IS 楽しむことは忘れない 転生者の物語   作:滝温泉

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お正月記念に番外編を書いてみました。本編とは無縁なので気軽にお読みください。ちなみに本編開始時から一年前の設定なのでそこら辺を理解していただきたい。

それと明けましておめでとうございます!


六十話 お正月記念番外編 正月の『RIDE』

 

これは、夜霧グループ子会社『RIDE』のオリキャラメンバー等が送る正月の様子である。オリキャラを知らない人は設定(一部)を見ることをオススメする。

 

 

 

 

 

 

 

「正月」

 

『RIDE』ではクリスマス、お正月などの行事の日は基本は休みである。だが全ての人員が休むと会社が滞ってしまうので何十名かはその前日か後日に休みをとってもらっている。そして正月のその日『RIDE』ではある男女たちが集まっていた。

 

藤堂「あー、やっぱコタツ最高っすねぇ。日本文化万歳…」

 

ルギーザ「何やってるのよ、コタツに入ってばかりいると体が衰退するんですよ」

 

藤堂「そういうルギーザだってコタツに入ってるじゃないっすか」

 

ルギーザ「私はいいんです。いつも貴方よりも働いているんですから昨日くらいはいいんです」

 

藤堂「なんすかそれ……あ、誰かゴミ箱とって、蜜柑の皮捨てるから」

 

小雨「どうぞ、それとその蜜柑、私にも貰えるかしら?」

 

藤堂「別にいいっすよ、はい」

 

斎藤「お前たちコタツに入ってないでこっち手伝え!」

 

コタツに入ってのんびりしていた藤堂たちを斎藤が一喝する。

 

ルギーザ「何ですか斎藤。私たちは今忙しいのですからそちらには行けませんよ」

 

斎藤「ほぉ、俺の目にはお前らがコタツでくつろいでいる姿しかみえないんだが?」

 

藤堂「コタツの中を人肌で温めてるんすよ」

 

斎藤「コタツは元から温かいだろう!いいからお前たちも準備をしろ!他の奴を見習え!!」

 

斎藤に怒鳴られようが藤堂たちは出る気はない。

 

藤堂「うるさいっすよ斎藤。そんなんだから部下の人たちに軍総なんて呼ばれるすよ」

 

小雨「そうよ。それに私は出たいけどコタツがそれを許さないのよ。このコタツが日頃の仕事と家事で疲れた私を手放さないのよ」

 

ふぬけた態度の藤堂たちを見て斎藤の額に一つの青筋が浮かびひくつかせている。

 

斎藤「ほぉ、そうかそうか。ならばそんなコタツはぶっ壊してしまおうか。なに、軍総である俺にとってはそんなこと簡単だ、すぐに終わらせてやる」

 

藤堂「さーてっ、早く俺も手伝いに行こ、準備は早めに終わらせた方がいいしな」

 

ルギーザ「私もそろそろ仕事に戻りましょうか。いつまでも休んでいるわけにはいきませんしね」

 

小雨「そうですよね。だから斎藤、変身するのだけわやめてちょうだい」

 

斎藤がバースに変身してコタツを壊そうとすると藤堂たちは急にコタツから脱出し、自分たちも手伝いに向かう。

 

何故この四人が正月なのに同じ場所にいるのか?答えは、今年の正月は『RIDE』の社員たちで開催される年末の食事会だからである。藤堂たちがいたのは給湯室の畳み部屋である。

 

小鳥遊「やっと来ましたか藤堂、早く料理を並べるのを手伝ってください、猫の手も欲しいところなんですから」

 

藤堂「俺の手は猫と同様の価値ってことなんすね。まあ手伝うっすよ」

 

斎藤「おい西本、テーブルの量は足りているか?」

 

西本「はい軍s、いえ斎藤さん。今日参加される人数と椅子の数は確認してありますので大丈夫です」

 

斎藤「お前今俺のこと軍総と言おうとしなかったか?」

 

西本「い、いえ空耳です。それでは私はこれで、向こうで別の準備を手伝って来ますので」

 

斎藤「あっ、おい、……まあいいか」

 

加賀「なあルギーザ、お前顔に髪の毛の跡ついてぞははははっ、くぺっ!」

 

ルギーザ「気のせいですよ加賀」

 

そうこうしているうちに準備は着々と過ぎて行った。会場には『RIDE』本社で働く社員約二百四十人あまりが来ていた。

 

藤堂「おい加賀、今お前俺に業とぶつかったっすよね?」

 

加賀「気のせいだ藤堂、相変わらずの自意識過剰な男だなお前は、そんなんだから彼女に降られるんだ」

 

藤堂「そのことは今関係ないっすよね。最近研究室ばかり閉じ籠って出てきたとき水簿らしさのあまりどん引きされていた加賀」

 

「「…………」」スタスタスタ、チャキ

 

二人はお互いに相手を睨みつけながら大鏡の前に移動してデッキを取り出す、周りに誰もいないのを確認して。

 

藤堂「今日こそお前をぶっ飛ばしてやるぞ加賀ァ!」

 

加賀「寝言は寝てから言え藤堂ォ!」

 

二人は王蛇、ベルデに変身してお互いの顔面を狙って拳を振り抜く。が。

 

恵「はいはい、争うのは後にしなさい二人とも」

 

KAMEN RIDE GAI

 

そこで二人の間に恵が割って入り、藤堂は恵に、加賀は恵が召喚したガイによって拳を止められる。

 

恵「ほらほら、もうすぐ始まるから貴方たちも会場に向かいなさい。喧嘩はその後にしなさい」

 

藤堂「ちっ!わかりました。……後で覚えてろよ加賀」

 

加賀「ふんっ!わかりました。……返り討ちにしてやるぞ藤堂」

 

二人はまた睨みあいながら会場へと向かう。変身を解いてからいく辺りは律儀と言えるだろう。

 

恵「まったく、困ったものね。さて、ここの道具は邪魔ね、運んでおきましょうか」

 

KAMEN RIDE RIOTROOPER

 

恵「さ、任せたわよ私の兵隊さんたち♪」

 

「「「「「コクッ」」」」」

 

恵はライオトルーパーたちに道具の片付けを任せて自分は会場に向かった。なんて使い方だろうか。

 

 

 

 

 

 

時間は立ち、時刻は十一時五十五分ちょっととなった。会場のテーブルには料理が並べられており社員の人達も各々好きな場所で待機していた。

 

亜久斗「さて、皆。今年も働いてくれたありがとう。心から感謝する」

 

パチパチパチパチと拍手が鳴る。亜久斗は会場の一番奥のみんなより少し高い位置にいる。

 

亜久斗「今年ももう三分程度となったが、来年も『RIDE』での皆の仕事と功績に期待している。今日はその礼を兼ねてこのような場を設けさせてもらった。好きにくつろいでくれ」

 

新年まで、残り三十秒。

 

亜久斗「それでは、カンパイ!」

 

「「「「カンパーイ!」」」」

 

これが、毎年行われる『RIDE』での年越しの時である。食事をする者、駄弁る者、殴り合をする…あれは藤堂と加賀だけだが。それぞれが楽しそうである。

 

亜久斗「皆!今年もよろしく!」

 

新年まで、残り零秒。




以上、番外編でした。次回から本編に戻ります。
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