やったよ!感想数六十突破しましたよ!みんなクウガのフォームチェンジを教えてくれてありがとう!そして最後に自分の感想も書いてくれるなんて、嬉しいです。
その感謝を込めて五十一話を更新しました。
それでは本編スタート!
亜久斗は更識楯無との会談を行うために、更識家にやって来ていた。亜久斗の服装はオーダーメイドされた黒のスーツであり、いざというときのために腰にある専用機、仮面ライダーを装着していた。ベルトは上からスーツを被せておけば目立たないため問題はない。
「……しっかし、早く来ないかなぁ」
先程この部屋に案内されてから十分は経っている。使用人らしき人がすぐに呼んできますと言ってから十分だ。ここの使用人にとっての時間の定理が気になる。
それから更に二分ほどすると襖が開き、一人の女性が入って来た。水色の髪に赤い瞳、IS学園の制服ではなくこちらもオーダーメイドされたスーツを着ていた。おまけにスーツでありながら動き易さを前提に作られたようだが。
「待たせて申し訳なかったわね。私は更識楯無、更識家の十七代目当主よ」
その人、更識楯無は向かって正面に座ると扇子を開く。その扇子には歓迎!と書かれていた。
「いえいえ、私は夜霧グループ『RIDE』の社長を勤めております、夜霧亜久斗です。今回は更識楯無様に依頼があって参りました」
「あら、そんなに畏まらなくてもいいわよ。気軽に楯無でいいわよ?もしくはたっちゃんでも可」
……今のでわかった。この人、自分を隠している。相手に悟られないように、弱味を見せないように。それでこんなフレンドリーでお姉さん的なキャラを通しているのだろう。だがこの手の対処法は知っている。
「ではたっちゃん。今回の用件を説明致します」
「……まさかそっちで呼んで来るとはね。君もやるわね」
相手の誘いに乗ればいい、それだけで相手の調子は狂い、こちらへと風は傾く。
「たっちゃんには以前家の社長代理、現在の副社長が以前話されたと思いますが、先週、私の開発したパワードスーツが部下によって強奪され何者かの手によって渡りました。そしてその部下の目的はISの破壊でした。そして可能性としてIS学園が狙われる場合がありますので万が一、IS学園が襲撃された時のために力を貸していただきたいのです」
重苦しい空気と沈黙が流れる。たっちゃんの顔つきも先程とは違い真剣になっている。数秒間考えた後たっちゃんは口を開く。
「その依頼に関しては受けてもいいわ。でも、二つ条件があるわ」
「条件、とは?」
「まず一つ目、貴方はそのパワードスーツで何をしようとしたのかしら?」
亜久斗はど直球な質問を当然のように答えた。
「自分の部下の身を自分で守らせるためと単純な警備の強化です。我が社は高い技術を持っていることから政治家や各業者からの依頼が絶えず、中には脅しをかけ自分の物にしようとする者まで現れます。そういった不純な奴等から守るために作りました」
今いったことは半分は真実である。亜久斗が警備の強化、襲撃から守るためにライダーを配布したのは本当だ。だが造ったのは自身が楽しむため、仮面ライダーとなり戦うためである。
「そう、じゃあもう一つの条件よ。私と戦って満足させることが出来たら、その依頼を受けてあげるわ」
「ありがとうございます。たっちゃん」
「そ、その呼び方は止めてほしいかな、普通に名前で呼んで頂戴」
「わかりましたよ、楯無。それで、対戦方法はどうし……おーい、楯無ー」
楯無の顔が赤い、自分で呼べと言って自分で恥ずかしがってたらわけないと思うが、亜久斗は口には出さなかった。楯無ははっ!として告げた。
「そ、そうね!こっちに来て頂戴!」
楯無は早歩きで行ってしまう。亜久斗はその後をついていった。
「(やれやれ……以外と初だなこの人)」
「(……なんで亜久斗君はこんな積極的に来るのかしら。平常心平常心)」
◆
「……ここは、道場ですかね?」
亜久斗が楯無に連れられて来たのは木の板で造られた床の広い部屋。IS学園の剣道部の道場とよく似ている。
「うーん、ちょっと違うわね。まあそのことは今はいいじゃない。それで勝負の方法だけど……」
楯無はスーツを脱ぎラフな姿になる。身体のラインが分かり安い感じにたるので困る。が顔には出さない。
「組手をしてもらうわ!」
楯無は扇子をビシッ!と亜久斗に向けていい放った。
◇
「さて、始めましょうか」
「ええ、それにしても、悪いわね。服用意してもらって」
「別に構いませんよ。さすがにあのまだと戦うのには抵抗がありましたからね」
「あ、もしかして照れてる?お姉さんに見とれちゃったかしら?」
「ええ、とっても麗しい姿でしたよ。ですがあのまま戦ってもし事故が起こるなんてことになったらしゃれになりませんからね」
亜久斗は先程楯無にドレスアップリングで体操服に着替えさせた。自分もアンダーシャツと膝まであるズボンという動き易い格好に着替えた。ちなみに
楯無の格好は亜久斗と同じ膝まであるズボンに紺色の体操服だ。決してブルマではない。
「では……私が楯無を満足させたら良いのでしたっけ?」
「ええ、それと、組手のときぐらいは敬語を直したらどうかしら?」
「そうですね……じゃあ始めるとしますか!」
亜久斗は一歩踏み出し右肩の内側へと、牽制の掌打は放つ。このとき、前のめりに移動するのではなく、身体の頭、背、腰のラインが縦に直線になるようにしたまま放つのが反応速度を上げるコツだ。
「甘いわよ!」
「知っていますとも!」
楯無は亜久斗の手首を掴み合気道の要領で投げ倒そうとしたが亜久斗の身体は勢いには乗らずに引っ張られることも無かった。亜久斗は楯無の足の間に自分の左足を滑り込ませそのまま体当たりをする。
「痛たた…結構強いじゃない。亜久斗君」
「楯無も凄いね。当たる直前て体を後ろに引いてダメージを無くすなんて、痛たたって絶対嘘でしょう」
「あらら、張れちゃった。じゃあ次はこっちから行くわよ!」
楯無は古武術の奥義が一つ『無拍子』でによりどんっ!といきなり亜久斗の目の前に急接近する。『無拍子』とは律動の空白を使う技術のことであり、人間のリズムを相手に感じさせることなく攻撃することである。
「ぐっ……!」
楯無は亜久斗の関節が強ばる瞬間を狙って一瞬で両肺に双掌打を叩き込む。亜久斗は呼吸が止められたような痛みを喰らいつつも反撃に足払いをしてバランスを崩した後倒れ込む楯無の腹の位置に両手拳を合わせるようにして構え、拳は腹に直撃する。
「くっ!(本当に強いわね亜久斗君、もしかしたら私と同等いや、それ以上かも!)」
「はあ、はあ!(やべえこの人かなり強いな。さすがは学園最強と言われた生徒会長なだけはある、人外までとは行かないが)」
二人は再び相手の部位を狙って組手を行う。合気道、カポエイラ、マーシャルアーツ、古武術等様々な技で打ち込む楯無。高い身体能力を活かしたカウンター、斎藤から習った拳法などで反撃をする亜久斗。既に二人は汗だくとなっていた。
「はあ、はあ……」
「ぜ、はあ、強いな…」
二人の汗が床に垂れ、そして二人は疲労のこともあって倒れこんだ。
「はあ、はあ、ひ、久しぶりに本気で戦った気がするわ。はあ、お姉さん、疲れちゃった」
「……こっちも、凄くいい経験になりまきたよ。あ、ところで依頼、協力してくれますか?……」
「え、ええ…いいわよ。元からこの依頼は受けるつもりだったし。亜久斗君て戦ったのはちょっと試してみたかっただえよ」
「そ、そうですか……」
倒れて、肩で息をしながら会話をしていた二人は数分後起き上がり。握手を交わした。
「これからよろしく。楯無」
「う、うん、こちらこそよろしくね亜久斗君」
楯無の顔が赤くなっていたのは運動をしたからだと思いたい。亜久斗は自分の会社に戻っていった。
楯無は亜久斗を見送ると、自分の部屋に戻っていく。途中の廊下で自分の妹を見かけた。
「あら、簪ちゃん。どうしたの?」
「お姉ちゃん、ずるい。私も亜久斗と話したかった……」
「あらあら、ごめんね簪ちゃん。なんたって簪ちゃんの初恋の人だもんね?」
「お、お姉ちゃん!」
「ごめんごめん。じゃあ私は汗を流して来るわね」
楯無は風呂場に入り、照れながら怒る妹から退散した。
そして、シャワーを浴びる楯無の頬は、赤く染まっていた。
「ごめんね簪ちゃん。お姉ちゃん、亜久斗君のこと好きになっちゃったかも……」
その顔からは先程と違い、一人の恋する乙女だった。
ああ、ライダーを書きたい、そろそろ戦闘に行こうかな?今度は龍騎じゃなくて別シリーズのライダーを活躍させたいですね。
それはそうと、藤堂が守り抜いた五つねダークライダーは何がいいですかね?よかったら意見を求みます。