と、言うわけで。
現在、演劇の練習中。これで、すずかと話せるかと思ったんだが・・・・・・
「現実は甘くないな」
練習の合間の休憩時間、すずかは俺を見ると顔を真っ赤にして立ち去ってしまう。そして、練習が再開する頃に戻ってくる。
「なあ、アリえもん」
とりあえず、アリサに声をかけた。あれ?アリえもんってアリシアにも当てはまるじゃね?
「なによ、その変な呼び方」
「なあ、アリサモン」
デジタルな生き物みたいになった。
「・・・・・・アンタ、ケンカ売ってんの?」
ぎらついた目が怖いよ((((;゚Д゚))))
「すずかが逃げるんだ。どうすればいい?」
「追えばいいんじゃない?」
「追ったら余計に逃げないか?」
「でも、追わないと話せないよ?」
アリシアが現れた。確かにそうですよねー。
「オーケー、次こそはすずかを捕まえてみせる」
次の休憩時間。
「逃げられますた(´;ω;`)」
俺は泣き顔で戻ってきた。
なぜかって?そりゃあ、女子トイレに逃げられたら追えないだろう。
「だろうと思ったわ」
アリサは予想できていたらしい。なら言ってよ!ヽ(`Д´)ノ
「フッ、フフフフフ」
「ソラ?だ、大丈夫だよっ、次があるよ!」
いきなり笑い始めた俺に慰めの言葉を掛けるアリシア。
「オーケー、あっちがその気ならもう本気出してもいいよね?答えは聞いてないけど」
「ああ、ソラがダークサイドに落ちちゃった」
大丈夫だよアリシアたん。俺はまだ落ちてないよ。
「さあ、狩りの始まりだ!」
「話できなかった!Σ(ノ≧ڡ≦)てへぺろ」
いや、ちゃんと本気出して回り込んだんだよ?そしたら、すずかもまた逃げるからまた回り込んでたら、
「つい楽しくなって、話すの忘れてた」
「アホかぁああああ!!」
アリサが回し蹴りを放った!
「グベシッ」
俺は吹き飛ばされた。いい蹴りだぜっ。あと、今日は黄色だった(//∇//)。
「アリサ落ち着いて!」
「はぁはぁはぁ」
憤ったアリサをアリシアが宥めている。
「アンタ、すずかと話す気あんの!?」
「イエス、マム!」
「次やったらワタシもアンタと口きかないからね!」
な、なんだと?
「アリサは俺に死ねというのかorz」
「ソラがちゃんとすずかと話せばいいと思うよ?」
ですよねー。
「あとは帰りか」
サイド:すずか
「はあ」
私は今、自己嫌悪しています。理由は空君。まあ、私の一方的なものだけど。
空君にエンジェルフェイスに連れて行ってもらったあと、瑠璃さんの言葉を意識してしまって、別れ際彼に、キ、キスをしてしまった、頬っぺたにだけど。
それから、私は空君の顔を見るたびに頭が真っ白になって顔が熱くなり、逃げてしまっている。
空君はちゃんと話そうとしてくれてるのに・・・・・・。
「このままじゃ、ダメだよね」
このままだと、空君に嫌われてしまう。それは絶対に嫌だ。
「今日の帰り、ちゃんと話そう」
サイドエンド
放課後。ふと、すずかの席を見ると既に彼女の姿はなかった。
「いつのまに・・・・・・」
その速さは瞬間移動並みだった。
「じゃ、帰るわ」
俺はアリサとアリシアに告げて、帰る。今日は妹に買い物を頼まれていた。
「空君」
校門を通り過ぎようとすると声をかけられた。
「・・・・・・・・・」
すずかだった。先に帰ったのではなかったのか。
「・・・・・・いいかな?」
「おう、歩きながらでもいいか?」
「うん」
ど、どどどどどどどうしよう・・・・・・。か、かかかかかわいい女の子に声、かけられた!
と、おふざけはおいておこう。すずかと一緒に歩いているのはいいが、なんて話せばいいんだ?
すずかは顔を赤くしながら俯いてるし。・・・・・・・・・可愛い(*´`)
1.キスのことなんて気にしてないから( *`ω´)
2.あのキスってどう言う意味?
3.あれってただの挨拶だよね?
1はないな。最低だ。2もなんとなくダメだ。残るは3か・・・・・・ってダメだろ、てゆーか、まともな選択肢が思い浮かばねえっ。
「あ、あのね空君」
「おう?」
「こ、この前の、事なんだけど」
俺はすずかの言葉をただただ待った。
「あ、あれは」
あれは?
「えっと、そのね?」
「おう」
「あの」
言いづらそうだが、俺は言うのを待つ。
「お、お礼だから気にしないで!」
「お、おう?」
顔を真っ赤にして叫ぶもんだから、俺も呆気にとられた。
「はぅ」
恥ずかしがるすずかたん萌えー、ゴホンッ。
「・・・・・・わかった。とりあえず、明日からはまた普通に話してくれるか?すずかと話せなくなるのは俺も寂しいし」
「う、うん、頑張る」
ホッと安堵の息をつく。これで今まで通りになるだろう。
サイド:すずか
「(私のバカ!なんであそこで好きって言わなかったのー!)」
空君と仲直り?した私は後悔していた。
「(でも、これで良かったのかな?)」
チラリと横を歩いている空君を見る。
確かにすずかは空が好きだ。気づいたのは誘拐されて助けられたとき。もしかしたら、空が転校してきていきなり告白された時からかもしれない。
しかし、すずかはただ恥ずかしくて好きと言えなかったわけではない。それが卑怯な気がしたからだ。
「(だって、アリサちゃんたちもきっと空君のこと・・・・・・)」
幼馴染たちに対して、卑怯なことはしたくな方のだ。
「(・・・・・・決めた)じゃあ空君、またね」
「ああ、また明日」
すずかはある決意秘めて、空と別れた。
サイドエンド
「ただいまー」
「おかえりなさい、お兄様」
俺がすずかを家まで送り、買い物をして帰ると、出迎えてくれたのは長い黒髪に赤目の少女だった。
「ただいま茜」
名前は茜、日暮 茜(ひぐれ あかね)だ。前に行ったように妹弟子で、ついこの間、師匠の下からやってきた。・・・・・・俺の一人暮らしが(´;ω;`)
「む、今お兄様から私を邪魔者扱いしているような気が」
「そんなことあるはずないだろ」
一人暮らしが終わったのは残念だが、それ以上に茜といられるのは嬉しい。
べ、別にシスコンじゃないぞっ?
「あ、お兄様」
「なんだ?」
「明日から私も同じ学校に行くのでよろしくお願いしますね」
「おお、任せと、け?」
なんですと?(’◇’)
「今なんと?」
「明日からお兄様と同じ学校に行くことになりました」
「そ、そうか」
波乱?の予感を覚えながら、俺は妹と夕飯を食べた。
どうもお久しぶりです。
今後も亀更新になるかと思われますが、気長に待っていただけたら幸いです。