奇跡を軌跡で返す物語   作:眠たげな一般人

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A-RISEに入れて欲しいと言い放った恭介
彼は一体どうなるのか?


プロローグ3

3人はまだ固まっている、さっきの僕のお願いの真意が分からないのだろう

「ごめん、聞き間違えたかもしれないからもう一度さっきのお願い言ってくれる?」

恐る恐ると言った感じで僕にそう聞いてきた

「分かりました、ではもう一度言わせてもらいます…」

3人が一言も聞き漏らすまいという雰囲気になった、こっちとしては気恥ずかしい…

「僕を、A-RISEのメンバーに入れて下さい」

頭を下げながら僕はそう言った

 

〜Anoher View ツバサ〜

彼は2度もA-RISEに入りたいと言ってくれた

正直に言って私達の実力は彼に釣り合って居ないのに…

「なぜ、私達なんですか?」

他の2人もそこが1番気になっているようだ

「何故って…まぁ理由は大きく2つあります」

彼がそんな事も分からないのかと言いたげな顔をして言った

「まず1つ目は『スクールアイドル』なんだから自分の学校じゃないとおかしいという点ですね」

そこは私達も分かっている理由だ

「なら何でスクールアイドルを…?」

自分でも思わず口に出して聞いてしまった

「まぁまぁ、そう焦らないで下さい」

彼が私にそう言って落ち着かせる、ちょっと恥ずかしいことしちゃったな…

「最後に2つ目の理由は、あなた方『A-RISE』が本気で音楽を楽しんでいたから…ですね」

彼が照れ臭そうにそう言う

私たちの想いが観客に届いていると分かって嬉しくなった

そんなことを感じていると隣から

「私は彼がメンバーに加わるのは賛成よ、A-RISEの質も上がるし…何よりも楽しそうじゃない?」

「私も賛成だ、彼の実力はさっき見せてもらったが控えめに言って私達以上だ、彼が作曲を手伝ってくれたら確実に曲の質もあがるだろう」

あんじゅ、英玲奈がそう言ってこちらを見る

その目視線は『ツバサお前はどうなんだ?』と問いかけてきていた

そんなのもちろん決まっている

「こちらからお願いしたいくらいよ、御園恭介さん是非A-RISEに入ってもらえますか?」

彼は微笑みながら

「ありがとうございます!」

っと返してくれた

その笑みに魅入ってしまったのは私だけの秘密だ

〜Anoher View End〜

 

「それはそうとして、大きな問題がある」

先程の話が終わってから暫く経って統堂先輩がそう口にした

「御園は世界中にも顔が知れている、一個人としてスクールアイドルで活動するのは問題にならないのか?」

他のメンバー2人もそのことの重要さを理解してこちらを向いてきた

「あっ…忘れていました、今から事務所の所に連絡してきます」

今僕の表情は間抜けなものになっているだろう

「御園さんって案外抜けている所あるんだね…」

僕は苦笑いで返すしかできなかった、本当穴があったら入りたい…

 

〜10分後〜

事務所との通話を終えてA-RISEの元へ戻ると3人はこちらに駆け寄ってきた

「一応、了承は得られたよ」

「一応って事は何か条件があるの?」

流石に鋭い…

「はい…まぁ2つだけですけど」

続きを目で促してくる

「1つ目は、こっちの事務所の仕事とA-RISEのライブが重なった時は仕事を優先することです」

みんなは少し悲しそうな表情をしたがすぐに切り替え

「そう、まぁ貴方はプロだから仕方ないわね…」

僕は少し罪悪感を覚えたがその気持ちを抑えた

「そして2つ目です、ライブやPVに出る際僕は、仮面を被って臨みます、そして僕は『御園恭介』の名前を使わずに『斎藤光』と言う名前…まぁ偽名ですねそれを使わして下さい、そしてその名前でA-RISEの4人目として加えて下さい」

僕はみんなと『御園恭介』としてではなく1人の学生としてステージに立ちたい、だけど今までの積み上げてきた実績がそれを阻んでくると思うだからみんなと一緒にゼロから始めたいんだ!

まぁ、恥ずかしいから口には出さないけどね

「分かったわ、私達からも1つお願いしてもいいかしら?」

綺羅先輩がそう聞いてきた

「物によりますが…何でしょう?」

「そんな難しい事ではないの、先輩後輩としてではなくこれからは友人として接しましょう、これからは無理に敬語を使う必要はないわ」

「分かりま…分かったよツバサ」

そう言うとツバサは頬を赤く染めた

「(いきなりは反則でしょう…)」

何と言われたか分からなかったが悪口ではないだろう…多分…

 

A-RISEが4人になって約一年今僕らは世間からトップアイドルと言われるレベルまで成長を遂げた

そして今年、僕は2年生に他のA-RISEメンバーは3年生に進級する

そして何よりも千莉とみーちゃんがここUTXに入学してくる

新しい生活に対して期待に胸を膨らましていると所に僕の携帯電話が震えた

電話だ…しかも十文字理事長からだ…

これから僕は何を言われるか不安になりながらも僕は電話に応じた

「もしもし、御園です」

『ふむ、十文字だ、今日はお前に重要な要件があって電話を掛けた』

何だろう…すごい嫌な予感がする

『本当は会って話すべきなのだろうが互いに忙しいからな…』

「いえ、気にしないでくださいそれで要件とは何でしょう?」

『お前には、進級後から数ヶ月、音乃木坂で男子テスト生を行ってもらう』

………今何と言った…

「テスト生という事はその高校は女子校何ですか?」

『そうだ、そこで数ヶ月過ごしてもらう、勿論A-RISEの活動の為にUTXに来るのは構わない』

ならばささやかな抵抗をしよう

「それは、確定事項ですか?」

『ああ、そうだ。詳しい事は向こうの理事長に聞いてくれ』

「待ってください、制服はどうすればいいんでしょう?」

『向こうの理事長いわくしばらくはUTXの物で構わないという事だ』

この時点で僕はもう諦めた…

「はい、分かりました」

『メールで今回の件についての詳細は送っておく、それでは…頑張れよ御園』

ここで電話が切れた

もうこうなった以上どうでもなればいいと思う…

これから先僕はどうなっていくんだろう…

 

千莉とみーちゃんの入学式見たかったな…




今回でプロローグは終了です。
時間を一気に進めてアニメの学年まで持ってきました。
ここでの空白は番外編で出せたらいいなと思います。
それでは、また次回お会いしましょう。
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