

「「「「「了解」」」」」

 

俺の言葉で箒は天月の弾丸レーザーと空裂の帯状レーザー、鈴は拡散衝撃砲、セシリアはレーザー射撃、シャルはグレネードランチャー、そしてラウラの砲撃を福音構える。

 

___!!

 

福音は横に飛び、かわそうとするが、

 

「避けるなんてさせるかよ!」

 

FINAL ATACK RIDE KA_KA_KA_KABUTO!!

 

____!!!

 

飛んできた福音をライダーキックで蹴り飛ばし、射撃方向へと引き戻す。そして五人から発射させられた射撃が福音を襲い、直撃し、

 

ドガァァァァァアアアン!!!

 

福音は近くの島へと墜落し、小規模の爆発が発生した。

 

 

 

 

 

 

 

 





戦闘描写は難しい、特に複数系となると本当に………。
福音編はあと五話ぐらいで終了かな?

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