片栗虎の冒険譚   作:片栗虎

1 / 3
片栗虎の大冒険がはじまってしまう


移転された世界

ユグドラシルのサービスが終了し、鈴木悟は異世界へナザリック大墳墓ごと転移してしまった。

 

しかし、この時転移したのは鈴木悟だけでは無かった。

 

片栗虎「……あれ?ここどこだ?」

 

その時偶然にもナザリック大墳墓に侵入を試みていたこの男、プレイヤーネーム【 片栗虎 】も大墳墓と一緒に転移してしまったのだった。

 

彼はユグドラシルでは無課金ながらも、サービス開始当初からプレイしている最古参のプレイヤーであった。

 

片栗虎「噂の大墳墓もサービス終了する今なら手薄だと思って侵入した筈が……いきなり訳も分からない場所にワープっぷさせられてしまった」

 

彼はユグドラシルの最古参プレイヤーでありながら、雑魚だった。

 

片栗虎「運営とも連絡取れないし、ログアウトも出来ない、そして何故かニオイが感じられる様なってるし、超大型アップデートか?」

 

戦闘能力はレベル1並である。

 

片栗虎「アイテムはそのままだったから良いが……」

 

彼はレベルこそカンストしているが、隠密、盗み、話術、というステータスに全振りしてあり、HPだけカンストしているという、かなりとんがったステータスだった。

 

片栗虎「む、大墳墓の警戒レベルが上がった?あそこのNPC相手じゃ勝ち目が無いか……」

 

彼はナザリック大墳墓を離れ宛もなく歩くことにした。

 

彼の戦闘力ではフィールドに出てくるモブ敵にも勝つ事は難しい。

 

民衆「キャー!!ぎゃー!!わーわー!!ひぃぃー!」

 

暫く歩くと、村が襲われている現場に遭遇した。

 

片栗虎「何だこれ?強制イベントか?」

 

鎧を着た奴らが村人を次々に切り殺している。

 

片栗虎「アップデートのせいか?妙に生々しくて、血の匂いで気持ち悪くなってきた」

 

彼は村の端の方へ避難して、火事場泥棒を開始した。

 

片栗虎「何だこれ?ユグドラシルには無かったアイテムがけっこうあるな?」

 

彼の解錠技術に掛かれば、ただの村の扉や宝箱など自動ドアと同じであった。

 

彼はそれ程にまで研ぎ澄まされていたのだ。

 

片栗虎「おっ?まぁまぁ可愛いな?」

 

彼が見付けたのは、妹を庇う姉であった。

 

彼女達はいまにも敵の凶刃に倒れようとしている。

 

片栗虎「うーん、生きてる方が良いけど、まぁ死んでてもいいか……」

 

彼があの姉妹にやろうとしている事、それはスリと言われるアクションである、ユグドラシルではNPCの装備を見付かっていない状態であれば盗むことが出来る。

 

これはかなりの高等テクニックであり、並のプレイヤーであれば見付かって殺されて牢にぶち込まれるのが関の山である。

 

彼はこのテクニックをまるで呼吸する様に行う事が出来る。

 

万が一見付かっても、話術スキルである交渉により無罪となり、お咎めなしとなる。

 

ちなみに死体の装備も盗む事が出来るが、その際は盗んでいる所を見られていけない。

 

彼が姉妹を眺めてゲスな妄想を繰り広げていると、突然現れたオーバーロードによって鎧の敵が次々と惨殺されていった。

 

片栗虎「あれは?モモンガだったか?アインズウルゴーンの代表……」

 

アインウルゴーンの名はユグドラシルプレイヤーであれば知らぬ者は稀である。

 

無論大墳墓への侵入を試みた彼も知っている。

 

片栗虎「つぇーな、お連れのNPCにすら勝てる気がしない……」

 

彼は民家に隠れてやり過ごすことにした。

 

彼の隠密のステータスはカンストしており、隠密のスキルシャドウは屈んでいるとヘイト値が0になり、例え敵の目の前であって屈めば敵は見失ってしまうのだ。

 

モモンガの強さは圧倒的で、なんの苦労もなく村を救ってしまった。

 

片栗虎「よし、村人に紛れて接近してみるか……」

 

果たして彼の運命やいかに!?

 

待て次回!!




原作はアニメとドラマCDのみです。

漫画は今度買おうと思ってます。

片栗虎の設定だけSkyrimが混ざってます。

ユグドラシルの設定がよく分かっていません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。