今回は藤堂たちの戦闘、続きが気になる方は本編へGO!
それでは本編スタート!
一方、ウラタラスたちが戦闘を始めたころのモモタロス、藤堂、ルギーザ、は同じくローブを着ている敵と対峙していた。ウラタロスたちと違うところと言えば人数が四人であるということ。
ルギーザはトランシーバーを内ポケットにしまうと藤堂たちと同じく、四人を睨む。
「さて、貴方たちは何者?どこから来たのかしら」
「……ふっ。おいおい、同じ会社員の顔も忘れたのですかぁ?」
ルギーザは問いかける。すると中心にいた一人が挑発的に返し、ローブを脱ぎ捨てた。その男は先日裏切り、失踪した加賀利之だった。
「加賀ァ……!」
藤堂は加賀を見ると憎しみと怒りの目で睨み付ける。
「何故お前はデータを盗んだ!社長の恩を忘れたのか!?」
「忘れてなんかいないさ、ただね。我慢出来なくなっていたのだよ僕は、この世界がな」
「なに……?」
「お前も感じたことはあるだろう?ISが世界に広まったことにより世の中の風潮は女尊男卑へ変わってしまった、男は人生を狂わされたと言ってもいいだろう……。僕達は男というだけで見下されていた、「女はISに乗れるから男よりも偉い」などと考えた馬鹿な女のせいでな。それに人生を狂わされたのは男だけではない、女もだ!女はISの適性が高いやつらから戦争に送りだされ、保護プログラムなどで家族から引き離されたやつもいるだろう。女尊男卑の性でストレスが溜まった男からの暴行を受け死んだ女性だっているそうだ違うか?」
加賀は語りかけるように三人に話す、その間に加賀を含めて誰一人臨戦態勢を緩めていないのは訓練、実戦を経験してきた物だからこそだろう。
「だから僕はこの会社を利用させてもらった。元々僕は別の組織に加入していたのだから、なに、僕にとって過去歴を変えることなんて造作もないこと。まあこれは置いとこう。そして僕はこの会社である程度の信頼を得て、社長が居ず、帰って来るのに困難なこの先日に実行を移させてもらったんだよ」
「……結局、お前、お前らの組織の目的はなんだ?」
藤堂が加賀に殺気を剥き出しながら訪ねる。
「さあね、組織の連中はそれぞれ目的が異なるから知らんさ。だが僕たちの目的を平たく言えば、ISをぶっ壊すことさ!」
「「!」」
「……」
ISをぶっ壊すという答えに藤堂とモモタロスは驚き、ルギーザは目を細めて見ていた。
「まあ、僕は憎たらしいISを破壊できる戦闘機とかが造れたりすればそれでいい。全く、社長のバカさ加減には呆れるよ、IS以上のパワードスーツを作ることができながらどうして公表しないのかねぇ」
その言葉が藤堂の怒りに火をつける。
「おい加賀ァ!てめえ何社長を馬鹿にしてんだよォ!社長はそんなつもりで仮面ライダーを造った訳じゃない!」
「社長は楽しむためっ!俺らが狙われても無事になるようにこれを託してくれた!社長は戦争なんか望んじゃいねえ、勝手な解釈をするなァッ!」
ふむ。と一言付け加えて加賀は嘲笑う。
「僕の今回の目的は一つ、ダークライダーの強奪だ」
「「「何!?」」」
全員が驚愕する。ダークライダーとは原作でもその圧倒的な強さと性能で主人公たちの敵となった存在。この世界では亜久斗がその力に世界感が崩れるのを恐れ、ラボの奥に封印し、亜久斗以外がそこへ出入りすることは許されていない。
「まさかダークライダーまで知っているとはなァ、さすがだなァ加賀」
「当たり前なことを言うなよ藤堂。さて、話しがすぎたな。そろそろお前たちを倒し、ダークライダーは僕たちが手に入れる」
加賀は自分のズボンのポケットからカメレオンが描かれたデッキを取り出す。と後ろにいた三人のローブたちもガイアメモリと色違いのロストドライバーを取り出した。
「変身」
Cyclone!
Heat!
Metal!
「……変身」
加賀はデッキを壁に反射した自分に向けると、現れたベルトにデッキを差し込み仮面ライダーベルデに変身。後ろの三人もドライバーにガイアメモリを差し込み仮面ライダーサイクロン、ヒート、メタルに変身した。
藤堂たちも同じようにデッキを、モモタロスはベルトをはめてライダーパスを取り出した。
「変身!」「変身」「変・身」
ソードフォーム
藤堂とルギーザは加賀と同じようにデッキをベルトに差し込み、仮面ライダー王蛇、仮面ライダーライア、仮面ライダー電王へと変身した。
「俺、参上!。…ったくよぉ、さっきからちまちまちまちまと下らねえことばかり言いやがって……どのみち俺たちがお前らにすることは一つだ」
決めゼリフを決めたモモタロスは加賀に向かっていい放つ。
「お前らをぶっ飛ばすことだ!!」
「その通りだ!いくぞ!加賀アアアア!!」
「やれやれ……」
モモタロスのセリフを引き金とし、三人は突っ込む。
「行くぜ行くぜ行くぜぇ!」
ガキィン!
「ぐっ!」
モモタロスは加賀にデンガッシャー・ソードモードで切りつけようとするが仮面ライダーメタルの持つメタルシャフトにより阻まれ、勢いを止められる。
「へっ……だったらてめえから相手をしてやるぜ!」
ガキィン!ガキャン!キンッ!
モモタロスは走りで勢いをつけながらメタルに突撃し、モモタロスのソードとメタルシャフトの乱戦となる。
力はモモタロスの方が上だがメタルはメタルシャフトを素早く小回りに振るうためモモタロスの攻撃はかわされるか防がれてしまう。
「ちぃっ!厄介だなその棒は、だったらこれを喰らいやがれ!」
フルチャージ!
「俺の必殺技・パート2!って何ぃ!?」
モモタロスはライダーパスをベルトに通し、エクストリームスラッシュによる連続切りをしようとするがここは地下、ある程度広くはあるが壁に弾かれてデンガッシャーのオーラソードはメタルには届かなかった。
「くそっ!部屋が狭え!これじゃあ俺の必殺技パート2が使えねえじゃねえか!?」
焦るモモタロス、その隙を見てメタルはモモタロスに接近しメタルシャフトを連続で振るう。
「うおっ!?調子に乗るんじゃねえ!」
モモタロスは反撃にメタルの腹にヤクザキックを放つがメタルも固い防御力をある程度持っているため、ダメージは少ない。
「うおら!」
「ふっ!」
カキィン!
「モモタロスはオーラソードを飛ばして攻撃するも真っ直ぐと飛んで来たオーラソードは簡単にメタルシャフトによって弾かれてしまう。
「こうなったらあの棒を吹き飛ばすしかねえ!渾身の力で吹き飛ばしてやるぜ!」
フルチャージ!
「行くぜ行くぜ行くぜえ!」
「!無駄だ!?」
モモタロスは力強くソードを握りしめ、メタルに向かった走る。狙いはメタルシャフト、全てをそれに集中させ、上から叩き切るのではなく、斜め下からアッパースイングのように振り上げる。フルチャージで強化されたオーラソードは飛ばさず、そのまま自分の遠心力等を利用して放った一撃は___
ガキンッ!……カランッカラン……!
「なっ……!」
メタルシャフトを、弾き飛ばすことに成功した。敵は丸腰で攻撃を阻むものは何もない、つまり。
「さあこれでやっとてめえをぶっ飛ばすことができるぜ…!」
フルチャージ!
「ひっ!」
モモタロスは再度フルチャージを行いオーラソードを強化、最高の一撃を叩き込む。
「今度こそ行くぜ、俺の必殺技・パート1!」
「うごああっ!」
渾身のエクストリームスラッシュは今度こそメタルを捉え、吹き飛ばした。
「たくっ手間かけさせやがって……」
ふと見るとサイクロン、ヒートも倒れている。ルギーザがやったのだろう。モモタロスはルギーザに近づき声をかける。
「よお、終わったな。こいつらどうすればいいんだ?」
「………そうですね」
ルギーザはモモタロスの方を向かずに左腕に装慎された召喚機エビルバイザーにアドベントカードを差し込む。
スイングベント
「その前に、貴方にはやられてもらいましょうか!」
「があっ!?」
突如、ルギーザから放たれたエビルダイバーの鞭を模し、電撃を纏った一撃がモモタロスを襲った。警戒をしていなかったモモタロスをそのダメージを真に喰らってしまい、床に倒れた。
「なっ……てめえ、なにしやがる…!」
モモタロスは薄れ行く意識の中、声を振り絞りルギーザに問いかける。するとルギーザはふふふと笑いを浮かべモモタロスを踏みつける。そして、モモタロスの意識は途絶えた………。
◆
「行くぞ、加賀アアアア!!」
「そう熱くなるなよ」
藤堂は怒りを顕にし、ベルデへと変身した加賀に向かって跳び蹴りを放った。だが加賀は体を捻ることで蹴りを避け、後ろに下がった。
加賀は左腿に装慎されたカメレオンの頭を模した召喚機、バイオバイザーのカードキャッチャーを手元まで伸ばし、藤堂はコブラを模した召喚機、ベノバイザーの頭の部分にそれぞれアドベントカードを装慎した。
ソードベント
コピーベント
藤堂はベノスネーカーの尾を模したドリル状の剣ベノサーベルを手にし、対するベルデはコピーベントにより王蛇のベノサーベルをコピーして同じく手に取る。
「うおおお!」
「さあかかってこいよ!」
二つのベノサーベルによる乱戦。切ってはかわし、避けては離れるの繰り返し。そして乱戦から数十秒後藤堂は尋ねる。
「言え!お前の組織の上には誰がいる!?」
「んー、そうだなぁ。例えば………」
そこまで言うと加賀は藤堂に背を向け、逃げた。
「!待てっ!!」
藤堂は追いかけるが見失ってしまう。周りを確認すると曲がり角からライアに変身したままのルギーザが出てきた。
「あ、おいルギーザ。加賀の奴を見なかったか?さっき逃げていったんだが……」
「あら、見てないわよ。それより……」
ルギーザはそういうと何の躊躇いもなく鞭を藤堂に放った。
「がはっ!?」
藤堂は目の前に起きた光景がわからなかった。ベルデの持つアドベントカード・コピーベントは他のライダーの姿になること出来る。だが加賀は自分のベノサーベルをコピーしたはず、ならば目の前にいるルギーザは本物。
そして目まぐるしく働いた藤堂の脳はひとつの仮説に辿り着く、絶対にあってほしくない最悪の可能性に。
「ぐ…ま、まさか……お前…!」
そのとき、ルギーザの背後からベルデ、加賀が姿を現した。
「ははは、さっきの答え…まだ教えてなかったな。ちなみに、こいつも組織の人間だぜ?」
「なっ……!?」
最悪の仮説は、可能性から真実へと変わった。藤堂はルギーザに顔を向ける。
「ふふ、ええそうよ。さっき一緒にいた協力者さんは今頃ぐっすり寝てるわよ。貴方も早く休んだら?」
藤堂は更に怒りを震わせた。
「ふざけるんじゃねえ!!!」
ファイナルベント
藤堂はベノバイザーにファイナルベントのカードを装慎し、ベノスネーカーが現れる。
「二対一で敵うとおもわないことね」
ファイナルベント
「とっとと殺られてくれよ」
ファイナルベント
加賀とルギーザも同じくファイナルベントを発動させバイオグリーザ、エビルダイバーが現れる。
「「はあああああっ!!」」
藤堂は空中からベノスネーカーから吐かれた毒液の勢いを乗せて連続蹴りを、ルギーザはエビルダイバーの背に乗り波乗りのように藤堂に体当たりを喰らわす。二つの威力は相殺されるあと一歩で藤堂が押し込み、ルギーザは壁に叩きつけられる。
「はあっ、はあっ、どうだ……!?」
「残念だけど、僕を忘れないでよ!」
加賀はバイオグリーザの舌を足に巻きつけ振り子の要領で藤堂を捕まえる。
「なっ!?」
「さあ、終わりだ」
そして藤堂を捕まえた加賀はパイルドライバーを喰らわせ、藤堂の頭を地面に激突させた。
「がっ……は……」
「あれ?まだ生きてるみたいだね。まあ起き上がれそうにもないし、先に回収するとしよう。行くぞお前ら」
「わかったわよ」
藤堂は見た。加賀に付いていくルギーザの後ろにいたのは、先程ルギーザが倒した筈のサイクロンとヒートだった。
何故か途中で打ち込めなくなってしまったのでここで一旦区切ります。次話は明日に更新する予定です。
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