昔、とある王国に剣士がいました。
剣士は王国に仕える騎士ではありませんでしたが、
誰にも負けたことがありません。
王様はそんな剣士に一つの命令をしました。
「剣士よ、東の森にいる魔女を退治してきてくれ」
それは、魔女を退治してくれというもの。
その魔女は天を操り、地を操り、災いをもたらすと言われていました。
剣士は王様の命令を受け、すぐに東の森へと向かいます。
そして、剣士は森に入りました。
森は複雑な道で入ったら最期、二度と戻っては来れないと言われています。
そんな森にも臆せず、剣士は森を進みます。
何日も森をさまよい続け、とうとう水と食料も尽きてしまいました。
それから剣士は水も食料もないままさまよい続けました。
どれだけ歩いたかはもうわかりません。
ただ、王国を出てから何日も経っているということしかわかりませんでした。
そして、ついに剣士は倒れてしまいました。
剣士は死を覚悟しました。
死んでこのまま森の一部になるのだろうと。
しかし、そんな彼に救いは現れました。
「大丈夫ですか?」
声がする方には黒いマントを身につけた、金色の髪の少女がいたのです。
剣士はもう声を発する気力もありません。
そんな剣士を少女は自分の家まで運びました。
剣士は少女に手当をしてもらい、元気になりました。
元気になった剣士は助けてくれた少女に恋をしました。
少女もまた、剣士と過ごすうちに恋をしました。
なので、二人が愛し合うのに時間はかかりませんでした。
ある日、剣士は言いました。
自分はこの森に住む魔女を退治しに来たのだと。
少女は言いました。
「それはきっと、私のことです」
剣士はその言葉にひどく悩みました。
自分の命を救ってくれた人を退治しなければならないのか、と。
剣士は決意しました。
「何があってもあなたを守ります」
少女は驚きました。
しかし、少女は微笑みました。
それからしばらくのことです。
王国からたくさんの騎士たちが森に攻め寄ってきました。
王国一強い剣士が帰って来なかったので、
王様はたくさんの騎士たちを森に放ったのです。
騎士たちは森を焼き、木を倒していきます。
剣士と少女が見つかるのも時間の問題。
二人は逃げました。
何日も何日も、逃げ続けました。
しかし、逃げ続けても騎士たちは二人を追ってきます。
ある日、逃げることに疲れた少女は言いました。
「私を置いて逃げてください。
そうすれば、あなただけは助かります」
そんな少女に剣士は言いました。
あなたを置いていくなら、自分は死ぬ、と。
少女は泣きました。
そんな少女を剣士は強く抱きしめました。
しばらくして、泣き止んだ少女が言いました。
「私と一緒に死んでくれますか?」
剣士は答えました。
もちろんです、と。
夜、二人は森の中の丘にいました。
夜空には大きな満月が浮かんでいます。
そんな満月が二人を照らす中、少女は言いました。
「来世で会いましょう。
そして、今度こそは幸せになりましょう」
剣士は言いました。
「来世でもあなたを必ず見つけて、幸せにする」
少女は泣きながら微笑みました。
そして、二人は口づけを交わし、
光に包まれて、光になって消えてしまいました。
最初は物語風に書いてみました。
息抜きに書いたものです。
もう一つ作品を書いているのですが、そちらと続けていけたらなあと思います。
ちなみに、チートとハーレムものは好きなので外せません。(`・ω・´)