※最近忙しくて投稿が不定期ですがアズレンは楽しくやってます
※一部文章を変更しました
※後書きに簡易的ですがオリキャラ
『やあ、久しぶりだね』
「何の御用でしょうか?【中将殿】」
突然かかった電話相手に指揮官は思わず溜息をする。相手は腹黒くで油断も隙もない人物でよく踊らされた事を思い出して顔を
「自分は今忙しいので早急にお願いします」
『実は司令部が君の艦隊に新たな艦船のデータを取る為に派遣するようでね、今日はそれを伝えただけよ』
「成程、此方でデータですか…司令部の方で取った方が良いと思いますが?」
『それも考えたが君の
電話越しの相手の後半の台詞に少し疑問に思い説明を聞いて納得した。データを取る為に来る艦船たちは以前彼が敵対勢力であるレッドアクシズのとある艦隊を潰した後、建造施設内で発見された設計図らしき物を元に作られた艦船たちである。しかし艦船たちは艦歴も無く存在しない
『まぁ、せいぜい頑張ってくれたまえ。ちなみに元帥と大将か来るけどデータ取るためだけでそんなに苦労しないがね』
「分かりました、後で元帥に告げ口しますので覚悟してください
『それはやめ』
謝罪しようとするが即座に電話を切る。過去に何度も面倒事を押し付けられたのでこれぐらい
「指揮官様、少しよろしいでしょうか?」
「入れ」
(そういえば今日演習をすると言っていたな)
数時間前の事を思い出して演習の結果報告をしに来たと思い不思議そうに指揮官を見ていた。
「指揮官様、先程の御電話の相手は…?」
(こいつ、聞いていたか…まあ別に聞かれては不味い内容ではないから構わないか)
だんまりする指揮官にヨークタウンは気不味く感じた。
「申し訳ありません、実は少し前に指揮官様が話してるのを盗み聞きしてまして…」
「いや、後からお前たちに伝える内容だから気にしてない」
申し訳なさそうに謝るヨークタウンを被りを振り、会話した内容を掻い摘んで話す。
「……という訳だ」
「分かりました。演習の報告を終えた後に私が館内放送で皆にお伝えしますので」
ペコリとお辞儀をしてヨークタウンが退室すると指揮官は溜息をつく。
(さて、誰が適任か考えないとな…)
引き出しから名簿を取り出して指揮官は考えるのであった。
それから数日後、指揮官はベルファストと二人で司令部から派遣された新鋭艦と此処の指揮官より階級の高い元帥と大将、司令部の職員が来るのを待っていた。何しろ相手は自分よりも階級が高い相手、ベルファストにとっては
「ご主人様、つかぬ事をお聞きしますが、今から来る方々をご存知でしょうか?」
「そうだな、俺が指揮官になるように薦めた人物と、司令部の若き元帥言ったところだ」
「そうでしたか」
短い返答で返したが少し時間があるのでベルファストは指揮官に色々質問をして数分後、漸く到着した。
「遠路遥々ご苦労様です、元帥と大将殿」
「相変わらず変わらませんね、大佐殿」
「久しぶりだな、大佐」
指揮官より若い人物、元帥と付き添う形で背後で腕を組んでる人物、大将埠頭で互い何気ない会話をしながら移動する。端から見れば階級が最も高い元帥と大将唯の大佐が自然と会話するのに新鋭艦たちは違和感を感じる一方、ベルファストは先程の意味を理解した。
(成程、確かに親しいですね。それに意図は理解しました)
心の中でそう思いつつ応接間に案内する。自分はメイドとして完璧な対応をするので指揮官はそれを踏まえた上で指名した。他も自分程ではないにしろ、対応も悪くはないがこういった事に関してはおそらく苦手だろうと感じた。
(おっと、今はそんな事を考える時ではありませんね)
ベルファストはただ普段通りの対応で紅茶を淹れて後ろで待つ。
「元帥、そろそろ彼女たちについて紹介をお願いします」
「そらより、口で言うよりこれに目を通したら方が早い」
大将は懐から端末を取り出して操作してから指揮官に見せた。
「駆逐一人、軽巡二人、重巡三人、超甲巡一人、戦艦五人。随分偏ってますね」
指揮官の呆れる言い方に元帥と大将の後ろに控えてる者たちから見れば傍若無人な態度だが元帥にとっては困った表情のままだった。
「しょうがないよ、数は少ないし偏りはあるが実践を積めば戦力としては頼もしい。だから貴官の艦隊の方針でデータを取る」
溜息をついて淹れた紅茶を飲む。
「分かりました」
それからお互い演習の打ち合わせを始めた。
数時間後の演習開始前に派遣された戦艦の一人、モナークが同じ計画艦の少女たちが話していた。話の話題は此処の指揮官であった。
「元帥、アレは有能なのか?」
モナークは何に対して言ってるかは周りは理解していた。
「それを決めるかはお前たちだ。それと演習だからと言って油断はくれぐれもしないように。特にこの艦隊はね?」
元帥一応激励の言葉を掛け、退室すると少女たちは此処の指揮官の評価を言い合った。
「伊吹としては彼は有能と思います」
「私も同意見だ」
同じ計画艦の伊吹とサン・ルイは有能と判断し他はまだ考えている。「仕方あるまい。私としては未だアレが有能かどうかはわからない。この演習が終わった後は我々は何処知らない場所に着任されるだろう」
モナークが思ったことはこの演出が終わった事を考えている。その事に他の計画艦も浮かない表情をしていた。
「私としてはこの艦隊に着任を希望します。実は演習前に此処にいる艦船から色々聞きました。冷たい感じですが、自分たちを大切にしてくれる方と。それにあの方はとても
「けど今は目の前の事に集中っすね」
終始ワクワクしているシアトルの発言で息詰った雰囲気は緩和し、この後全員演習海域にで演習をした。
後日、指揮官の元に書類が送られて、中身を確認する
「まさか、全員希望か…」
指揮官の見ている書類は先日データを取りに派遣された計画艦が自らの艦隊に配属を希望していた。更に書類を見てみると先日行った演習についての感想など色々書かれていた。
「まあ、これからもよろしくね、ボウヤ」
指揮官の視線の先には、先日来たばかりの計画艦全員が揃っており、鉄血戦艦のグリードリヒ・デア・グローセが握手を求めてきたので握手した。
「私に見てと驚かないなんて、面白いボウヤね」
何か含みのある言い方だが気にせずに後からの予定を考える指揮官だった。
艦船たちが増える一方で指揮官は色々苦労することになりました
※登場キャラ(主に指揮官)
元帥:大佐より若い人物で生まれながらの神童。二代目元帥(初代元帥は数年前退位)
大将:五十代の男性。指揮官として有能で
中将:名前以外が新宿のアーチャーさん。腹黒親父で知識チート。
大佐:面倒くさくも計画艦の対戦相手やセッティングなどをやってる苦労人。