IS 楽しむことは忘れない 転生者の物語   作:滝温泉

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どうもこんにちは、滝温泉こといずみです。
昨日の夜更新する予定でしたがすみません、できませんでした。でもこれには訳があります。

昨日の夜、私は3DSを使って更新していました。そして書き終えた後、誤って私は「やめる」のボタンを押してしまったんです。

当然「やめる」を押した場合は今まで書いた文章が全て消えます、しかも私は決定を押して休むなんてことしなかつたので自動保存もされませんでした。よって昨日は更新できずに書く気が失せてしまったのです。

なので今日改めて更新しました。昨日心待ちにしていたかたはすみませんでした。

それでは本編スタート!


五十九話 織斑一夏、生徒会室へご案内

放課後のHRも終わり、一夏は出し物の報告に、俺とデネブは生徒会室に向かった。

 

「「失礼します」」

 

「よく来たわね二人とも」

 

生徒会室で待っていたのは生徒会長の楯無と俺たちと同じ生徒会役員の布仏虚さんだった。

 

「それで、今日は何の御用事で?」

 

「ん?とりあえず一夏君に今日の全校集会の説明をするのよ。その為に二人には来てもらったわ」

 

ああ、『織斑一夏争奪戦』でしたっけ?それは説明しないと不味いだろうな、勝手に決めたらしいし。

 

「でも肝心の一夏は職員室に行っていて居ませんけど?」

 

「だから、今から連れてくるのよ。亜久斗君も一緒に行くわよ」

 

「何故に俺が、デネブはどうするんだよ」

 

「デネブ君には私たちが一夏を連れてくるまで虚ちゃんとここで待ってもらうからいいわよ」

 

「わかりました。布仏さん、紅茶、貰ってもいいですか?」

 

「ええ、どうぞ」

 

順応制が高いなデネブ、いくらなんでもお前程馴染み易いイマジンはいないと思うぞ。

 

「さあ行くわよ」

 

「わかりましたよ……」

 

何だろう、最近は疲れることが多い。

 

 

 

 

 

 

さて、現在職員室前に俺と楯無はいる。一夏が出てくるのを待っているわけだ。

 

そして職員室のドアが開き、一夏が出てきた。

 

「やあ」

 

「あれ?亜久斗、と……」

 

職員室前に俺たちがいたことに疑問を浮かべた一夏だったが、楯無を見かけた瞬間声のトーンが下がった。

 

「……何か?」

 

凄い警戒されてるし、まあ当然だと思うが。いきなり本人の許可もなく『織斑一夏争奪戦』なんて始めた張本人だし。

 

「ん?どうして警戒しているのかな?」

 

「それを言わせますか……」

 

ごもっともだ。

 

「ああ、最初の出会いでインパクトがないと、忘れらると思って」

 

「忘れませんよ、別に」

 

逆に忘れられない出会いをしたということになるが、どんな出会いをしたのか非常に気になる。

 

だがこのままでは話しがズレていくので本題に入らないといけない。

 

「一夏、俺たちは朝の全校集会の説明をするために来た。生徒会室で話しがしたいから来てくれないか?」

 

「別にそれはいいんだけど……なんで亜久斗まで?」

 

「それは俺も生徒会役員だからだ。後、デネブもな」

 

マジか!?と言って驚く一夏。俺たちは職員室を後にして生徒会室に向かう。だが一夏は楯無に警戒を解いてはいないようだ。ジト目だし。

 

「まあまあ、そうふさぎ込まずに。若いうちから自閉しているといいこと無いわよ?」

 

「誰のせいですか、誰の」

 

楯無のせいだろうな。

 

「んー。それなら交換条件を出しましょう。これから当面私がキミのISコーチをしてあげる。それでどう?」

 

「いや、コーチはいっぱいいるんで」

 

確かに、人数が多すぎて交代制でコーチを変わりながらしてもらうくらいいるな。

 

「うーん。そう言わずに。私はなにせ生徒会長なのだから」

 

「はい?」

 

「あれ?知らないのかな。IS学園の生徒会長というと____」

 

ちょうど楯無が言葉を続けようとしたところで、前方から一人の女子が物凄い勢いで竹刀を片手に襲いかかってきた。

 

「あー、どうします?あれ」

 

「じゃあ亜久斗に任せちゃおうかな」

 

「わかりましたよ」コネクトプリーズ

 

俺はコネクトリングを使い魔法陣からウィザードソードガンを取り出した。

 

「覚悟ぉぉぉぉっ!!」

 

「はいはい、ちょっと今都合が悪いんで後にしてください」

 

俺は右手に持ち構えたウィザードソードガンで竹刀を防ぎ、左肘を鳩尾に当てて気絶させる。

 

そして女子が崩れ落ちると同時に今度は窓ガラスが破裂、楯無を狙って矢が次々と飛んでくる。

 

「ふっ!」

 

ウィザードソードガンをガンモードに変えて矢を撃ち落とす。そして矢の飛んできた方向を見ると、隣校舎から弓を構える袴姿の女子が確認できた。

 

「おらよっと!」

 

さすがにウィザードソードガンを人に向けて放つわけにはいかない、なので俺はポケットからデネブキャンディーを取りだして袴姿の女子の頭を狙って投げつけた。命中した女子は仰向けになって倒れていった。

 

「もらったぁぁぁぁ!」

 

バンッ!と今度は廊下の掃除道具ロッカーの内側から、三人目の刺客が現れる。その両手にはボクシンググローブが装着されており、軽やかな動きで体重を乗せたパンチが襲いかかってきた。

 

「次から次へと、しつこいな……。あ、そういえば一夏、知ってるか?この学園の生徒会長はある一つの事実を証明しているらしいぞ」

 

「この学園の生徒会長は___」

 

俺はボクシング女のラッシュをかわしながら一夏に話しかける。そして俺が横へと跳ぶと俺の後ろから楯無が出てきて

 

「最強である、とね」

 

俺の後ろから飛び出した楯無は女子にムエタイを応用した蹴りを放つ、するとその女子はビデオテープの巻き戻しのようにロッカーに叩き込まれていった。

 

「ナイスキック」

 

「いえいえ」

 

「………あの、これは一体どういう状況なんですか?」

 

一夏が目の前で起きた光景を見て混乱しているようだ。

 

「うん?見たとおりだよ。か弱い私は常に危機に晒されているので、騎士の一人や二人もほしいところなの」

 

「嘘つけ、か弱い乙女が俺と組手で互角なわけないだろう。それに今生徒会長は最強って言ったばっかしじゃないか」

 

「あら、ばれちゃた」

 

一夏はまだ混乱しているようなので説明をしよう。

 

「まあ簡単に説明するとだね、最強である生徒会長はいつでも襲っていいのさ。そして勝ったなら、その者が生徒会長になる」

 

「はぁ……。無茶苦茶だな」

 

「うーん、そろにしても私が就任して以来、襲撃はほとんどなかったんだけどなぁ。やっぱりこれは……キミのせいかな?」

 

そう言って楯無はグイっと一夏に顔を近づける。

 

「な、なんでですか」

 

「ん?ほら、私が今月の学園祭でキミを景品にしたから、一位を取れなさそうな運動部とか格闘系が実力行使に出たんでしょう。私を失脚させて景品キャンセル、ついでにキミを手に入れる。まあ憶測だけどね」

 

「凄く当たっている気がするんですが」

 

「安心しろ一夏、俺もそう思う」

 

「ではまあ、改めて一度生徒会室に招待するから来なさい。お茶くらいだすわよ」

 

「は、はぁ…わかりました」

 

「ん、素直でよろしい」

 

そして俺たちは生徒会室に向かった。

 

 

 

 

 

 

場所は変わって生徒会室、俺たちは生徒会室にある椅子に腰かけている。生徒会室にはいつの間にか同じクラスの布仏本音さんが座っていてデネブからもらったであろうキャンディーを舐めていた。

 

「さて、改めて自己紹介をするわ。生徒会長の更識楯無よ」

 

「私は生徒会役員の布仏虚。妹は本音」

 

「むかーしから更識家のお手伝いさんなんだよー。うちは、代々。コロコロ」

 

「先日新しく生徒会役員となりました。デネブです」

 

「同じく生徒会役員の夜霧亜久斗だ。……っていうかこの自己紹介必要なのか?」

 

「いいじゃない。こういうのは気分よ、気分」

 

「え、えっと織斑一夏です。」

 

律儀にお前まで挨拶する必要はないけど、何故か楯無は満足そうだ。

 

「一応、最初から説明するわね。一夏君たちが部活動に入らないことで色々と苦情が寄せられていてね。生徒会はキミをどこかに入部させないとまずいことになっちゃったのよ」

 

「ちょ、ちょっと待ってください。亜久斗とデネブは!?」

 

「俺たちは色々と事情があってな、たまに様々な部活に出入りするという条件で生徒会に加入したけど、お前はそうもいかないだろ?」

 

「うぐっ」

 

これは事実だ。一夏は最近ISの訓練と勉強で精一杯のようで時間がないから部活には入れない、逆に入ろうとすれば争いが起きるだろう。なので後腐れなく決めるための『織斑一夏争奪戦』なんだ。

 

「でね、交換条件としてこれから学園祭の間まで私が特別に鍛えてあげましょう。ISも、生身もね」

 

「遠慮します。どちらも間に合ってますので」

 

「まあまあ、そう言わずに。あ、お茶飲んでみて。おいしいから」

 

「……いただきます」

 

一夏は楯無に誘われて紅茶をゆっくりと飲む。その間に俺はデネブにこっそりと話しかけた。

 

「なあデネブ」ヒソヒソ

 

「なんだ亜久斗」ヒソヒソ

 

「一夏の生身を鍛えてるのってお前だろ?いいのか?」ヒソヒソ

 

「別に構わないさ、俺は一夏が強くなってみんなを守れるようになってくれればそれでいい」ヒソヒソ

 

なるほど、デネブは構わないらしいな。なら後は一夏が許可をすればいいのか。

 

「大体、どうして指導してくれるんですか?」

 

おっと、知らない間に話しが進んでいたようだ。

 

「ん?それは簡単。キミが弱いからだよ」

 

あまりにもさらりと言ったな。まあ、一理ある。いくらデネブに生身を鍛えてもらったとはいえ、まだまだ強いとは言えないしISだって第二形態の白式を満足に扱えてはいないしな。

 

「それなりには弱くないつもりですが」

 

「ううん、弱いよ。無茶苦茶弱い。だから、ちょっとでもマシになるように私が鍛えてあげようというお話」

 

あ、この人完全に一夏を挑発してる。恐らく、罠にかけてるな。

 

「そういえばデネブは整備科志望として入ったんだろ?大丈夫なのか?」

 

「ああ、布仏さんが教えてくれるらしい。日々勉強はしているし、心配はいらないぞ」

 

そこで、楯無に挑発された一夏が立ち上がった。

 

「じゃあ、勝負しましょう。俺が負けたら従います」

 

「うん、いいよ」

 

あ~あ、やっちゃったよ一夏。楯無は俺と同じくらい強いのに、お前が勝てるわけないだろう。

 

 

結論から言おう。一夏は負けた。デネブに鍛えられて少しは善戦していたが、最終的には負けた。おまけに、楯無の胴着を勢いよくつかんで胸を見るというラッキースケベを発動して。

 

それから学園祭までの間は放課後の訓練には楯無が加わることとなり、そして日は進み、学園祭当日がやってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある飛行挺の中、ある一席には四人の男女が座っていた。

 

「楽しみね。早く日本につかないかしら」

 

「確かに、あいつに会うのは久しぶりだし、早く会いたいぜ」

 

「落ち着きなさいよ。焦っても飛行機のスピードが変わることなんてないわよ」

 

その中の一人は、窓から見える日本の景色を眺めていた。手にはフルーツの描かれた錠を持っている。

 

「早く会いたいぜ。亜久斗」

 

オレンジ!

 




次回は学園祭当日です。ちなみに、これを書いてる途中でまた「やめる」を押してしまってへこたれながら書いていました。

これが今年最後の更新となります。では皆様、よいお年を。
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