艦これ大戦 ~君あるがために 恋する艦娘達よ大志を抱け~ 作:タケノコ屋
艦これ大戦 ~君あるがために 恋する艦娘達よ大志を抱け~の2作を連続で投稿しました。
前回のラストで、伊丹と桜(特型駆逐棲姫)との出会いを果たし、本作は伊丹と桜の夜空での下で彼女に名前を名付けるシーンがあります。
また、冒頭ではソルティ・ロード0でも見られたアイアンボトムサウンド海戦の内容ですが、実はソルティ・ロード0では明かされていない意外な事実が明らかになり、桜の視点によりより詳しくその状況を表すようになりましたが、その内容はどのようなものなのかは呼んでからのお楽しみ。
また、後半では前回、戦力補充の為、三菱が建造した13人の艦娘が登場、これまでない能力や武器、さらに艦娘の詳しい説明も必見です。
艦これ大戦 ~君あるがために 恋する艦娘達よ大志を抱け~
ソルティ・ロード2「君の名は ~私にできること~」
どうぞご覧ください。
艦これ大戦 ~君あるがために 恋する艦娘達よ大志を抱け~
ソルティ・ロード2「君の名は ~私にできること~」
ドオオオオオオン・・・・・・・ドオオオオオオン・・・・・・・ドオオオオオオン・・・・・・・。
漆黒の夜で繰り広げる戦い。
それはかつて人類と深海棲艦達の雌雄を決する戦い「アイアンボトムサウンド海戦」であった・・・・・・。
13年前
多数の深海棲艦達が艦娘や戦艦などと交戦していた・・・・・。
特型駆逐棲姫は仲間の深海棲艦達と共に艦娘達と戦い続けていた・・・・。
ドオオオン・・・・ドオオオン・・・・ドオオオン・・・・ドオオオン・・・・
雷巡チ級、軽母ヌ級、空母ヲ級、戦艦ル級、重巡リ級、軽巡ト級、戦艦レ級などの深海棲艦達は艦娘達に対し、砲撃を開始した。
チュドオオオオオオオオン・・・・ドガアアアアアアアアアン・・・・ドオオオオオオオオオン・・・・・。
砲撃の嵐を受け、次々と撃沈していく深海棲艦達。その様子に驚愕する特型駆逐棲姫。
ドガアアアアン・・・・・ザザザザザ~~~・・・・・・。
砲撃を食らい、速力が落ちていく特型駆逐棲姫。砲撃により額から血が流れていた。
特型駆逐棲姫「・・・・・・・」
特型駆逐棲姫は砲撃により倒された仲間達の屍を見渡した。ゆっくりながら沈んでいく仲間達の姿に悲しみの表情を見せるのであった・・・・・・・・。
カアアアア・・・・・ドオオオオオオオオオオオ・・・・・・ビュウウウウウウウウ・・・・・・・・。
突然、水平線の向こうで光だし、そこから巨大な爆発と衝撃が響き、その衝撃波に吹き飛ばされる特型駆逐棲姫。
ガッ・・・・ゴッ・・・・ゴロゴロ・・・・・・バシャアアアアン・・・・・・・・・。
衝撃によりかなりの場所から吹き飛ばされ、大破に近い損害を受けた特型駆逐棲姫。
特型駆逐棲姫「・・・・・・・!!?。」
彼女が見た光景は想像を超えたものだった・・・・・・。
それは巨大なキノコ雲であった。その光景はまるでの世界の終焉のようだ・・・・・。
その光景に特型駆逐棲姫は驚愕しながら見つめていた・・・・・。
ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ・・・・・・・・・・・・・・。
特型駆逐棲姫「!!?。」
けたたましい風切り音を聞いて、空を見た。それはこちらに向かう砲弾の音であった。気付いた時にはすでに遅かった・・・・すでにここまで迫っていたのだった・・・・・。
ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン・・・・・・・・・・・・ドボオオオオオオオン・・・・・・・・・。
砲弾の直撃を受け、大爆破し大破、完全に海の底へ沈んでいく特型駆逐棲姫。
顔の左半分は焼け爛れ、爆風で魚のヒレの様な左腕は吹き飛ばされ、血を流しながら海中に漂っていた。
さらに出血は止まらず、海中は血で真っ赤に染まっていた。
特型駆逐棲姫「・・・・・・・・。」
意識は朦朧し、もはや風前の灯であった・・・・・。
特型駆逐棲姫「(ワ、ワタシ・・・・・死ヌノ・・・・・ヤ、ヤダ・・・・・シ、死ニタクナイ・・・・・ク、暗イ海ノ底デ・・・・誰一人モ看取レズ・・・・死ヌナンテ・・・・・カエリタイ・・・・カエリタイ・・・・シニタクナイ・・・・シニタクナイ・・・・ワタシハ・・・・)。」
悲痛な思いを抱きながら、特型駆逐棲姫は海の底へと沈んでいった・・・・・。
・・・・・・・・・パアアアア・・・・・・・。
特型駆逐棲姫「・・・・・。」
海の底で何かが光に包まれていた。
特型駆逐棲姫「・・・・(ア、暖カイ・・・・海ノ底ナノニ・・・・マ、マルデ・・・・太陽ノヨウニ・・・・・)。」
海の底でありながら、まるで太陽のように暖かったと感じる特型駆逐棲姫。
特型駆逐棲姫「・・・・・・!?。」
彼女の目の前に光の中から何かが降りてきた。光の逆光で影で顔が見えないが、両手をつなぐ赤いリボンが特徴的な黒いドレスに身を包む銀髪の少女のようだった。
特型駆逐棲姫「・・・・・・(貴方ハ・・・一体・・・・誰ナノ?・・・・)。」
それが特型駆逐棲姫の最後の言葉で、朦朧する意識の中、銀髪の少女が右手を向けて近づいて来た所で、意識を失い、深い眠りに入っていった・・・・・・。
特型駆逐棲姫「はっ!!?。」
ガバッ・・・・・バサッ。
特型駆逐棲姫「はあああ・・・・・はあああ・・・・・はあああ・・・・・ゆ、夢か?・・・・・ん?。」
夢から覚ました特型駆逐棲姫は自分が置かれた状況を見た。
見慣れない部屋にペッド、そして、月明かりの空。
特型駆逐棲姫「っ!!・・・・・ま、眩しい・・・・!?。」
自身の体に異変に気付いた特型駆逐棲姫は驚きを隠せなかった。かつて、砲撃を食らって、顔の左半分は焼け爛れ、爆風で魚のヒレの様な左腕が吹き飛ばされたはずの姿はなく、一つ以外は元の姿になっていたことに驚く。
特型駆逐棲姫「・・・・・元に戻っている・・・・・でも、どうして左腕だけ?・・・・・。」
左腕は魚のヒレの様なものではなく、右腕と同じ姿をしていた。自身の姿に驚きを隠せない特型駆逐棲姫。
特型駆逐棲姫「・・・・・はっ。」
隣のペッドには安静して眠っているまるゆがいる事に気付いた。
特型駆逐棲姫「・・・・・。」
ゴソゴソ・・・・タッ・・・・カッカッカッカッカッ・・・・・・。
まるゆに対し何もせず、そのまま廊下へ歩き出した。
特型駆逐棲姫「・・・・・(ここは何処?・・・・どうして私は生き延びたの?)。」
複雑な思いを抱きながら、真夜中で歩き続けた・・・・・・・・。
ザアアアアアア・・・・・・ザアアアアアア・・・・・・ザアアアアアア・・・・・・。
砂浜
ここは人気のない砂浜。一人で夜空の月を見つめる特型駆逐棲姫。
特型駆逐棲姫「・・・・・・。」
波の音のせせらぎを聞きながら、夜空の月を見つめる特型駆逐棲姫に近づく者がいた・・・・・。
ガチャッ・・・・。
???「動くな。」
特型駆逐棲姫「!!?。」
砲塔を突きつけたのは、ヴェールヌイであった・・・・・。
ヴェールヌイ「そのまま動くな!?。」
特型駆逐棲姫「・・・・・・・。」
ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・・。
特型駆逐棲姫に近づくヴェールヌイ。今まさに対峙しようとしていた・・・・・。
???「その辺でいいぞ。ヴェールヌイ。武器を下げるんだ。」
ヴェールヌイ「!?・・・・・し、司令官?。」
特型駆逐棲姫「!?。」
そこへ提督である
伊丹耀司「後は俺がやるから、任せてくれないか?。」
ヴェールヌイ「し、しかし・・・・相手は深海棲艦だ、無闇に近づいては危険だ!?。」
伊丹耀司「あの子から敵意らしいものは感じない。ここで戦う必要はない。」
ヴェールヌイ「し、しかし・・・・。」
伊丹耀司「ヴェールヌイ。俺を信じてくれ。にひっ。」
ヴェールヌイ「・・・・・・。」
ヴェールヌイは伊丹の根拠のない笑みを見て、呆れながらこう言った。
ヴェールヌイ「・・・・はああ・・・・わかりました。でも、あの子が少しでも攻撃するような仕草があれば容赦なく攻撃するので、ご容赦を。」
伊丹耀司「ああ、わかった。」
伊丹は特型駆逐棲姫へ近づくが、彼女は警戒している模様。
伊丹耀司「そんなに警戒しなくてもいいよ。君を危害をつける気はないんだよ。君と話し合いしたいだけなんだ。」
特型駆逐棲姫「・・・・・・」
特型駆逐棲姫に警戒されながら、少しずつ近づいていく伊丹。
伊丹耀司「覚えているかな。君が海岸で流れてきた所を助けたんだだが、どうしてここへ流れてきたのかい?。」
特型駆逐棲姫「・・・・・・」
伊丹耀司「ま、まあ・・・・話す気がないならいいけど・・・・・何でこんな所に来ていたんだ?。」
特型駆逐棲姫「・・・・・・」
伊丹の問いに答えず、そのまま月の方へ見つめる特型駆逐棲姫。沈黙を続ける彼女から言葉を発した・・・・。
特型駆逐棲姫「・・・・・・どうして、生き延びたの?。」
伊丹耀司「?。」
特型駆逐棲姫「あの時・・・・私は海の底へ沈んだはず・・・・・。」
伊丹耀司「沈んだ?・・・・何の話だ?。」
特型駆逐棲姫の言葉に理解できない伊丹であった。
特型駆逐棲姫「・・・・かつて・・・貴方達人類と私達が戦った・・・・あの戦争で・・・・。」
伊丹耀司「戦争?・・・・。」
特型駆逐棲姫「仲間達と共に艦娘と呼ばれる存在と戦った・・・・けど・・・・仲間達は次々と倒れ、生き残ったのは私だけ・・・・それから巨大な閃光と衝撃に襲われ・・・・・目の前には巨大なキノコ雲が広がった・・・・。」
伊丹耀司「・・・・・もしかして・・・・
特型駆逐棲姫「・・・・」
コクリ。
伊丹はそれに答えると特型駆逐棲姫は頷いた。そして、彼女の話はまだ続いた・・・・。
特型駆逐棲姫「その光景はまさに世界の終焉みたいだったわ・・・・・巨大なキノコ雲が広がり、私はそれを見つめたわ・・・・・そして、私は艦娘の攻撃を受けて・・・・沈んだ・・・・・・。」
伊丹耀司「・・・・・。」
特型駆逐棲姫「あの砲撃で・・・・私の顔の左は焼け爛れ、左腕も吹き飛ばされたわ・・・・・でも、不思議と痛みもなく、何も感じなくなったわ・・・・・・そして、海の底へ沈んだ・・・・二度と空へ戻れる事もなく・・・・・・・・・。」
伊丹耀司「・・・・・。」
特型駆逐棲姫「私が覚えているのはここまで・・・・・・気付いた時にはベッドの上にいたの・・・・・それだけよ・・・・・。」
伊丹耀司「・・・・・。」
特型駆逐棲姫の話を聞いて、悲しげに彼女を見る伊丹。
伊丹耀司「なあ・・・・君は・・・・一人になるのが怖いのかい?。」
特型駆逐棲姫「!?・・・・。」
伊丹の問いに驚きを見せる特型駆逐棲姫。
伊丹耀司「やっぱりそうか・・・・君の顔を見れば何となく感じたからね・・・・・。」
特型駆逐棲姫「・・・・・あの時・・・・海の底で沈んだ時・・・・・・誰にも看取れず・・・・死にたくなかった・・・・・帰りたい・・・・そう思ったの・・・・・でも・・・・私だけ生き残ったと知った時・・・・・どうして私だけ生き残ったの?、何のために生きてきたのか・・・・・そう思うと私の心に恐怖と不安、プレッシャーが感じるようになったの・・・・・・。」
伊丹耀司「・・・・・。」
特型駆逐棲姫「・・・・・私に今日を生きる資格はあるの?・・・・・。」
月を見ながら悲しげな顔を見せる特型駆逐棲姫。その頬に一筋の涙が流れた・・・・・。
伊丹耀司「・・・・・。」
伊丹は、そんな悲しげな特型駆逐棲姫を見て、意外な行動を見せた・・・・。
バサッ・・・・。
特型駆逐棲姫「!!・・・・?。」
特型駆逐棲姫の頭にかけたのは伊丹の軍帽であった。
伊丹耀司「・・・・・一人で寂しく考えるよりも、みんなでいれば楽しめるよ・・・・・君は一人じゃない・・・・・みんながいるんだからね・・・・。」
特型駆逐棲姫「・・・・・・・・。」
伊丹耀司「大丈夫、大丈夫だよ。明日はきっと良い事あるさ。」
特型駆逐棲姫「・・・・・・・」
特型駆逐棲姫を抱きしめて宥める伊丹。伊丹の行動に驚きながらも彼の言葉を聞いて涙を流す特型駆逐棲姫。
その様子を見つめるヴェールヌイ。
ヴェールヌイ「それで、これからどうなさるつもりですか?。司令官。」
伊丹耀司「ま、大丈夫。任せて。何とかなるから。」
ヴェールヌイ「・・・・・・・。」
伊丹耀司「・・・・あ、あれ!?・・・・な、なにこの空気!!?・・・・まずい事を言っちゃた・・・・・。」
ヴェールヌイ「いいえ・・・・司令官がそうおっしゃるならと私は何も申し上げません。」
伊丹耀司「どう・・・僕、人道的でしょ?。」
ヴェールヌイ「・・・・ふっ。」
伊丹の真意を知り、微笑むヴェールヌイ。
ヴェールヌイ「それで、この子をどうするのですか?。」
伊丹耀司「この子は保護にする事にするけど、みんなにこの子を紹介するのはしばらく伏せてくれないか?。時が来れば俺が話すから・・・・・。」
ヴェールヌイ「ああ、わかった。で、この子の名前は決まったか?。」
伊丹耀司「名前?。」
ヴェールヌイ「まだ名前を聞いていないからね・・・・名無しのままでは可哀想だと思うだが・・・・。」
伊丹耀司「わかった・・・・俺が何とかするからな・・・・・・先に言ってくれないか?。後から行くから。」
ヴェールヌイ「・・・・ああ、わかった・・・・御武運を祈る。」
伊丹耀司「ご、御武運って・・・・・大げさすぎな・・・・・。」
伊丹はヴェールヌイと別れ、特型駆逐棲姫の所へ向かった。
伊丹耀司「ねえ、君の名は?。」
特型駆逐棲姫「・・・・・・・・。」
伊丹の問いに特型駆逐棲姫は沈黙を続けるのであった・・・・・・・。
特型駆逐棲姫「・・・・・名前はない・・・・・。」
伊丹耀司「な、名前が無い?・・・・。」
特型駆逐棲姫「正式名称は“
伊丹耀司「ふーん・・・・じゃ、散歩して見る?。」
特型駆逐棲姫「へっ?。」
伊丹耀司「こういう時は気分転換に散歩するれば、何か思いつくかもしれないからね。行くか?。」
特型駆逐棲姫「・・・・・う、うん・・・・・。」
浜辺を散歩する二人。そんな時、彼らの前に不思議な光景を見た。
特型駆逐棲姫「・・・・・あ、あれは・・・・何?。」
伊丹耀司「・・・・ま、まさか、あれって・・・・桜か?。」
硫黄島に桜が咲いていた事に驚く伊丹。桜は日本のみ春しか咲かないはずだったが、この季節で桜が咲いていた事に最も驚いた。
二人は桜が舞う花びらに見とれていくのであった・・・・・。
特型駆逐棲姫「・・・・・き、綺麗・・・・・満月の下で咲く桜の花は綺麗だわ・・・・・・。」
伊丹耀司「・・・・ああ、そうだな・・・・・ん?。」
伊丹の前に桜の花びらが舞い踊り、手のひらに落ちてきたのを見た。
伊丹耀司「・・・・そうだ、決めたぞ!?。」
特型駆逐棲姫「?・・・・何を決めたのですか?。」
伊丹耀司「君の名前だよ。これを見て思いついたんだ。」
特型駆逐棲姫「・・・・そのような名前ですか?。」
伊丹耀司「そうだな、きっと素敵な名前だと思うよ。」
特型駆逐棲姫「・・・・その前に・・・・貴方の名前を教えて欲しいの?。」
伊丹耀司「俺か・・・・ああ、そうか、名前を言わなかったな・・・・俺は伊丹耀司。硫黄島鎮守府の提督を務めている。」
特型駆逐棲姫「・・・・伊丹・・・・私の名前は何?。」
伊丹耀司「そうだね・・・・今から名づけるよ・・・・・君の名は・・・・。」
伊丹は特型駆逐棲姫の名前を名づけようとした。桜はそんな二人をまるで祝福するように桜を舞い続けていた・・・・。
それから数日後、伊丹の所で嬉しい報告が待っていた。
硫黄島鎮守府 会議室
伊丹耀司「それで、報告とは?。」
三菱「ようやく新たな艦娘十数隻を建造してできた事を報告するわ。」
伊丹耀司「本当か!?。」
三菱「ああ、使えそうな資材や試験用に作られた素材を丹念に込めて、数日かけて建造に成功したんだ。」
伊丹耀司「すごいな・・・・・一度に三隻しか建造できなかったはずじゃなかったのかい?。」
三菱「そりゃあそうだ。私だけじゃない。三原や桃取も徹夜を通して頑張ったからね。今はぐっすり眠っている世。」
伊丹耀司「そうか、ご苦労だったな。ゆっくり休んでくれ。」
三菱「ああ、休ませて貰うよ。まあ、艦娘達の紹介をしてから眠るけどね。入っていいぞ。」
ガチャ・・・・タッタッタッタッタッタッ・・・・・・。
ドアから入ってきたのは13人の艦娘であった。
三菱「順番に紹介するわ。一番目は軽巡洋艦の
阿武隈「長良型軽巡洋艦の阿武隈です。建造も間もない不束者ですが、提督のご期待に応えるよう頑張ります。」
三菱「彼女の武装は14cm単装砲だけど、新技術の恩恵のせいか性能が高いなったのよね。発射速度、射撃精度、射程距離が向上し、劣っている適性をカバーするために武装を主砲のみに絞り、魚雷を装備しない代わりに21号対空電探改や32号対水上電探改などの水上電探・対空電探を追加装備し、高い索敵能力を誇るけど、魚雷を外しているから単艦での戦闘力は他の軽巡級艦娘と比べて低いけど、索敵能力を活かして、味方との連携で能力を発揮する艦娘よ。まあ、使いこなせば貴重な主力にもなるから期待できるわよ。」
伊丹耀司「確かに期待できそうだな。」
三菱「次は駆逐艦の
子日「初めまして、初春型駆逐艦2番艦の子日だよ。子日、張り切って頑張るよ。」
三菱「この子は駆逐艦としては未熟な部分があるけど、武装では12cm単装砲改二や12.7cm連装砲C型改二、さらに61cm三連装(酸素)魚雷に25mm三連装機銃 集中配備、21号対空電探改など、火力や対空能力、索敵を特化した艦娘だけど、能力が高い反面、注意力や集中力が低い上、スタミナ、耐久値と装甲値が極端に低いのが難点だけどね。また、それを補うように改良型艦本式タービンや新開発のフロートスピナーシステムを加えているから機動力や回避性能は高いけど、それと彼女しかない独自の装備があるわ。それはネズミ型の艤装で、それぞれ意思を持ち、独自の行動も可能、さらに武装は背中に12.7cm連装砲B型改二、両手に12.7cm単装高角砲や12.7cm連装高角砲(後期型)、61cm四連装(酸素)魚雷を装備して、さらに22号対水上電探改四及び三式水中探信儀、四式水中聴音機により索敵能力が高く、対潜能力も高いわ。それを子日の索敵能力を合わせれば、より高い索敵範囲が広がるはずよ。まあ、育てれば戦力になれるはずよ。まあ、性格は問題だけどね・・・・・。」
伊丹耀司「・・・・・考えとくよ・・・・・。」
三菱「次は重雷装巡洋艦の北上改二。ある意味意外な艦娘だよ。」
北上(改二)「アタシは軽巡、北上。まーよろしく。」
三菱「こいつはすごい艦娘だよ。まさか改装した状態で建造されるとは予想外だったけど、重雷装巡洋艦としての高い能力を持ち、全艦娘中最多の魚雷装弾数を誇り、非常に高い雷撃能力を持ち、ここから繰り出される先制雷撃が持ち味で、火力も持ち合わせているため砲撃戦にも貢献でき、潜水艦への攻撃も可能で、先制爆雷攻撃実装で対潜でも先制攻撃も可能。まさに主力に相応しい戦力よ。まあ、撃ち尽くしてしまうとその場で再装填ができないなど問題点も多く、武装は12cm単装砲改二改良型に12.7cm連装高角砲、8cm高角砲を装備しているけど、あくまでサブウエポンとしての兵装であり、砲撃で敵を撃破することは想定されていないわ。後、特殊装備として、対潜水艦・索敵能力に優れた21号対空電探改やHF/DF+Type144/147 ASDICに、脚部の魚雷発射管に付属している「甲標的」は、機動力・火力は下がるが遠隔操作による雷撃が可能だが、索敵能力は重視していないから、味方のサポートに頼る面は多いわ。まあ、主力としての戦力である事が間違いないわ。」
北上(改二)「あの~提督~。」
伊丹耀司「?。どうした、北上?。」
北上(改二)「もし、部隊編成の際に~、阿武隈の所に加えて欲しいのですが~。」
伊丹耀司「へっ?。」
阿武隈「ちょ、ちょっとっ!?、き、北上さんっ!!?。な、何を言っているですか!!?。」
北上(改二)「いい~じゃない~。だって、ワタシ達、“チューした仲”じゃん!。」
阿武隈「!!!。」
伊丹耀司「“チューした仲”?。」
阿武隈「あああああああっ~~~~~~!!!。あ、あれは事故よ!。て、提督っ!!、これは聞かなかったことにしてください!!、いいですかっ!!?。
北上(改二)「むぐっ。」
伊丹耀司「あ、ああ・・・・・(一体、あの二人に何があったんだ?)。」
三菱「おほんっ・・・・つ、次の子は軽空母の瑞鳳。」
瑞鳳「瑞鳳です。軽空母ですが、錬度が上がれば、正規空母並の活躍をおみせできます。」
三菱「瑞鳳は、初期艦ながら改装なしに搭載数48機を誇っているわ。搭載機は零式艦戦21型(熟練)や零式艦戦52型や彗星、天山など高性能なものばかりよ。また、強風改や二式水戦改(熟練)などの水上戦闘機や二式大艇などの大型飛行艇も搭載可能で、より広範囲の索敵能力も高いわ。とはいえ、防御力ともに若干頼りない感はあるけど、まあ、彼女の言う通り、正規空母並の戦力になるわ。」
伊丹耀司「期待しているよ。」
瑞鳳「はいっ!。」
三菱「次に・・・。」
???「
三菱「ちょ、ちょっと!!?。ア、アイオワ、私の説明を・・・。」
アイオワ「
伊丹耀司「あ、ああ・・・・こ、こちらよろしく・・・・。」
三菱「おほんっ・・・・このアイオワは大和型に匹敵するほどの火力・耐久・装甲を誇っていてね、16inch三連装砲 Mk.7+GFCSや41cm三連装砲改二、16inch Mk.I三連装砲改+FCR type284、試製51cm連装砲、38cm四連装砲改、381mm/50 三連装砲改、OTO 152mm三連装速射砲、試製35.6cm三連装砲、対空用に5inch連装砲 Mk.28 mod.2、Bofors 40mm四連装機関砲、QF 2ポンド8連装ポンポン砲、10cm連装高角砲改+増設機銃、10cm高角砲+高射装置、12.7cm高角砲+高射装置、20連装7inch UP Rocket Launchers、12cm30連装噴進砲改二、Bofors 40mm四連装機関砲を装備し、対空攻撃、高火力を特化した反面、重力が重すぎて、回避性能が低いのが難点だけど、32号対水上電探改やSK+SGレーダー、15m二重測距儀+21号電探改二、SKレーダーなどの高い探査能力により、広範囲の索敵を可能としているから、迎撃や奇襲に向いているわ。また、一応、追加装備として、新開発のフィールドジェネレーターとチョバムアーマー、ビクトルエンジンを加えたから、機動力や回避能力、艤装性能はある程度向上しているわ。さらに彼女には独自の武器があるわ。それはこれまで艦娘、主に戦艦にはない武装、対艦ミサイル「ハープーンミサイル」を装備している事ね。」
伊丹耀司「ハープーンミサイル?、すごそうな武器だな。」
三菱「ええ、ハープーンミサイルは彼女しかない武器で、誘導装置により敵を捕捉、それに向かって発射して攻撃できる優れもので、威力は戦艦級を一撃で撃破できるほどの威力ね。まあ、攻撃の主力としては期待できそうね。」
伊丹耀司「まあ、期待できそうだな。」
???「なあなあ、提督。どう、酒を飲まない?。」
伊丹耀司「えっ?、い、いや・・・・し、仕事中だから・・・・。」
???「いいじゃない、いいじゃない・・・・たまにはパーッといこうぜ~。パーッとな!」
三菱「ちょ、ちょっと!、
隼鷹「大丈夫~、大丈夫~。まだまだ八文目だから~~。うぃっく。」
伊丹耀司「・・・・どう見てもかなり酔っているしか見えないけど・・・・・。」
三菱「す、すみません。提督。お見苦しい所を見せてしまって・・・・。
伊丹耀司「い、いや・・・気にしなくていいよ。続きをしてくれないか?。」
三菱「ええ、彼女は軽空母の隼鷹さん。軽空母としては実力が高いのですが・・・・・かなり酒豪で、いつも酒ばかり飲んでいる方なんです・・・・・。」
伊丹耀司「・・・・あ、あははは・・・・。」
三菱「でも、軽空母にしては、並みの隼鷹型の4倍の搭載機を誇っています。それゆえ、九六式艦戦、九九式艦爆、九七式艦攻の通常艦載機はもちろん、零式艦戦52型(熟練)や彗星、烈風、烈風改、零式艦戦63型(爆戦)、橘花改、瑞雲(六三四空/熟練)など、艦上戦闘機や艦上攻撃機、艦上爆撃機、艦上偵察機、水上戦闘機、水上爆撃機、水上偵察機などを搭載可能とする万能ぶりを見せます。後、防御力が低い反面、13号対空電探改や21号対空電探改の高い索敵能力や12cm30連装噴進砲改二や25mm三連装機銃 集中配備、12.7cm高角砲+高射装置などの対空能力で補っていますが、さらに96式150cm探照灯や試製15cm9連装対潜噴進砲、三式爆雷投射機 集中配備、プリエーゼ式水中防御隔壁、艦本新設計 増設バルジ(大型艦)、四式水中聴音機など、軽空母では装備できないものすら装備してしまうのがすごい所なんです。航空戦力として貴重な一材と言えますが、如何ですか?。」
伊丹耀司「・・・・ま、まあ・・・いいじゃない、それ・・・・。」
隼鷹「く~~~、く~~~・・・・。」
伊丹、三菱「・・・・・(寝てる!!?)。」
三菱「おほん・・・・つ、次の子は装甲コルベット艦の
伊丹耀司「装甲コルベット艦?。」
三菱「龍驤さんは、艦娘の中では存在しない装甲コルベット艦の艦娘で、明治時代に存在した最も古い艦の生まれです。特徴的な所は、アームストロング砲2門と両手を持つ装甲版で、アームストロング砲は元々は古い大砲だったけど、現在の技術と艦娘の能力を合わせて、より強力な武器に生まれ変わったわ。次弾装填はかかるけど、その威力は深海棲艦数隻を一撃で轟沈するほど。また、装甲版は戦艦級の砲撃を食らってもびくともしない防御力と耐久力を誇るから盾代わりになるわね。本人の小型なためか耐久と装甲は控えめだから無理は禁物よ。」
伊丹耀司「ああ、わかった。」
三菱「次は陽炎型駆逐艦の
秋雲「秋雲着任!提督、よろしくね。」
三菱「秋雲は駆逐艦としてはそれなり優秀ですが、回避・運の初期値が高めで、対空の初期値が低めですが、育てれば優秀な戦力になるのが間違いなしです。武装は12.7cm連装砲、10cm高角砲+高射装置の他、25mm三連装機銃や61cm四連装(酸素)魚雷、さらに三式水中探信儀や13号対空電探も装備しているから、対空、対潜、索敵能力もそれなり高いから、いいわね。」
伊丹耀司「うむうむ。」
三菱「次は高雄型重巡洋艦の
摩耶(改二)「よ!、オレ、摩耶ってんだ、よろしくな。提督。」
三菱「摩耶は、川上同様、改二の状態で建造された艦娘で、武装も20.3cm(2号)連装砲、25mm三連装機銃 集中配備、94式高射装置、12.7cm連装高角砲、61cm五連装(酸素)魚雷、三式弾を装備、21号対空電探改に四式水中聴音機も装備しており、対空、対潜能力も高いわ。これも主力の一つにもなるわ。」
伊丹耀司「うーん、悪くないな。」
三菱「次は同じく、改二の状態で建造された
衣笠(改二)「はーいっ!。衣笠さんの登場よ!。よろしくね!」
三菱「衣笠は改二により武装は充実で、20.3cm(3号)連装砲や20.3cm(2号)連装砲、25mm三連装機銃、61cm四連装(酸素)魚雷、533mm 三連装魚雷、8cm高角砲を装備、13号対空電探改や22号対水上電探改四
(後期調整型)、零式水中聴音機も装備、さらに新開発の試作型イージスシステムも組み込んでいるからより索敵能力を大きく向上しているはずよ。さらに探照灯により夜戦への対応できるようになったわ。また、改良型艦本式タービン、新型高温高圧缶の特殊装備により儀装の機関部の強化も行ったわ。ただ、唯一の欠点は燃費を大きく消費してしまう事ね。運用には気をつけないとね。」
伊丹耀司「・・・・・ああ、わかった。」
三菱「次は軽空母の
神鷹「・・・・こ、こんにちは。私、神鷹って名前・・・・その・・・航空母艦です。まだ色々と慣れなくてごめんなさい。でも頑張ります。」
伊丹耀司「あ、ああ・・・・」
三菱「神鷹は、ドイツのロイド汽船所属の客船「シャルンホルスト」を改装したと言われている艦娘で、性格はあれだが、搭載数33機を可能とし、零式艦戦52型や九七式艦攻の二種類だけど、どれも優秀なものばかりよ。軽空母としては未熟な面が目立つけど、まあ、実戦を積めばそれなり戦力になることは間違いなしよ。」
伊丹耀司「ほう。」
三菱「次は
多摩(改二)「にゃふ~~・・・・にゃふ~~・・・・。」
三菱「って、寝るなっ!!。」
バシッ。
多摩(改二)「にゃにゃっ!!?・・・・ふああああ・・・・軽巡、多摩にゃ。もちろん猫じゃないにゃ。猫は改装できないにゃ。」
伊丹耀司「・・・・(い、いや・・・どう見ても・・・・猫かも?。)
三菱「お、おっほん・・・・・こいつは他の三人同様、改二の状態で建造された艦娘で、12.7cm連装高角砲(後期型)や14cm連装砲、15.2cm連装砲改、203mm/53 連装砲、25mm三連装機銃、8cm高角砲改+増設機銃、61cm四連装(酸素)魚雷、61cm五連装(酸素)魚雷、三式爆雷投射機など、対空、対潜戦闘も完備し、北方迷彩(+北方装備)、13号対空電探改、21号対空電探改、二式水戦改、三式水中探信儀、四式水中聴音機の特殊装備により索敵や装甲、対潜、対空能力も向上したわ。これも即戦力になる人材よ。」
伊丹耀司「いいね。」
三菱「最後に軽巡洋艦の
由良「長良型軽巡洋艦の由良です。どうぞ、よろしくお願いいたしますっ!」
三菱「由良は、初期艦ながら、12.7cm単装高角砲(後期型)や零式水上偵察機11型乙の改二の装備をしており、14cm連装砲や61cm四連装(酸素)魚雷、25mm三連装機銃 集中配備、13号対空電探改を完備しているわ。まあ、対潜能力は高いけど、他は標準的な能力だから、こつこつ育てる必要はあるわ。」
伊丹耀司「わかった。」
三菱「以上が、私達硫黄島鎮守府の戦力よ。私は眠いから失礼するわ。ふああああ・・・・・。」
伊丹耀司「ああ、おわすみな。」
三菱「ああ、それと・・・・“あの子”の紹介はまだみたいだから、御披露目にはもってこいよ。じゃあ。」
伊丹耀司「ああ、そうするつもりだ。」
全員「?。」
三菱の意味深な言葉に艦娘は気になる様子。
伊丹耀司「そうだ。皆にはまだ紹介していない“子”がいるんだが、ある事情で伏せているんだ。」
阿武隈「あ、あの・・・・手、提督・・・・どういう子ですか?。」
アイオワ「
伊丹耀司「ああ、それはな・・・・ちょっと待ってね。」
ガチャ・・・・。
伊丹は通信機を取り出し、誰かと話をしていた。
伊丹耀司「ヴェールヌイ、まるゆ。あの子をここへ連れてきてくれ。」
阿武隈「?。」
通信から10分後。
ガチャ・・・・タッタッタッ。
ドアから現れたのはヴェールヌイ、まるゆ、そして、布に包まれた謎の存在。
阿武隈「・・・・・あ、あのう・・・・提督・・・・これって?・・・・・・。」
伊丹耀司「まあ、最初から見れば驚いてしまうから、今はこれで隠したんだ。布を取っていいよ。」
バサッ・・・シュルルル・・・・・・。
布を取り出し、その姿が露になった。
阿武隈、北上「えっ!?。」
驚きを上げる阿武隈、北上。他の面々も同様だった・・・・・爆睡している隼鷹以外は。
伊丹耀司「紹介するよ。彼女はここで働く事になった深海棲艦の娘、“桜”だ。」
桜「・・・・・さ、桜です。よ、よろしく・・・・・。」
艦娘達「・・・・・・・・え、ええええええええええっ~~~~~~~~~~~~~!!?。」
隼鷹「く~~~、く~~~・・・・ん?、どうした、そんなに大声を叫んで?。」
瑞鳳「てっ、提督!?・・・・どうして、深海棲艦がここにいるのですか?。」
アイオワ「
多摩(改二)「提督、にゃんて、にゃんて!!?。」
神鷹「て、提督!、わ、訳を話して下しださい。」
子日「ね、子日も知りたいです。」
摩耶(改二)「おいおい、提督。まさか・・・・俺達を売ろうと思っているんじゃないんだろうな?。」
北上(改二)「提督。覚悟は決めてください。撃ちますよ。ええ、撃ちますよ。」
阿武隈「ちょ、ちょっと、北上さん。お、落ち着いて!!?。」
由良「え、ええと・・・・こ、これは・・・・ちょっと意外だね・・・・・。」
衣笠(改二)「おー、これは良いモデルになりそうですね。」
秋雲「こ、こんな子がいるなんて・・・・あ、秋雲知らなかったですよっ!!?。」
艦娘達「ワイワイ・・・・ガヤガヤ・・・・ワイワイ・・・・ガヤガヤ・・・・。」
ヴェールヌイ「・・・・・まるでカオスだな・・・・。」
まるゆ「あわわわわわ・・・・・。」
艦娘はパニックになっていた・・・・・。その様子を見つめるヴェールヌイとまるゆ。
伊丹耀司「わ、わかった、わかったから、皆落ち着け。こ、これにはいろいろ事情があるんだよ。」
艦娘達「事情?。」
伊丹は艦娘達に桜について事情を話した。桜はかつて13年のアイアンボトムサウンド海戦で戦い、沈没した事、ここ鎮守府に流れて着いた所を助け出した事、そして、孤独に感じ、一人寂しい事など、これまでの事の詳細をすべて話した。
アイオワ「オー、ナルホド。それでこの子を保護する事になったのですカ?。」
伊丹耀司「ああ、だから俺が彼女を保護したんだ。」
阿武隈「で、でも・・・・深海棲艦を保護するなんて、上に知られたらやばいのでは・・・・・。」
伊丹耀司「それは心配ない。ここは本土から離れているから、よほどの事態がない限り、本部からの通信はないと思うよ。」
北上(改二)「提督。この子の事を知っているのは、提督以外知っているのですか?。」
伊丹耀司「ああ、ヴェールヌイとまるゆ、後工廠長の三菱にも教えたが、他の二人は仕事に集中していたから、知らないはずだ。」
阿武隈「そうなんですか・・・・・それで私達に見せたのは、彼女を一人ではない事を教える為ですか?。」
伊丹耀司「ま、そうなるんだが、できれば・・・・・友達になってくれないか?。」
阿武隈「と、友達ですか!?。」
伊丹耀司「ああ、君達は工廠から建造されて間もないからね、皆、桜の友達になってくれないか?。虫の良すぎるだと思うが、どうか頼む。あの子の為に友達としてお願いする。」
伊丹は艦娘達に向けて、頭を下げてお願いした。
阿武隈「・・・・わかりました。提督。」
北上(改二)「え!・・・あ、阿武隈いいの!?・・・・あいつは深海棲艦だよ!・・・・そんな奴の為に友達になるなんて・・・・。」
阿武隈「でも・・・・ほっとけないよ・・・・あの子を・・・・提督が頭を下げてお願いするなんて、よほどの事情があるみたいようだし・・・・・。」
北上(改二)「・・・・で、でもな~・・・・・。」
子日「ね、子日は賛成ですよ。友達になるなら大歓迎です。」
瑞鳳「・・・・敵である深海棲艦」
多摩(改二)「・・・・・ふ~~~・・・・・多摩は信用できないけど・・・・・。」
隼鷹「私は構わないよ、提督。仲間なら歓迎!、それより、貴方・・・・酒は好き?、」
アイオワ「
神鷹「わ、私は・・・・・べ、別に・・・・か、構いませんが・・・・。」
摩耶(改二)「・・・・・はあああ・・・・仕方ねえ・・・・
由良「え、ええと・・・・こ、これは・・・・ちょっと意外だね・・・・・。」
衣笠(改二)「ま、まあ・・・・提督に従うわ。この子はどんな娘なのか気になるからね・・・・。」
秋雲「あ、秋雲は・・・・提督に従います。以上。」
ヴェールヌイ「
まるゆ「え、ええ・・・・ま、まるゆもびっくりです。」
桜に対して、友達になってくれる事を賛成する者が意外に多かった事に驚く二人。
伊丹耀司「どうだ。桜。」
桜「あ・・・は、はい・・・・。」
伊丹耀司「僕の言った通りだろ。君の友達になってくれる子がいっぱいいるって、にっ。」
桜「・・・・・・・はいっ。」
伊丹はにっこり笑うと桜は微笑み返した。
こうして、硫黄島鎮守府で新しい仲間と共に深海棲艦である桜を迎え入れた伊丹。
だが、そんな二人に待ち受ける新たなる脅威が迫りつつあった・・・・・。
ソロモン海 棲地
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ・・・・・・・・・・・・。
ソロモン海。太平洋南西部の海で、パプアニューギニア近隣海域である。
そこにはおびただしい深海棲艦の群れが集まっていた。
その数は・・・・全部で1000万以上を超えている・・・・・。
その中で、かつて、まるゆやヴェールヌイが倒し損ねた空母ヲ級がいた。
空母ヲ級「・・・・・・。」
これが硫黄島鎮守府に所属する艦娘達と激闘を繰り広げる海戦「ソロモン海戦」が始まろうとしていた・・・・・。
ソルティ・ロード2 終 CARVE WITH VICTORY ON THE HORIZON OF THE DAWN!
如何ですか。冒頭に明かされる新たな真実と伊丹と桜の出会いと名付け、そして、新たなる艦娘達の登場を詳しく描かれた第2話は?。
冒頭シーンの桜視点で描かれたアイアンボトムサウンド海戦の真実。
実はこの爆発は、主人公にとっては忌まわしい記憶として、深い傷に負う事になり、伊丹達統合人類軍第13独立部隊を解散に追い込んだ元凶でもあります。それはストーリーの中で明らかになります。
何故か生き残った事に疑問を抱き、一人になるのが怖いという桜のナイーブな心情を描かれており、それに気付いた伊丹との交流、そして、名前を名付けるシーンは見物で、伊丹が言う「君の名は」ですが、有名な映画「君の名は。」から取ったもので、タイトルも同じものにつけられていますが、実はストライクウィッチーズのOPの一部からとったものも含まれています。
また、ストーリーの中で桜の回想シーンで謎のキャラの登場にお気づきですか?。
名前は伏せていますが、容姿から誰かのキャラと気付いていますが、ネタバレになるので今は伏せておきます。
この登場キャラはこの物語の重要な鍵に握る存在であり、ストーリーの進む中で少しずつ明かされる事になります。
後半で登場する13人の新しい艦娘が登場、それぞれ個性溢れたキャラで描かれています。
また、13人の中には改二状態の武装やありえない装備、改二状態で建造された艦娘も含まれており、さらにオリジナルキャラの艦娘も登場しました。
詳しい紹介は「登場人物・用語紹介 硫黄島鎮守府編(1)」にて記載されています。
また、ラストに登場する空母ヲ級は、ソルティ・ロード1「硫黄島鎮守府と招かれざる者」に登場し、硫黄島鎮守府へ襲撃した深海棲艦の先遣部隊の一人であった空母ヲ級で、まるゆの攻撃を耐え切り、重傷を負わせた実力を持つ彼女が今まさに硫黄島鎮守府の艦娘を攻めようとしています。
次回は新しく新設されたヴェールヌイ達硫黄島鎮守府遊撃隊と1000万以上の深海棲艦の群れとの壮絶な死闘が繰り広げ、最大の危機に陥る事になります。
その危機に桜が動き出します。
励まし、自分を支えてくれた提督や仲間達を守る為に桜が1000万以上の深海棲艦の群れとの壮絶なバトルが繰り広げますので、お楽しみに。