魔女と剣士と少女たち   作:sakuya-syu

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EP14 剣士と屋上と

「空、ちょっとこっちに来なさい」

 翌日の放課後、俺はアリサに呼び出された。ついていくと、どうやら屋上に向かっているらしい。

「アリサ」

 屋上に入るドアの手前でアリサを呼び止める。

「何よ」

「悪い、俺には既に心に決めた人が・・・・・・」

「なっ、何の話よ!」

「いや、放課後の屋上に連れてこられたからてっきり告白かなーと」

「そ、そ、そんなわけないじゃない!」

「なんだ違うのか」

「あ、当たり前じゃない!――するならもっとムードがいい時にするわよ」ボソッ

「ん?何か言ったか?」

「なんでもないわよ!てゆーか、心に決めた人がいるってのは本当?」

「さあ?」

 俺が肩を竦めて返事をすると、アリサは怒ったようなホッとしたようななんとも複雑な表情だった。

「で、用件は?」

「入ればわかるわよ」

 そう言ってアリサは屋上のドアを開けた。そして、一番最初に目に入ったのはフェイトだった。

「もしや、これはフェイトからの――「そのネタはもういいわよ!」――グハッ」

 またネタに走ろうとしたらアリサから回し蹴りを食らった。二度ネタはつまらないとでも言うのか!

「あ、空くん」

 よく見ると他にもなのはやはやて、まあ、魔法関係者とすずかもいた。

「まさかこれは――「全員から告白とか言ったら殴るわよ?」――スミマセンデシタ」

 アリサのヤル気がパネェっす((((;゚Д゚))))

「ソラ、昨日の事なんだけど」

 俺がアリサに震えているのにフェイトは話しだした。

「リンディさんから話は聞いたの」

「空君、アンタ何者や?」

「俺はただの流浪の剣士だ( *`ω´)」

「空君、今は冗談に付き合ってられへんのや」

「え、本気ですけど何か?」

「余計にタチ悪いわ!」スパーン!

「ハリセンなんてどっから出した!」

「企業秘密や!」

「いいから話を進めなさい!」

「グハッ」

「あいたっ」

 アリサに叩かれる俺とはやて。

「で、何が聞きたいんだ?」

「切り替わり早いね、空君」

 すずか、切り替えの速さは大事なのだよ。

「ソラには魔法が効かないっていうのは本当?」

「藍莉から聞いてないのか?」

「ちゃんとソラから説明して欲しくて」

 いじらしいじゃないか、抱きしめたい!

「「「「「空(君)(さん)(くん)(ソラ)」」」」」

「な、なんだ!?」

 アリサ、すずか、藍莉、なのは、アリシアからものすごい威圧感だとっ!

「そ、ソラ?声に出てたよ?/////」

 顔を真っ赤にして、上目遣い。

「グハッ」

 俺は吐血した。

「ソラ!?」

 フェイトは膝をついた俺の背中に手を当てて、心配そうに顔を覗き込んでくる。くっ、やるな。

「大丈夫?」

 不安そうな目、プラス涙目

「フェイト、好きだ」

「ふぇ?」

「空」

「空君」

「空さん」

「空くん」

「ソラ」

「「「「「O・HA・NA・SHIしようか」」」」」

「ちょっ――」

 俺は目に光がない五人に連れて行かれた。

 

 

「イヤーーーーー!!!」

 

 

 

「大丈夫かい?」

 床に伏した俺に声をかける竜馬。てか、いたのか。

「まあ、自業自得やな」

 はやて、なんでそれで納得する。

「ほな、空君のこと話してもらうで」

「おn、たぬきかお前は!」

「なんで言い直すねん!」スパーン!

「空、話したほうが身のためだと思うよ?」

 くっ、竜馬の言葉にも一理あるな。

「わかったわかった」

 俺は簡単に説明した。

 

 俺、戦災孤児 → 拾われる → 拾ったやつ化物 → 鍛えられた → 何度か死にかけた(言葉通り) → 俺Tueeeee

「以上」

「わかりやすけどはしょりすぎや!それに途中で物騒な事混じってるで!」

「えー」

「えーやない!」

「まあ、空さんのことは大体わかりました」

「藍莉ちゃん今のでわかったの!?」

「え、なのはちゃんわからなかったの?」

「すずかちゃんも!?」

「ちなみに俺に魔法が聞かないのはレアスキルらしい」

「続けるの!?」

「なのは、うるさいわよ」

「・・・・・・・・・」

 アリサに言われてなのはが黙った。ちょっと泣きそう。

「そもそもソラって地球出身なの?名前は地球のだけど」

「アリシア、世の中には――「どうなのよ」――スミマセン、ワカリマセン」

「わからないってどういうこと?」

 フェイトが首を傾げる。

「俺拾われた頃の記憶ないんだよね、名前は拾った人に付けてもらった」

 でも前世の記憶は残ってるんだよね。

「そ、そうなんだ、ゴメンね?」

「いいって、特に何があるってわけでもないし」

「うん」

「まあ以上が俺についてかな」

「まあ、大体わかったわ」

「じゃあ、今日は解散かな?」

 すずかに言われて周りを見る。気がつけば、そろそろ日が暮れる頃だった。

「じゃあ、また明日ね」

 そして今日は解散になった。

 

 

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