村雨と提督の小笠原旅行記   作:fire-cat

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後書きの為、此処だけ台本形式です。
台本形式苦手……。


PCで作成していますので、スマホだとデザイン狂うかも。


旧【艦娘と提督の小旅行】 あとがき
後書き――旅行 その裏で―― 題名変更前の【艦娘と提督の小旅行】のあとがきなので読まなくて結構です


??:「「第一夫人と提督の後書きコーナー♪」」

提督:さて、始まりました誰も見そうにない後書きコーナー。裏話や現実との違い等を発表!

   あの日、あの時あの場所で(爆撃音)

飛龍:危なかったぁ。うちの提督が馬鹿な事しかけて失礼しました。第一夫人の飛龍です。 

  (転がっている物体を足蹴にして喝を入れる飛龍)

飛龍:……提督、起きて? 

提督:痛てて。全く、ちょっとしたお茶目……。

飛龍:もう一回行く? いやならさっさと進めましょうね。

提督:あ、ハイ。

飛龍:最初から気になるんだけど、この話ってどう考えても【小旅行】じゃないわよね?

提督:そこか。うん、そうも思っていたんだけど、一週間程度なら小旅行かなと。

飛龍:そんな訳ないでしょ。普通に旅行ってすれば良かったのに。【艦娘と提督の~】も

   艦娘が村雨ちゃんなら【村雨と提督の~】でも良かったんじゃないの?

提督:あ、それ無理。今回マジでランダムだったから。

   ……夕立が来ると思ったんだけどな、正直なところ。

飛龍:何で? あ、夕立ちゃんだけ加点したのね。

提督:そ。トーナメント形式で決めようとしたらまさかの結果。決まった時大爆笑だったわ。

飛龍:慢心はダメ、ゼッタイ。よ、提督(あなた)

   それとあらすじの中身、変なフラグ立てたわよね?

   【2018/07/21追記:台風逸れました。……サイパン方面で発生しなければ良いな。】

   って。見事に25日にサイパン近海で台風発生したわよね。

提督:あ、あはは。

飛龍:何やっているんだか。ま、始めましょ?

提督:だな。さて、プロローグから色々と話しますか。

飛龍:そうね、まず……何で私達が対象外だったの? 行きたかったのに!

提督:しゅ

飛龍:趣味とか言ったらロリ・ペド提督って鎮守府中に言いふらすからね?

提督:や、やだなぁ……。ソンナシュミダナンテソンナワケアルワケ

飛龍:さっさと進める(弓を構えつつ)

提督:まじめに話すとだな、飛龍と一緒だとラブラブものにしかならない。他の艦娘だと

   余所様にもいろいろあるじゃないか、蒼龍や大和達が出る話。駆逐艦も暁型とかあるし、

   ネタ被りしなさそうなのは軽巡か白露型位しかないじゃないか。

飛龍:……態々スタイルのいい白露型を選択する辺り作為的なんだけど、良いわ。

提督:名取を指名したら逃げられたし……。天龍を指名したら龍田がイイ笑顔だったし。

飛龍:名取ちゃんが逃げるのはあんな話書いたからよね、五十鈴ちゃん達もカンカンだったし。

提督:そんな訳で村雨になったんだが、プロローグ、もう少し増やす予定だったんだよな。

   仕事忙しくて書けなかったから仕方ないと言えば仕方ないんだけど……。

飛龍:うん、少し村雨ちゃんがチョロイン化していたものね。因みに予定だったのは?

提督:買い物、艦これの指揮に家庭菜園の手伝い、よくある風呂(エロ)トラブルを除いた日常生活。

飛龍:書かなくて良かったんじゃない? 書けそうにないわよ?

提督:ゲフッ。……確かにそうかもな。うん、書かなくて良かった良かった。

飛龍:それじゃ、第一日目から見ていきましょうか。

提督:……一日目って特に書くようなこともないなぁ。

飛龍:そう? 満員電車で村雨ちゃん、あちこち触られたって。怖くて震えていたら

   提督に庇って貰えたって。庇えて貰って嬉しかったって言ってたわよ?

提督:……あんまりそれは触れて欲しくなかったかな。気が付いても相手を睨みつけて

   身体割り込ませる位しかできなかったしな。

飛龍:う~ん、私はそれだけでも良かったって思うけど提督がそう言うんじゃこの話はお終い。

   二日目……ね。

提督:朝から酷い目に……飛龍、どこ行くんだ?

飛龍:ちょっと聞いていなかった事があるからオ・ハ・ナ・シ。

提督:(飛龍の襟首持ちながら)今はこっちが優先。

飛龍:でも……。提督(あなた)、眼福だったでしょ? あの子スタイル良いから。

提督:(目逸らせ)あの時は焦りしかなかったわ。何時手を出したんだって……。

   酒に飲まれて無理矢理襲うのはどんな事情があったってダメだろ。悪ふざけでよかったよ。

飛龍:あ、村雨ちゃんを組み敷いた提督(あなた)にも少しお話があるから。後でね。

提督:(……飛龍の目がこ、怖い)

飛龍:後、ドラム缶とお土産の事だけど、鎮守府の皆に行き渡らせるには少ないのよね。

   これは?

提督:飛龍、知ってるよな。まぁ良いか。村雨が鎮守府に帰った後、明石や夕張がふ〇ーるミ

   ラー擬きの機械で増やしたって聞いたぞ?

飛龍:何だ、知ってたんだ。うん、美味しく頂きました。提督の菜園土産もね。ご馳走様でした。

   それと、二日目以降村雨ちゃんが涙を浮かべることが多いのは何で?

提督:しゅ……ゴホン。この話では乗組員の色々な想いが艦娘の感情になって現れるという設定。

   んで、村雨の乗組員の中に小笠原に縁がある人がいたという設定。決して趣味ではない。

飛龍:ふ~ん。【趣味】ではないのね。

提督:違うな(見えないところに汗をかきつつ平然と)

提督:さて、ここからは本格的に現実との違いを出していくかな。

飛龍:……出しちゃうのね? 打ち合わせの時から私はそれ反対してた事、覚えておいてね。

提督:早速なんだけど、二日目の夕食時の出来事、実は大幅に変わっているんだよな、現実と。

飛龍:どこが? あ、着発便って書いていなかったわよね。その事?

提督:現実には宿に着いた直後に台風で27日東京出航便が欠航になるって言われていたんだ。

   言われてそのまま15時の便で帰った人もいたな。

飛龍:え? 何で提督は帰らなかったの?

提督:振休まだ4日分あったし、足りなかったら有給使っても良いし。天候じゃ仕方ないよね。

   この時期に小笠原行った目的が26日の貞頼祭だから猶更。

飛龍:酷いなぁ……。信用無くしちゃうよ?

提督:うん、帰れなかったら実はやばかったことが出社して判った。トラブっていたらしい。

飛龍:……電話とかしないで出社するの待っててくれた会社の人に感謝しないとね。

提督:全くだ。ンで、3日目。提督が早朝外に出ていた場面で書き直しがあったなぁ。

飛龍:雨を見ていた所ね。書き直す前はさっさと部屋に戻って村雨ちゃんの着替えを覗い

ちゃって声をあげられる前に飛び掛かって口を塞ぐ場面よね。変えたの何で?

提督:解ってるよな? そんなことになったら信頼度がた落ちで話続かなくなるだろうが。

   公開して3分でデータごと削除したわ。

飛龍:……想像すると危ない場面だものね、お話し的にも。

提督:そう言う事だ。後、現実と違うのは村雨絡みの台詞位か。此処は仕方ないわな。

   他の玉串奉奠中に急に晴れたのは事実だし、神輿を担いだのも事実。急に晴れるなんて

   ご都合主義って思われるかもしれないんだが、事実なんだよな。こういう事があると神

   様の存在を信じたくなるわな。祭の終わりの頃に降り出すのを実際に見たり、島の直前

   で台風の進路が急に逸れたりしたのを見ると。

飛龍:そして宿に帰って夕食の場面。かなり書き直してなかった?

提督:自宅に戻って現実と鎮守府世界の繋がりを無くすか繋げたままにするか迷い始めたからな。

飛龍:初めは?

提督:一旦完全に無くす予定だった。繋がっても現実時間で半年後位に不安定なまま2~3日で

   消える予定で。

飛龍:迷い始めたのは?

提督:小旅行じゃないよね、これって。と気が付いてから本当の小旅行も付けようかなって。

飛龍:これが小笠原旅行を書きたいだけで、後は行き当たりばったりだった結果なのね……。

   それじゃ、4日目何だけど……。

提督:午前中の事か? 穴の消え方で色々迷走していたな。ん? ……違うのか?

飛龍:それもあるけど、村雨ちゃんとのマッサージ。これについての釈明は?

提督:ありません。序にこの日は随分書き換えたなぁ。具体的には後編。初めは提督が村雨に

   マッサージする場面を具体的に書いていたんだが、R-15以上になりそうな気がして2時間

   ほど後で削除。その場面の代わりが風呂場の場面だな。……前に投稿した話の流用だけど。

飛龍:……マッサージとお風呂についても後で3人で「お話」ね。私も一緒に入ったことないのに……。

提督:んで、5日目か。……現実に出かけた所と話の場面はリンクしているし、特に差はないな。

   ただ、話を繋げたりして大幅に変更したな、具体的には7月28日の昼間と午後。

飛龍:分割していたのを一つにして、追加部分を分けたんだっけ?

提督:そ。海洋センターと港の場面を一つにして、出航までを大幅に追加して一つの話にした。

   それ以外は特に変えなかったけどな。

飛龍:村雨ちゃん絡みの所以外はほとんど一緒なのよね。店員さんとのやり取りとか。

提督:そりゃ細かい所は違うけどな。……一緒にしていたらすぐに身元バレするわ。

飛龍:流石に10年以上毎年行く人なんてほとんどいないでしょ?

提督:今後増えるかも……増えると良いな。

飛龍:それと、5日目の深夜というか6日目の未明。穴の事なんだけど……。

提督:ん? 最後の方と違うのは、まだ消え方について迷走していたからだな。手直しして

   食い違いが出ているかもな。

飛龍:それと、二人で見ていた写真だけど……

提督:あれは一番の違い。あの写真の殆どが2008年頃の奴だからカメラに入れていないの。

   話の都合で昨年の写真を消し忘れたようにしただけ。軍艦も去年撮った奴だから。

   今年は会わなかったんだ。ちょっと向こうの情勢も入れて見たくなったから出した。

飛龍:細かいところで随分違ってきているのね。この辺は帰って来てから大分経ったから?

提督:そうかもな。

飛龍:……もしかして下船前の寝坊とか昼食時に会った人に出会ったとかも?

提督:まぁ、寝坊はしてないんだが出会ったのは本当だな。話の内容は全然違うが。

   鯨の尾とか受付台とかは2016年の就航3ヶ月目の頃のだ。今年は写真撮り忘れていた。

飛龍:大井ふ頭の写真は?

提督:去年の。他の人とうっかり話し込んでたら写真撮り損ねていた。

飛龍:6日目の竹芝到着後なんだけど、芝大神宮の千木筥お守りと強運お守りに増上寺の勝運

   守りと勝運黒本尊祈願札。これって重要な鍵になる筈だったわよね?

提督:あれな……。初めはこの4つと村雨への贈り物で完全につながる予定だったんだ。

   公開前に知り合いに見せたら、ご都合主義だの神様転生並みに質悪いとか散々だった。

   んで、あの場面に繋がっていくと。

飛龍:ふ~ん。それでホテルなんだけど……。ねえ、提督(あなた)。少しお話良いかな?

   私への贈り物とか新婚旅行のお話ってないし私の事どう思ってるの? 本当に私が第一

   夫人で良いの? 他の娘にしたいんじゃないの?

提督:何を今更。飛龍、うちの鎮守府で初めての空母は君だっただろ。それこそ初期の頃から

   一緒だったよな? 沖ノ島海域やら、リランカ島やらで助けてもらったしな。

   ……言葉にしてなかったから不安だったか? 飛龍、君と一番最初にケッコンカッコカ

   リを結ぶために後から来た赤城や金剛が追い付かない様に色々調整したんだがなぁ。

   やっぱり態度で示さないとダメだったか。……その件はゆっくりと、じっくりと話し合

   いたいな。二人で朝までな(手ワキワキ ジリジリと近づく)

飛龍:えっと……その話はあとで、ね。ちょっと、こっち来ないでって。ちょっ…っあぁ、

   めっ! 艦載機が落ちちゃいますからぁっ!

提督:ふぅ。……相変わらずこういうのに弱いなぁ。ほら、こっち来い。後書きの続き始めるぞ。

飛龍:多聞丸に……ってあぁ、違うの? 誤解? なら大丈夫ね、本当?(怯え)

提督:ほら、早くしなさい。

飛龍:うん。……ってやっぱりぃ(提督が飛龍の腕を掴み膝に乗せ、後ろから手回し抱きしめ)

提督:これから先は色々とあるからな。話をどんどん進めるには必要だからな。

飛龍:ひ~ん。提督が強引だよ~。助けて、多聞丸ぅ~。

提督:んで、この日の夜なんだが……暴れるなって。

飛龍:(ジタバタ)

提督:ナンバンアカアズキのイヤリングとサメの歯が付いているネックレスをいつ買ったのかと

   いうと、実は2日目に村雨をB.I.T.C.に行かせた時という……。(飛龍の耳に息吹きかけ)

飛龍:フャウ。……。

提督:落ち着いたか? ……大人しくなったところで続き行くか。あ、ホテル名は出さないから。

   すぐわかるだろうし。……飛龍?

飛龍:……やっぱり村雨ちゃんの言ってたのは正しかったんだ。……信じてたのに……。

提督:お~い、戻ってこ~い。

飛龍:提督が色魔だったなんて……。

提督:ちょっと待てぃ。何だ、その色魔って。

飛龍:え? 嫌がる村雨ちゃんの唇を強引に奪い舌を割り込ませてからの接吻……。

提督:一寸待てぇ! 村雨がそう言ったのか!?

飛龍:ううん。村雨ちゃんが何か思い出したみたいに真っ赤になりながら頬を押えてたのを見て

   蒼龍と話してた時のオハナシ。秋雲ちゃんと一緒に問い詰めて盛り上がったなぁ……。

   村雨ちゃん涙目で逃げちゃったけど。

提督:飛龍、頼むから脅かさないで……。

飛龍:実際のところはどうだったのよ? 

提督:ノーコメントで。あ、でも一言だけ。無理矢理なんてするわけないだろうが!

飛龍:でも、この体勢で無理矢理しないなんて言い訳出来ないと思うけど。離そ?

提督:い・や・だ。

飛龍:えっと……。提督が良いなら、まぁ良いか。私はちょっと恥ずかしいけど……。

提督:? んで、この日はそのまま寝た……ベッドは別な? 一応言っておくけど。

飛龍:ほんとかな? 後で聞いてみようかな。白状するなら今のうちよ?

提督:この日は普通に別々のベッドだ!

飛龍:この日【は】ね。

提督:あ。……。

飛龍:語るに落ちたわね。それじゃ、いよいよ7日目ね。

提督:普通に家に帰っただけじゃないか……

飛龍:提督の戯言はさておき、まずは、繋がっている穴からかな。

提督:それからか……。

飛龍:そ。穴のある天井と床とが段々開いているってお話よね。その程度じゃたいしたことない

   んじゃないの? 縄梯子とか三連梯子とかあるわよ?

提督:うちの屋根裏を何だと思ってるんだ。民家の屋根裏に20キロ以上の梯子なんて常設できる

   か! 5mの三連梯子で20キロ近くあるんだ。20mも高くなったら行き来は無理だろ。

   ……ん? 待てよ? 鎮守府から縄梯子を降ろせばいけるか?

飛龍:縄梯子20mを上り下りするの? 提督は無理なのは当然だけど私達も少しきついかも。

   ……やっぱり大規模リフォームよね。ね?

提督:おい!

飛龍:え~。そこはほら、愛する私達のために、ね? 大規模リフォームを!

提督:ね? じゃない。無理なものは無理。序でにリフォームしたら穴が消えたなんて事になっ

   たらどうするんだ?

飛龍:あ、そうね。空間が変わっちゃうから消えちゃうこともあるのか。うん、やっぱりリフォー

   ムは無し。……じゃぁどうするの? そのうち出入口は見えても段々行来が難しくなって、

   そのうち出入口も見えなくなっちゃうの?

提督:この時点では3ヶ月位で行来が難しくなったわな。

飛龍:村雨ちゃんも解ってたのよね。だから【アレしかないよね】ってなっちゃったのよね。

   あ、そう言えば【夕張が、本当に思ってるならと村雨の耳元で二言三言囁く】ってここ。

   後で村雨ちゃんに聞いたんだけど、夕張ちゃんったらえげつない事させようとするわね。

提督:夕張が何か言ったのか?

飛龍:耳元で囁くのやめない? ちょっと……。

提督:ん? ……夕張が村雨に何か言ったのか?(息吹きかけ)

飛龍:キャゥン。……教えてあげない! あ、ちょっと、膝で揺さぶるのダメぇ。

提督:なら教えなさい。ん?(膝上下に動かし)

飛龍:ヤン。絶対ダメ。村雨ちゃんとの約束なの。ダメェェ。

提督:約束……仕方ないなぁ(揺さぶり止め)約束だと飛龍は絶対言わないからなぁ。

   ……判った、これ以上は聞かない。

飛龍:ハァハァ……ありがと。それで、家庭菜園? の事だけど……。

提督:ああ、実際の規模は一反以上三反未満とだけ言っておくわ。生業が農業でない事も。

   畑は二反でも良かったんだけどな、なんと無くひねって見た。んで、一反五畝だとあり

   きたりだから一反七畝五歩にしたかったんだけど当時は畝の下が分からなかったから諦

   めた。因みに作物は色々育ててはいるけどな。今話題の翠王やシモンは2005年には植え

   ていたしアイスプラントも2010年頃植えてみた。ペピーノとかキワーノは出た当初育て

   てみたけど、美味くなかったから止めちまったなぁ。カックロールは育たなかったんだ

   よなぁ……。モーウイは彼奴ら(アライグマ達)に喰われたからもうやめた。作中のフェイジョアはカ

   カポとかウィキトゥとかアポロとか植えているけど本格的には難しいな。ま、それはポ

   ポーも同じか。

飛龍:ストップ! 語りだしたら止まらないんだから、もう。

提督:おっと。いかんいかん。

飛龍:ま、そのおかげで私達も色々甘い果物食べられたし。あのブルーベリーって言う紫の小

   さい実、皆から大人気だったのよね。……提督ぅ。

提督:金剛の真似しなくても持って行って貰う心算だったからな? ラビットアイ系とサザン

   ハイブッシュ系で苗木を2種類2本づつ。良いな?

飛龍:そう言われてもよく分からないけど、美味しいのよね。うん、うん。提督大好き!

提督:こいつぅ、調子いいなぁ(満面の笑み)

飛龍:だ~い好き。だから、この手放してくれるともっと嬉しいんだけどな? ダメ?(上目遣い)

提督:そっかぁ……。っと、ダメだ、ダメだ。

飛龍:チェッ。惜しかったなぁ。

提督:アブね。ンで……夜か。

飛龍:夕食の場面ね。それにしても、【村雨が冷蔵庫を覗き】ね。村雨ちゃんたら提督の家が

   すっかり自宅になったみたいね。……ところで、提督。

提督:ん?

飛龍:私も100分食べ放題行ってみたいなぁ……?

提督:出て来られるのか!?

飛龍:ん~。まだちょっと無理みたい……。提督がこっちに来るみたいに私も行ければいいん

   だけどね。

提督:いつかは行来できるようになるさ。

飛龍:ん。そうね……。

提督:……

飛龍:ごめん、ちょっとしんみりしちゃった。次は写真を一緒に見る場面よね。

提督:こう見ると随分いろいろな所に行ったなぁ。壊れたNASにある写真データや水中用の

   【写ル〇です】で撮ったのや動画も合わせると結構溜まったなぁ……。

飛龍:43代米国大統領が植えたノヤシみたいに今はもう無いものもあるんでしょ? こういう

   のは、ちゃんと保存しないと。

提督:そうだな……光学メディアに保存するか紙に印刷して保管するか。そのへんもそろそろ

   考えないとな。

飛龍:次は……。あ……。

提督:この時間か……。

飛龍:……。

提督:……。

飛龍:……村雨ちゃんの大切な思い出よね。止めましょ?

提督:跳ばすか。

飛龍:(無言で頷き)

提督:ンで、翌朝。

飛龍:あ、その前に一つ良い? 耳貸して?

提督:ん? 何?

飛龍:このヘタレ! 甲斐性なし! 女の子の覚悟何だと思ってるの! 「一緒に寝よ」なんて言

   わせてベッドに入ったら背を向けた? そこは提督がリードすべきところでしょ! おまけ

   に「意気地なし……」なんて村雨ちゃんに言わせちゃて! おまけにそれに応えもしないっ

   てどういう事!? 何考えてるの!

提督:いや、村雨を思って……ゴニョゴニョ

飛龍:ん? 何? そっちの方が傷つけるってまだ解らないの? 挙句の果てに「……抱いて」

   とか「お願い……」なんて言わせちゃって! この卑劣漢! 卑怯者! 村雨ちゃんに謝り

   なさい!

提督:そこまで言……。いや、確かにな。傷つけるって頭では判っているんだが……。

飛龍:行動が伴わなかったら意味ないでしょ! 今度村雨ちゃんが遊びに行ったら確りと謝りなさ

   い! 返事は!?

提督:ハイ! 

飛龍:ン。結構。……ホント、お願いよ? それと、あの子の練度も考えて行動して頂戴。

提督:ああ。練度も十分だしな。……そろそろ渡すには良い機会だよな。 

飛龍:村雨ちゃんの前に渡さなきゃいけない子も一人いるのを忘れちゃだめよ? 無邪気そうに見

   えて案外傷つきやすいんだから、あの子。

提督:そうだな。順番間違えないようにしないとな。

飛龍:一応確認させて。渡す順番は?

提督:夕立、村雨の順だな。

飛龍:宜しい。それでこそ私の旦那様。後は、大和さん、赤城先輩、武蔵さんかな? 時雨ちゃん

   も同じ位ね。今回と同じようになったら今度は同じ間違いしないでね?

提督:……大丈夫、だ。

飛龍:ホントかしら……信じてるからね。じゃ、気を取り直して。いよいよ最後の日ね。

提督:別れの、(飛龍が提督のつま先踏み付け)

飛龍:全く。懲りないんだから。……よっと。やっと抜けられたけど……これはこれで良いかも。

   偶には良いか(座り直し)

  (……あの子たちに見せつけちゃおっと)

提督:痛たた……。思いっきり踏んでくれたなぁ。

飛龍:提督が悪いんでしょ? 話進めるわね? えっと【ちょっと庭に出るね。見ておきたいん

   だ、こっちの風景……】。この時何で一緒に外に出なかったのよ。村雨ちゃん、一緒に来

   てもらえるかなって思っていたって。何も言わないで後ろか横にいるだけで良かったのに、

   この唐変木は……。

提督:……(沈黙は銀、雄弁は金。というけどここは沈黙が金だな)

飛龍:オマケに村雨ちゃんの荷造り手伝ってあげればいいのに自分で他の作業しちゃって……。

   村雨ちゃんの荷造り手伝ってそれから二人で踏台出しなさいよ……。村雨ちゃん、少しでも

   一緒に居たかったんだから(首振り) ……今からでも艦娘心の教育しなおそうかしら。

提督:……

飛龍:でも【キョトンとした村雨に男の顔が近づき、ごくあっさりと唇が触れた】とか【手を置き

   強引に顔を向けさせ】た此処はよくやったって褒めてあげようかな? 村雨ちゃんの強がり

   をしっかりと見破れたし。でもね【昔遊んだエロゲーの動きの様にマウスの左ボタンを押し

   ながら村雨の胸元辺りにカーソルを動かす】って、な・に・やっ・て・い・る・の・か・

   し・ら、ね!(膝抓り)

提督:痛い! マジで痛い!

飛龍:まぁ村雨ちゃんも【するんなら私が来た時に堂々としてよね……】なんて言っているあた

   り、もう落ちちゃってるから大目に見てあげるわ。

提督:大目に見て貰っても抓られるのか……。

飛龍:当然でしょ! ……そろそろ終わりかしらね。

提督:そうだな……。

飛龍:あ、そうだ。今後の予定ってどうするの? せっかく小笠原を章立てしているんだから、

   バスツアーとか茨城のあんこう鍋食べに行く時とかお祭りに出かけるとかの日帰り旅行を

   此処に乗せても良いんじゃないの? 

提督:う~ん。そこなんだよな……。次の小笠原旅行は乗せるとして、珍しく纏まったからなぁ。

   この話を【村雨と提督の小笠原旅行記】みたいにして、【艦娘と提督の小旅行】を新たに作

   るか。とか考えちまうんだよな……。ホントどうするかなぁ……。日帰り旅行は未定か

   なぁ。

飛龍:う~ん、そこは提督次第? としか、私からは言えないかな。

提督:ま、追々考えれば良いかな。……そろそろ終わりにするけど、飛龍、何かあるか?

飛龍:ん? 私からはないかな。

提督:じゃ、締めの挨拶にいくか。ほら、立って。

 

二人:このようなお話に最後まで目を通していただき誠にありがとうございました。感想も御三方

   から頂き、またお気に入りも70名を越す等思いがけない反響を頂きました。

   この場をお借りして厚く御礼申し上げます。この小笠原旅行の話はこれにて完結とさせて頂

   きますが、来年問題なければ続編(多分ドルフィンスイムとホエールウォッチは確定)を掲

   載する予定です。日帰り旅行については未定とさせて頂ければと思います。

  (二人深々と頭をさげる)

 

 

 

*************************

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??:(パチパチパチ)

提督:? お、お前ら!? ……いつから居た?

??:えっと、提督さんが飛龍さんを膝に乗せた時からっぽい。

??:あと青葉さんがカメラで鎮守府中に映像を流してたよ。独占生中継だって。

提督:……生中継!?

飛龍:だから言ったじゃない。離そって。

提督:知っていたのか?

飛龍:もちろん。髪の毛が窓から一瞬見えていたから。

??:さっきも食堂で大盛り上がりだったわよ。――としては大騒ぎになる前に早

   く帰った方が良いと思うけど、ね?

 

 




実は、これ9月15日には書き終えていました。
後書きとして投稿しようか迷っているうちに早3ヶ月近く経過。
時機を逸した気もしますが、練度の辺りを修正・加筆して小笠原編最終話として投稿しました。

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