第一話 伝説との出会いは突然で?
「……やっぱ神話ってのはすごいよな。」
俺の名前は兵藤一誠!伝説の英雄や魔物に憧れるいったって普通の高校生だ!最近は旧約聖書にはまっているぜ!
「なあ、イッセーよ。お前が神話が好きなのは知っているが他のことには興味を持たないのか?例えばロリとか。」
「いや元浜、俺としては熟女を推したい!」
こいつらは松田と元浜。中学からの腐れ縁で俺の悪友なのだが…。
「いや、ついさっき覗きをして女子に折檻されたお前らに言われたくないんだけど…。」
「「ぐはっ!?」」
この通り紛れもない変態だ。
「し、しかしだイッセー。俺たちは思春期!ティーンズ!人生の中で最も繁殖能力に優れた時期だ!」
「そうだ!この滾るリビドーを俺たちはどうやって鎮めれば良いんだ!?そもそも神はなぜ人間をアダムとエヴァに分けたのだ!?」
「いや、人間が繁殖能力を得たのは2人が楽園から追放されるときとされてるからその言い訳は通用しないぞ。」
「「ぐははっ!?」」
とまあこんな風に俺たちは日常を歩んでいる。
「ふっふっふ、流石駒王学園一の神話オタク。とんだ知識の宝箱だな。」
「だがあまりに熱中しすぎて女子からはひかれているがな。」
「お前ら褒めるのか貶すのかハッキリしろよ…。それに俺の幼馴染はこの厚さの聖書を丸暗記してたんだぞ。」
「「え、マジで?」」
そう。俺はただ単に神話などが好きなだけなのだがそれが飛び火してクラスの女子の間で炎上し、この二人を含めた駒王の三大変態として名を馳せている。解せん。
「さて、じゃあ帰るかな。」
「何だ、もう帰るのか?」
「おう、欲しい本が今日発売でな。」
「そうか、じゃあ今度またゲーセンに行ったりしようぜ。この間新機種が入荷したらしいからな。」
「良いな。じゃあジュースかけて勝負でもするか。またな。」
「おう、またな。」
さて、早く書店に行かないと暗くなるんだよな。最近は物騒らしいし早めに帰らねえとな。
「いやー良い買い物をしたな。今ここで読んでしまおうか。」
収穫物を手に俺は帰り道の公園にいた。
「それに商店街で面白そうなもんも貰ったしな。」
その手には「あなたの願いを叶えます」といった怪しげなチラシがあった。それを眺めていたその時、
「あ、あの!兵藤一誠さんですか?」
え?俺の名前?振り返るとそこには―――他校らしき制服を着た黒髪の美少女が立っていた。
「はい、兵藤一誠は俺ですけど。」
その少女は夕日のせいか頬が赤く染まって見え、震えるような声で、
「私、天野夕麻って言います。私と付き合ってください!」
その言葉を告げた。よほど勇気を振り絞ったのだろう。瞳はまだ涙目で唇は震えている。
そんな彼女に俺は…。
「もしもし警察ですか?不審な人物がいきなり自分の名前を知っていて、声をかけてきたのですが。」
警察に通報していた。
「ちょ、ちょっとあなた!?なんで警察に通報してるのよ!?」
「うっさいわ!同じ学校でもないのにいきなり見知らぬ人間が自分の名前を知っていたんだぞ!?俺にとってはそれだけでホラーだ!」
情報社会の闇を嘗めんなよ!?
「そういうわけですから速く来てください!場所は…。」
そうして警察に公園の場所を告げようとしていたその時だった。
ザシュッ!!!
「…え。」
まるで何かに貫かれるような音と衝撃がした。意識をその音がした方に向けると、
「光の…槍……!?」
この世のものとは思えないそれが俺の腹を貫いていた。
「あ、甘く見ていたわ。まさかこんな行動力のある人間だなんて思わなかった…。まあこれで
セイクリッド・ギア…。直訳すると神聖な道具ってところか?
「どういう…ことだ…?」
「あら?まだ意識があったの…じゃあ冥土の土産に良いものを見せてあげる。」
そう言って彼女はその姿を変えた。
「うそ…だろ…?」
「これが私の本当の姿。あらあら、流石に驚きを隠せないようね。」
それは神の被造物であるにも関わらず、様々な理由で神に反逆したもの。人々は彼らをこう呼んだ。
「堕天使………!?」
伝説の存在であるはずのものがそこに居た―――。
文章書くって難しいですね。他作品の作者さんたちは憧れます。作者は少々多忙であるため、時間のある時に執筆することになるとは思いますがよろしくお願いします。