IS 楽しむことは忘れない 転生者の物語   作:滝温泉

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さて、前回宣言した通り今回からオリジナリティを加えて書いてみよう!
いずみボックスへコメントを書いてくれたyoshiakiさんと螺旋大好きさんの意見を参考に考えでみました。本当にありがとうございます!

それでは本編スタート!


四十五話 臨海学校(裏)『RIDE』

 

 

亜久斗が臨海学校へ行っている間、『RIDE』ではある事件が発生していた。

 

夜霧グループ『RIDE』経済科主任を表で勤めている男「加賀利之(かがとしゆき)」主に金、材料費などの経理を行っている加賀は裏では防衛プログラム・システムの管理、そして過去に天才ハッカーとして輝き、才能を買った夜霧グループで働いている男である。

 

その男、加賀利之が島から姿を消した。最悪の形で。

 

亜久斗が臨海学校へ行く前日、加賀は当時裏の整備科へ回されていたガイアメモリとダブルドライバーを警備員を殴り倒し強奪。更に社長室のPCをハッキングしてデータを手に入れて逃走、その一部始終が監視カメラに残っていたが加賀は社長室を出た後仮面ライダーベルデに変身。そして姿を消して島から脱出したのだ、今だに居場所は掴めていない……。

 

そして加賀の逃走から2日後、会議室では裏関係の部下が集められていた。その人数約50人ほど、そして部屋の奥には代理社長の夜霧恵が座っている。

 

「さて、まずは状況確認といきましょうか」

 

恵は手元の小型PCを操作するとそれぞれの下に空中投影ディスプレイが浮かびあがる。

 

「2日前、経済科主任担当の加賀利之が社長から整備科へ回されていた七つのガイアメモリ、ダブルドライバーとライダー、パワードスーツのデータをハッキングして島から姿を消したわ。奪ったデータの範囲まではわからないけど恐らくほとんどを手に入れているでしょう」

 

恵の声に全員が驚愕の表情を浮かべる。中には怒るもの、悲しむものもいた。

 

「そんな……まさか加賀さんが……」

 

「加賀のやつ…社長からの恩を忘れたのか!社長がいなかったら俺たちは生きていけなかったかもしれないんだぞ!?」

 

この会社の大半数が女尊男卑のせいで解雇、免罪による失脚などで行き場を失った男たち、才能を認められて雇われた人で構成されており、加賀もその中の一人だった。

 

「静かにしてちょうだい。話しが進まないわ」

 

「今回盗まれたガイアメモリは「Cyclone」「Heat」「Luna」「Joker」「Metal」「Trigger」「Fang」の七つとそれを使うためのダブルドライバー。何の目的かはわからないけど今回の加賀の行動は『裏切り』とみなし、今後は警備を強化していくつもりよ」

 

「はい」

 

「何かしら、西本」

 

手をあげたのは西本俊輔(にしもとしゅんすけ)。当時整備科の警備を任されていた男でありG3を託されている。警備担当の裏関係者は信頼されている物のみ、主にG3、バースプロトタイプ、イクサのどれかを託されてその部隊の上にたつことができる。

 

「警備を強化とは、どうなさるのですか?」

 

「そうね、まずは会社の警備を場所ごとに一人ずつ増やすわ、これはあくまで私が勝手に決めたことだから警備科がやりたくないと言えばやらせない、他の人に頼むわ。…やってくれるかしら?」

 

「はい!任せてください!」

 

西本はそういうと席に着いた。自分担当していた警備科のミス、ましてや自分自身がやられてしまったのを西本は悔いていた。それを挽回すべき機会を噛み締めているのだろう。

 

「話しの続きよ。それでもし、加賀が何か別の組織に所属してデータを渡していた場合、更にそいつらは狙ってくると思うわ。だけど会社にはパワードドライバーは無い、…黒田、貴方が加賀だつたならどうする?」

 

恵は眼鏡をかけ髪をオールバックにしてある男、「黒田清四郎」を名指しする。

 

「はい、社長代理。私なら……ドライバーが保管されている場所、つまり……社長のラボを狙います」

 

黒田は若干汗を流しながら話す。するとまた全員が騒ぎ出すも恵が止めた。

 

「そうよ、でも社長のラボは普通の鍵では入れないし扉を開けることも出来ない。だから警備を担当するなら鍵を渡されている人物のみ。先程斎藤が確認したところ社長から藤堂とルギーザが指命されたわ」

 

「え、私ですか?」

 

「……へぇ!」

 

女性、「ミリアム・ルギーザ」は驚きの声をあげ、対して男性、「藤堂影鷹(とうどうかげたか)」は少しニヒルに笑い恵を見つめる。

 

「ルギーザと藤堂は鍵を持っているから、今日からラボで警備に当たってもらうわ。ラボの中には社長が雇った協力者がいるらしいからその人たちと警備にあたって頂戴、不審人物、襲撃者を見つけたらその場で捕らえ私に連絡すること、いいわね?」

 

「はい、わかりました…」

 

「オッケーっすよ。任せてください」

 

「おい、藤堂!お前はまた……敬語を使え、敬語を!」

 

藤堂の態度に隣にいた男が怒鳴る。しかし恵はそれには特に反応はしなかった。

 

「それじゃあ今日はこれで解散。各自注意は万全にしておきなさい、貴方たちが持っているドライバーが狙われる可能性だってあるのだから」

 

「「「「「はい」」」」」

 

会議室にいた部下たちはそれぞれが別々に部屋を出ていく。恵とルギーザ、藤堂は残ったままだ。

 

「それじゃあ二人は早速警備に当たって頂戴、住み込みでやってもらうからそのつもりでね」

 

「「はい(了解っす)」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え~と確かここに~」

 

「早くしてください、鍵ぐらい常に填めておきなさい。指輪の形をしているのだから、私が開けますよ」

 

「ちょいまち!あったから、あったから!だから俺に開けさせてよ!」オープンプリーズ

 

「全く…入るわよ」

 

「はいはい……大丈夫かねぇ」

 

「こつちのセリフよ」

 

二人がエレベータを降り、そこで待っていた人物を発見し藤堂は声をかける。

 

「あ、どうもっす、今日からここで警備をすること……」

 

「何してるのよ藤堂、早く挨拶……」

 

二人が待っていた人影を見るとそこには

 

「俺が助っ人の桃他だ。よろしく頼むぜ」

 

「僕は浦島。お姉さん、僕に釣られてみない?」

 

「わいは金太郎や。よろしく頼むで」

 

「僕竜太!よろしくねー!」

 

「「………社長…が、四人……?」」

 

現在臨海学校に行っている自分たちの社長、夜霧亜久斗と同じ顔をしている人物、それも四人もいた。それに対して二人はフリーズする。

 

「(……警備、大丈夫っすかね?名前間違えそうなんすけど)」

 

否、藤堂は別のことを考えていた。

 

それから警備が始まり、翌日、襲撃が行われた。

 

 

 




はい、いろいろとやっちゃった感が半端ないです。でも後悔はしていない☆

次回、謎の襲撃者襲来。藤堂とルギーザ、イマジンたちは守りきることができるのか!?

そして設定を追加しておきます。気になる人は設定(一部)を見てくださいね。
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