今回は一夏が戦闘している間の亜久斗たちの様子です、こちらも戦闘回です、ダークライダーたちも登場します。オリキャラの実力も明らかに!
それでは本編スタート!
フリーエントリー組とかいう数十人のシンデレラから逃げ切った俺はアリーナの舞台裏のセットを潜り抜け、誰もいない第二アリーナへと来ていた。ここは今日は使われておらず立入禁止になっているから見つかる可能性はゼロだろう。明かりは付いているがばれまい。
「……ふぅ、シンデレラの数多すぎだろ、バイオ○ザードじゃあるまいし……」
そんな愚痴を吐いたとき、不意にアリーナ内に三つの気配が聞こえた。一瞬女子たちかと思ったがすぐに違うと判断した。足音がしないからだ、ラウラや楯無なら可能だろうが気配は三つだ。人数が合わない。
「……誰だ?」
俺が気配のある方を向くと、そこには二人のガタイのいい男と長身の女がいた。
「初めまして、だな。前置きはいらないだろう。お前の持つISを壊して、ライダーの力を頂く」
「やらせると思うか?」
中心にいる男は鼻でふっと笑った。
「三対一で、圧倒的有利な状況だ。本社へ侵入した奴等は量産型で力が足りなかったが、俺らは違う。覚悟してもらおうか」
「それは違うぜ!」
全員が声のした方を向く、その声の正体は俺の親友であるリュウヤ、その側メイアもいた。男は少し移動し、俺たちを同時に見ることの位置に移動する。
「なんだお前は?言っておくが、死にたくなかったらとっとと帰るんだな」
「帰るわけないでしょ、親友置いて逃げる奴がどこにいるのよ」
「それに、俺らが死ぬなんてないしな。これで三対三だ。俺も戦うぞ亜久斗」
「ああ、三人で倒そうか!」
「いいだろう、かかってこい」
俺たちはそれぞれが変身ツールを取り出す。俺もリュウヤたちの隣に移動し、ウィザードライバーを取り出した。
「「「変身」」」
Open Up
相手の三人はWA「CHANGE」をバックルに内蔵されたトレイ・レディエーションオーブに装着する、そしてバックル部のミスリルゲートを開く事で光のゲート・オリハルコンエレメントを手前に放出、エレメントが自動的に三人を通過しすることでグレイブ、ラルク、ランスに変身した。
「変身!」
ドライバーオン!シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!フレイムプリーズヒー!ヒー!ヒー!ヒー!ヒー!
俺はウィザードライバーの手にフレイムリングをかざし、魔法陣を潜ることで、仮面ライダーウィザード・フレイムスタイルに変身した。
「「変身!」」
オレンジ!
ブドウ!
二人は変身ベルト・戦極ドライバーを装着しオレンジ、ブドウのロックシードを解錠する。すると二人の頭上に形成されたアームズが空間の裂け目から召喚され、空中でゆっくりと降下しながらアームズは待機される。
ロック・オン!
ロック・オン!
そしてロックシードを戦極ドライバーにセットして錠を押す。リュウヤのベルトからは和風のほら貝の音、メイアのベルトからは中華洋風変身音が流れる。二人はベルトに取り付けられたカッテイングブレードを倒してオレンジ・ブドウのロックシードをカッティングする。
ソイヤ!オレンジ・アームズ!花道・オンステージ!
ハイィーッ!ブドウ・アームズ!龍・砲!ハッハッハッ!
するとリュウヤとメイアの頭上のアームズが頭部に被さった後に各部を展開し、鎧へと変化する。リュウヤは和の鎧をモチーフにした仮面ライダー鎧武・オレンジアームズに、メイアは中華をモチーフにした仮面ライダー龍玄・ブドウアームズに変身した。
「さあ、ショータイムだ」
「ここからは俺たちのステージだ!輪切りにしてやるぜ!」
「すぐに撃ち抜いてあげるわ」
「俺は右の赤い仮面ライダーをやる」
「なら私は真ん中のオレンジの仮面ライダーで」
「じゃあ俺は左の紫を」
お互いに武器を構え、一人ずつ対峙する。
「いくぞ」コネクトプリーズ
俺はコネクトリングを使い魔法陣からウイザードソードガンを取り出し、グレイブに突っ込む。
「ふん!」
グレイブは専用の剣型カードリーダー・グレイブラウザーを降り下ろす。
「喰らうかよ!とっ!」
「せいっ、はっ!」
ウィザードソードガンとグレイブラウザーでお互い相手の切りつけようと振り抜き、お互い相手の攻撃を避ける。少しずつだがグレイブを押している。
「!うおおっ!」
グレイブは壁に追い込まれまいと俺にグレイブラウザーを突き刺すように持ち構え、前にでる。
「熱くなるなよ!」ディフェンドプリーズ
「何っ!?」
だが俺はディフェンドリングを使い、魔法陣でできた壁がグレイブの動きを防ぎ、防がれた反動でグレイブはのけぞった。
「チャンスだな、無闇に突っ込むものじゃないってことだ!」バインドプリーズ
「ぐっ!」
更にバインドリングでできた鎖がグレイブを捕らえる。俺はウィザードソードガンの手形にフレイムをかざした。
キャモナスラッシュシェイクハンズ!フレイムスラッシュストライク!ヒー!ヒー!ヒー!
「ぐああああっ!」
俺は炎の力を付与して威力を強化したウィザードソードガンでグレイブに向かって切りつけ、グレイブは受け身をとれず、吹き飛び地面を転がっていく
「くそっ!今度はこっちの番だ!」
MIGHTY
グレイブは起き上がり、トレイを円状に展開してカードを引き抜き、スラッシュリーダーにラウズする。そして必殺技「グレイブスラッシュ」を発動する。グレイブラウザーの刃先に重力場を生成し、俺に向かって切りつけてくる。
「社長を、舐めるなよ!」クリアプリーズ
「なっ!?どこに消えた!?」
俺はクリアリングを使うことで別次元、四次元に移動することでグラビティスラッシュを避けた。
「ここだ…よっ!」
「がはっ!?お前、どこから!?」
俺が元の次元に戻り、後ろからグレイブを蹴りつける。グレイブは俺が急に消え、急に現れたことに驚いている。
「別にどこからいいだろう?なんにせよ、これで終わりだ!」チョーイイネ!キックストライク!サイコー!
「ぐあああっ!?」
ドカアアン!!
俺は足元に発生した魔法陣から炎のエレメントを右足に纏い、ロンダートによって威力を増幅して空中反転しながら高く跳び、空中から跳び蹴り、「ストライクウィザード」をグレイブに叩き込んだ。
ストライクウィザードを諸に受けたグレイブの体は爆発し、変身が強制解除された。
「……まったく、お前らも量産型とたいして変わりはないな。その程度じゃ俺はおろか、リュウヤたちには絶対勝てないぞ」
そこで携帯から通信が入った。俺は携帯を手に取り通話ボタンを押した。
「もしもし?」
『もしもし亜久斗君?今どこにいるのよ、亡国機業っていう組織が攻めてきたのよ。一夏君が狙われててさっきデネブ君が追いかけて行っちゃったんだけど』
「……なら大丈夫だと思う。俺も今ちょっと忙しいからそっちで判断してくれ」
『亜久斗君?まさかそっちも亡国機業と戦闘中なの!?』
「いや、俺が今追っている方だ。すぐにそっちにいくから。それじゃ。ピッ……」
◆
「おらっ!よっ!」
「くっ!何故当たらない!」
一方こちらはリュウヤVSラルク。
ラルクは先程から専用のボウガン型カードリーダー・ラルクライザーの先端部の弓部分・バジリスクボウを開き、強力な光矢を遠距離から鎧武に射ち放っている。
だが鎧武はそれを避け、或いは自身の専用ウェポン・大橙丸と無双セイバーを使用する二刀流で光矢をうち落とすでラルクの攻撃を防いでいた。
そして鎧武も隙を見つければブライトリガーを引くことで銃口のムソウマズルから強力な弾丸を連者してくる。ラルクの光矢は全て防がれるのに対して鎧武の弾丸は確実に矢を放つ瞬間を狙ってくるので全て被弾する。そのせいでラルクの苛々は時間ごとに増えていく。
「だったらこれよ!喰らいなさい!」
MIGHTY
ラルクは上部に設けられたスラッシュ・リーダーにカードをラウズすることでラルクラウザーから貫通力に優れた強力な光矢を放つ必殺技「レイバレット」を発動した。
「そんな簡単に、奥の手は見せるもんじゃないぜ!」
だが、鎧武に変身したリュウヤには効かない。鎧武はアクロバットの要領で体を捻りながら高く跳ぶことでレイバレットを避けた。
「なっ!?何故全て防ぐことができる!?」
ラルクは空中に跳び上がった鎧武に悪態を付くように叫びながら光矢を連者する。
「そんなの簡単だ…よっ!」
鎧武は大橙丸を無双セイバーとジョイントすることで無双セイバーを「ナギナタモード」にする。そしてさらにオレンジロックシードを戦国ドライバーから外し、無双セイバー・ナギナタモードに装着した。
イチ・ジュウ・ヒャク・セン・マン・オレンジチャージ!
「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃー!……っと!」
そして鎧武は無双セイバー・ナギナタモードの刀身にエネルギーを溜め、バトンのように振り回す。光矢は全て弾かれ、鎧武は再び地に足を付けた。
「お前みたいにそんな遠い位置から矢を撃って来られても、簡単に避けれるぜ。まあ、簡単に言うと、遠すぎるんだよ」
鎧武は頭をかく仕草をしてラルクに向き直る。
「さぁーて、終わらせるぜ!距離があるからこいつでな!」
パイン!
ロック・オン!
パイン・アームズ!粉砕・デストロイ!
鎧武はパインロックシードを変身時と同じ手順で戦国ドライバーにセットする。
「これでも喰らいな!」
「ああっ!?」
鎧武はオレンジアームズを展開前に戻し、ラルクに向けてアームズを飛ばしてからパインアームズを被り、展開した。
「ぐっ……!」
ラルクは後ろに下がり距離を開けようとするが
ドンッ!
「「なっ……!?」」
その方向にはランスが同じように下がって来ており、ラルクとランスはぶつかってしまった。
「おっ、メイアも圧勝か?」
「当然、この程度の奴に負けるわけないわよ。二人纏めて止めと行こうかしら?」
「ああ!」
パインスカッシュ!
「ぐあっ!」
鎧武は専用のフレイル型アームズウェポン・パインアイアンを飛び回し蹴りでラルクとランスに向かって投げつけると、巨大化したパインアイアンの鉄球はランスに当たり、ラルクの頭部に被さった。
「セイハァァァッ!」
そして視覚と動きを封じられたラルクとパインアイアンが直撃したことにより地面に倒れこんだランスは身動きがとれない。その隙を狙い、鎧武はラルクに「無頼キック」を放つ
「ああああっ!!」
「ラルクっ!」
無頼キックを受けたラルクは壁に吹き飛び叩きつけられ、多大なダメージによって変身が強制解除された。
「仲間の心配をしてる場合じゃないわよ」
「はっ!?」
ブドウスカッシュ!
龍玄は専用の多銃身ハンドガン型アームズウェポン・ブドウ龍砲のレバー緑宝撃鉄を引いてエネルギーをチャージすると、葡萄の粒を模した小型エネルギーを火砲六連に集中させる。
「さあ、終わりよ」
「ぐっ!ああああつ!!」
そして龍玄はそれを東洋龍型の大型エネルギー弾に変化させ、発射してランスに向かって撃ち抜いた。ドラゴンショットをを喰らったランスもラルクと同じように吹き飛ばされ、多大なダメージによって変身が強制解除された。
「「いえーい!」」
そして変身を解除したリュウヤとメイアはハイタッチを交わす、すると同じく変身を解除した亜久斗がグレイブに変身していた男を引きずってきた。
「相変わらず、強さは衰えてないみたいだな」
「当然!亜久斗の方も終わったんだな」
「ところで、こいつらどうするの?」
メイアは気を失っているラルクとランスに変身していた男女を指す。
「取り合えず、IS学園に調べさせるわけにはいかないからな、メグ姉のところに送りつけるさ」
「まあ、確かに……それじゃ、俺たちは行くから!学園祭、楽しかったぜ!」
「じゃあね亜久斗!」
二人はそれだけ言うと走ってアリーナから出ていった。
「あいつら、どうしたんだ急に……あっ」
亜久斗はリュウヤたちの戦闘の跡を見て二人が走って行った理由を理解した。
ラルクとランスに変身していた二人が叩きつけられた壁は多少に凹んでおり、アリーナ内も光矢の跡や弾丸の跡が残っていた。
「まじかよ……あいつら、後仕事を俺に押し付けて逃げたぞおい……」
その後、テレポートでこっそり『RIDE』に戻り、グレイブたちを自身の姉に引き渡した後、亜久斗は、ばれないうちに凹みのを修復した。
だがその後、舞台に戻る途中にシンデレラ・ドレスを着た簪に見つかり、さすがにこれまでのことがばれるわけにはいかないので、口封じに王冠を渡した。織斑先生の説教を喰らうのを防ぐためなら、多少の電流は我慢しよう。