〈クローディア&レイ Side〉
ダモクレスの剣が落ちてきて、大きな爆発が起き目をつむっていたが、何も感触が来ないことを不思議に思い、私は目を開けた。
すると暖かい光が私達を覆っていた。
私はこの力の正体を知っている!
空を見上げると、私達にしか見えない光の王の象徴が発現していた。
涙が知らないうちに溢れていた。
「レイちゃん、大丈夫? 目を開けてみて!
私達の大好きな人が帰ってきたわよ!」(グスッ)
レイ「分かっておるのじゃ! 全く主様にはいつも驚かされるわい! クローディア、早く主様の所に行くのじゃ!」(グスッ)
私達は泣き笑いながら、大好きな王の元へと向かっていった。
〈クローディア&レイ Side out〉
〈ハル Side〉
爆発が止み、俺は周りを見渡してみた。すると先ほどまで高い建物等があった街並みは、更地になり大きなクレーターとなっていた。
これが先代赤の王の力が暴走して起きた「迦具都(かぐつ)事件か。ってことは本編より1
1年前だな。世里ちゃんの今の年齢とも辻褄が合うな。
青の王の力も暴走し始めるはずなんだが・・・
剣が消えていってるな。クランズマンに討たれたか。
とりあえず一安心か。
さて、この子をどうするかね?
両親までは助けることができなかったからな・・・・
辛いかもしれないが、この子に事実を伝えて、どうするかを決めさせよう。
「世里ちゃん、大丈夫かい?」
「う、うん// さっきの爆発は何? 私も近くにいたのにどうして大丈夫だったの?」
「それはね。お兄ちゃんが正義の味方で力を使い、世里ちゃんを守ったからだよ。
この事は、俺と世里ちゃんだけの秘密だよ。
それと、ごめんね。世里ちゃんのお父さんとお母さん助けられなかった・・・。
」
世里「えっ、お父さん、お母さんともう会えないの?」グスッ
「ごめんね・・・・」
俺は世里ちゃん抱きしめながらそういった。
世里「ごめんなさい! お父さん、お母さん、私良い子になるから帰ってきてよ!」グスッ
「世里ちゃん、今は思いっきり泣けば良いよ。」
世里「う、うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん」
俺は世里ちゃんが泣き止むまで、抱きしめ頭を撫で続けていた・・・・。
10分後・・・・・。
「世里ちゃん大丈夫かい? 世里ちゃん、誰か親戚の人はいるかい?」
世里「ううん、お父さんもお母さんも兄弟がいないって言ってたし、おじいちゃん、おばあちゃんもいないの。」
「そうなの? それは困ったな。
となると施設か?
役所に行って聞いてみるか。」
と言っていたら、服の裾を引っ張られた。
世里「私、お兄ちゃんとも離れ離れになっちゃうの?
それは絶対嫌だよ。もう私の前から誰もいなくならないで!」グスッ
そうだよな。やれやれ両親を亡くした気持ちは俺もよく分かる。辛いよな~
俺には頼れる人が居なかったから、一人で頑張ってきた。でも世里ちゃんには、俺がいるじゃねーか。
俺が助けてやらないでどうする?
これだクロエとレイに怒られるな・・・
俺はこの子の光となろう!
「光の王」だからな!
「世里ちゃんさえ良かったら、俺と一緒に来るかい?」
世里「私迷惑にならない?」グスッ
「もちろん。むしろ俺の方が迷惑かけちゃうかもよ?」
世里「そんなことない! 私はお兄ちゃんと一緒に生きたい! これからよろしくね、お兄ちゃん!」(ニコッ)
「こちらこそよろしくね。さてと、俺の知り合い二人に世里ちゃんを紹介したいか、らその人達の所へ行こうか?」
すると世里ちゃんが頬っぺたを膨らましながら
世里「せり! これからはそう呼ぶこと!」(プクー)
えっ、何なのん?
このかわいい生き物、全力で俺を攻略してるんですけど・・・・
俺は世里と手を繋ぎ
「分かったよ、世里。
それじゃあ行くよ。」
世里「うん/// 私を助けてくれてありがとう、お兄ちゃん///」(ニコッ)
俺は世里と、クロエ、レイ、身近になった大切な人達を守ると心の中で誓い歩きだした。
すると、背中にすごい衝撃がきたのだった・・・・。