もし織斑マドカがリキッド・スネークみたいな奴だったら 作:ナスの森
『エム』。
戦場での新しい名前をそう名付けられた少女は現在、奇妙な恰好をしていた。肌を褐色に染め、いかにも貧乏な土地に住んでいそうな貧相な出で立ちを身に纏い、こうして中東の地に潜伏していた。
元々、『大人達』から様々な技能を学んでいたエムにとって、こうして非力な子供を装い、変装をして身を隠すなどと言った行為は最早朝飯前だともいえる。『大人達』の前から姿を消し、
『エム、聞こえるわね?』
体内通信を通じて、エムにとって忌々しい女性の声が頭の中に響いて来る。まるで内側から監視されているかのような不愉快さだった。否、実際に、身体の中に監視用のナノマシンを注入され、向こうはいつでも自分を殺せる状態だ。
『状況はモニターしているわ。改めてミッション内容を確認しましょう?』
子供を諭すような言い方に、エムは内心でギリっと歯を食いしばる。
この体内通信、ISのプライベート・チャンネル機能を流用したものであるため、会話はエムと向こうにいるスコールにしか聞こえない。亡国機業におけるIS訓練で早くも高い適正と能力値を示したエムは、その持ち前の能力も踏まえて、すぐに即戦力としてスコールの部隊で起用される事となった。
戦闘は勿論、諜報能力においても、この少女は他のどの大人のメンバーよりも秀でていた。……だからこそ、それを危険視されてこうして監視用ナノマシンを注入されているのだが。
勿論、大人という種族を忌み嫌うエムにとっては、今自分がこうして大人達に隷属させられているというのはこの上ない屈辱であったが、表立っての反抗はできない。
――――いつか、
そう自分に言い聞かせつつも、子供ならではでの自制心が効かないせいか、この任務に出向く前も亡国機業の大人達とのトラブルをエムは起こしていた。
突然切れては文句、文句。それを何度繰り返した事かは、エム自身も既に数えきれない回数である。
『東欧の小国、ルクーゼンブルク公国についてはブリーフィングで言ったわね?』
ブリーフィングも何も、あの『大人達』の所にいた頃に言語と共に嫌でも覚えさせられている。その苦い思い出を思い出し、若干歯噛みするエムであるが、スコールはそれにお構いなく続ける。
『ISコアのもととなる
「……」
『この国……そんな貴重な鉱石が自分達の所でしか取れない事を良い事に、ISが世に広まる前からこの時結晶を中東の市場で売り出していた。しかも現地の作業員にその分の時結晶を採掘させると問題になるから、公にはなっていない採掘場を設置して、そこでこの中東から攫ってきた子供たちを作業員として鉱石を掘らせていたそうよ。今でこそ当初よりその頻度を減ったけど、ISの登場以来、その価値がより高騰し、それに目を晦ませた一部の要人たちがこのような馬鹿げた事を続けている。国の為ではなく、己が私服を肥やす為にね』
よくある話ね、とスコールは何の感慨もなくそう言う。この女もこの女で、裏社会のそういった側面を多く見てきているようだった。
『当時、時結晶の在処も知らずに篠ノ之博士がどうやってISを開発したかだけど、おそらくこの中東の闇市場に売り出された時結晶を買い取ったのでしょうね。目を付けたのは天才故の必然か、それとも偶然の産物だったのかは分からないけれど』
「篠ノ之 束……」
思わず、エムはその名を口にする。
『プロジェクト・モザイカ』、通称『織斑計画』と呼ばれる計画が突如として中止される要因となった人物。究極の人類を人工的に作るという計画は、しかして自然的に生まれた究極の人類の誕生により、その意味を成さなくなった。
故に、これまでの中での最高傑作の計画試作体1000番である織斑千冬と、そのデータを元に作られた弟と、計画外の試作体である自分だけが残った。
ああそうだ。
(私達3人を生み出す為に、これまで999人のキョウダイたちが犠牲になった……!!)
自分達は、生まれるその前から人の死に関与している。これもまた、エムという少女が己自身を呪う理由の一つでもあった。
いや、それだけじゃない。
――――取り残された自分は、逃げ出したあの女の未来と運命を押し付けられる、その“生贄”にされ――――
『その先に、そのルクーゼンブルクの要人が秘密裏に所有する土地があるわ。貴女の任務は二つ。一つはその要人の無力化、および捕縛。そしてその取引に使われる予定の時結晶の回収よ』
いつの間にか怒りのあまり拳を握り我を忘れる直前、スコールの声によって現実に引き戻される。
『さあ、任務を遂行しなさい。エム。僅か短時間でここまで嗅ぎつけた貴女なら出来る筈よ』
それはスコールなりの賞賛であった。
このエムという少女、現地人と比べても遜色ない程の変装術を披露し、あろうことかその現地の言葉を流暢に扱い、まるで害のない無垢な子供を装い、現地人から情報を様々な手段を得てこの場所を嗅ぎつけた。
スコールもまったく支援しなかった訳ではないが、ほとんど少女の独力みたいな物だった。……あの基地で暴れていたクソガキが、信じられない程の働きを見せてくれた。亡国機業に所属する前から中東での活動が長いせいもあるのだろう。
『……了解』
感情のない言葉で答えつつも、内心で『地獄に落ちろ、クソ大人め』と付け加える。
殺すな、という面倒な制約故、見張りを一人一人気絶させながら、エムは敷地の中へと入り込んでいく。
見張り同士の会話から情報を見聞きし、身を隠しながら捜索する内、ある場所へたどり着いた。
……そこには、銃を手に取る少年たちと、それに訓練を強いる大人達。
亡国機業内でもエムがよく見てきた光景だった。
エムがソレに対して何か思う所があると感づいたスコールは、急遽エムに通信を入れてきた。
『言ったでしょ? よくある話だって。それとも、あの少年兵たちに紛れ込んで情報を手に入れるつもりかしら?』
「……」
スコールの通信に返事も返さず、エムはただただそれを見つめる。
やがて訓練を施していた大人が何処かに消えた事で、エムはその少年兵たちの所へこっそりと近づく。
自分が言った通り、少年兵たちに紛れ込んで何かをするつもりだと思っていたスコールは、この時、己が如何にこの少女を甘く見ていたかを思い知ることになる。
結果として、少女は任務を成功させ、無事要人を連れ帰って帰還した。
否――――“無事”とは程遠い結果ではあったが。
◇
任務を終了し、亡国機業の基地へと帰ったエムは、大人達の手も取らずにそのままシャワーを浴び、現在は亡国機業に訓練を施されている少年兵たちと一緒にいた。
大人達と一緒にいるとどうしても反発せずにはいられない彼女は、スコールの英断によりこうして子供たちと一緒の所に住まわせているのが。それでもひどい事に変わりはなかった。
いくら同じ年頃の子供と一緒にいても、大人という子供にとって隷属すべき種族がこの基地を取り仕切っている以上、どうしても大人達と接しなければならない場面がある。
他の子どもたちは素直に従うが、エムだけは別である。
まずは食事。大人達が態々少年兵の居住区に持ってくる食事を食さず、彼女だけは態々大人達が集う基地の食堂へと出向き、そこで好き勝手に自分のすきな食料を持っていくのだ。大人が態々持ってくれたものなど糞くらえだと言わんばかりに、大人が提供するあらゆるものを嫌う彼女は、こういった事でそのジャイアニズムを発揮する。
そんな彼女に食いかかる大人がいたとしても、力では彼女に敵わない。しかも少年兵たちと一緒に訓練に混じっていると、本来ならば圧倒的力の差がある筈の大人の訓練教官を再起不能にまで投げ倒そうとしたりと、とにかく大人達に対するエムの態度は最悪だった。
しかもこれで亡国機業の即戦力だというのだから、周りの大人達もすごく困った。如何に監視用ナノマシンを注入されていようと、ナノマシンにもちゃんとバッテリーとその稼働限界が存在し、更には人の取り込んだものと同じように体外に排出される事さえある。
少女を恐れた大人が、敢えて彼女が知らないであろう言語で悪口を言っても、全て同じ言語で倍以上に文句を言い返され、逆に心をへし折られる例も少なくなかった。
大人達を嫌う少女は、この基地にとことん馴染めていなかったのだ。
……そんなエムであるが、意外にも他の少年兵たちからは慕われていた。
理由の一つは、大人達ですら霞むその圧倒的な能力。基本的に大人達に隷属する事に対して何の疑問も思わない子供たちであるが、それでも少女のその在り方は子供心ながら惹かれるものがあるのだろう。中には彼女の心奉者さえいる始末だ
もう一つの理由は、やはり彼女が色々な言語を喋れるからだろう。ここに連れてこられた少年兵たちは、それと共に世界共通の言語である“英語”を叩きこまれる。まるで自分達の故郷で使っていた元々の言語が侵食されるように。だが、意外にもその侵食され、己たちの中で消えつつある言語を繋ぎ止めたのがエムだった。
英語で意思疎通できるようになったとしても、何処かで故郷の言葉に対する飢えを感じていた子供たちにとって、様々な言葉を知っている少女は正に救世主と言っても差し支えなかっただろう。元の言語で話せる、元の言語が違う他の子供たちとの会話でも、少女が通訳してくれる。そういった存在が、彼らにどれだけの安心感を齎してくれたかは、想像するに足りない。
そしてもう一つ、それは何よりエムという少女が大人達に認められているからだ。自分達ともう変わらない年で組織の幹部からコードネームを貰い、戦場に出ている。戦士として戦場に行く、という単純な英雄譚に憧れる子供心が刺激されない訳でもない。
彼女はまさしく子供たちの憧れの存在だった。
今日も、任務帰りのシャワーを浴びて、基地の廊下を歩いているエムの元に、一人の少年兵が駆け寄った。
少年の名はヴァンといった。キコン語を母国語とする国の出身であり、今は亡国機業の元で少年兵として訓練を受けている子供だ。エムとも年の違いは差してない。
ヴァンにとってもエムという少女は自分と同じ言語が話せる存在として、多大な安心感を齎してくれる存在だった。
そうこの日までは。
『僕の姉ちゃんはさ、前に家で母ちゃんの代わりに料理をしてくれた時にさ……』
それは、何処にでもある何気ない子供同士の会話だった。
キコン語で自分の家族――――特に仲のよかった姉について思い出話をするヴァンと、同じキコン語で相槌を返すエム。
しかし、その日は違った。
『……姉ちゃんがそんなに恋しいか?』
いつものように素っ気なくも同じ言語で相槌を返していたエムが、今日ばかりは不機嫌そうに、そう聞いてきた。
しまった、とヴァンは思った。いつもはただ此方の話を聞いてくれるだけだったエムが、不機嫌な顔をして聞いてきたのだ。いくら彼女であろうと、自分と同じように家族が恋しくて、それを楽しそうに話す自分が不快だったのだろう。彼女もまた自分と同じように家族に会いたがっているにも(あくまで違う意味でだとはヴァンは知る故もなかったが)関わらず、だ。
『あ、ごめん、マドカ。そんなつもりじゃあ……』
今度こそ、いけなかった。
大抵の子供たちは、大人達に合わせて、彼女の事を『エム』と呼んで慕っていた。彼女自身もソレを渋々であったが望んでいた。
しかし、ヴァンは知らずの内に呼んでしまった。
彼女の『名前』を。
『お前、今なんていった?』
パシ、と肩が叩かれ、エムはヴァンへと迫る。
え、と困惑するヴァン。更に肩を叩かれ、エムはヴァンへと迫ってくる。
その剣幕に押され、ついヴァンはエムから一歩を後退してしまう。
『なんて言ったッ?』
更に強い力で肩を叩かれ、エムの声もまたドスを増していく。
彼女のこういった反応は初めてなのか、ヴァンは如何する事もできず、ただ怯えたまま後退するしかなかった。
「ちょっと、どうしたのよ?」
そこで、ヴァンに助け船が来た。
二人の様子を見ていた、亡国機業の女性が割って入る。
女性、『イヴ』というコードネームを持つ女性だった。エムと同じ、スコールの部下である女性。
「……ッ」
第三者の介入により、エムはとりあえず怒りを治めて、そのままヴァンから立ち去ろうと背を向ける。
しかし、そんな彼女の地雷を更に踏み抜く者が一人。
「誰かと思ったら、あのスコール様にお高く止まっているガキじゃない。こんな所で喧嘩なんてみっともない」
何を隠そうこの『イヴ』という女性、自分よりずっと年下の子供であるにも関わらずスコール直々からコードネームを貰い、早くも任務に赴くエムに嫉妬している。しかも自分達大人に対して礼儀を弁えず、不遜な態度を取り続けるものだから、その不愉快さはより加速していた。それゆえエムに対して少し厭味ったらしい言い方なのだが、自分と同じ組織の子ども同士の喧嘩を止めようとするくらいの良心は存在していた。
「まったく、こんな調子だとあの人からすぐにそのコードネームを取り上げられちゃうわよ、『マドカ』ちゃん?」
またもや厭味ったらしく言うイヴ。言外に、これ以上スコールに迷惑をかけるなという彼女なりの上司への気遣いであった。
彼女を『その名』で呼んだのも、単にコードネームを剥奪されるかもしれないという危機感をエムに植え付けようしただけだった。
故に、それが彼女の地雷だとも知らずに。
「―――――」
瞬間。
ヒュンっと、抜き放たれたナイフの逆光がイヴの横を通り過ぎる。
反射的にそれを回避したイヴは、突如として襲い掛かって来た犯人を睨み付ける。切り付けきたその主は、両手でナイフを弄びながら、挑発的な笑みをイヴに向けていた。
「ッ! ……あらあら。スコール様にお高く止まっているコードネーム持ちの餓鬼は、今度は同僚にまでナイフを向けるのかしら、マドカちゃ――――」
「その名で呼ぶなっ!!」
激昂して叫ぶと同時、エム……マドカは既にイヴの眼前まで迫り、ナイフを突き刺そうとする。先ほどのような牽制の意味を込めた一撃とは違う。
ナイフの反射する逆光すら見えぬ程の速度。
「ッ!?」
慌てて応戦しようとするイヴであるが、反応が間に合わない。辛うじてナイフを逸らし、頬を少し掠める程度に抑えたが、マドカの攻撃は止まらない。逸らされたナイフが再び喉元に突き付けられ、イヴはそのまま押し負けて後退してしまう。
反撃の隙を与えず、マドカはナイフを持っていない方の手でイヴの襟首を掴み、その状態でイヴの腹を蹴り上げる。
「ガぁッ!?」
中に浮くイヴの女体。
そのままマドカは掴んだ方の手を使って、浮き上がったイブの身体を床へ投げ飛ばす。
仰向けに倒れたイヴの身体に乗っかかり、その喉元にナイフを突きつけた。
「くッ!?」
ナイフの刃を突き付けられ、身動きの取れぬイヴ。
マドカが基地に連れてこられた日、任務に赴いていた故に、その日のマドカの暴走をしらなかったイヴは、彼女の実力も知らずにそのまま敗北を喫した。もしあの日、他の大人達と同じように彼女もマドカに返り討ちにあっていれば、このように彼女を挑発するような真似もしなかっただろう。
「子供扱いするな、分かったか!?」
突き付ける力を強め、イヴに警告するマドカ。
監視用ナノマシンにより自分の命が下手すればどうなるのかは分かっているのか、イヴの喉元を掻っ切るという一線だけは超えなかったようだ。
その時だった。
何者かが、ナイフを持ったマドカの腕を掴み取る
「はあ……もういいわ」
「ッ!?」
反射的に己の腕を掴む手を振り払い、マドカはその相手へと刃を向ける。
しかし。
「ッ、ギィ、アッ……ガッ……!?」
その刃が到達する直前、体内の監視用ナノマシンが、マドカの身体を蝕む。
突如として苦しみだすマドカの姿に、イヴも、一部始終を見ていたヴァンも引いた様子でソレを見る。
内側から蝕んでいくソレを、尚も振り払おうとするその醜い姿に、何故だか恐怖すら覚えてしまった。
「ッ、……ッ……ス、コぉ、ルゥッ!!」
己の身体を蝕むナノマシンにすら抗い、のたうち回りながらも、その敵意を鈍らせずにスコールへと手を伸ばす。
「まったく……無暗に抵抗しようとするんじゃないわよ……」
本来ならばまったく動けなくなる筈なのに何処からその体力が湧いてくるのだと、スコールは溜息を吐いて呆れる。この溜息も最早何回目なのか分かった物ではない。
「まあ、最後の一線を踏み越えようとはしなかったのは評価してあげる」
言って、スコールはナノマシンの機能を抑える。
同時に、マドカの身体が力が抜けたように崩れ落ちる。
「ハァ、ハァ、ハァ……」
やがて呼吸も安定していき、それも束の間のようにすぐに立ち上がった。
怖がらせたヴァンにも、痛めつけたイヴにも見向きもせず、マドカが現在最も敵視する大人、スコールを睨み付けた。
『………』
「……チッ」
暫しの沈黙の内、舌打ちしたマドカがスコール達に背を向け、去っていく。
その背中を見届けたスコールは再度ハァ、とため息を吐きつつ、イヴとヴァンに向き直った。
◇
「ゲホッ! ゲホッ! スコール様……あの餓鬼は一体!?」
立ち上がったイヴはせき込み、恐怖に染まった表情でスコールに迫った。
……反応できなかった。とてもだが子供が出せるような速度ではなかった。子供が出来るような動きではなかった。
かろうじて最初のナイフの攻撃に反応でき、そして知らぬうちにナイフを突きつけられたと思ったら、知らない内に床へ叩きつけられ、知らない内にナイフを突きつけられていた。
その相手がまだ12かそこらの子供であるという事実が、イヴの恐怖を助長していた。
「……恐るべき計画の産物、と言った所かしら」
「……恐るべき、けい、かく?」
「あの子の相手、ご苦労だったわね。持ち場に戻りなさい、イヴ」
「し、しかし……!」
「戻りなさい」
スコールの眼光が射抜く。
これ以上の詮索は許さんといわんばかりに。
元より、イヴが普通に喧嘩を止めていればこのような事態にならなかったのだ。それなのに、態々少女を挑発するような言い方までした。
割って入った人物がオータムでなかっただけまだマシだと言えるが、それでもだ。
……まあ、エムの相手をさせてしまった事は申し訳ないと思っているが。
「……分かり、ました」
渋々と下がるイヴ。
その背中を見届けたスコールはまたハァ、とため息を吐く。
今日何回目の溜息だろうか。
上から言われた通りに、彼女を捕らえ、自分の部下にしたが、本当に最悪な部下が入ったと悪態を付きたくなる。
監視用ナノマシンを入れても尚しつこく反抗するあの少女……少なくとも、今日の任務の
溜息の原因は今回の件だけではなかった。
今日の任務……任務先で大人達に従っている子供たちを見かけたマドカは、あろう事かその少年兵たちに混ざり込み、短時間で子供たちをその気にさせ、
その結果、現場は混乱し、その隙を付いたマドカは見事に用人を捕らえ、目標物質を回収して任務を成し遂げた。少なくとも、スコールから言われた通りに
見ていられなかったのだ。
今回の件もそうだった。
大人達から与えられた名前で呼び合うここの少年兵たちが、仲間が、まるで大人の言いなりになっているように感じたのだろう。
スコールはらしくもなく、少女の行く先を憂いた。
どんな展開をお望み?
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マドカの身体のまま復讐完遂
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フォックス・・・・・・ダァイ
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からの他人の身体を乗っ取って復活
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クロエと百合百合