流星のロックマン ーthe worldー   作:ー小夜ー

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寝る前にちょこっと書く感じなので、話が全然進まない・・・(汗)

申し訳ないです・・・。

間違いとか、おかしな点があったら教えていただけると助かります。


第3話

♪♪♪~

 

午後11時。

とある一室のソファーに浅く腰掛け、ギターゆっくり鳴らす女の子がいた。

 

「はぁ~・・・今日も疲れたなぁ~・・・」

 

響ミソラ。

スバルの親友であり、国民的アイドルとして社会的に有名で、バラエティーからドラマなど幅広い分野で活躍し、今引っ張りだこの人気者。

彼女もスバル等と同じく電波変換が可能で、スバルの戦友として共に戦ってきた。

その為?なのか、自称、戦うアーティスト。

ミソラとしてはアイドルではなくアーティストとして見てもらいたいらしいが、その辺の認知度が低いのが悩み。

 

「ねぇハープゥ、明日のスケジュールはぁ?何の仕事入ってたっけぇ?」

 

『明日はミソラの嫌いなグラビアの仕事が入ってるわよ?』

 

「げっ!?」

 

ハープ。

ミソラのパートナーで、ウォーロックと同じFM星人。

ウォーロックの子供っぽさとは反対に、大人の雰囲気漂う存在。

よくミソラの愚痴を聞いてあげたり、時にからかったりするのが日課。

 

「最悪ぅ~・・・また金田さんが勝手に入れたんだ!ヤだなぁ~休みたいなぁ~チクショおー・・・休んでいい!?」

 

『ダメ』

 

グラビアの仕事には嫌悪感しかなく、どうしてもやりたくないミソラは駄々を捏ねる。

だが、ハープがまともに取り合ってくれないために、不満が募る。

 

「えぇ~何でよぉ!だってさぁ一昨日とかに聞いたときはグラビアなんて入ってなかったもん!その後も一切そんな話聞いてないしぃ~!本人確認なしとかあり得ないじゃん!何で休んじゃダメなのさぁ~!」

 

『あら、聞いてないの?』

 

「うん」

 

『となると、急遽入ったのか・・・それとも、隠してたとか?』

 

「カぁ~ネぇ~ダぁ~・・・!!」

 

ミソラはメラメラと怒りの炎を目に宿す。

 

『まぁ、金田さんにも問題はあるけど、ミソラもスケジュールを人任せしてしっかり目で見て管理しないから』

 

「ぶぅ~~~~」

 

『可愛くないわよ』

 

「うるさぁい。ハープのバカ。もういいもん!知らないもん!」

 

味方についてくれないハープにミソラは背を向けてふて腐れる。

何とかグラビアを避けたいミソラはどうしたものかと頭を抱える。

すると、何かひらめいたのか体を起こした。

 

「そうだ!」

 

『あらら?頭が足りなすぎて悪知恵も働かないミソラが何をするの気かしら?』

 

ハープのからかってきた。

だが、動じず。

ミソラはハンターVGおもむろに弄り出した。

 

『まさか・・・!』

 

「2ヶ月振りくらいかなぁ・・・?もう11時過ぎてるけど平気かなぁ?」

 

『ダメよ!寝てる!絶対寝てるから!起こしたら悪いわよ!嫌われちゃうわよ!』

 

「えぇ~・・・っとぉ・・・」

 

『ちょっとミソラ!ダメよ!絶対ダメ!』

 

「・・・」

 

『って無視しないの!』

 

ポチッ

プルルルルルル♪プルルルルルル♪

 

『ミソラ・・・あんたって子は・・・!』

 

ハープは手を組み必死に祈った。ただ一つの頼みを必死にーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

ースバル宅ー

 

寝支度を終え、冷えた布団に身を屈めながら潜るスバル。

溜め息をついて今日やっと、私服の時間を得た事に笑みを溢す。

が、一瞬にして笑みが失せた。

 

『スバル~もう寝んのか~?』

 

「もうって11時回ってるんだけど・・・」

 

そう。既に11時を回っている。

通常、よゐこは寝る時間だ。

たがよゐこと言うには程遠い暴れん坊将軍ウォーロック。

納得がいかないと言うように首をかしげた。

 

『HEY!まだ11時だぜbrother!?』

 

「誰がブラザー!?何でちょっと欧米のノリなのさ!ボクもうイヤだよ!特に今日は疲れたから早く寝たいんだ。本当だったらもっと早く寝てたのに・・・」

 

それはそうだろう。

あれだけ壮絶な1日を送れば誰だって疲れる。

スバルは間違ってはいない。

だからこそウォーロックの元気がカチンとくるスバルだが、ウォーロックには知れたこと。

 

『まあまあ』

 

「・・・まあまあって・・・何・・・?」

 

『遊ぼうぜ!?』

 

「いい加減にしてくれよォオォォ!!ボクは早く寝たいんだ!寝かせてくれよォオォォ・・・!!」

 

『チクショウ何言ってやがるスバル!平和ボケしやがって!前はもっと体力あっただろ!?情けないぜスバル!遊ぼう!』

 

「イヤだよ!今の台詞からどう転がったら遊ぼうが来るのさ!無理矢理ねじ込まないでよ!」

 

『情けねぇ・・・情けねぇよスバル!遊ぼう!』

 

「がぁあぁああぁぁぁあぁあ!」

 

どうにもならないウォーロックの元気に、スバルはただただ頭を抱えるしかなかった。

 

「しつこい!もう1日中パトリオットの餌食にあって、ボク未だに辛いんだよ!察してよウォーロック・・・!」

 

『パトリオットって・・・あ?ありゃノリで命名しただけだったよな?・・・それ引きずるのか?なんか定着してっけどよ・・・どういう意味だ?パトリオットって・・・』

 

パトリオット。

その質問にスバルは目の色を変えた。

 

「愛国者って意味さ。恐怖心でもあんでも、どんな形であれ、国に逆らうことのない愛国者を作りあげるために考案されたって話さ」

 

どや顔。

【・・・何故どや顔?】

スバルのどや顔に疑問しか浮かばないウォーロックだったが、とりあえず置いとく事に。

 

『・・・話さって・・・? っつうかスバルが勝手に作った設定だろ?それ・・・』

 

ギロリ

「・・・」

 

『ッ!!』

 

勝手に作った設定・・・ウォーロックの言った事は正しかった。

だが、本質をついたがためにスバルは凄い形相でウォーロックを睨み付けた。

何を言うでもなくひたすら睨んだ。

穴が飽きそうな程睨んだ。

ウォーロックは体が石になったかのように凍りつき、目を反らすことも出来ない。

 

【べ、弁明するしかない!】

『・・・そ、そもそもよ、委員長さえ怒らせなきゃよかった話しだろ?』

 

あ?

「・・・」

 

【あれェエェェエエエ!?更に視線が痛くなったんだけど!?】

 

それは弁明とは言わない。

火に油を注ぐと言う。

 

「ウォーロック。あの質問の前では怒らせないでなんて不可能さ。たった1人の小さな標的の為に核弾頭を撃ち出すようなもの。逃げられないし、避けられない。死を待つしかないのさ。仮に助かっても、身体は汚染され、自然に生きて死ぬことさえ許されぬ体になる。ボクの身体はもう、恐怖で汚染されてしまった。生き地獄さ」

 

何故だろう。

どこかの戦地で死を待つ兵士のような言い方だが・・・スバルにしかわからない世界観がそこにはあり、ウォーロックはついては行けないが為に、昼間のスバルと同じ過ちを犯した。

 

『そ、そうか・・・そうなのか・・・』

 

プッツーーンッ

「分かってないようだねウォーロック。だったら、君にも核弾頭を撃ち出してあげようか・・・?身体が汚染されるとどうなるか教えてあげるよ・・・」

 

ニヤリと笑みを浮かべ、フラッと立ち上がる。

その姿はゾンビの様な禍々しさがあった。

 

『どうしたスバル!寝てていいぞ!イヤ、寝ててくれ!』

 

「遠慮しなくていいよウォーロック・・・ちょっと・・・元気になったみたいだから・・・」

 

『何でだァアァアァァア!!殺る気満々かよ!!寝ていろスバル!お前の苦しみはよく分かった!だから寝るんだ!寝てくれ!身体を休めるために!頼む!寝てくれ!お願い!寝るんだ!頼むから寝ててくれェェエェエ!!!』

 

寝ててくれ寝ててくれを何度も何度も繰り返し、まるで殺人鬼を前に必死で命乞いをする少年の様な・・・とにかく必死に懇願する様を見る限り、既に恐怖で汚染されている。

そこへ、話題を切り替えるチャンスがやって来た。

 

プルルルルルル♪プルルルルルル♪

 

「『?』」

 

「あ!」

 

『どうした!?どうしたんだ!?オイ、誰からなんだよスバル!?』

 

「ミソラちゃんだよ」

 

『・・・あ?何でミソラだ?』

【まぁ何はともあれ話は逸れたぜ!ヒッヒッヒ・・・】

 

喜びのあまり、零れる笑みを必死に隠すウォーロック。

特にそれを気にするでもなく、スバルはハンターVGに表示されたボタンを押しテレビ電話にでる。

 

「もしもし?」

 

「もしもぉ~し!久しぶりぃ!」

 

【グフゥ!!あ、ヤベ!スバルにバレたら殺られる・・・】

【何で起きてるのよスバル君ったら・・・!!】

 

久方ぶりの電話に、お互いに自然と笑みが溢れる。

その後ろでは対照的な感情を見せるパートナーの二人。

 

「久しぶりだね!えっと・・・2ヶ月ぶりくらいかな?元気そうだね」

 

「ん~~そう見える?」

 

「え?」

 

「なんでもない!所でさぁ・・・もしや寝てたぁ?」

 

「イヤ、まだ寝てなかったよ?ウォーロックが愚図ってたからね」

 

ドスッ!

グフゥッ!!

「『?』」

 

あまり耳にしない音がスバルのハンターVGから聞こえた。

 

「そうなんだ。大変だねぇ」

(【今・・・何か聞こえた・・・】)

 

「ミソラちゃんはもしかして仕事終わり?」

スバルゥゥウゥテメェ・・・!

「よく分かったねぇ!何で分かっーーー」

 

ウォーロックの怒鳴り声が聞こえたかと思うと、それに被さるように、また聞き慣れない音が。

グリッ!

アアァァアァアアァァア!!

「・・・何やってるの?」

 

「わかんない。何か騒ぎ立てててね」

 

ゲシッ!!

ohゥゥウゥ!オイ、止めーーーーー

ドカン!

ギャァアアァアァア!!

スバル~!?何騒いでるの~!?いい加減寝なさいよ!?

ほら、ウォーロック!静かにしてよ

お前のせいだろスバーーー

ゴチンッ!

ゲホッ!!

まったく、人のせいにしないでよね

「・・・大丈夫?」

 

「うん」

 

うん、とは返ってきたが、とても大丈夫には思えなかったあの音が頭の中で木霊する。

 

「そういえば、こんな時間にどうしたの?何か用?」

 

スバル素朴な質問に、ハッとして頭の中を払拭した。

するとミソラは顔を赤くし、モジモジし始めた。

 

「あ!えぇ~っとねぇ・・・そのぉ~・・・久しぶりに会いたいなぁ・・・なんて・・・///」

 

恥ずかしそうに用件を告げると、スバルのハンターVGの画面からミソラの顔が見えなくなり、代わりに部屋の鏡が映った。

恐らく、顔を赤くしている姿を隠そうとしたのだろう。

だが、ミソラのそんな姿が鏡を通してよく見えていた。

 

「えっと・・・しばらくは学校も午前だけだし、午後からならいつでも会えるけど?」

 

「・・・今からじゃダメェ・・・?」

 

「え?・・・今から!?」

 

「やっぱダメかぁ・・・」

 

「いや~・・・まぁ、ミソラちゃんが来るっていうならボクは構わないけど・・・」

 

「本当!?ってあ、あれ!?鏡がッ・・・!!あ、え!?うぅ~~~・・・///」

(もしかして全部見られてた・・・?///)

 

体育座りの状態で顔を埋めるミソラ。

ハンターVGを反らしてからの行動が全て見られてたかと思うと堪らなく恥ずかしい。

そんな姿が面白くて仕方がないハープ。

 

『アハハハハハハハハハ!!』

 

「笑うなハープゥッ!///」

 

『だ、だって!アハ、アハハハハハハハハハハハハ!!』

 

「ぅ~~ッ・・・///」

 

もう恥ずかし過ぎて何も言い返せなかった。

 

オイ、スバル!オレはイヤだぞ!?オレはイヤだ!!

大丈夫!ウォーロックに拒否権はないからね!

決め顔で何サラッと言ってんだよ!イヤだイヤだ!オレはイヤだ!

「ぃ、いいの?ロック君が凄いイヤがってるけど・・・///」

 

「いいよ。ウォーロックの言うことは気にせずに。どうせ居候だし」

何だとッ!?

「じ、じゃぁすぐ行きまぁ~す・・・///」

オイイイイイイイイィイィィィィィィィ・・・

プツン。

 

ウォーロックの叫び声がの響く中、お互い同時に電話を切った。

そして、

 

『オイ!居候だろうと同居人としての 「やっほぉ~!!」 拒否権くらい・・・ん?』

 

「・・・」

 

「『・・・早ッ!!!』」

 

2秒もせずに現れた。

電波変換の力だろう・・・恐るべし電波変換・・・。

 

 

【挿絵表示】

 

 

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