ドラえもん のび太の幻想郷冒険記   作:滄海

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大変お待たせしました。のび太の幻想郷冒険記、紅魔館編の続きです。
幻想郷の実力者が持つ能力、の中でもかなり凶悪な能力に分類されるであろう『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を使えないようにするため、ポケットに手を突っ込んだのび太。
果たして一体何が出てくるのか?
そしてそもそもそんな物騒な能力は果たしてちゃんと使用制限ができるのか?


それでは続きをお楽しみください。


封印! となりの紅魔館(その5)

「うーんあれでもないし、これでもない。最近ぼくもドラえもんも、あれ使ってなかったはずだからどこにいっちゃったかな……?」

 

スペアポケットに手を突っ込み、目当てのひみつ道具を探し続けるのび太。

一体今度はここから何が出てくるのか、すでにタイムホールにタイムトリモチという時間を超える道具が出てきた事もあり、わずかな時間の中でのび太がポケットに手を突っ込む時、非常識が常識なはずであるこの幻想郷の常識さえ軽々とひっくり返すような何かが出てくるのだという事はこの場の全員がこの短時間でみな学習している。

そんな事もあって全員の視線がのび太と、のび太が手を突っ込んでいるポケットに集中する中、ようやく目的の道具を見つけたようで「あ、これだ!」とポケットから手を引き抜いたのび太が天にかざすように、それを高々と掲げながらその名前を宣言してみせた。

 

「ケッシンコンクリート! これはどんな人でも飲めば決心を貫き通せる道具なんです」

「決心、コンクリート? なあ霊夢、コンクリートって、なんだ?」

「私に聞かないでよ魔理沙。にとり辺りに聞いたら分かるんじゃないかしらね」

「……それは後で説明してあげるから二人とも。でのび太、それはいったいどんな使い方をするのかしら?」

 

のび太が取り出したのは手でつかめるサイズで茶色の紙袋のようなものに、ローマ字で「KESSIN CONCRETE」と書いてあるものである。

当然外の世界ならばともかく、幻想郷の人里にはまだコンクリートが存在していないため霊夢も魔理沙もその名前は聞きなれない言葉だったようで、二人仲良く首をかしげながらコンクリートが一体何なのかを話し合っている。

当然このままではらちが明かないため、そんな二人に後で教えるからと会話を中断させた紫がのび太に使い方の説明を促した。紫は幻想郷の賢者と言うだけあってどうやらコンクリートがどんなものなのかを知っているようだけれども、それでも決心というどこにでもありふれた言葉と、外の世界で使われているコンクリートという材料とが言葉がどうつながるのかまでは分からなかったらしい。

そんな紫の言葉にそれじゃあ、とのび太が袋の口を開いて中身を取り出して周りに見せてから、中に入っていた一包みをフランに手渡した。

 

「えっとですね、このケッシンコンクリートって言うのは飲み薬なんですけど何かを決心しながらこの薬を一包み飲むと決心がカチコチに固まってどんなに意志の弱い人でも決心を貫き通せるようになる効果があって、決心した事が終わるまでは、それ以外の事ができなくなっちゃうんです」

「なるほどね、決心を固めてしまうからケッシンコンクリート、か。なかなかどうして面白そうな薬ね。ひょっとしてのび太も飲んだ事があるのかしら?」

「はい、前に一度だけ宿題を終わらせるために使いました」

 

……そう、紫の言う通りのび太も以前このケッシンコンクリートを服用した事があったのだ。

以前、唐突にこのままではいけない、今日こそちゃんと宿題を終えるまで机を離れず居眠りもしない、と決心して机に向かったはいいもののあっさりと決心が崩れたのび太にドラえもんが出してくれたのがこのケッシンコンクリートだった。

その時、のび太は宿題を終えるまで机を離れないぞ、と決心してこの薬を飲んだのだけれどもこの薬の効果は非常に強力で、トイレに行きたくなっても宿題が終わるまでは絶対に机を離れられない、漏らそうが何をしようが宿題が終わらないとどうにもならないと言う道具なのだ。

その代わりに宿題の内容については一切問わないらしく、間違いだらけだろうと何だろうととにかく宿題を最後まで終わらせられたら『決心した事をやりとげた』とみなされるようでこの時のび太はどうにかおもらしをせずに済んでいる。

なにかを決心し、やり遂げるのならこれに勝るひみつ道具はないだろう。若干やり遂げたかどうかの判断がいい加減なところもあるが……。

なお、のび太の説明を聞いたレミリアが『美鈴にこれを飲ませて門番の最中に居眠りをしない、って決心させたら便利そうね』などと考えていたのは秘密である。

 

「ねえ、それじゃあ私はこれを飲めばいいのかしら?」

「うん、薬の効果がどれくらい続くのかは分からないけれども多分決心した事が終わるまではちゃんと効果が続いてくれると思うから、フランちゃんが決心する時はうーんと時間がたっぷりかかるように決心した方がいいかも。例えば何十年は使わないとか何百年は使わない、って」

「そうね、でもせっかくだから……私は()()()()()『ありとあらゆるものを破壊する程度』の能力を使わないわ!」

「……へ?」

「妹様、よろしいのですか?」

「おいおいフラン、二度とってそれはやりすぎだろ」

「魔理沙、咲夜。フランにとって両親を壊したと思っていたこの数百年が、それだけ彼女にとってトラウマになってるって事よ。いっそのこと二度と能力が使えなくなれば、もう両親を能力で壊してしまうかもしれないと言う恐怖からも逃げられるもの」

「それは、そうだけどさ……」

「確かにそうですけれども……いえ、妹様の決めた事ですから、私はその決心を尊重しますわ」

 

包みの口を破り、中の粉薬を飲みながら能力の封印を決心したフラン。

しかしここで彼女が決心した事は、予想よりもはるかに強い決心だった。のび太としてはある程度の時間、それこそ吸血鬼の寿命を考えても数百年程度の期間能力を使えないようにする、とある程度の長さはあるもののそれでもちゃんと期限のついた決心するのかと思いきや彼女がした決心はもう二度と使わないと、あまりにも強くそして固い固い決心だった。

のび太だけでなく他の面々もまさか二度と使わないと言う決心をするとは思っておらず特にメイド長の咲夜、そして魔理沙は思わず止めようとするもその時にはもう遅く。フランはしっかりとケッシンコンクリートを飲みながら、その決心をカチンカチンに固め終えた後だった。

いや、この場にいる面々の中で一人パチュリーだけがフランがどうしてそこまで自らの能力を忌避するかのように二度と使わないなどと極端な決心をしたのか、冷静に分析していた。

両親を壊してしまい二度と会えないとばかり思っていたのに、調べてみたらその原因が自分が全く関係ないものだったと分かっても、一日二日ならともかく数百年にわたる自責の念がそうそう消えるものではない。

両親が帰ってきた今、今度こそ万が一が起きないようにと永久にフランが自身の能力を封印しようとするのは決しておかしな事ではないだろう。

のは決しておかしな事ではないだろう。

最初はそこまでするのはどうか、と難色を示していた魔理沙も咲夜もさすがにここまでしっかりとパチュリーの解説を受けてまで反対だ、とは言わず難しい顔をしながらもフランの決心を受け入れる事にしたのだった。

そんな周囲をよそに、のび太は自分が渡した一包を飲んでしまったフランにおかしな所はないか心配そうに質問していた。何しろケッシンコンクリートはもともと人間に向けての薬であり(ドラえもんもロボットながら使えそうではあるものの)吸血鬼が、しかも二度と使わないなどというとんでもない長期間にわたる決心をした場合どうなるかまではのび太も知らないのだ。

飲んだはいいけれども、吸血鬼にとって実は成分が毒でした。などとなっては大変である。そこがのび太にとって心配な点だったのだ。

 

「フランちゃん、大丈夫? ケッシンコンクリートを飲んでからおかしなところとか、お腹が痛いとかない?」

「うん、大丈夫みたい。ちょっと薬は苦かったけどね。じゃあ、ちょっと試してみるね。今飲んだこのお薬の袋を……あれ」

 

そんなのび太の心配もどうやら杞憂に終わったようで、なんともないと首を横に振るフランは手をかざしてのび太、ではなくたった今飲み干したケッシンコンクリートの一包の袋を壊そうと手をかざしてから、首をかしげた。

かしげただけではない、のび太に詳しい理屈は分からないけれどもフランや周りの言葉を信じるのならフランが何かをすれば、彼女が壊したいと意識したものは何であれ壊れてしまうのだろう。

この場合なら飲み終えたケッシンコンクリートの包みが跡形もなく壊れてしまうはずなのに、包みはうんともすんとも言わずに形を保っている。それはつまり、フランの能力が使えなくなっているからに他ならない。

 

「壊れない、壊せなくなっちゃった」

「うえっ、本当に使えなくなったのか!? だって個人の能力ってそんなに簡単になくしました、なんてものじゃないんだぜ」

「でも、本当に使えないの。というよりも、ものを壊す時に見える『目』が見えなくなっちゃった」

「め? めって……?」

「あー、そう言えばそうよね。のび太は今日初めてフランと会ったんだし、話に出てきただけで何かを壊すという所しかフランの能力については知らないわよね」

「妹様いわく、ありとあらゆるもの、には壊れやすい箇所があるんだそうです。それを目、とわかりやすく表現していて、それを妹様の手の中に移動させて握りつぶす事で初めて能力としての破壊が成立するんです。しかし今はその目を認識できなくなったため、能力が使えない、そういう事みたいですわ」

「ん? ? ? え、えっと……めがえっと……見えなくなって、んん?」

「あーのび太、つまりね、多分のび太が出してくれた道具の効果で、フランはちゃんと能力が使えなくなった、って事よ」

「なーんだ、それならそうと言ってくださいよ。でも、それならフランちゃんよかったじゃない。だってそのおっかない力が使えなくなったら、もうお父さんもお母さんも、危なくないんでしょ? ずっとずっと困ってた事が解決したんじゃない」

「……この子は、不思議な子ですね。さっきから不思議な魔法みたいな力を使いますし、自分の事でもないのにフランのために力を使ったり、こんなにも喜んだり……」

「まあ、のび太だからね。時々抜けてるけどね」

「これがのび太なんだぜ、たまにドジ踏むけどな」

「そうね、この優しさこそのび太が持っている一番の強さなのかもしれないわね。時々危なっかしいけれど……

 

フランの能力の説明にのび太が目を回しそうになるも、すかさず霊夢がフォローに入る。

のび太としてはフランの能力はただなんでも形あるものなら壊せる、そんな程度の認識でしかなかったのに、咲夜の説明を聞いてみればその壊すと言う能力にはやけに複雑な説明が入って来たのだ。のび太の頭ではそれを理解するにはいささか脳みそに能力が足りていなかったのは言うまでもない。

ドラえもんがもし仮にこの場にいたのなら、宇宙開拓使でコーヤコーヤ星のロップルくんたちがのび太の部屋の畳とカーゴの倉庫が空間的につながった際ロップルくんがワープの原理を説明した時のように『のび太に物を教えるのは大変なんだから』と大変そうに語っただろう。

だが残念ながらここにドラえもんは来ていないし、のび太の脳みそでも理解ができるように霊夢が分かりやすく説明した事でどうにかのび太の脳みそは混乱しないまま、フランが能力の封印に無事成功したのだと理解し一人喜んでいる。

そんなのび太の様子をそれまでずっと黙って眺めていたフランの母、ラシオドラは興味深そうにつぶやくのだった。

ちなみに、彼女の言葉に対する幻想郷に来てのび太の保護者的な立ち位置にある霊夢、魔理沙、そして紫の反応はほとんど同じものだったりする。

 

「……え、うそっ! フランの能力、本当になくなったの!? だって、そんなに簡単に使えなくなるようなものじゃないでしょ能力って」

「本当だよ、お姉様。もうお父様もお母様も、それだけじゃない誰も私が能力で壊したり傷つけたりする心配はなくなったんだよ!」

「……なあラシオドラ、このフランの言っている事は本当なのか?」

「ええ、本当よ。この子が出してくれた不思議な薬を飲んだらあっという間に」

 

しばらくして父親から叱られて戻ってきたレミリアと、バイーアが自分たちのいない間にフランの能力がひみつ道具でもって使用不可になった事について、目を丸くしながら驚いたのは言うまでもない。

何しろ数百年にもわたりレミリアがフランを地下へと閉じ込める事になった原因でもあった能力が、ちょっとその場を離れた間に使えなくなっていたと言うのだから驚くなという方が無理があるだろう。実際にレミリアはフランの説明だけでは能力が使えなくなった事をにわかには信じられず、本当に使えなくなったのかを確認するためフランに能力を使ってみてと頼んだほどである。

そうして実際にフランが能力を使おうとしても使うことができなくなっている事を目の当たりにして、ようやくレミリアも、そしてバイーアの二人も現実を受け入れたのだった。

そして……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  *

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「お邪魔しました(わ)(んだぜ)」」」」

「う~、たべすぎてくるしい……」

「いつでも遊びに来るといい。フランやレミリアも来て欲しがっているし、私も君たちならいつでも紅魔館の当主として歓迎しよう」

「次は美味しいお茶やお菓子も用意しておきますから、いつでも遊びに来てくださいね」

「のび太、また来てね! 絶対だよ!!」

「そうよのび太、また遊びに来てくれないとダメよ!」

「うん、フランちゃんまた来るからね。ちゃんといい子にしててよ?」

「うんっ、大丈夫だよ!」

 

もう外は真っ暗で月が空に浮かぶ頃、のび太に霊夢、魔理沙、そして紫とチルノはバイーアとラシオドラ、紅魔館当主夫婦からの見送りを受けながら紅魔館を後にしていた。

ちなみにここまで全く会話に参加してこなかったチルノであったが、その理由は会話よりもひたすら目の前の料理を食べ続けると言う、どら焼きを前にしたドラえもんのような事をしていたからだったりする。おかげでのび太たちが帰る頃になってようやくのび太たちがチルノの事を思い出した時には、すっかりお腹がまあるく膨らんだチルノが目を回しながらうーうーと苦しそうに呻いていた。

そんなチルノを連れて、と言ってもあまりにも食べ過ぎたようで自分一人で空を飛べなくなってしまったチルノをおもかるとうで軽くした上で風船のようにフワフワと宙に浮かべながら、足にひもをくくり付けて……つまりはねじ巻き都市で戦った熊虎鬼五郎一家のように風船よろしく引っ張っていたのだけれども、その最中にものび太はずっと引っかかっている、何か忘れている事があるような、としきりに首をかしげていたのだった。

 

「……うーん、何か忘れているような気がするんだけどなぁ。なんだっけ」

「何かあったかしらね? だって、紅霧異変だってレミリアを説得して解決させてきたし、レミリアとフランの両親を過去から連れてきた道具だってちゃんと回収してきたでしょ? 何もないはずよ」

「ひょっとしてのび太、紅魔館で出された夕飯が足りなかったんじゃないのか? 途中でいろいろ道具使ったりしたりしてたからな」

「そうかなぁ、なんだかものすごく大事な事を忘れてる気が……」

「まあ、大丈夫だと思うわよ。のび太の事だから、何かあっても未来の道具で解決できるんじゃないかしら?」

「……そうですよね、きっと大丈夫じゃないかな。たぶん」

 

タケコプターで飛びながら人里を目指すのび太の言葉に今なお満腹で苦しそうなチルノ以外の霊夢、魔理沙、そして紫から飛び出した楽観的な発言にのび太も大丈夫だと安心したように頷く。

が、そんなのび太の希望は人里に到着してからもろくも崩れ去る事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こらーっ! 二人とも勉強をほっぽり出して今までどこに行っていたんだ!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーっ、しまった! 忘れてた!!」

「こら、待てのび太!! 大人しくしていなさいと言ったのに勝手に抜け出して暗くなるまで帰ってこないだなんて……今日出した課題が終わるまでは帰さないからな!!!」

「たすけてえ!!」

「……くっ、なんでこう言う時だけ逃げ足が速いんだ!」

 

そう、のび太もチルノも異変が起こった時に勉強中だったのだ。

しかし第二次紅霧異変が起きてしまったために霊夢や魔理沙が異変解決に、そして慧音が里の安全確認のために寺子屋を後にした際、退屈だからとのび太とチルノが勉強をほっぽり出してそのまま紅魔館へと飛んで行ったのである。

そしてそれを素直に笑顔で見送る慧音ではなかった。のび太たちが帰ってくるまでに、いやというほどの量の課題を準備してのび太とチルノが帰ってくるのを待ち構えていたのだ。

しかも、寺子屋どころか人里の入口で待ち構えていて人里に近づいたのび太たちをめざとく見つけるや否や、角でも生えているのではと思うほどにのび太のママそっくりの怒った顔で追いかけてくるのだからおっかない事この上ない。

 

「……どうする? 魔理沙」

「どうするも何も、助けなかったら多分のび太明日の朝まで帰れないんだぜ」

「そうよね、で間違いなくのび太が帰れないとなったら保護者の私たちも帰る訳にはいかないって、慧音言うでしょうね。と言う訳で魔理沙、紫。慧音を止めてさっさとのび太の勉強、終わらせるわよ」

「ちょっと!? なんで私がのび太の宿題を手伝わなくちゃいけないのよ」

「なんでって? 紫は幻想郷の賢者じゃない、たまにはその頭をのび太のために使ってあげなさいよ。あ、なんなら慧音を止めるのに頭突きで勝負してもいいわよ」

「そんなの受けたら死ぬわよっ!! はぁ、仕方ないわね……。でもまあ、のび太のお陰でこんなに退屈しない日々を送れているんだし、たまにはこうして手伝ってあげるのもいいかしらね」

 

チルノを放り出し、悲鳴を上げながら外の世界でジャイアンに追われた時のように逃げ惑うのび太の様子を見ながら、幻想郷でのび太の保護者を務める霊夢、魔理沙、紫は相談の結果自分たちが早く帰るためにも、のび太の勉強をさっさと終わらせるべくのび太と慧音の鬼ごっこを止めに行くのだった。

ちなみに、この時一番のび太の勉強で活躍したのはやはり幻想郷の賢者でもある紫であったと言う。

のび太曰く「慧音先生よりも紫さんの説明の方が分かりやすくてすらすら進む!」ともろ手を挙げて絶賛し、後に慧音が「どうせ私の教え方なんか……」と落ち込む事になるのは、また別の話である。




と言う訳で正解はケッシンコンクリート、でした。
他にいろいろと使用不可、使用制限をかけると言う意味では使えそうな道具がありましたけれども、どうやって解除させるか、まで後の事を考えるとこれがいいかな? と思い、この道具のチョイスとなりました。
と言うか、このフランの能力封印を描きたいからこの紅魔館編があったと言っても過言ではありません。

第二次紅霧異変も無事に解決し、レミリアとフランの長年の問題ともなっていた両親との再会もできましたし、もうあと一話後日談を加えて紅魔館編はひとまず終わり、の予定です。



それでは次回、乞うご期待っ!!!

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