〈ハル Side〉
「狗朗、そこまでにしておけ。」
と言い、俺は少年と狗朗の間に入った。
狗朗「ハル兄さん! 一言様と違いコイツは悪しき王の可能性が高い!」
「早計過ぎると言っているんだよ。
一言様からも言われただろう?
見極めた上で判断しろとな。
俺はこれから見極める。判断するまでコイツには誰からも手出しさせんつもりだ。」
狗朗「ハル兄さん。分かったよ。
クローディアさんたちはこのこと知ってるのか?」
「俺の独断だよ。やっぱり怒られるかな?
お仕置きがトラウマになってるんだけど・・・」
狗朗「兄さんは、その点がダメすぎる。セプター4の副長なんか容赦無いんじゃないか?」
「やっぱり? 嫌だな~。
クロエには行動を起こすことだけ話したけど、世里には何も言ってないからな~
バレたら間違いなく殺される・・・。
世里に居場所聞かれたら、匿ってください。」
俺は冷や汗が止まらなくなった。
狗朗「兄さん・・・・。
姿を見せて、話をするべきだと思うぞ。」
「狗朗、お前はあいつらの恐ろしさを分かったてないから言えるんだぞ!
他の女の子から声かけられたからってだけで、目の光が無くなるんだよ!?
怖すぎだろ!
俺から話しかけてお仕置き食らうなら分かるよ。
相手からの場合どうしようも無いじゃないか!
だから最近は、そういう気配を感じたら瞬時に逃げるようになったよ!」
目から涙が出てきたよ。
狗朗「兄さん・・・・
苦労してるんだな。」
狗朗に頭を撫でられ慰められた。
狗朗は優しいな~
と現実逃避して周りを見てみると
少年がいなくなっていた。
「狗朗、少年に逃げられたみたいだぞ。」
狗朗「何だと!? 本当にいないじゃないか!
どこへ行ったんだ?」
「んー、学園島の方向かな?
そっちから、さっきの少年の光を感じる。」
狗朗「学園島だな? 兄さんありがとう!」
と言い狗朗は移動した。
「おい!
相変わらず鉄砲玉みたいなとこがあるな!
」
俺も急いで、狗朗の後を追うのだった。
〈ハル Side out〉
〈クローディア&レイ Side〉
ハルくんから、連絡を受け詳細を確認するためにレイちゃんと向かっていた。
レイ「主様は、いつも唐突じゃの!
こちらの身も考えて欲しいのじゃ!」
「そうね。考えがあるんでしょうけど、それを私たちにしっかりと伝えて欲しいわね!」
レイ「全くじゃ! もうすぐ主様の力を感じた地点じゃ!」
「分かったわ! そこの路地ね!」
と私たちは路地に入ると、目の前には
現場検証しているセプター4の副長様がいたのだった。
〈クローディア&レイ Side out〉
〈世里 Side〉
私は現場につき、そこにいた吠舞羅のNo.2に確認をした。
「ここにハルがいなかった?」
草薙「おう、世里ちゃんやないか!
こないなとこまでどうしたんや?」
「いいから答えなさい。ここにハルが来なかった?」
と笑顔で言った。
草薙「世里ちゃん、ハルが絡むとホンマ怖すぎるで。
さっきまでおったで。
俺らが追いよる人物と共に逃げたけどな。」
「そう。
また何も言わず、勝手に動いたのね....。
私に相談してくれても良いじゃない。
こっちは心配してるのよ。」
草薙「世里ちゃん...。
一人で抱え込むなや。
ハルを心配しとんのは、君だけやないはずやで?
ハルの情報が入ったら連絡するわ。
ほな、またな!」
世里「ありがとう...。
アイツが離れてくっていうなら、こっちに引っ張っていってやるんだから!
さてと、まずは現場検証しないとね。
あと、クロエ姉さんとレイ姉からも話を聞かないと。
やることは一杯ね!」
私は仲間に指示を出し、現場検証をしているとよく知っている二人組が来た。
レイ「一足遅かったのじゃ!
クローディアどうするよ?
主様を追うにも、完全に気配を遮断しておるから力を感じることも出来んぞ。」
クローディア「そうね。さっきみたいに戦闘で力を解放してくれたら追えるのだけど・・・・って世里?
あなたもハルくんを追ってきたの?」
私は、仲間に断りを入れてから、レイ姉達のもとに向かい
「ええ。クロエ姉さん達もハルを追ってきたの?」
クローディア「そうよ。ハルくんから連絡があって、詳細を確認する前に電話切られたから確認しようと追ってきたの。」
「そうなの!? 私にも連絡ぐらいくれても良いのに・・・・。
嫌われてるのかな?」
レイ「そんなことはないと思うぞ?
嫌いな奴を家族として面倒みんじゃろ。
それに、私達を大事にしすぎるあまり、巻き込まないように行動する節があるのじゃ。」
クロエ「そうよ。世里、それぐらいで落ち込まないの!
私なんか告白したのに返事すらもらえてないんだから・・・・。」
レイ「なぜ自爆しておるのじゃ、お主は。
それは仕方なかろう?
お主が主様に告白した状況も状況じゃし、それから色々なことがあったからの~」
クロエ「だって、しょうがないじゃない!
あの時は、ハルくんと絶対に会えないって思ってたんだから!」
「何なの、その話?
私知らないんだけど。
詳しく教えてもらえるかしら、クロエ姉さん。」
クロエ「世里ちゃん?
笑顔が怖いよ?」
「家族に隠し事は無しって言ったよね?」
クロエ「ハルくんが関わると、世里は見境なくなってくるわね・・・・。
はい、すみませんでした。
昔ハルくんに告白したことがあります。
返事はもらえてません。」
「告白したんだ・・・。
クロエ姉さんもハルが好きなのね・・・。」
レイ「世里も主様がそんなに好きなら、告白すれば良かろう?」
「なっ!? そんなの無理よ///
ハルにこ、こ、こ、告白なんて絶対無理!
そ、そりゃあ、付き合ってデートしたりゆくゆくは結婚したいなとか想像はしてるけど。」
と私は顔を真っ赤にし、モジモジしながら言った。
クロエ&レイ「妹が可愛すぎるわ(のじゃ)」
「ってこんな話をしてる場合じゃなかったわ!
姉さん達もハルの情報が分かったら連絡してよ!
私も連絡するから!」
クロエ「分かったわ。私たちも色々と調べてみるわね。
レイちゃん、他の場所へ行きましょう!」
レイ「分かったのじゃ!」
私は姉さんたちに挨拶し、部下の元に急いで戻るのだった。
〈世里 Side out〉
〈ハル Side〉
へっくしょん!
誰か噂してんのかね?
まあ、いいや。
俺は学園島に入り、狗朗と少年の気配のする部屋に入るとそこには
へとへとに疲れはてた少年と狗朗と、学ランのみを羽織って、楽しそうに笑っている少女がいたのだった・・・・。