一応推薦入学という形なので僕は入学式前に理事長室に行って挨拶をしておいて欲しいと国の人から言われたので僕は今理事長室に向かっているが…
「まずい、地図もらうの忘れた…」
この広い学園で手探りに探すのは大変なので困っていると
遠くの方から
「御園恭介が入学してくるって噂本当だったんだ…」
「え、あの音楽会界の神童の?」
といった会話が聞こえてきた
本当に勘弁して欲しい、そんな話をするくらいなら今すぐ助けて欲しい…気が重くなりため息をついた
するとそこに
「新入生ですか?」
っと後方から声を掛けられた
どこかで聞いたことのある声だと思いつつ振り返ると納得がいった
声を掛けてきたのは優木あんじゅだった
「そうなのですが、理事長室が分からなくて困ってたんです教えていただけますか?」
「初めてだったら迷いますわよねそこまで案内しますよ」
「ありがとうございますぼくの名前は「御園恭介さんですよね」…はいそうです」
「こんど演奏を聴かせてはいただけませんでしょうか?」
「それは構いませんが…今は理事長室に向かいたいのですが…」
「あらすみません忘れていましたわ」
〜移動そして理事長室前〜
「ここまでありがとうございました、ライブ楽しみにしています」
「あら、あの神童さんに言われたらみっともない姿は見せられないわね」
そうして優木さんは去っていった
「失礼します。御園恭介です」
「お前が『音楽界の神童』御園恭介か…」
巌のような人が僕にそう言ってきた、正直先生のような見た目ではない…
がカリスマ性がかなりありそうな人だ
「はい、そうです」
「俺はここの理事長をしている十文字克人だ、A-RISEの質を上げる手伝いをしてくれると聞いている、頼みがあるならなんでも聞こう」
思わず兄貴と言いそうになったのは僕だけではないだろう
「取り敢えず今は大丈夫です」
「そうか、まだ始まってすらいなかったな」
そう言って理事長は紙にペンを走らせる
「これは俺の電話番号だ他の生徒には教えるなよ」
「これをなんで僕に?」
「あの神童と個人的な繋がりが欲しいと思うのはおかしな事か?」
「はぁ…なら僕も、どうぞ僕の電話番号です」
「ふむ、ありがとうなそれはそうともうそろそろ入学式が始まるぞ御園」
「もうそんな時間ですか、ではこれからよろしくお願いします」
〜入学式〜
特出すべき点は無かったどんなに規模が大きい学校だとしてもそういう所はほかと変わらない事が分かった
そして入学式に続いて新入生歓迎会へと移った
〜Anoher View あんじゅ〜
これからライブをするのでいい緊張感が流れている
「新入生に私達のパフォーマンスを届けましょう」
リーダーのツバサがそう私たちに言った、英玲奈とツバサは自信に満ちた表情をしている私はどうだろうか…
「ん?あんじゅどうした緊張しているのか?」
ここはあのひとのことを話さない方がいいのかしら…
いや、メンバーに隠し事はしない方がいいわね
「実は御園恭介がここに入学するという噂は事実だったのよ…」
2人に緊張が走ったのが分かった
「あんじゅそれは本当なの?」
ツバサが声のトーンを少し低くして聞いてくる
「本当よ、あって話したもの」
すると不意にツバサが笑った
「成る程、神童が見ているのにみっともない姿は見せられないわね…」
そしてツバサが口にした言葉は私が彼に言ったものとおなじものだった
不意に自分が笑っていることに気がついた
仲間と同じ感覚を持っていて嬉しいと心から感じる…
「ええ、誰が見ていても関係ないわベストなパフォーマンスをしましょう」
3人の気持ちが1つになったのが感じられた
それじゃあ行きましょう
「We are 〜」
「「「A-RISE!!!」」」
〜Anoher View End〜
『A-RISE』がステージに上がった周りの新入生のテンションは最高潮だ
「新入生の皆さん入学おめでとうございます」
「私たちはここUTXのスクールアイドルA-RISEです」
「今日はこの場所で私達が皆さんに激励の意味を込めてライブを行います聞いてください」
そうしてライブが終わった周りは満足しているようだが僕はどうしても不完全燃焼感が拭えなかった
「ここで新入生から本日のお礼があるそうです」
僕は入学初日に仕事をする真面目な生徒に心で敬礼を送った
「それでは、新入生代表御園恭介さんお願いします」
はい…?What?僕の耳がおかしくなったのかな?今確かに御園恭介って……
司会の言葉に周りがざわめく、 そうして理解できた、いや理解してしまった、今呼ばれたのは確実に僕だ…
あとで覚えておいてくださいよ理事長、この貸しは大きいですからね
〜Anoher View ツバサ〜
彼の演奏が聞けるそう分かった瞬間ライブの余韻は私の中から消えていた
「彼の…神童実力を見せてもらおうじゃない」
「あの佇まい只者じゃないわね…まぁ最初からわかっていたことだけどね」
「まぁ今回は純粋に彼の演奏を楽しもうじゃないか」
3人がそれぞれの心境を口にした時、彼に違和感を覚えた
「彼ピアノの方に向かっているのに楽譜持っていなくないか?」
「もしかすると…彼今回の演奏について何も言われて無いのでは?」
そんな疑惑が私たちの中で生まれる
そんな時、ついに彼が喋った
「今日は、私たち新入生のために、このような素晴らしい場を設けてくださり有難うございました」
しかし私たちの疑惑とは裏腹に彼はとても落ち着いていた
「今回は、みなさんに感謝を込めてこの曲を送りたいと思います」
すると彼は息を吸い曲名を言い放った
「『四季』より『春』」
演奏が終わった、いや終わっていたこの場の人間全てが『もっと聞いていたい』と思っていることだろう
それだけの技量が彼にはあった
成る程これが『音楽界の神童』か…
まるで敵う気がしない圧倒的な差というものを感じてしまった
「………」
「………」
「………」
私でさえ、いいやA-RISEでさえも彼…御園恭介が創り出した世界に呑み込まれてしまっていた
〜Anoher View End〜
新入生歓迎会終了後僕はある場所に向かっていた
そうA-RISEの所だ
そしてお目当ての3人に偶然遭遇した
「優木先輩先程はありがとうございました」
「…ええ、どういたしまして」
先輩はぎこちないながらにも答えてくれた
「どうかなさいました」
重い沈黙が流れるすると綺羅先輩が口を開く
「お世辞を抜いて答えて欲しいんだけれど…私達のもライブはどうだった?」
「本当にお世辞抜きでいいんですね?」
少し強い口調で言ったが
「…ええ、お願いできるかしら?」
「分かりました、それでは場所を変えましょう」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「以上が今目立つあなた達の修正点です」
やっぱり思った以上にショックが大きかったようだ…
「つぎにあなた達のの良かった点です」
3人の顔が同時に上がる(どんだけな仲がいいんだよ…)
「あなた達は音楽を楽しんでいるそして聞いている人にも楽しんでもらおうと3人全員がそう心から思っているように感じられました」
そういうと3人は顔を赤く染めた、とても可愛らしい表情をしている
ここで本題に入らせてもらおうか…
本当は指導するだけで良かったんだが彼女らのライブを見て気が変わった
僕も一緒に彼女達と歌いたいという気持ちが生まれたのだ
「1つお願いをしても構いませんか?」
すると3人は顔を見合わして頷きあい代表して綺羅先輩が返事をしてくれた
そして僕は気持ちを落ち着かせるために深呼吸をして一息に言った
「僕をA-RISEのメンバーに加えて下さい!!!」
次回でプロローグは終了です
A-RISEメンバーの口調が正直あっているか不安です、おかしければ教えてください