それと悲しいお知らせが、低評価がまたついていました。一番低評価が多くなってしまい、このまま行くと5.00以下になるのではとヒヤヒヤしております。そうならないためにも、頑張って行きたいと思います。
それでは本編スタート!
第二アリーナの一箇所に二つの人影、そこでは亜久斗がシャルの『高速切替(ラピッド・スイッチ)』を習って練習していた。
「ふぅ…」
亜久斗は一呼吸置き、念じるだけでベルトとカブトゼクターを呼び出し、カブトゼクターを手に取った。
「変身」
Henshin
「キャストオフ」
Cast Off
Change Beatl
以前と違い、声を出しながらキャストオフをしているのはイメージを崩さないため、慣れてこそはいるが完璧にはできていないためである。亜久斗はカブト・ライダーフォームに変身すると、ベルトのボタンに手を伸ばす。
「クロックアップ」
Clock Up
クロックアップにより亜久斗以外の時間は限りなく遅くなる。亜久斗はその状態で大きく円を描くように走る。
「アクセル!」
変身した状態でのドライバーチェンジ、この一週間でそれを物にした亜久斗はクロックアップ中でもそれが可能になり、カブトゼクターをアクセルドライバーに切り替える。手にはアクセルメモリを持っているが前回とは違い、その上部分にはガイアメモリ強化アダプターが装着されている。亜久斗はメモリをドライバーに差し込み、パワースロットを握る。
「変身!」
Accel! Boocter Upgeaid!
Clock Over
亜久斗がアクセル・ブースターに変身した瞬間、クロックアップが解除され、カブト変身時とはボディが違うので体が一時不安定になってしまう。が、空中での縦の回転動作を行うことにより体の姿勢を安定した状態で保つことができる。
そしてカブトの装甲が解除され、亜久斗はガイアメモリ強化アダプターを装着したアクセルメモリで多段変身したアクセルの飛行形態、アクセル・ブースターへと変身した。
基本カラーは黄で腕、脚、胸部の所々に銀色のアーマーが装着されており、元々は青かったマスクのシールドは黒鉄色のシャッターで覆われている。そしてアクセル・バイクモードに変身するために存在していた車輪は失われ、代わりに飛行用のブースターが全身に設けられている。
「はああああああ!」
ブースターの出力を調整して自在に空中を飛び回り、きりもみやつばめ返しなどの芸当も行うことで安定制の確認をする。
「次、オーズ!」
次にアクセルドライバーをオーズドライバーに切り替える。そして赤色のメダルが三枚、オーズドライバーにはセットされている。
「変身!」
タカ!クジャク!コンドル!タージャードルー!
仮面ライダーオーズ・タジャトルコンボに変身する。タジャトルコンボに変身した亜久斗は今度は体を捻らせ、自由に空中を飛び回る。
「ふっ、よっ、っと!」
その状態でタジャスピナーから火炎の玉を誰もいない地面へと打ち出す。その地面には的が描かれており、その真ん中の部分に全て命中させる。
「(次で最後)フォーゼ!」
ブースターの出力を最大にして勢いをつけた後、最後にオーズドライバーをフォーゼドライバーに切り替える。ここが一番の難関である。今は体は地面と平行な状態でブースターの勢いに身を任せている状態。気を抜けば衝突する。
亜久斗はフォーゼドライバーのバックル部。フォーゼのステータスを表示するステイタスモニタを挟むように二ヵ所ずつ存在する計四基のスイッチソケットの下部にあるトランスイッチを右側から順に下ろし、ON状態にしていく。
3
2
1
「変身!」
カシャン!
バックルの右側部のレバー。エンター・レバーを前に倒す。そして基本カラーが白、右肘、右脚、左脚、左肘の関節部分に位置するユニット・モジュールベイスメントにそれぞれ○X△□の幾何学模様の意匠が見られるロケットを模した頭。仮面ライダーフォーゼへと変身する。
「よっ!」
亜久斗はまず背後に装備しているブースター・スラストマニューバーによる推進剤噴射を行い再び円を描くように飛び回る。
「次はこいつだな」
Rocket On
亜久斗は一番右のスイッチソケットに付属しているロケットスイッチをON状態にする。すると右肘のモジュールベイスメントに小型ロケットが装備される。
「よっしょ!」
小型ロケットを噴射させてスラストマニューバーよりも格段に速いスピードで回る。ただし制御が難しい、細かな制御ができないので大きな円を描く。
「んー、よし。もういいだろ」
小型ロケットの噴射をスラストマニューバーの噴射に切り替えてゆっくりと降下する。そして地面に着いたところでトランスイッチを全て上げてOFF状態にし変身を解除させる。
「ふぅ……上々」
「お疲れ、亜久斗」
少し離れた所にいたシャルロットがタオルを持って近づいてくる。亜久斗は先程まで飛んでいたのは『高速切替』が出来ているかどうかの確認のためにシャルロットに下から見てもらっていたのだ。亜久斗はシャルロットからタオルを受けとると頭から被りわしゃわしゃと汗を拭いた。
「シャル、『高速切替』はどうだった?」
「うーん、最初に比べてかなり早くなってきたね。でも高速上でも簡単にできるようになったし、大丈夫、ちゃんとできてるよ!」
シャルロットは笑顔で亜久斗の質問に答える。亜久斗は満足そうに微笑む。
「ありがとな、シャル。俺の練習に付き合ってもらって、シャルも練習や調整する時間は欲しいはずなのに」
「そ、そんなことないよ。それに、亜久斗の練習に付き合いたかったのは一緒に居たかったからとかもあるし……」
「ん?」
「な、なんでもない!なんでもないよ!」
「そ、そうか……」
シャルロットは頬を赤めて下を見つめ、ごにょごにょと亜久斗に聞こえないほどの小さな声で呟く。聞き返すと両手を振ってごまかした。
「まあ、でもただ手伝ってもらうのも悪いし、何かお礼がしたいな。何がいい?」
「え!なんでもいいの!?」
別になんでもいいとは言ってないが。
「ああ、構わないが……」
「本当に!じゃ、じゃあ……」
「今度の日曜日に、一緒にショッピングに行こう!」
「いいぞ」
返答を受けて、シャルロットの顔が数段に明るくなり、喜びに満ちた顔になる。漫画ならぱあああという効果音とともに頭上に天使が舞い降りているだろう。
「じゃあ日曜日に、約束だよ!ほら、指切り!」
「ああ」
「指切りげんまん、ウソついたら散弾式グレネードのーますっ♪指切った♪」
可愛いのに、決まり文句が怖すぎる。散弾式グレネードなんて飲めるわけがない。飲んだら確実に死ぬ。
「じゃあ俺更衣室で着替えてくるから、またな、それとタオルありがと」
「うん、またね♪」
亜久斗はタオルを頭から肩に下ろし、更衣室に向かった。その時に見たシャルロットの顔は上機嫌そのものだった。
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