今回の話しは亜久斗の両親が登場します。戦闘メイン、無双意外の何物でもありませんが……。
それでは本編スタート!
「まったく……誰だい君たちは、会社の窓を割って登場なんて前代見門だよ、ましてやここ社長室なのだが……」
夜霧グループ本社の社長室に、謎の男たちが窓を蹴破って侵入してきた。それも全員が変身しておりその数は十五人程、そしてこの場にいるのは亜久斗の父親であり夜霧グループ会長の夜霧甲斐斗(よるきりかいと)とその妻夜霧冥弧(よるきりめいこ)のみであり、男たちは二人は囲むようにして移動していた。
「まあ何はどうあれ、不法侵入者扱いってことでいいかな?亜久斗の方で色々あったようだし、巣巻きにでもして送ってあげればいいだろう」
「あらあら、こうしてると思いだしますわね。甲斐斗さんとの二度目のデートのときを」
「なら今度休暇でも取って、二人で旅行にでも行かないかい?」
「あら、甲斐斗さんったら…」
何この茶番、シリアスはどこに行った。と侵入した男たちは思った。先程のシリアスムードが一変してこの二人のデートの話しになっているし、というか二度目のデートで何があったんだ。
「んん!おい、死にたくなかったらここにあるはずのダークライダーを寄越せ、一体はここに保管されているのは知っているぞ」
「この数じゃあどう足掻いたって敵わないぜ、ほら、死にたくなかったらとっとと出せよ会長さん」
「はっはっは、面白いこと言うねぇ、息子のから頼まれたことを放棄する親がどこにいる?君たちのようなしたっぱに渡す気ははない、とっとと捕まえられてくれ」
甲斐斗の挑発態度を剥き出しにして男たちの沸点を下げる、対して男たちは笑い飛ばした。
「はははは!あんたら二人で俺たちを捕まえる?無理無理!この数で全員が変身してんだぜ?敵わないって!」
下衆の笑い声が室内に響く。甲斐斗は軽い溜め息を吐く。その意味は目の前の男たちに対する哀だった。
「やれやれ、本当は傷つけたくはないけどこういう場合はしょうがない。やりますか」
「ええ、痛い目を味会わせないとわからないようですからね」
「「変身」」
Skull!
甲斐斗はスカルドライバーにガイアメモリを差し込み、仮面ライダースカルに変身、冥弧はフェニックスが描かれたデッキをベルトに填め、仮面ライダーオーディンに変身した。
「さあ、お前らの罪を数えろ」
「…やっぱ変身するんだな。だけどそれは俺たちだって同じ、数では勝っているから特に変わらねえ、ゴウラのおっさんが造ったファングに殺られて後悔すんなよ!」
男たちは仮面ライダーファングに変身しており、肩、腕、足のそれぞれの部位に異なって牙がついている。例えるなら仮面ライダーメイジのように。そして甲斐斗たちに殴りかかる。
「喰らえやぁ!」
だがここで男たちはミスを犯してしまった。いや、正確には侵入した時点で詰んでいる、何故ならこの二人は____
「ふっ!」
「ぐぼろえっ!」
人外だからだ。
「「「………は?」」」
残りの男たちは思わず立ち止まってしまう。それもそのはず、殴りかかった男はスカルに変身した甲斐斗の拳一つ喰らっただけで壁に叩きつけられた。訳がわからない、スカルは何か特別な力を持ったわけでもなく武器はスカルマグナム一丁のみ、そのはずなのに男は簡単に吹き飛ばされた。
「さて、次は誰だ?」
「おい、全員で掛かるぞ!やっちまえ!」
「「「おお!」」」
「あら、時代劇のやられやくのセリフですわね」
ソードベント
「ぐあっ!」
「がはっ!」
冥弧はアドベントカード・ソードベントを杖型の召喚機、ゴルトバイザーに装慎する。そしてゴルトフェニックスの翼の一部を模した剣、ゴルトセイバーを二本召喚し、一番近くにいたファング二人を一瞬で切り裂いた。
「っ!だったらこれでどうだ!」
「行くぞ!」
Fang!Mximum Drive!
マキシマムドライブにより空中回転蹴り、ファングストライザーを放つ二人。だが
ガードベント
「効きませんね」
ガアアンッ!と大きな音を立て、ファング二人は弾き飛ばされる。冥弧はガードベントによりゴルトフェニックスの背と尾を模した大型の盾、ゴルトシールドを召喚し、ファングストライザーを防ぐ。ゴルトシールドは原作劇中、龍騎サバイブのメテオバレットを防ぎ、他のライダーのファイナルベントにもビクともしないほど頑強にできている。一体となったファングのマキシマムドライブ二つではビクともしない。
「ば、バカな……」
「こっちを忘れないで欲しいな」
「がべしっ!」
驚愕していた男を甲斐斗が膝蹴りで蹴り飛ばす。周りを見ると残りはたったの三人となっていた。
「ど、どんだけ強いんだこいつら……」
「こんなババアがここまで強いな、んて………」
瞬間、空気が凍った。夜霧冥弧は容姿は二十代中場と若く見えるが年齢は四十五歳、それが冥弧の気にしていることであり、それを言った奴がどうなるかわかっている甲斐斗は震えていた。
「……言ってくれましたね?確かに私は四十六歳ですがババアと呼ばれるのは聞き捨てならないですね……」
「ひっ……!」
この男は悪意を込めて行った。だが冥弧の年齢は二十代ほどだと思っていた。では何故ババアと言ったのか?答えは簡単だ、男は、ロリコンだったのだ。
「貴方たちには、もう少しきついお仕置きが必要ですわね」
タイムベント
「……えっ?」
景色が戻り、気絶した仲間も体力が元に戻っていた。ただ違うのは、冥弧の怒りは消えていないこと、そして部屋の隅に甲斐斗が離れていることだった。
「さて、もう一度痛みを味わっていただきますわ」
冥弧はタイムベントで戦闘が始まる前の時間まで巻き戻したのだ。男たちに苦痛を与えるために。
「……」
「がっ!?」
「ぐふっ!」
「ぐあっ!?」
冥弧は高速でファングたちに近づくと窓に向かって吹き飛ぶように蹴り、拳、投げを放ち、男たちは外に放り出される。
「うわああああ!?」
ファイナルベント
冥弧はファイナルベントによりゴルトフェニックスを召喚し、背中に合体させ外に飛びたつ。
「喰らいなさい!」
オーディンの周囲が黄金の光に包まれ、一部に吹き飛ばされたファングたちに向かって冥弧は蹴りを放ち、更なる上空に蹴り飛ばす。
「はあああ!」
そして落ちてくるファングに向かって天に昇るようにゴルトフェニックスと光を纏い、突撃した。
「「「ぎゃあああああっ!」」」
そして、男たちは爆発した。跡形もなく……。
「………哀れ」
甲斐斗は、冥弧を怒らせた男たちに合掌した。哀れみを含みながら、後始末の方法を考えたのだったが、とりあえず無かったことにした。
やってしまった。スカルよりもオーディンが目立ってしまった……。詳細ほぼ不明のファイナルベントを調べるのは大変でした。
今回の戦闘でファングメモリは量産されたということがわかりました。さすがにダークライダーだけでは数がきつかったので……。