ほむら「ハーレムつくったら全部上手くいく気がしてきた」   作:ラゼ

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これからマギレコを始める人へ。名前は小さいキュゥべえに合ったものにした方がいいですよ。でないと最後笑っちゃうから。


Unknown

 

 コツ、コツ、コツと階段を下りる音が響く。その音の緩やかさからは、たっぷりの余裕が感じられた。とはいえ、それも当然の話だ。なぎさと同じような年齢の二人ではあるが、その実力はこの場の誰よりも高いのだから。

 

 それはやちよやほむらのように百戦錬磨からくるものでもなければ、マミや杏子のように戦いのセンスがずば抜けているといった要因でもない。ただただ魔力の膨大さを頼りにした、純粋なパワーによるものであったが──こと魔法少女の戦闘においては、それがなによりも恐ろしい。

 

 膨大な魔力さえあれば、たとえなりたての魔法少女であっても、ワルプルギスの夜を一撃で倒すことすら可能なのだ。膨大な魔力の消費はソウルジェムの穢れに繋がってしまうが、しかしここ神浜では穢れすら力と成り得る。彼女たちの余裕も当然といったところだろう。

 

「ねえアリナ、これはどういうことなのかにゃ──みぎゃあぁぁぁ!?」

「と、灯花!? いったいどう──ふみゅうぅぅ!?」

「あなた達がマギウスね? 悪いけど話を聞いている暇はないの」

「ちょっ…!? な、なにをしたの?」

「時間を止めて催涙スプレーを直射しただけよ」

「え、エグい…」

「お前が持ってたのって軍用だろ…? 直に眼って、おま、失明するぞオイ…」

「魔法少女なら問題ないわ。それよりさっさと縛るわよ」

「目があぁぁ!」

「熱いぃぃぃ!」

 

 床にジタバタと這いつくばる幼女たちを後ろ手に縛り、猿轡(さるぐつわ)を噛ませ、目隠しを当てたほむら。さながら陵辱五秒前といった様相を呈しているが、周囲は少女たちのみという事実が、ギリギリ十八禁を回避していた。

 

「あ、暁美さん……その、少しやりすぎじゃ…? 灯花ちゃんもねむちゃんも、そんなに悪い娘じゃなくて…」

「悪くない娘が大勢の人を苦しめるの? あなた達の話を聞く限りでは、死人が出ていてもおかしくない状況がずっと続いていたように思うけれど。その上この二人は……それをちゃんと理解していた」

「で、でも…!」

「別に殺したりはしないわ。でも、彼女たちを自由にできるほど余裕があるわけでもない。ほぼ無限の魔力を持つ相手よ? 正直、拘束が効くかも怪しいもの。だから──」

 

 『フェリシア、お願いね』とほむらは灯花をかつぎ、ねむを杏子に任せる。フェリシアの固有魔法は『忘却』であり、武器であるハンマーで対象を叩くと、一時的に記憶を飛ばすことができるのだ。意を汲み取ったフェリシアは、一つ頷いてほむらの後ろへ陣取る。

 

「んむむむ…! こんひゃおうにょむ…! わにゃうみのちにゃまがあめみゃ…!(こんな拘束…! わたくしの力があれば…!)」

「ていっ!」

「ふぎゃっ! …? にゃんめわにゃうみ…? にゅぅ……にょんにゃもわにゃうみのちにゃ──(なんでわたくし…? くっ……こんなのわたくしの力──)」

「ていっ!」

「ふぎゃっ! …? あにぇ? わにゃうみ…」

「そいっ!」

「ふぎゃぁっ!?」

「む、むごい…!」

「このままイブのところへ行きましょう。考えるのも、どうするのかもそれからよ」

 

 イブが集めた穢れを魔力に変換するのは、灯花の能力である。彼女を無力化してしまえば、ねむの方も大した力は出せない。アリナからの情報でそれを理解していたほむらは、細心の注意を払いながら道を進む。

 

 そしてアリナに案内された、イブへと続く階段。そこからは濃い穢れのような瘴気が漂い、踏み出すことを躊躇させる雰囲気が滲み出ていた。

 

「これは…」

「アハ、イブが神浜中の穢れを集めてるプレイスがまともな筈ないヨネ。慣れてない魔法少女にはキツいワケ」

「そりゃっ!」

「ふみゅっ!?」

「…大丈夫なの?」

「普通に羽根も出入りしてるワケ。一般人ならともかく、魔法少女がこの程度の瘴気も耐えられないなんてありえないヨネ」

「ほいっ!」

「にゃぁっ!?」

「あ、あの……灯花ちゃん、馬鹿になっちゃいませんか…?」

「その時はその時よ」

「きちゃいけない時ですよう!」

「ドカーン!」

「ぎにゃっ!」

「フェリシアちゃぁん…」

「楽しくなってきた!」

 

 ハンマーが振り下ろされる音と小さな悲鳴だけが暗い階段に響き渡る。そして一行が辿り着いた先には──歪にガーデニングされた広場と、その中でなお異彩を放つ、巨大な蛾のような化け物が存在していた。

 

「これが…?」

「そう、“イブ”だヨネ」

「…私には魔女にしか見えないのだけれど。あなた達は何をもってアレを半魔女と呼ぶの?」

「希望と絶望の相転移が行われていないカラ。穢れを吸い込みはしても、放ちはしないカラ。それと──アッハハハ! まだ()()いるカラ!」

「…! 魔法少女が、ということ…?」

「もうたぶんとしか言えないケド。最初はお腹の宝石部分に、人型のエネルギーを感じてた……ケド、イブがグロウアップするにつれて反応は弱まっていったんだヨネ」

「…そう。いまさら元魔法少女を殺すことに躊躇はないけれど──助けられるのなら助けたいわ。何か手立てはないの? アリナ」

「ドンノウ……イブに関してはアリナの管轄じゃないワケ。その二人に聞くべきだヨネ……素直に話すようなパーソナリティじゃないケド」

「…そうね。どうしたものかしら」

 

 巨大な半魔女を見つめ続けるほむらたち。彼女たちは既に魔法少女として生き続けることを覚悟した者──つまり元魔法少女を殺し続けることを覚悟した者たちだ。そして()()()()()、半分とはいえ魔法少女であるならば、どうにか救いたいのだ。

 

「…仕方ないわね。最後の手段だったけれど…」

「なにか手があるの?」

「できる限り状況を把握したいけど、この二人から正しい情報が得られるとは思えない。ならもう手段は一つしかないでしょう?」

「…?」

「この地球上のどんな存在よりも情報を持っていて、情報を推測できる下地があって、そして嘘はつかない奴がいるでしょう?」

「…! あなた、まさか…」

「出てきなさい、キュゥべえ」

 

 ほむらが盾のギミックを発動させ、時間の止まった異空間から白い小動物を取り出す。いったい何が起きたのかと周囲を見渡す彼は、見た目だけなら可愛らしい愛玩動物であった。しかしその様子もほんの少しで、すぐに状況を把握する姿勢は、やはり有能な異星人であることを窺わせる。

 

「ひどいじゃないか、ほむら。僕たちの歴史は長いけど、盾に収納されたのは初めての経験だよ」

「あら、私が初めてだなんて……光栄だわ」

「そういう意味で言ってるんじゃないんだけど」

「知ってるわ。でも貴方は私に感謝すべきじゃないかしら? 一度、断りはしたけれど──ここが貴方が来たがっていた場所。神浜の結界の内部よ」

「うん、それについてはお礼を言わせてもらうよ。君の盾の中にいれば侵入できる可能性は高かったからね」

「ちょ、ちょっと! 大丈夫なの?」

「ワーストとバッドなら、後者を選ぶのは仕方ないでしょう?」

「そ、それはそうかもしれないけど…」

「時間があるならともかく、今はこの街にワルプルギスの夜が向かっているのよ。行動しなければ、必ず後悔するわ」

「…! …ええ、そうね」

 

 やちよが納得したのを見て、ほむらはキュゥべえに向き直る。無機質な瞳でイブを見つめていた彼は、その視線に気付いて首をこてんと傾けた。既にキュゥべえの本性を知る彼女たちに愛想を振りまく意味はないが、癖になってしまっているのだろう。

 

「あなたの望みは叶えたわ。なら私のお願いも聞いてくれるわよね?」

「そうだね。お願いにもよるけど、僕にできることなら」

「そう──なら、単刀直入に聞くわ。この半魔女を元に戻す方法はあるの?」

「半魔女……か。言い得て妙だね。確かにこれは、僕たちの知るどんな魔女とも違う……いや、僕たちの定義からすれば魔女とは言えない代物だ」

「ええ、魔女にはなっていない……でも、魔法少女とはとても言えたものじゃない」

「簡潔な答えを求めているようだから、率直に言わせてもらうよ。“現時点では僕たちにもわからない”」

「…役たたずね」

「それはひどいな。僕たちだって万能じゃないんだ。君たちにとってそう見えるとすれば、それは文明の差異と積み重ねた歴史が──」

「…ちょ、ちょっといいですか…?」

「──君は……環いろはか。どうしたんだい?」

「あの、この子のことはわかる…? あなたと関係がないとは思えないの…」

「それは──……?」

 

 ほむらとキュゥべえの会話に割り込んだいろはの手には、小さなキュゥべえとでも言うべきものが鎮座していた。胡散臭さと怪しさが漂うキュゥべえとは違い、きゅるんとした瞳がキュートな、正真正銘の愛玩動物といった出で立ちだ。

 

 それはいろはが神浜へ来た時から、ずっと彼女の傍らに存在していた謎の存在である。普通の小動物ではありえず、しかしキュゥべえのように喋ることもできない。いろはも気にはしていたのだが、優先するべきことが多く放置していたのだ。

 

「…きゅっぷい」

「…もきゅっ」

「きゅ?」

「もきゅきゅっ!」

「…なんて言ってるの?」

「『もきゅ』と言っているようだね」

「見ればわかるわよ」

「冗談だよ……これは確かに僕たち“キュゥべえ”だね。ただ…」

「…ただ?」

「メイン機能が全て失われているみたいだ。グリーフシードとその穢れを“回収”する機能。穢れと魔力を相転移させるための“変換”の機能。そして願いを叶えるための“創造”の機能が……──いや、これは……失われたというより、奪われたのかな…?」

「…奪われた? あなた達からそんなことをできる存在がいるの?」

「この星の技術じゃありえないさ。それを可能にするとすれば……魔法少女の願いくらいだろうね」

「…前々から思っていたのだけれど、あなた達って自分が不利益を被る願いでも平気で叶えるわよね」

「僕たちにとっては契約が最優先だからね」

 

 呆れたようにため息をつくほむらであったが、後方にいた鶴乃が急に前へ飛び出したことで、肩をびくりと震わせた。いまだに突発的な事態には慣れない少女である。

 

「わかったぁーー! ふんふん! 名探偵『由比鶴乃』にはわかってしまったのです!」

「うるさいわね……何がわかったって言うのよ」

「ちっちっち……我がライバルとは思えん発言ですなぁ」

「ライバルになった覚えはまったくないけど、それで? なにがわかったの?」

「さっき聞いたじゃん! “変換”“創造”“回収”の能力!」

「…? ──あ…!」

 

 鶴乃の言葉に全員が灯花、ねむ──そしてイブへと視線を移す。その指摘は、彼女たちがキュゥべえの能力を奪ったことを如実に表していた。そして『一匹』のキュゥべえから同時に機能が奪われたということは、その願いは()()が一緒に叶えた願いという真実へと繋がる。

 

「アリナ……あなたはこの娘たちのすぐ近くにいたイブを見つけたのよね? …だったらこの二人は──仲間か友達を犠牲にしてまで、願いを叶えたということ?」

「そんな筈ないワケ。灯花とねむが魔法少女になったのは、それより前だヨネ。アリナがマジカルガールのことを教えて、それで二人が願いを……願いを……どこで…? アリナは一緒にいた筈なのに、覚えてない……イブがいたカラ“変換”と“創造”を……ケドそれだと逆に…? ──ヴァアァァァ!!」

「ひゃっ!? ア、アリナ…?」

「…シット。辻褄が合わないヨネ。アリナが忘れるなんてインポッシブル……記憶を弄られてる…?」

 

 頭をガリガリと掻くアリナに引きつつ、どういうことなのか考え始めるほむら。灯花とねむに、もう一人を加えた三人で願いを叶えたのは間違いないだろう。その願いがキュゥべえの能力を奪うことであるのも。問題はそのうちの一人が半魔女と化し、その上で彼女の存在を、灯花とねむが()()()()()()ことにある。

 

「…アリナ、あなたも利用されていたということはないかしら。『イブを知らない』というのは二人の嘘で、それを隠したまま何かを企んでいたとか…」

「…そんな嘘ついても意味ないヨネ。あの二人の能力が変換と創造で、イブが回収なんだカラ……リザルトはもう決まってるワケ。仲間を使い潰したのをアリナが知っても、協力しない理由にはならないヨネ」

「そう……なら本当に忘れている…? だとすれば、どういうことになるのかしら。他に黒幕がいて、彼女たちを操っている可能性も否定できないわね…」

「冗談はやめてヨネ。アリナたちが操られてたなんて、ありえないワケ」

「いま記憶を弄られてるって言ったばかりじゃない」

「うぐ…」

 

 新たな黒幕説が出始め、さらに事態が複雑な方向へ向かったことに、アリナ以外の全員が頭を抱える──そしていつの間にか消えていた“音”に、誰もが気付いていなかった。違和感があると人は気付くが、『無い』ということに人は気付きにくいのである。

 

「にゃぁーー!!」

「…っ!? しまっ──フェリシア!」

「あ、忘れてた」

「お馬鹿ぁー!」

「くふっ、くふふ…! もう油断はしないよー。くふっ──ここまで強化すれば、どんな攻撃も通さないかにゃー?」

「くっ……しまった…」

 

 時間停止に対する防御策──その一つとして、『絶対的な防御力』というものがある。どんな攻撃も通さなければ、時間が止まろうとも意味はない。それを馬鹿げた魔力で実現させられるのが、灯花という少女だ。膨大な魔力で空間が揺らぎ、無造作に振った傘から高威力のエネルギーが発射される。目標は、ねむを抱えている杏子だ。

 

「ビッグバーーン!!」

「ぐっ…!? ど、どんな威力だよ…!」

「くふっ、ねむも取り返して──にゃっ!?」

「そう簡単にはいかせないわよ」

 

 容易く奪い返された事実に唇を噛む杏子であったが、灯花の腕に抱えられたねむが一瞬にして消えたのを見て、こちらもこちらで反則だなと呆れる。そして次にほむらがとる行動にも予測がつき、つくづく味方でよかったと胸をなでおろした。そう──人質をとることに、彼女は躊躇しないだろう。

 

「動かないで。撃つわよ」

「…! …撃ったところで意味はあるかにゃー? ここは神浜だもん。どんな傷を負ってソウルジェムが穢れても、魔女にはならないんだよー?」

「──ソウルジェムを撃つと言ってるのだけど」

「…っ! …あなた達にそれができるのー? 正義の味方ごっこが好きな──」

 

 灯花の手がピクリと動いたのを見て、ほむらは撃鉄を起こした。ここ最近で随分と丸くなった雰囲気は鳴りを潜め、どこまでも冷徹な眼光が灯花を貫く。

 

「…いまさら躊躇はしないわ。命より大切な友達のソウルジェムを撃ち抜いたことだってある……それと同じくらい大切な人もできた。この娘のソウルジェムは、私にとって軽いわ」

「…っ! …だったらどうするつもりかにゃー? 時間はわたくしたちに有利に働くよ? ワルプルギスの夜は近いもん」

「…あなたはイブの元になった魔法少女をどう思ってるの?」

「そんなの知らなーい。たまたま見つけた半魔女だよー? ラッキー! ってくらいかにゃー」

「あくまで、覚えていないのね?」

「…?」

「そう……なら……いったい元凶は…」

 

 膠着状態に陥った両者であったが、そこに割り込む白い影──キュゥべえ。一触即発の空気を気にもせず、呑気な声をあげる。彼の命は個体でありながら群体でもあるため、たとえ殺されたとしても大した意味はない。そもそも感情がないため、死への恐怖も同様だ。

 

「──知っているかい? ほむら。人の記憶が改竄される場合、主に二つのパターンがあるんだ」

「…? どういうこと?」

「魔力的、物理的な手段が一つ。これは大抵の場合において取り戻せるものであり、痕跡も残りやすいんだ」

「…?」

「もう一つは──“因果の消滅”。これは起きた時点で、対象が()()()()()()()()()。これは僕たちにも観測不可能で、あらゆる人や物が対象を『居なかった』ことにするんだ。君たちの話を聞く限り、いま起きている現象はこれに近いように思う。なかなか起こり得ない事象だし、僕たちにとっても興味深い……真相を解明したいなら、協力したっていい──」

 

 珍しく興奮したようなキュゥべえの口調に、また何か利用されるのではないかと疑うほむらであったが──後方から聞こえてきた、掠れた声に思わず振り向く。そこには地面に膝をつき、崩れ落ちたいろはの姿があった。

 

「嘘……そんなの嘘だよ……だったら──そんな…!」

「…いろは? どうしたの?」

 

 彼女が神浜へ来た理由は、消えた妹を探すためだ。そしてそれはただの行方不明というわけではなく、自分一人の記憶だけにある、“いた筈の妹”を探してのことだった。

 

 同じ部屋の机が消えた。椅子が消えた。両親の記憶からも、愛する妹の記憶が消えた。まるで初めからいなかったかのように、妹の存在が消えた──それでもただ一人、いろはだけが、いろはの記憶だけが彼女の存在を訴えていた。

 

 灯花とねむ、そして妹であるういが楽しくお喋りしている記憶があった。やちよが追う“うわさ”はどこかで聞いたことのあるものばかりで、それは三人が楽しく妄想していた空想の物語だった。マギウスと戦うにつれて思い出していく記憶。

 

 けれど灯花とねむもやはり何一つ覚えてはおらず──そして。それがいま全て繋がったのだ。灯花とねむが()()で魔法少女になったというなら、残りはういしか有り得ない。それほどに彼女たちの絆は強かった。そしてそれが意味するのは──

 

「うい……なの…?」

 

 ──蛾のような化け物が、大切な妹であるという事実に他ならなかった。

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