IS 楽しむことは忘れない 転生者の物語   作:滝温泉

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やっぱり何もすることがなかったので連続更新。今回のタイトルはW風にしてみました。

最近になって感想や評価が増えて来ました。評価に一がつくのは最初に行き当たりばったりで書いているのと私の文才力の無さだと思いました。それでも私は頑張って書いていきます!

それでは本編スタート!


五十八話 Tは生徒会長/I争奪戦の序章

 

翌日。SHRと一時限目の半分ほど使っての全校集会が行われた。内容は今月中程にある学園祭についてだ。だが俺は不安でしょうがないしこの全校集会には参加したくなかった。

 

理由は今朝、楯無が部屋を出ていくときに聞いた「今日の全校集会は楽しみにしているといいわ」という言葉の性だ。俺は楽しむことが好きだが今回はろくなことが起こらないのではと思う。

 

「それでは、生徒会長から説明をさせていただきます」

 

ちなみに今の声はデネブだ。昨日生徒会に加入した俺たちはこうして全校集会の進行を手伝っている。俺はモニターやら空中投影システムの管理をしている。もう中身だけでやる気が無くなっている。何故一夏の写真を写しだすためだけに働かなければならないのか、まあ引き受けた俺も俺だけどさ……。

 

「やあみんな。おはよう」

 

そうこうしている間に楯無は壇上に上がり挨拶をした。楯無はふふっと笑みを浮かべると話しを始めた。

 

「さてさて、今年は色々立て込んでいてちゃんとした挨拶がまだだったね。私の名前は更識楯無。君たち生徒の長よ。以後、よろしく」

 

「では、今月の一大イベントの学園祭だけど、今回に限り特別ルールを導入するわ。その内容というのは……」

 

楯無しが俺にウインクをしてくる。何故かこの合図である。俺はキーボードを軽く操作すると空中投影の巨大ディクプレイが浮かび上がった。

 

「名付けて、『各部対抗織斑一夏争奪戦』!」

 

「え……」

 

「「「ええええええ~~~!?」」」

 

ぱんっ!と気持ちのいい音を立てて、扇子を開く。それに合わせてEnterキーを押す。するとディスプレイには一夏の写真が浮かび上がる。ちなみに臨海学校で撮った浴衣バージョンだ。悪い一夏、これしかなかった。後で学食奢る。

 

「静かに。学園祭では毎年各部活動ごとの催し物を出し、それに対して投票を行って上位組は部費に特別助成金が出る仕組みでした。しかし、今回はそれではつまらないと思い____」

 

「織斑一夏を、一位の部活に強制入部させましょう!」

 

それにより、再度雄叫びが上がる。というか一夏に了承は……取ってないだろうな。うん、後から説明する気だよこの人。

 

「うおおおおおっ!」

 

「素晴らしい、素晴らしいわ会長!」

 

「こうなったら、やってやる……やぁぁぁぁってやるわ!」

 

「今日からすぐに準備始めるわよ!秋季大会?ほっとけ、あんなもん!」

 

ほっといたら駄目だ。引き返せ、練習した方がいいぞ。

 

「なあ楯無。俺たちはどうなるんだ?」

 

「それはあ・と・で。一夏君を生徒会室に呼んでから伝えるわ」

 

「わかった。ふぅ……」

 

かくして、『各部対抗織斑一夏争奪戦』が始まったのであった。

 

 

 

 

それから放課後の特別HR。内容は学園祭での出し物、朝の全校集会で全員がわいのわいのと盛り上がっている。

そしてクラスの出し物として提案されたのが……。

 

『織斑一夏、デネブと夜霧亜久斗のホストクラブ』『男子たちと王様ゲーム』『織斑一夏とツイスター』『夜霧亜久斗とポッキー遊び』

 

「「「却下」」」

 

「「「えええええー!?」」」

 

「あ、アホか!誰が嬉しいんだ、こんなもん!」

 

「私は嬉しいわね。断言する!」

 

「言っとくけどこれ出し物に出来たとしてもやるのは俺たちと客の人だろ?女子たちやることがないじゃん」

 

「……あ」

 

「今気づくのか!?」

 

「それに、折角一年一組の初めての学園祭なんだし、みんなで楽しめる物にしよう」

 

「そ、そうそう!とにかく、もっと普通の意見を出してくれ!」

 

「では、メイド喫茶はどうだ」

 

そう言ったのはラウラだった。あのラウラがメイド喫茶とは……。全員がぽかんとしている。

 

「客受けはいいだろう。それに、飲食店は経費の回収が行える。確か、招待券制で外部からも入れるのだろう?それなら休憩場としての需要も少なからずあるはずだ」

 

確かに、デネブの意見にも当てはまっているし接客や料理が得意分野で分けることが出来るな。……これを提案するのがラウラだとは思わなかった。

 

「え、えーと……みんなはどう思う?」

 

「いいんじゃないかな?一夏たちには執事か厨房をと担当して貰えばオーケーだよね」

 

「それに男子だって料理できるんだから丁度いい案だと思うぞ」

 

俺とシャルの言葉でぽかんとしていたクラスの女子が息をふきかえした。

 

「織斑君たちの執事姿!いい!」

 

「それでそれで!」

 

「デネブ君凄くデザート得意みたいだったし!」

 

「メイド服はどうする!?私、演劇部衣装係だから用意出来るけど!」

 

「メイド服ならツテがある。執事服も含めて貸してもらえるか聞いてみよう」

 

…………え?

 

「____ごほん。シャルロットが、な」

 

全員がシャルの方を向く、急に振られたシャルは困った顔をするばかりだった。

 

「え、えっと、ラウラ?それって、先月の……?」

 

「うむ」

 

先月に何があったのか、凄く気になる。

 

「き、訊いてみるだけ訊いてみるみるけど、無理でも怒らないでね」

 

「「「怒りませんとも!」」」

 

かくして、一年一組の出し物はメイド喫茶改め『ご奉仕喫茶』に決まったのであった。

 

 





続きは明日か今日の夜頃に更新します。感想、評価に加えオリキャラや登場させてほしいライダーを活動報告のアンケート2でをお待ちしております。マイページをお持ちでない方は感想欄でも構いません。
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