のび太のあの世への冒険編、第三話です。
まずは三途の川を渡らなくてはいけないのですがさてさて、どうなる事やら……。
「……のび太! さっさと起きなさい!!!」
「……グウ」
「……ねえ、この子ってさ本当に魂なんだよね? 私も死神の仕事をして短くはないけれども、昼寝をしている魂って言うのは初めて見たよ」
「私もだぜ。ただのび太については昼寝の達人だからな……魂だけになったって不思議じゃないんだぜ」
「それはそうかもしれないけれどもさ……」
三途の川のほとりに響く、凛とした霊夢の声に例のごとくのび太は器用にいびきでもって返事を返してみせた。
こののび太の、居眠りをしていてもいびきで返事をできると言う特技(?)については霊夢だけでなく魔理沙も、のび太が命を落とす直前に寺子屋で見て知ってはいる。
けれども、なにも魂になってまでその特技を披露しなくてもいいだろうと言うのが魔理沙の素直な感想だった。
また、死神の小町についてはのび太のこの特技を目にするのは完全に初めてなため、この幻想郷にあっても非常識極まりない、魂の身でありながら昼寝をしさらに霊夢の声にいびきで返事をすると言うとんでもない行為に目を丸くし、傍らにいる魔理沙に思わず聞いてしまっている。
が、これは完全に霊夢の怒りに油を注ぐだけだった。いつまでたってもいびきをかいて返事をするだけで、一向に起きる気配のないのび太にとうとうしびれを切らした霊夢がお祓い棒を取り出し、思い切りのび太の頭をバッシバッシと叩きだしたのだ。
その勢いと来たらかつて『のび太と鉄人兵団』において、ザンダクロスと共に地球に送り込まれてきた、ボーリングの玉のようなザンダクロスの電子頭脳が大音量で本国メカトピアに向けて信号を発した際、余りの音の大きさに近所迷惑だから静かにしなさいと、ママが怒りながら頭脳を追い回しホウキで散々ひっぱたいたほどの勢いがあった。
そもそもお祓い棒で魂だけののび太をひっぱたいたらそのまま成仏してしまいそうなものなのだけれども、幸か不幸か、あるいは霊夢がきちんと手加減をしてくれたのかのび太は成仏する事なくゆっくりと目を覚ました。
「……ふぁ……ぁぁぁ……。……あれ、霊夢さんに魔理沙さん、一体どうしたんですかこんなところで? それに、お姉さんは……誰ですか?」
頭を散々ひっぱたかれたとは思えない呑気さで、大きな欠伸をしながらようやくのび太は目を覚まして周囲をきょろきょろとみまわして、そこでようやく霊夢と魔理沙と、さらにもう一人知らない人物がいる事に気が付いたらしい。
そもそもどうして自分が昼寝をしていただけなのに寺子屋にいたはずの霊夢たちがここにいるのか、その所を全く理解していないのび太は完全に、目の前にいる霊夢たちも偶然にここまでやって来た程度にしか考えていなかった。
「あー、そう言えば自己紹介がまだだったね。私の名前は小野塚小町、死神だよ」
「え……死神……? えーっ!? 死神って、あの死神ですか!? でも、黒い服を着たガイコツじゃないけど……」
「あはは、それはこことは違う場所を担当している死神の格好だからさ。私たちも死神なんだけれどね、私たちの担当しているここらでは、これが死神の制服なのさ」
「で、でも死神って事は、お姉さんやっぱり僕の事を狙ってるんでしょ?」
死神、という物騒な言葉に反応したのび太の顔からさあ、と一瞬で血の気が引いていく。
無理もない、世の中の常識で考えても死神のお世話になる時などと言うものは普通なら一生のうちで一つしかないのだから。すなわち『死の神』の名前通り命を落とす時だ。
死神のイメージ、黒いローブを身に着けたガイコツの死神、とはまるっきりかけ離れた姿ではあるけれどもその死神が今自分の目の前にいる、となればその理由は一つしか考えられない。もちろんそれは自分の命が危ないと言う事に他ならない。
だからこそのび太は大きな声で目を丸くしながら驚いたのだ。
けれども、そんな死神と言う驚くような発言さえ、のび太にとっては彼女の口から出てきた次の言葉に比べればささいな物だった。
「命を狙う? そんな事をする必要なんて無いよ、だって君はもう魂だけになっているんだから」
「わああああ!? ど、どうして僕がもう一人?」
「だから、こっちが君の身体で今私と話をしている君は、この身体から抜け出している魂だからさ」
「そ、そんなぁーっ! 助けてーっ、ドラえもーん!!!」
「落ち着きなさいのび太! 確かにのび太の魂と身体とは今離れ離れになってるけれども、別に死んじゃった訳じゃないんだから。のび太を助けるためには一度川を越えて向こう側に行かなくちゃいけないのよ、分かる?」
ほら、と魂がだけになっている証拠だと言わんばかりにのび太にもう魂が抜けて抜け殻になってしまったのび太の身体を見せつける小町。
逆に、自分の身体を鏡ではなく第三者の視線で見るという珍しい体験をする事になってしまったのび太は、自分がようやく今死神どころかもっととんでもない命の危機に瀕している事実に気が付いた。
その驚きようときたら慌てふためいて腰まで抜かしながら親友の名前を叫ぶほど、とは言ってもここは幻想郷でさらにその中でも彼岸に近い三途の川のほとりである。そのままドラえもんの歌が流れだし、映画が始まりそうなのび太のその声も、三途の川にむなしく響くだけであった。
もしここで霊夢がのび太の肩をがっし、とつかみ身体を思い切り揺さぶりながら落ち着かせなかったらおそらくのび太はずっと動揺しっ放しだっただろう。
「……え、それじゃあ僕、助かるんですか!?」
「ああ、大人しく言う事を聞いていれば助かるみたいなんだぜ。だからいつまでも昼寝していないで、ちゃんと起きるんだぜ」
「やったーっ! 嫌だなあ魔理沙さん、僕はそんなに昼寝なんてしませんよ」
「……本当にもぅ、現金なんだから……」
「まあまあ、この子が目を覚ましたんだからいいじゃないか。これでひとまずやらなくちゃいけないのは川の向こう岸まで連れて行くだけになったからね」
しかしそこはやはり幾度の冒険や死地を潜り抜けてきたと言っても小学生である事に変わりはなかった。霊夢の説明に助かるかも、という一筋の光明が見えるや否や諸手を挙げて万歳と全身で喜びを表現する始末である。
おまけに魔理沙の言葉にも、ついさっきまでと言うよりも直前まで鼻提灯を出しながら昼寝をしていて、口元にもしっかりとよだれの跡が残っているとは思えない発言に、さすがの霊夢もため息をついてしまうのだった。
兎にも角にも、案内人となる死神小町の元にこれでのび太の身体と魂の二つが揃った訳だ。
後は小町が先に霊夢と魔理沙の二人に説明した通り、三途の川の向こうの閻魔の所に連れて行くだけである。
それだからか、小町が向こう岸まで行くから船に乗るようにと先頭を切って渡し場まで歩き出した。その小町の視線の先には、川岸に繋ぎ止められた木造の船がいくつも並んでいるのが見える。それだけ見たらまるで昔話に登場する海辺の村のようでもある。
「それじゃあ、積もる話は後にしてまずは三途の川を渡っちゃおうか……みんな、渡し場にある船に乗って」
「え、それなら飛んで行けば早いじゃない。なんでわざわざ船で移動するのよ」
「そうだぜ、私も霊夢も小町も、のび太だって未来の道具を使って空を飛べるんだからそのまま飛んで行けばいいじゃないか」
「あのねぇ、そりゃあ私も空を飛べるよ? だけども、この子の身体はどうするのさ」
「「…………あ」」
この小町の船で行くと言う発言に霊夢も魔理沙も不満を口にするが、小町が担いでいたのび太の身体を見せながら「身体だけで空を飛べるなら私もそうしたいんだけどね」と言われてしまっては黙るより他にはなかった。
確かにのび太が空を飛べるのはあくまでも魂がちゃんと身体の中に入っている時であって、魂と身体とか分かれてしまっている今、身体は当然飛べるはずがないのだから。
こうして小町の言葉に納得せざるを得なかった二人とのび太の魂は小町に案内されるまま、彼女の用意した船に乗ろうとしたのだけれども……。
「ねえ、もっとましな船はないの? 向こう岸に着く途中で沈没なんて私嫌なんだけど」
「これじゃあ運ばれる魂も浮かばれないんだぜ」
「……なんだか、しずかちゃんを追いかけてバグダッドで乗ったボロ船みたい」
「仕方ないだろう? 直したくたってお金が無いんだから……」
三者三様のあまりにも辛辣すぎる評価に、小町も泣きそうになるのをぐっとこらえながらかろうじて予算の無さを訴えるのだった。
なにしろ、小町が「さあ乗って乗って」と促す件の船は、すぐには沈没こそしないだろうけれども、長年使いこまれたせいか酷く痛んだ様子が素人目に見ても伺える木造の船なのだから。
ちなみにこのバグダッドで乗ったボロ船とは『のび太のドラビアンナイト』において、絵本の世界に取り残されてしまったしずかを助け出すためにバグダッドに赴いた際、船に乗せられている(とのび太が夢で見た)しずかを追いかけるためにヘビ使いの老人から船を一艘買う事を勧められたものである。
これは実はハールーン・アル・ラシード王によって盗賊のカシムがバグダッド中で指名手配をされた中、国外脱出を図るための方便だったのだけれどもそんな事は露ほどにも疑わないのび太たちは、ヘビ使いに扮したカシムに勧められたままに一艘の船を、その中でも一番安い船を購入する事になったのだった。
その時の船こそがボロボロの嵐でも吹いたら沈没しそうな船だったのだが、今のび太の目の前に浮かんでいる小町の船は、その時のボロ船にも負けず劣らずの傷み具合なのだ。のび太がボロ船呼ばわりするのも無理はないだろう。
「そりゃあね、私だって
「なら、もっと立派な船になればいいんですか?」
「立派な……って、そりゃあなってくれれば嬉しいけれども、どうやって立派な船にしてくれるんだい? まさか君みたいな子供がお金を出してくれる訳じゃないだろう?」
「小町、甘く見ない方がいいわよ。のび太の持ってるひみつ道具はすごいんだから。あの鴉天狗と正面から戦って勝って見せるような事をやってのけるし、時間だって巻き戻すんだから」
「そうだな、霊夢の言う通りなんだぜ。私もその場に居合わせたんだが、あれは人間が起こしていい風じゃなかったんだぜ……」
「……ねえ、もう一度確認したいんだけれども本当にこの子って、人間なんだよね? どう考えても、話を聞く限りじゃ妖怪か神の仕業じゃないかい? それって」
「そう思いたいのは仕方がないけれども、残念ながらのび太は人間よ。それも外からやって来た、ただの道具を使うだけの男の子なのよ」
「……うーん、にわかには信じがたいねぇ。それならさ、私の船をその、豪華にしてみておくれよ。それができたら私だって信じるよ」
そんなのび太の、昔の冒険の日々を思い出している間にもさらに愚痴をこぼし続ける小町。その愚痴に、目ざとくのび太が反応する。
もちろんこれはのび太からすれば、というよりものび太が持つスペアポケットから取り出して使用するひみつ道具の力をもってすれば、ボロボロの船を豪華絢爛なそれに作り変えてしまうことなど造作もない事だからこその反応なのだけれども、当然初対面の小町はそんな事は全く知らない話である。
そして小町はと言うと、船を立派にするだなんて常識的に考えても無理だと思っている矢先に霊夢と魔理沙から、ここ数日の間に起きた、もといのび太の起こした所業をつらつらと聞かされては、のび太の正体が実は神や妖怪の類なのではないかと、完全に面食らった様子だった。
おまけに二人の話を聞いてもまだ完全に信じ切れていない様子で、のび太に対して『船を豪華にしてくれたら、霊夢たちの言う事も信じる』と言い出した。
どう見ても体よく船を今のボロ船から立派なものに変えてもらおうと言う思惑しか感じられないのだけれども、のび太はそんな小町の思惑など気にしたようでもなく、素直にうなずくと自分の身体のズボンに手を入れてスペアポケットを取り出そうとして……そのまま魂ののび太の手は、ペコのペンダントが発生させたバウワンコの巨神像の幻影よろしく、すり抜けてしまった。
「分かりました、いいですよ。それじゃあポケットから……って、あれ? すり抜けちゃう」
「ああ、そうだね。君は今魂だけになってるからだね。私たち死神ならともかく、君の場合はまあ無理かな」
「えーっ、それじゃあ船が豪華にできませんよ」
「……………………困るよっ! ねえお願い、何とかしてよ!!! 何をすれば私の船が豪華になるんだい? ねえ、ねえ! ねえ!!」
何回試してもどうしても自分の魂が自分の身体をすり抜けてしまい、ポケットを取り出す事ができないと言う、初めての体験に目をぱちぱちさせながらのび太は自分の身体と、自分の手とを見比べている。
一方の小町も、思い出したように魂が実態に触れられないと言う事実に納得したようにうなずいていた。
ただし、それもわずかの間の事。しばらくの間のび太の言葉の意味を考えていた小町はおもむろにがばっ、とのび太の魂にしがみついた。
やはり先ほどの言葉に嘘はないようで、小町は死神だからなのかしっかりとのび太の魂にしがみついている。
「ちょ……あ、あの……く、……苦しいですって……」
「「いい加減にしなさいっ(しろっ)!!!」」
「ぐえっ! い、痛たたた……四季様じゃないんだから勘弁しておくれよ」
「あんたがのび太を締め上げようとするからでしょうが! ……で、のび太。のび太の持っている不思議な道具の中に、あの沈没船モドキを豪華にできる道具って言うのは、あるの?」
「あるにはあります。ただ、多分僕が取り出さないと霊夢さんたちだと……どんな形なのか分からないから、どれがどれやらわからなくて、取り出せないんじゃないかな」
小町にしがみつかれ、白目をむいて気を失いそうになるのび太。魂が気を失うと言うのもおかしなものだけれども、兎にも角にもそのまま成仏してしまいそうなのび太の危機を救ったのは霊夢と魔理沙の二人が振り下ろしたお祓い棒とホウキと言う名の、鉄槌だった。
そうしてひとまず落ち着いたところで、のび太たちがとった方法は……。
「……んー、これっ!」
「……違いますね」
「えー、またかよ。それじゃあ……これだっ!」
「これも違いますね」
「おいおい、一体どれなのさ……」
「僕が探すのが一番手っ取り早いんですけど、僕じゃあすり抜けちゃうし……」
魔理沙と霊夢と小町とで、手当たり次第にひみつ道具を取り出してはのび太に見せると言う原始的な方法だった。
とは言え、のび太の言うように現状のび太がひみつ道具を取り出せない以上取れる手段と言ったらこれくらいしかないのもまた事実。
少女探索中……
少女探索中……
少女探索中……
「あ、これ! これです! デラックスライト!!」
「「「……………………」」」
そうして一体どれくらい時間が経ったのか。三途の川のほとりに賽の河原の石積みよろしくひみつ道具の山ができ、三人がそろそろ疲労で口数も少なくなってきたころ、ようやく霊夢がのび太の求める道具を取り出す事に成功したのだった。
最初の頃は元気にポケットから道具を取り出していたのだけれども、最後の方になるともうひたすらに無言で黙々と道具を取り出し、のび太に見せつけて正解かどうかを確認、間違っていると分かると道具の山へと積み上げてゆく作業の繰り返し。いよいよ瞳からも輝きが消えてゆこうかという時に、ようやく掴んだひみつ道具、その名もデラックスライト。
これはその名の通りライトの形をしたひみつ道具で、光を浴びせた対象をデラックスにすると言う効果を持っている。スネ夫のラジコンを羨ましがったのび太が、オモチャの車に対して使った所ラジコンのスーパーカーに変化するなどの効果を持っている。これならば小町の船も豪華になる事は間違いないだろう。
「……で、これをどうすればいいんだぜ?」
「使い方は簡単です。豪華にしたいものに向けてこのライトを照らしてください、そうすれば豪華になりますよ」
「……………………」
ようやく見つかった目的のひみつ道具だと言うのに、疲れからかどんよりとした口調で魔理沙が使い方を尋ねる。
そう、今ののび太にはひみつ道具を使えない以上、使うのも霊夢たちでないといけないのだ。
こうして、紆余曲折の果てにようやくデラックスライトを浴びた小町の船はたちまちその姿を変貌させた。
「……ええええーっ!!」
「すごいんだぜ、本当にあのボロ船が豪華になったんだぜ!」
「それにしても、これはいくら何でもあのボロ船がここまでの船になるって言うのはさすがに豪華になりすぎなんじゃないかしら?」
「すごいや、あのボロ船がこんなにカッコいい帆船になるなんて……。宝島を目指す船みたいだ」
「本当にあの船がこんな立派になるなんて……、私は夢を見ているんじゃないよね?」
手漕ぎの和船が、かつて『のび太の宝島』で宝の島を目指してのび太が作った組み立て帆船ノビタオーラ号そっくりな帆船へと姿を変えた事で、既にひみつ道具をいくつかは使い、あるいは使う所を見ていてひみつ道具がどんなものなのかを知っているはずの霊夢も魔理沙も、またひみつ道具が一体どういうものなのか全く知らなかった小町も、それまでの疲れから輝きを失っていた三人の目にみるみる輝きが戻っていく。
特に小町は、船が豪華になるところをきちんと目撃した事もあり、のび太のひみつ道具のすごさを完全に信じたようで、子供のように喜び勇んで、誰よりも真っ先に豪華な帆船へと姿を変えた自分の船へと飛び乗った。
いろいろと確かめるようにあちらをうろうろ、こちらをうろうろと歩き回ってから、最後尾目指して走り出す。もちろん彼女の行先は言うまでもなく最後尾にある、帆船でおなじみの装備である舵輪のある場所である。
死神の恰好をした船長が舵輪を握り帆船を動かすと言うと違和感を感じそうなものだけれども、どうしてなかなかこれが似合っている。後、ここに海賊の帽子でもかぶればその姿は『のび太の南海大冒険』でカリブ海にその名を轟かせた大海賊キャプテン・キッドやキャプテン・コルトのようだ。
「さあ、みんな乗った乗った! 君が私のあの船をこんな豪華な船にしてくれたんだ、これでやる気を出さなくっちゃ死神の名が廃るってね。さあ、いよいよ出航だよ!」
「「「おーっ!!!」」」
こうして三人の元気な声と共に、三途の川に少々似つかわしくない豪華な帆船が、のび太たちを乗せていよいよ出航を開始したのだった。
「……あ、いっけない! デラックスライトを出す時に一緒に出したひみつ道具、全部ポケットにまた戻さなくっちゃ」
「「ちょっと! のび太あんた何やってんのよ(るんだぜ)!!」」
ちなみにいざ出帆しようとしたまさにその矢先に、のび太がひみつ道具を出しっ放しにしている事を思い出して、出帆よりも先にまずは山のように積まれていたひみつ道具をまたスペアポケットに戻す作業が発生していたりするのだけれども、それはまた別のお話。
小町の和船が突然のデラックスに。
そもそも帆船って一人で動かせる代物ではないはずなのですが、どうやって動かすのでしょうか?
小町の同僚たちもみんなでこの豪華帆船型死神の船を動かす、なんてのも面白そうだな。キャプテンは小町で、そのうちにキャプテン・小町とか呼ばれて。
さて、いよいよ次は川を渡り彼岸へと向かいます。
乞う、ご期待っ!!!