IS 楽しむことは忘れない 転生者の物語   作:滝温泉

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連続更新です。かなり前に新企画とか言っといてほったらかしていたので今回から始めます。

名付けて仮面ライダー名言紹介!というわけで最初の名言はこちら!

「絆とは決して断ち切ることのできない深い繋がり!たとえ離れていても心と心が繋がっている!」

                         ー天道総司ー


七十七話 VSダークライダーズ

 

亜久斗がゴウラと会う一方、シゲルとエリナは亜久斗が墜落していった売店へと向かっていた。

 

「こっちか?進路表示の看板がないぞ?」

 

「よく見て天井にぶら下がってるから!」

 

「あ、本当だ。次は左か!」

 

たまたま近くの通路を見回っていた二人は自分たちの位置を仲間に報告して、一番近い位置にいるために亜久斗の安否の確認に向かっている。

 

「あった!売店の看板!」

 

「後百メートル待ってて亜久斗!」

 

進んだ先にある看板を見つけた二人は走る速度を速める。だがその途中曲がり角から二人の男が飛び出してきて片方はシゲルにパンチを、片方はエリナにキックを突き刺すように放ってきた。

 

「ふぃっ、と!」

 

「よっと!誰おじさんたち?」

 

突然の攻撃を後ろにバックステップとアクロバットを組み合わせた捻り跳びでかわす二人。警戒するように男たちに向き直った。

 

「悪いがここから先は」

 

「行かせない」

 

「おいおい、やっぱり襲撃者の仲間かよ」

 

「おじさんたちはどっち?亡国機業?それともゴウラの手先?」

 

十メートル程離れた位置から相手の出方を伺うシゲルとエリナ。男たちはふっと笑い答えた。

 

「…そんなこと今はどうでもいい。違うか相棒?」

 

「ああ、今必要なのはそんなことじゃないだろ?」

 

「へっ、それもそうかもな」

 

「その方がてっとり早いね」

 

「「相手を倒すことが、現時点での最優先事項!」」

 

「「立ちはだかる敵は全て薙ぎ倒す!」」

 

Banana!

 

メロン!

 

シゲルとエリナは腰に戦極ドライバーを装着しバナナロックシード、メロンロックシードの錠前をそれぞれ解錠すると中央部のドライブベイにロックシードを固定する。

 

そしでバナナとメロンを模したアームズが空間の裂け目から召喚され空中でゆっくり降下しながら待機する。

 

シゲルの戦極ドライバーからはトランペットのファンファーレのような洋風テイスト、エリナの戦極ドライバーからはほら貝のような和風テイストの待機音が流れ、それが二周するとカッテイングブレードを倒す。

 

「変身ッ!」

 

カモン!Banana Armoz!Knight of Spear!

 

「変身!」

 

ソイヤ!メロン・アームズ!天・下・御・免!

 

カッティングブレードを倒すとロックシードがカッティングされ空中で待機していたアームズが頭に覆い被さる。と同時にアンダースーツ・ライドウェアが装着されアームズが変形し変身した。

 

シゲルはバナナと西洋の鎧をモチーフとした赤と白銀のライドウェアにスリッド状の複眼。バナナアームズが変形したことにより黄色と白銀の鎧となり複眼も黄色のバーンサイトへと変化、両脇にはバーニングホーン。

 

エリナはメロンと和の鎧をモチーフにした白のライドウェアで複眼はパルプアイ。メロンアームズが変形したことにより薄い黄緑のメロンの皮を模した鎧とパルプアイ。

 

仮面ライダーバロン・仮面ライダー斬月へとそれぞれ変身した。

 

「勝つのは俺だ!」

 

「俺たちは、でしょ?」

 

「ふっ、いいねぇ青春は」

 

「俺たちもそう有りたかったもんだ……」

 

男たちはバッタ型昆虫コア・ホッパーゼクターを取り出すとゼクトバックルを腰に装着した。

 

「「変身」」

 

Henshin Change Punch Hopper!

 

Henshin Change Kick Hopper!

 

男たちはホッパーゼクターをゼクトバックルのバックル部を展開させて乗せるようにセットアップする。

 

片方は緑の基本カラーの装甲に赤のコンパウンドアイ。左脚にはバッタの脚の形をした特殊兵装・アンカージャッキを装備したダークライダー。

 

片方は茶の基本カラーの装甲に白のコンパウンドアイ。右腕にはキックホッパー同様のアンカージャッキが装備されているダークライダー。

 

キックホッパー・パンチホッパーに変身した。

 

「はあああっ!」

 

いち早く動いたのはバロン。ランス型アームズウェポン・バナスピアーを右手に持ち構え、パンチホッパーに突くように攻撃する。

 

だがそれをパンチホッパーは右足を軸に体を回転させてかわすと剣先のパルプシャフトを掴む。

 

「いい攻撃だ、だが残念だったな」ニャ

 

「それはどうかな」ニャ

 

バロンは剣先のパルフシャフトを縮小しパンチホッパーが掴んでいた部分が無くなる。対象を失ったパンチホッパーはバランスを崩し前のめりになる。

 

その隙を計らい、再びバナスピアーを突き刺すバロン。その一撃はパンチホッパーの右腹部に当たりパンチホッパーは後ろによろけた。

 

「くっ……」

 

「油断大敵ってな」

 

「ふっ!はっ!」

 

「セイッ!たぁっ!」

 

キックホッパーは斬月に向かって連続で蹴りを放つ、ハイ・ローキックに加え回し蹴りを使うが巨大な盾・メロンディフェンダーを旋回させるように斬月が防御するので決定打というものが一つもなかった。

 

「なるほど、その盾はかなり頑丈みたいだな」

 

「なら大人しく降参しなよ!」

 

連続蹴りと言っても無限に繰り出せるわけではない。蹴りの連鎖が途切れた瞬間を狙ってキックホッパーをメロディフェンダーの両端・先端部に付属している刃を同じように旋回し切りつけようと降り回す。

 

Rider Jump

 

キックホッパーは斬月のリズムを狂わせるように数歩横に移動するとホッパーゼクターの脚部・ゼクターレバーの付け根部分のタイフーンを基点に動かし再び元の位置に戻す。そして波動化したタキオン粒子を左脚のアンカージャッキに収束し斬月に向かって勢い良く跳び蹴りを放つ。

 

これを斬月はメロンディフェンダーで体が後退するも防ぐ。だがキックホッパーはメロンディフェンダーを蹴った反動を利用してバロンに向かって跳躍した。

 

「おらよっ!」

 

「なっ、があっ!」

 

右脚をバロンの手前で降り下ろしその勢いを利用して本命の左脚でのライダーキックを叩き込むバイシクルシュートをバロンに直撃させた。

 

バロンはパンチホッパーとの戦いでキックホッパーへの注意が足りなかったこととライダーキックの威力が高まっていたこともあり大きくダメージを受けてしまい壁に吹き飛ばされた。

 

「シゲル!」

 

「いててて、すげえ力だ。だったらこっちも力で押すぜ!」

 

Mango!

 

カモン!Mango Armoz!Fight of Hammer!

 

赤と山吹色のカラーリングに複眼は山吹色のゴーサイト。背中にはマンゴーの皮を模したマント・ゴーケープを羽織り両脇の角・ゴーコルネットは下向きになる。バロンはマンゴーアームズへと形態を変え大型のメイス型アームズウェポン・マンゴパニッシャーを持ち構える。

 

カモン!マンゴー・オーレ!

 

「うおりゃあ!」

 

「ていっ!」

 

 

直後カッティングブレードを二回倒し、バロンはマンゴパニッシャーを勢い良く振り回しブロックバスタードを模したエネルギーを、斬月はブーメランのようにメロンディフェンダーをキックホッパー・パンチホッパーに向けて繰り出す。

 

「いいねぇ。必殺技か」

 

「こっちもやるか」

 

「「クロックアップ」」

 

Clock Up

 

刹那、目の前まで迫っていたパニッシュマッシュによるブロックバスタードとメロンディフェンダーが止まるように遅くなる。バロンはマンゴパニッシャーを降りかざした状態で、斬月はメロンディフェンダー投げたフォームで半停止状態となっていた。

 

「さぁてやるか相棒」

 

「ああ」

 

Rider Jump

 

ドドドドドドドドドドドッ!

 

キックホッパーは斬月の後ろに回り背中に連続で流れのようにパンチを繰り出す。耐間なく放たれるパンチに斬月の体が浮くもそのスピードは限りなく遅いせいで吹き飛びはしなかった。同じくキックホッパーはバロンにと壁を連続で交互に蹴り繰り返し勢いを増しながら前後左右あらゆる方向から蹴りを放つ。

 

Clock Over

 

「うああああっ!!」

 

「きゃあああああ!」

 

クロックアップが解除された瞬間。クロックアップ中に蓄積されたダメージがバロンと斬月を襲った。後ろから一方的な連鎖のパンチを喰らった斬月はバロンの方向に転がりながら吹き飛ぶ。全方向から強力な蹴りを喰らったバロンは体が弾けるようにパパパンッ!という音とともに倒れる。

 

「う……ぐ」

 

「くっ…は…速い……」

 

「イエーイ……やったな相棒」

 

「クロックアップを持たない奴は俺たちには勝てない」

 

変身が強制解除された二人は立ち上がろうとするがダメージが大きい分、中々立ち上がることができない。

 

「さあ」

 

「トドメだ!」

 

キックホッパーとパンチホッパーは飛翔し二人に止めを刺すためパンチとキックを放とうとする。

 

ブドウ・スカッシュ!

 

「「ぐあああっ!?」」

 

二人に止めが刺される瞬間。葡萄の粒を模したエネルギー弾がパンチホッパー・キックホッパーを吹き飛ばし、ガラスを破って個室に飛ばした。

 

「大丈夫シゲル、エリナ!」

 

「助けに来たぜ!」

 

エネルギー弾の放たれた方向を見ると、通路の向こう側にブドウ龍砲を構えた龍玄とリュウヤがいた。

 

「り、リュウヤ……。悪いな、こんなとこ見せちまって」

 

「ありがとうメイア…」

 

「気にすんな!相性が悪かっただけだよ!後は俺たちに任せろ!」

 

「助ける当たり前じゃない、親友だもの」

 

ドガァンッ!

 

「あーくそ、もう少しだったのにお仲間登場か」

 

「だが何人来ようと相手じゃねえ。クロックアップがある限りはな」

 

個室の壁を殴り蹴り破ってキックホッパーとパンチホッパーが戻ってきた。

 

「はっ!そう言っていられるのも今のうちだぜ。変身!」

 

Henshin

 

リュウヤはポケットからガタックゼクターを取りだし変身ツールに装着させて変身する。

 

「キャストオフ!」

 

Cast Off Change Sttag Beatl

 

ガタックゼクターの角を反対側に畳むとマスクドフォームの装甲が弾け跳び、ガタック・ライダーフォームへと変形した。

 

「これで終わりだ!」

 

「「クロックアップ!」」

 

「クロックアップ!」

 

Clock Up

 

「「なにっ!?」」

 

クロックアップが相手も使えることに驚くキックホッパーとパンチホッパー。二人は動けない三人ではなくクロックアップを使用することができるガタックへと攻撃をする。

 

ガタックはそれを潜るようにして回転することでかわしキックホッパーとパンチホッパーの間からダブルカリバースピンを喰らわせ打ち上げる。

 

Clock Over

 

打ち上げられている間にクロックアップは終了し全員の速度が元に戻る。

 

「形成逆転!メイア!」

 

「任せて。撃ち抜くわよ!」

 

ブドウ・スカッシュ!

 

カッティングブレードを一回倒しブドウ龍砲のレバー緑宝撃鉄を引いてチャージしたエネルギーを大型エネルギー弾に変化させ打ち上げられているキックホッパー・パンチホッパーに向けて発射した。

 

「「あがああああああっ!!」」

 

キックホッパーとパンチホッパーは床を転がって行き止まった所で変身が解除された。

 

「ははっ、やっぱり強いなお前ら」

 

「何言ってんだよ。シゲルたちがいなかったら簡単に倒せなかったぜ」

 

「それに私たちに倒せなくてエリナたちに倒せる相手だってゴマンといるんだから。気を弱くしないでよ」

 

「うん!」

 

四人は男二人を捕縛しメイアとエリナが男たちを見張りその間にリュウヤとシゲルは亜久斗の元へと向かう。

 




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