光る星に口付けを。   作:夜月 黒隴

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ねむたい!


第五話-意気込み。(午後)

ふう、漸く午前の授業4つが終了する。ひたすら説明だけなのもあり、寝ている人も少なからずいた。あいつら大丈夫かよ。しかしまあ、寝てしまう理由も分からなくはない。しかしまあ、午前の授業は終了した。これからは待ちに待った昼食、ということもあり、みんな前後左右の人達とわいわい話しながら食べ始める。フリーダムすぎると思うのは俺だけであろうか、といったところで俺も昼食を取ることにする。コンビニで買ってきた昼食が入った袋を取り出し、机の上に置く。飲み物はカフェインゼロの麦茶だ。これがまたうま…い。

「前、いい?」

恐らく自作の弁当か知らないが、それを持ち左の席から ひょい、っと顔を覗かす。俺は来るな、という冷たい視線を送るが彼女にはそんな視線など無意味だった。

「返答無し!それじゃあ前座るね。」

『いやちょっと待て、可笑しいだろ。』

いつの間にか前の席の赤口は居なくなり、別の席の友達と共に昼食をとっている。あいつなんで居ねぇんだよ。さて、俺の返信を聞いた奴はキョトンとした顔でこちらを見つめている。何故駄目なのか分からないのだろう。

『俺は一人で食べたいんだよ。分かるか?』

「分かんない。」

『即答かよ。』

「人の事言えないからね。」

『…。』

そういった会話をしながら何故か(紲星あかり)は俺の机の上に弁当置く。勝手に置くなよ、全く。

『なんで勝手に食べようとしてるんだよ。』

「え、駄目?」

『誰がいいっつったんだよ。』

「返事無かったから…。」

『返事なきゃ勝手に食べていいって事じゃないんだよ。』

「別にいーじゃんー!」

 

♪♩︎♪♩︎♪♩︎♪♩︎♪♩︎

 

あの二人、仲良さそう…いいなあ。ついつい嫉妬してしまいそうになる。あの二人の中に、一緒に昼食食べないかと誘うことは出来ないであろうか、と悩む。しかしあの二人は今、喧嘩(?)しているので割り込むにもなかなか割り込むことが出来ない。いっその事割り込んで喧嘩(?)を止めに入った方が良いのではと思ったりする。そう思いつつ、お弁当を持ったままあの二人を眺める。

 

──────────────

 

漸くあの二人は落ち着いたようだ。喧嘩(?)は収まったのか、二人で仲良くお弁当を食べ出す。多少グチグチ言うものの、えーと、誰だっけ。あの男の子(糸口)。その男の子は不機嫌ではあるが諦めたようだ。この機会に私も少し関係を作っておきたいので話しかけてみることにした。

「あ、あの…。』

『ん?』

「はい?」

「わ、私…じ、20番の「初音(はつね)ミク」と言います。えーと…良かったら私も昼食ご一緒させてもらってもよろしいですか…?』

 

♪♩︎♪♩︎♪♩︎♪♩︎♪♩︎

 

急すぎる。あまりにも急すぎた。まだ会話したことの無い人に話しかけられ、それに加え昼食を一緒にいいですか、と聞かれたのは人生で初。多分(紲星)も同じだろう。顔が物語っている。俺は拒否しようと思ったのだが、急に奴が、

「はい!いいですよ!」

とか言い出した。意味不明なことを言うな、馬鹿野郎が。

『おま、急に何を…。』

「ありがとうございます!それじゃあ失礼しますね!』

『おいおいおいおい。』

あーもうめちゃくちゃだよ。どうしてこうなってしまったんだ。()()()最悪な日だ…。

 

♪♩︎♪♩︎♪♩︎♪♩︎♪♩︎

 

「あ、そういえばなんだけどさ、霧夜君。」

『ん?何だよ。』

「放課後、一緒にカ」

『絶対行かな』

「付いてきてね。」

『は?』

「え?」

なんなんだこのマシンガントーク…。この2人の特有の会話なのかな。見てて面白いけど、途中で止めたくもなってしまうこの気持ちは一体なんなのだろう…。

「付いてきてね。」

『はぁ…?何でだよ。』

「いいじゃん、美味しいパンケーキがあるの!」

『別に食べたくな』

「それじゃあ、放課後校門で待ってるからね!」

『…。』

これだけ聞くとただの強制連行である。可哀想に…。

 

♪♩︎♪♩︎♪♩︎♪♩︎♪♩︎

 

昼食、昼休憩が終わり午後の授業を再開する。お昼休憩をとったせいか、みんな眠たいのであろう。午前より寝ている人が多いように感じた。最初が肝心だというのに皆は何をしているんだ…。そんな中、先生は淡々と話を続ける。起きている人が偉いのではなく寝ている人が悪いのだ、といった思考であろう。さて、また長々と話を聞かされるのか…。

 

──────────────

 

やっと6限目が終了する。7限まである所もあるのだが、少なくともここは6限までだ。それにしても疲れた。話を聞いているだけなのに疲れたのは今までで初めてだ。やっと帰れ……ないのか。これから奴とカフェ(?)に行かなければならないんだった…。さっさと学校から飛び出して帰ってしまうのもありだが…、とふと隣を見るともう奴は居ない。

『逃がさねぇって事かよ…。怖い。』

どうやらもう行く運命は確定しているようだ。素直について行こう…。




深夜に書いたから文章おかしいと思うし目線切り替え多いですね
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