ほむら「ハーレムつくったら全部上手くいく気がしてきた」 作:ラゼ
ハーレムとはロマンであるーーそう考える男は多いだろう。あるいは女性の中にもそういった者は少なくないかもしれない。しかし本当にハーレムとはロマンなのだろうか。
現実を見据えれば、ハーレムというものが如何に難しいか解る筈だ。まず“ハーレム”にはしっかりとした決まりがある。正妻ーーつまり第一夫人の条件もさることながら、第二夫人、第三夫人を作るならば全員にお伺いを立てなければならない。
そして皆を平等に愛さねばならない。これは心情面にかかわらず、仮にその日が第一夫人とベッドを共にしたのならば、次の日は別の夫人といった風に公平さを保たねばならないのだ。
そもそも王族や皇族を除いて、一般市民が妻を多く持てるという状況はどこから始まったのか。それは戦争が盛んであった時、夫を失った女性が生きていくための救済措置が発端だ。
女性が社会に出ることを認めない社会ーーしかし戦争で男が減り、未亡人が増えてしまえばどうしようもない。故に余裕のある男が多数を養うために始まったのが一夫多妻制だ。もちろん国によって異なるが、基本的にハーレムというものは管理が非常に面倒なのだ。プライベートを重視する現代にあっては、一度体験すれば望まない人間の方が多くなるだろう。
ほむらが今回の時間遡行の際に決意した誘惑計画。それはそういった難しさをちゃんと踏まえているのかというとーーもちろん是だ。完璧に、完膚なきまでに全てを救うと決めたほむらが、その程度のことを考えていない筈もない。
マミと杏子の邂逅こそ慌てたものの、あれに関しては誘惑がどうの以前に、険悪になる要素が多すぎたためだ。もう少し両者とも仲を深めてからの予定であったため慌てふためき……しかし結果としては充分なものとなった。
今回に関しても、さやかが家を訪ねてくるのは予想外の出来事であった。しかしほむらはその程度のことで動揺しない。いずれは引き合う彼女達の運命が、いま交わったというだけなのだから。
「こんにちは、さやか。随分と急な訪問ね……でも休日にまで貴女と会えるなんて嬉しいわ」
「へっ!? あ、う、うん……その、近くまで来たから、いるかな~って思ってさ」
「ふふ、ありがとう」
「…クラスメイトかなんか?」
「ええ。“大事な友達”の『美樹さやか』。さやか、こっちは同居人で魔法少女のチームメイト『佐倉杏子』よ」
「ん? こいつも魔法少女ーーってわけじゃなさそうだな。なんで知ってんだ?」
「キュゥべえが引きずり込む可能性が高かったからよ」
「ふぅん……ま、そりゃ言うべきだ。わざわざ不幸になりに行くなんて馬鹿らしいもんな」
魔法少女の運命を知らなくとも、幸せに生きている一般人が契約することを良しとしない。それが佐倉杏子という人間だ。もちろんそこには打算も込みのーーグリーフシードの取り分が少なくなるという事情も入ってはいる。
「佐倉杏子だ。ヨロシクな」
「えっ、あ、うん……美樹さやか、です……」
「かたっ苦しいなー、同い年くらいでしょ? 敬語やめてくんない?」
「…ん、わかった。『杏子』でいい?」
「おう。あたしも『さやか』でいいよな」
さやかと杏子は元々が相性の良い二人だ。出会い方がまともであればーーほむらが“仲良くしてくれるよね?”といった雰囲気を醸し出していれば、すぐに打ち解ける。そもそも殺し会う程に険悪であっても、最後には心中してしまうくらいに心が繋がりやすい少女達だ。馬が合うというのはこの二人を指して言う言葉、という程に。
「えっと……今から用事だった?」
「…ええ、少し」
「…そっかー。ごめんね、変な時に来ちゃって」
「…」
ほむらは冷静に頭の裏で
魔法少女の真実こそ話しているが、さやかもまどかも時に突拍子もない思い切りを見せることがある。契約する前に魔女の正体を説明したことは多々あれど、魔法少女になる決意の障害には意外とならないのだ。むしろ彼女達からマミに真実が伝わることを考慮して、説明しないことの方が多くなったくらいだ。
『魔法少女ではない』という疎外感から契約の可能性が高まってしまえば本末転倒。“いくらなんでもそれはない”という常識を、易々と踏み越えるのが彼女達である。
それを避けるためにここで『一緒に行こう』と言うのは簡単だがーーどうしたものかとほむらは悩む。
メリットは『さやかの心情』『さやかと杏子の良好な関係』『人手』といったところだろう。対してデメリットは『危険』であるということだ。杏子曰く悪い噂を聞かないといえどもマフィア、あるいはそれに類するコミュニティなのは間違いない。戦う手段のないさやかを関わらせるのに躊躇いを覚えるのは至極当然の考えだろう。
しかし組織と接触するにしても、まずはどこにあるかを探さなければならない。そして探すにあたっては魔法頼りとはいかないのだ。どうしても足で探す羽目になる以上、二人と三人では効率も大違いだ。
実際の交渉にさえ席を外してもらえれば、一緒に行くという選択肢は悪くないのかもしれない。魔法少女として一緒にはいられない以上、出来る限りは同じ時間を過ごしたい。
なにより対等でいたい。頼られる時は力になり、頼るべき時はすがりたい。『守られているだけではなく、守りたい』と、他ならぬ自分がそう願って魔法少女になったのだから、除け者になる辛さなどほむらには解りきっている。
「…さやか、少しお願いがあるのだけど」
「え? ーーう、うん! なんでも言って!」
事情を話し、手伝いをお願いしたほむら。奮起するさやかと呆れる杏子を眺めながら、きっとこれで良かったのだろうとほむらは微笑んだ。
■
新興都市『神浜』。そこはまさに魔窟である。魔女が多いとされる見滝原でさえ、基本的にはマミ一人で事足りているのに対し、神浜の魔法少女は数十人を越える有り様だ。だというのにグリーフシードの奪い合いにはなっていない。
魔女の多さが日本ーー否、世界一であるということに疑いはない。そして魔女の強さもまた尋常ならざるものであり、この地の魔法少女は徒党を組み、協力を前提としているのも他とは違う点だ。
とはいってもそこかしこに魔女がいるという訳でもなく、はたから見ればごくごく普通の新しい街である。そんなこの街へ足を踏み入れる少女が三人。
『暁美ほむら』『佐倉杏子』『美樹さやか』。電車で言葉を交わす内にすっかり打ち解けた杏子とさやかを見て、ほむらは軽く息を吐く。大丈夫だろうとは思っていても、実際にどう転ぶかは未知数だ。世界を繰り返す度に大きさが変わる杏子の胸のように、相性という曖昧なものを信用しきれないのは当然の話だろう。ちなみにこの時間軸はボリュームも控えめなようだ。
「さて、と……んじゃ、まずは腹ごしらえだよな? よく考えたら朝ごはん食べてねーし」
「そうね。なにかリクエストはある?」
「あ、あんたら……それでいいのか」
「いいんだよ。急がなきゃいけないのと、飯を抜くのは全然別問題だからな。無理やって体壊して、結果的に目的を果たせない方が馬鹿じゃん?」
「うーん……それもそっか! …よし! 荒事は任せっきりになるんだし、お昼はさやかさんのお財布にまっかせなさーい!」
「ほんとか!? 良い奴じゃんかあんた!」
杏子を釣るなら飯で釣れ。もはやことわざにでもなりそうな鉄板の選択肢。さやかも狙ってやっている訳ではないのだろうが、気っ風のよさが良い方に転んでいるようだ。
「…大丈夫なの?」
「心配ごむよー! お昼ご飯くらいなら大丈夫大丈夫。買う予定だったCDが……うん、必要なくなっちゃったからさ」
「…そ、そう」
なんとも言えない表情のさやか。それに若干の罪悪感を覚えながら、ほむらは目についた中華屋を指差す。中華とはいっても高級な雰囲気ではなく、街の定食屋然とした佇まいだ。安い、早い、旨いといったイメージが湧いてくる外装。暖簾をくぐり抜け、席につく三人。メニューも豊富で店内の雰囲気も明るい。きっと味も良いのだろうと思わせる装いだ。
「すいませーん!」
「おー! ちょっと待ってなー!」
「はーい……子供? この店の子かな?」
「かしらね。中華屋に欧州系人種ってすごい違和感だけど」
「なんでもいいけど腹減った…」
杏子が頼む品を決めていくに従って少しずつ青くなるさやか。大食漢ならぬ大食乙女の胃袋を甘くみていたようだ。そんな彼女の様子を見て冗談だと笑う杏子。ほむらのような余裕のある財政状況の相手ならばともかく、お小遣いでやりくりしているような学生相手に好き放題をするほど厚顔無恥ではないのだ。
「姉ちゃん達、注文は?」
「えっと、あたしは天津飯と…」
「ーー貴女、魔法少女?」
「えっ?」
「ん? そうだけど……姉ちゃん達もか? ここら辺じゃ見ないけど」
「ええ。普段は見滝原と風見野辺りで活動しているから」
「ふーん……おーい! 鶴乃ー! この姉ちゃん達、魔法少女らしいぞ!」
「ちょっ、ばっ…!」
見るからに子供っぽい少女店員ーー彼女の名は
「こ、こ、こらーっ! なに言ってんのフェリシア! あ、なんでもないんです、なんでも! 昨日『ポリキュア』を見たせいで魔法少女にハマっちゃったみたいで……アハハ」
そんなフェリシアの言葉を聞いて、慌てて他の客に弁明するーー一二人しかいないがーー少女。こちらも少しお馬鹿な雰囲気だが、少なくとも常識は弁えている様子だ。名は『
「ご、ごめんねうちのフェリシアが…」
「大丈夫よ。気にしないで」
「それより早く注文させてくれよ…」
「はいはーい! オススメは炒飯だよ!」
「…メニューには『五十点炒飯』って書いてるけど…」
「へ? …フェリシアー!!」
「だってみんな五十点って言ってんじゃんか」
「だからって書くなー!!」
漫才のようなやり取りに苦笑するほむらとさやか。杏子は早く何か腹に入れたいと、机に突っ伏している。その様子を見た鶴乃が慌てて注文を取り、厨房へ伝えに走った。残ったフェリシアは、好奇心の強そうな目で会話を続ける。
「姉ちゃん達、神浜は初めてなのか?」
「ええ、そうよ」
「んじゃ、魔女には気を付けろよ。俺はよくわかんないけど、他の街よりここの方が強いらしいからな」
「へぇ……面白そうじゃん。なら腕っぷしに自信ありってとこか?」
「おう! 傭兵やってるからな! 報酬次第で姉ちゃん達も助けてやるよ!」
「ははっ……言うじゃねーか。ま、言うだけならタダだからねぇ……ちなみにどのくらい取ってんのさ」
「たけーぞ? 一回千円だ!」
「ぶっ…!」
「ゴホッ、ごほーーっ」
「ほ、ほむら? 大丈夫?」
出された水を口に含んでいた杏子とほむらは、フェリシアの安売りっぷりにむせた。魔女との戦いなど、それこそ命懸けだ。それが千円……価格破壊というレベルではない。
とはいえ魔法少女の大半が学生だということを考えれば、お小遣いの数割、あるいはほとんどを占める値段ともいえるだろう。高校生以上ならばともかく、働くことのできない中学生以下にとっては妥当と言えなくもない。
しかし千円……ほむらは瞠目した。そして次に思ったのは、もしや戦力増強のチャンスではないだろうか、という点だ。彼女が言った通り、報酬次第で引き受けてくれるのならばこれほど有難いこともない。後は実力と日時の都合、ワルプルギスの夜という伝説に対し頷いてくれるかどうかだけだ。
ーーほむらは彼女の胸元にそっと三万円を差し込んだ。
「ふあっ…!?」
「フェリシア、後でお話ししましょう?」
「す、するする! いくらでも付き合う!」
「なにやってんのお前…」
ほむらが選択したのは、バブリーなオッサンがキャバ嬢を札束で叩くようなやり方であった。しかし効果は覿面であり、一瞬にしてフェリシアはほむらをパトロンとして認めたようだ。
そうこうしている内に、鶴乃が厨房から舞い戻る。仕事はいいのかという疑問はもっともだが、既にほむら達以外は食事を終えて去ってしまった。そして新しい客もいない……そう、『万々歳』は閑古鳥がちょくちょくと訪れる店なのだ。
「いやー、ごめんごめん。それで……魔法少女ってほんと?」
「あっと、あたしは違います。この二人が…」
「暁美ほむらよ」
「佐倉杏子だ……ご飯まだ?」
「あはは、もうちょっと待ってね。あ、わたしは由比鶴乃っていうんだ。神浜ーーいや! 世界最強の魔法少女だよ!」
「あっそ」
「むー! 信じてないなー!」
「それより、少し聞きたいことがあるのだけど」
「んー? なになに?」
やたらとテンションの高い鶴乃とフェリシアに辟易しながら、ほむらは目的の組織ーー『蒼海幇』の情報について尋ねる。魔法少女がその組織に属しているのならば、噂くらいは知っているかもしれないと判断してだ。
「蒼海幇? うん、知ってるよ。ゴミ掃除して街を綺麗にしてくれたり、通学路の見回りとか、あと迷い猫探しとか! すごい良い人達だよね」
「…」
「…」
「…杏子?」
「い、いや……ほら、悪い噂は聞かないって言ったじゃん」
「ただの慈善活動団体にしか聞こえないわ」
「う……うぐ……いや! 悪い奴ほど善人面するもんさ。おおかたそいつ等も裏でなんかしてんじゃねーのーー」
「それは聞き捨てならないネ!」
「ーー誰だ!」
杏子が根拠のない罵倒を口にした瞬間、店の扉が勢いよく開かれる。そこにいたのは、あまりにもこの店に似合ったチャイナ娘ーー蒼海幇の魔法少女『
「あ、あわわ……本物っぽいの来ちゃった…! 看板娘の地位が…!」
「どうでもいいから安心するネ。それよりお前、いま蒼海幇の悪口言たヨ。ワタシ、家族の悪口言われてそのままにするほどお人好しないネ」
「うぐ…」
どちらが悪いかというならば、間違いなく杏子が悪者だろう。それを理解しているからこそ、バツが悪そうな表情で顔を反らしているのだから。
剣呑な雰囲気で近付いてくる彼女を見て、ほむらも立ち上がる。経緯はどうあれ、目的の人物と早々に会えたのは幸運と言う他ないだろう。もし蒼海幇が単なる慈善団体だったとしても、魔法少女との繋がりはけして無駄にならない。先程のフェリシアがいい例だ。
「…お前ハ?」
「暁美ほむらよ」
「そうカ。ワタシはそこの奴に用があるネ。どいてくれないカ?」
「あの娘とお喋りしたいなら、私を倒してからいきなさい」
「い、いや普通に謝るって……あたしがわるかーー」
「了解ネ。表へ出るヨロシ」
「ええ」
「おーい…」
謝罪を口にする杏子を無視して、ほむらと美雨は店の外へ出る。美雨にとっては単なる障害の排除。ほむらにとっては関係を築くにあたっての取っ掛かりだ。
マミ、杏子、さやか、三者をメインとして……時には更に別の魔法少女達とかかわり合い、敵対してきたほむら。どういった相手にどういう付き合い方をすればいいかの経験は積んでいる。
美雨は杏子タイプーー筋と面子を重んじ、魔法少女としての実力が両者の関係性にかなりの影響を及ぼす性格だと推測したのだ。故に戦闘の機会を無理矢理つくった。
自分が悪いと自覚しているなら、杏子はきっちり謝罪する。どのみち和解するのならば、この機会を無駄にするのは勿体ないーーほむらはそう考え、行動に移したのだ。
「…考えを変えるなら今のうちネ」
「一つ提案があるのだけど」
「…?」
「『敗者は勝者に従う』……どうかしら」
「ふっ……いいネ、シンプルで解りやすいヨ。強そうには見えないけれド、本当にそれでいいカ?」
「問題ないわ。私に勝てる魔法少女なんて存在しないもの」
「ふーーっ! ハアァァ!」
『蒼碧拳』ーーそれが美雨の使う武術であり、最大の武器だ。魔女に対してならばともかく、対魔法少女戦ともなれば神浜でも五指に入る腕前だろう。然して離れてもいないこの距離、そして合図ありきでの勝負。素のほむらであれば、百回やって百回負けるような相手だ。
ギャラリーとして出てきた鶴乃とフェリシアも、美雨の勝ちはまず揺るがないと見ていた。この二人も神浜では上位の魔法少女故に、大体の戦闘力は見れば解る。
かなりの差があろうともそれを覆しうるのが魔法少女だが、しかしほむらは明らかに『弱そう』に見える風貌だ。遠距離戦であれば勝負は解らずとも、近接戦においての強みを一切感じない。
勝負は一瞬でつくーー杏子以外の魔法少女は、それを確信していた。いや、杏子も確信してはいたのだ。違うのは勝者と敗者の予想、それだけ。
「ーーハァッ」
「…っ!」
なんの前兆もなく美雨の背後に現れるほむら。既に攻撃の体勢に入っている少女の、その軸足を払う。重心が偏っていた彼女はそれだけで転倒しーー瞬間、曲芸染みた動きで体を立て直し、ほむらに蹴りを放つ。しかし無理な体勢からの攻撃は大した威力を発揮しなかったようだ。
盾を構え、蹴りを弾くと同時にまたも時を止めるほむら。なるほど、神浜の魔法少女は一筋縄にいかないようだと認識を改める。けれど彼女の優位は動かない。そもそも時を止める者に対し有効な手段を持つものなどごく僅かだ。
魔法の詳細を知っているならば対策もとれるだろうが、初見でほむらに勝利できる魔法少女はまず存在しない。勝てるとすれば、現代兵器をものともしない防御力を持つ人間くらいだろうか。
ほむらは逆立ち状態の美雨に鎖を巻いていく。銃で決着をつけるのは、美雨のような超反応タイプには向かないのだ。いつのまにか後頭部に銃器を突き付けられていても、負けを認めるより先に体が反応する可能性がある。
しかし密着して関節などを極めようものなら、予想外の一手が起きた時に対応ができない。体が触れていた場合、時間を停止させても相手ごとになる。そうなれば負けはほぼ確実だろう。
故に鎖だ。気付いた瞬間には拘束されている。誰もが解る決着のつきかただ。
「…っ、なっ…!?」
「終わりね」
そのまま地面に倒れそうになる美雨を抱き止め、決着を告げる。杏子は当然だとばかりに頷き、鶴乃とフェリシアは何が起こったのか理解できず驚愕していた。ほむらの冷静沈着な雰囲気と強さ、そして内に秘めた優しさが『あの人に似ている』とーーそう思いつつ。
ーーそして一部始終を見ていたさやかは、ほむらの勇姿に悶え乙女心をときめかせていたのだった。
マギレコも『ラゼ』でやってます