遂に戦いへ決着が付いた。己の限界を越えて、リベンジを果たした者。使命を全うし、苦難を乗り越えた者。最低最悪の科学者を撃破した者。総勢三十人を超える精鋭達は、この戦乱に見事勝利を収めていた。
そして今……散り散りになっていた仲間達が集結する。
「フッ!」
世界樹の最上階にいた銀時、キリトらはディケイドの力オーロラカーテンを介して、アルンの市街地へと戻っていた。するとそこには、
「み、みんな……!?」
「もしかして勝った!?」
既にクラインや土方、妙ら仲間達が全て集まっていた。皆それぞれに埃や土跡、傷を体に付けられているも、その表情は清々しく変わっている。ユウキが食い気味に問いかけると、シウネーは力強く頷いていた。
「そうです。やったんです、私達!」
この一言でユイやユウキらも一安心。仲間達の勝利を思う存分喜んでいる。
さらに場には、あの仲間達も駆けつけていた。
「アギァァァァ! ウグッ!?」
「えっ? って、マダオアル!」
「姫様もいますよ!」
地面へと叩きつけられたその正体は長谷川泰三。派手に落下したものの、すぐに立ち直っている。一方でその横を無事に着地するはフレイア。オートバジンに抱えられながら、スッと地面に降り立っていた。
「だ、大丈夫でしょうか?」
「平気、平気……気にするな」
と引きずった表情で平静を装う長谷川だったが、痛みを感じていたのは事実。誤魔化したのはただの強がりであろう。
「何やってんだか……」
銀時も呆れた表情で事を呟いていた。
そんな中、世界樹の上部からあの仲間達が声をかけてくる。
「おーい! こっちも片づけたよ!」
「ん? この声はフィリアか?」
聞こえた方角にキリトらが目を向けると、そこにはフィリア、ユージーン、アリシャ、サクヤの四人が、辛うじて残っていた窓から手を振っていた。どうやらこちらも、自身に課せられた任務を無事に遂行したらしい。晴れ晴れとした表情から、皆が彼女らの想いを察していく。
「こっちは無事に片づけたぞ」
「そう! ここにいる鬼兵隊の人達と……って、いない?」
「いつの間にかいなくなっているな」
ユージーン、アリシャ、サクヤと次々に声を上げるが、彼女らが言っていた鬼兵隊の面々はすでに場から消えていた。誰にも一言言わず去る姿に、領主達はやや不満げな表情を浮かべている。
「チェ。少しくらい残っても良かったと思うのに」
「まぁ、そう言うな。奴らにも事情があるのだから」
「確かにな。仮にもテロリストなのだから」
「あっ、そっか」
長い時を過ごしていたせいで鈍っていたが、来島らは紛れもない反逆者。利害の一致で共闘していたことを、アリシャはようやく思い出していた。
いずれにしても、フィリアらも困難へ打ち勝ったことに変わりはない。
「とりあえず、フィリアちゃん達も無事で一安心ね」
「そうだな」
アスナがフッと安心した表情を浮かべると、キリトもつられて同じような表情を見せている。仲間達が皆無事であることに、万事屋は心から嬉しく感じていた。
「フハハハ! 我らの手にかかれば、怪人もダークライダーもお茶の子さいさいだからな」
「そうだぜ! 俺達攘夷志士を甘くみんなってことだ!」
[同じくだ!]
その一方で盛大に高笑いを上げるは、桂小太郎ら攘夷党の面々。三人揃って満更でもない表情のまま、下品な笑い声をあげている。
と誰よりも己を誇張する桂らに、水を差す者が後ろから近づいていた。
「ほぉ……それでお前らは捕まる覚悟は出来たか?」
「もうマッドネバーはいないんでねぇ……次はお前らでさ」
「ゲッ……!? 忘れた!!」
土方や沖田の声に気付き、クラインの表情は顔面蒼白と化してしまう。恐る恐る後ろを振り向くと、そこには刀を構える近藤、土方、沖田の真選組一行が立ちはだかっていた。三人とも不機嫌な表情をしており、確保する気が皆満々である。
「桂ァ! それにクライン! テメェら全員捕まえてやるぞ!!」
「ひぃぃぃ!? いや、許してくれって! 戦いも終わったばかりなんだから!!」
「そうだぞ! 貴様らとて体力が持たぬだろう!!」
「うるせぇ。こちとら執念で動いているんでさぁ」
「さぁ、捕らえろ!」
「こっちに来るな!」
「おい、お前ら! 俺を盾にするな!」
疲弊しきっていてもなお、真選組は執念で桂一派を確保しようと発破をかけていく。異様な粘りを目の当たりにして、桂達は恐れながらも逃げ出している。仕舞いにはエギルの後ろへ隠れたりと、姑息な一面をも披露していた。先ほどまでの緊張感は、とっくにそよ風と共に流されていた様子である。
「また始まったの……」
「いい加減にしてほしいわね……」
グダグダな追いかけっこにはリーファやシノンら女子陣も呆れかけており、苦い表情でため息を吐いてしまう。
一方でスリーピングナイツは、まったく異なった反応を示していた。
「おいおい、また喧嘩か?」
「いえ、アレはきっと喧嘩するほど仲が良いってパターンですよ」
「そっか! だから些細なことで言い合っているのね?」
「流石に違うと思いますが……」
真選組と桂一派の因縁には疎いせいか、各々が自由に事を呟いている。勝手に想像を膨らませるジュンやノリの姿を見て、シウネーは困った表情で話を受け流していた。
瞬く間に場は渾沌と化してしまう。
「あちゃ……これどうする? アッスーに神楽ちゃん?」
「んなもん、ヅラとクラの自業自得ネ。ほっとくがヨロシ」
「えぇ!? 本当に止めなくていいの?」
「う……ん。私も答えづらいわね」
心配したユウキが騒動を止めるように促すも、神楽は一蹴、アスナは反応に困るなど複雑な心境を露わにしている。恐らく初めて目の当たりにする状況に、どう反応すれば良いのか分からないのであろう。皆が戸惑っているうちにも、追いかけっこはまだまだ続いている。
とグダグダした雰囲気に我慢ならず、銀時や新八らがツッコミを入れようとした時だ。
「ん? 皆さん、アルヴドライバーが!?」
「へ? って、なんだ!?」
「光っている……?」
ユイがアルヴドライバーの異変に一早く気付き、キリトらにそれを伝えている。この異様な光は仲間達も察しており、追いかけっこをしていた桂一派や真選組一行も、アルヴドライバーの光に注目を寄せていた。
「おい、タンマだ! アレを見ろ!」
「はぁ? 何を言って……えっ?」
「何だありゃ?」
「あのベルトが光っているのか……?」
桂の必死こいた説得によって、真選組の面々もアルヴドライバーの異変に気付いている。場にいた全員が体を固める中、光はさらに輝きを増した後、銀時らの目の前に移動していた。地面へ降り立つと同時に、ようやくその正体を披露している。
「ありがとう。君たちのおかげで、この星の未来は取り戻せたよ」
「この声は……仮面ライダーさん!?」
「えっ!?」
「本当か?」
「嘘!?」
眩い光の中から出現したのは、二十人の平成仮面ライダー達。基本フォームのまま現れた彼らは、光を振り払った後に実態として銀時らの前へ姿を見せていた。
壮観な光景を目にして、銀時、キリトらは状況を読み込むと同時に、ライダー達の存在感に気持ちを揺さぶられている。皆がその雰囲気に圧倒される中、平成仮面ライダー達は次々と銀時らに話しかけていく。
「何ィ、驚いてんだよ。散々こっちは力を貸しただろ。いい加減慣れろっての」
「いや、だって驚きますよ! こんなに来てくれるなんて」
とユイはわざわざ駆けつけてくれた電王達に驚いていたが、銀時は別の理由から心をびくびくさせている。
「おい、ちょっと待って! あの白空間じゃなくて、わざわざこっちまでやってきたのか……? 予算とか大丈夫かよ?」
「って、アンタは何を心配しているんですか!」
「大丈夫ネ。別に映像化するわけじゃあるまいし、予算がガタガタキリバになることは無いアルよ!」
「いや、神楽ちゃんもぶっちゃけすぎでしょ!」
彼は予算面を何故か心配しており、青い顔をしたまま体を静かに振るわせていた。無論杞憂であり、新八は大ぴっらに銀時や神楽にもツッコミを入れていく。いらぬ心配をしているのは、銀時のみであったが。
とそれはさておき、平成仮面ライダー達は改めてキリトらにしっかりとお礼を伝える。
「まぁ、しっかりと俺達の力を使いこなせたことには感謝しているぜ。中々の戦いぶりだったぞ」
「こちらこそ、力を貸してくれて感謝しているわ。ちょっとヘンテコなのもあったけど……」
「まぁ、驚くのも無理はない。戦いには奇抜さも必要だからね」
ディケイドからの一言にしっかりと返答するアスナ。素直な気持ちで返すも、一部のライダーにあった奇抜さをも本音として発している。そんな彼女に対して、W(フィリップ)が優しく事を返していた。
さらに話は続く。
「改めてお礼を言うために俺達はここへ来たんだ。違う星に生まれた者同士、ここまで力を合わせるなんて、最高じゃないか?」
「違う星同士か……確かにね」
率直なビルドの一言に、ユウキはしっかりと言葉を受け止めていた。思えばここにいる者達は生まれた星も違えば、所属している勢力も異なる。それでも強大なる悪意に全員が一丸となって立ち向かえたことは、傍から見ると偉業なのかもしれない。平成仮面ライダー達は銀時やキリトらが持つ団結力にも感心していたのだ。
そんな彼らが実態となって現れた理由はたった一つ。力を正しきことに使用した戦士達へ、ライダー達なりの感謝を伝えることである。
「そういうこと! それじゃ、感謝のしるしに」
「しるし? って、うわぁ!?」
ジオウが発すると、彼はユイの手を強く握っていく。この行動を皮切りに、他のライダー達も近くにいた者達へ固い握手を交わしている。
「握手?」
「そういうことだ」
「じゃ、俺達も」
「頼むぜ」
温かな雰囲気を察して、皆が好意的にライダー達との握手を受け止めていた。軽い挨拶や反応を含ませながら、一言ずつ手短な会話が次々と交わされていく。
「いつか誰も拳を振るうことなく、笑顔に溢れる世界を君達は作ってほしい」
「笑顔に溢れる世界か……どこまで進めるか分からないけど、やってみるよ!」
クウガから伝えられた平和への想いを、しっかりと受け止めていくユウキ。重みのある言葉に感銘を受けつつ、自分なりの回答を繰り出している。
「本当に面白かったよ。君も君の仲間達も!」
「ありがとうね。って、私も!?」
「そう! だって自信を持って戦えていたじゃないか」
「なるほどね……ハハ」
アギトの思わぬ一言につい困惑を示すアスナ。好意的な言葉だからこそ、余計に反応には困ってしまう。
「アナタが本物の龍騎さん……!」
「あぁ! 君も龍使いかい?」
「はい! 相棒のピナと一緒に戦い抜きました!」
「ナー!」
「そうか。じゃ、可能性は無限大だな! もっと成長出来ると俺は思うぜ」
幻影の中でしか会えていなかった龍騎と、ようやく出会えて嬉しく思うシリカとピナ。同じ竜使い同士、早くも意気投合している。
「なんだか素直じゃなさそうな顔だな。少しは愛想良くても、良いんじゃないか?」
「うるせぇよ。なんでアンタにそう言われないといけないんだよ」
「俺と似た雰囲気をしているからな」
「話聞いているか!?」
ファイズのマイペースさについ翻弄される土方。図星を付かれたのか、ツッコミもより激しさを増していた。
「どんな運命も変えられる。人が持つ想いさえあればね」
「想いが変える運命……私もそう思います!」
「俺達もだ!」
「わ、私もです!」
戦いの最中で感じたことを代弁してくれたブレイドに、つい共感を覚えているシウネー。彼女が反応すると、横にいたジュンやタルケンらスリーピングナイツの面々も事を返していく。
「随分と鍛えているな。これだけたくましかったら心配ないだろ」
「ハハハ! 常時健康じゃなきゃ、好きな人を追いかけられないからな」
「……何言ってんだ?」
近藤の体格を見て率直に褒めた響鬼だったが、当人からのストーカー発言にはすぐ難色を示している。こればっかりは何のことかさっぱり分かっていない。
「おばあちゃんが言っていた。本物を知る者は偽物には騙されないと」
「良い言葉ね。しっかりと受け止めるわ……銀さん!」
「……まるでお家芸だな」
自分なりの語録を伝えたカブトだが、あやめには何故か銀時と間違えられている。ふとしたことから彼女の眼鏡は外れており、目の悪さからカブトを銀時と認識。折角のセリフも台無しになっていた。
「まぁ、力を貸してくれたことは感謝でさぁ」
「って、おめぇの声洟垂れ小僧じゃねぇかよ。生意気さも似ているじゃねぇか」
「どういうことですかい? そういえばお前、俺の部下に声が似ているな。変わらず間抜けそうだが」
「あんだと、テメェやる気か!?」
互いに知り合いと声が似ていることから、握手をしつつもいがみ合いを始める沖田と電王の二人。沖田は神山を。電王は同じイマジンのリュウタロスを思い出したようだ。
「よぉ、兄ちゃん。上手く扱えたみたいで良かったな」
「たまたま順応しただけだよ。けれどよ……窮地を救ってくれたことは感謝しているぜ」
「当然だよ。僕達にとっては」
「改めて感謝するぜ」
照れくさく接しつつも、力を貸してくれたことに改めて感謝する銀時。近くにいたキバやキバットバットと力強い握手を交わしている。
「随分と派手な色ね。ピンクのヒーローって」
「ピンクじゃない、マゼンダだ。でもまぁ、お前の戦い方も中々良かったぞ。泥棒猫以上に」
「ありがと……って、もうちょっといい例え無かったの?」
「さぁ」
尊大な態度に違和感を覚えながらも、ディケイドと親しく接するシノン。彼が最後に言い放った台詞には一瞬だけイラっとしたが。
「君は姉との関係が良好みたいだね。その関係を今後も続けていくと良いよ」
「もちろん! そうよね、新ちゃん!」
「そ、そうですね……ハハ」
「仲睦まじい光景だぜ」
Wと親睦を深める志村姉弟。W(フィリップ)の誉め言葉には妙も舞い上がっている。新八はやや苦い反応を示していたが、そこも含めてW(翔太郎)は二人の仲の良さをより認めていく。
「俺から言えることは一つだ。助けられるなら絶対に手を伸ばして救い出す。それだけは、覚えておいてほしい」
「手を伸ばすね……分かったわ。しっかりと心に刻むよ!」
固く握手を握りながら、想いを誓いあうリーファとオーズ。彼女は誰かを助ける慈愛の心を深く胸に刻んでいた。
「これでお前ともダチになれたな!」
「おうネ! よろしくアル、とんがり頭!」
「もちろんだ! って……俺のはスペースシャトルなんだが」
握手がてらにフォーゼと共に友情の証を行う神楽。親しく接していたが、神楽のフォーゼに対する第一印象は、本人も苦い反応をしてしまう。
「信じるなら絶望より希望。アンタならどんなことがあっても乗り越えられそうだけどな」
「まぁ、精神力なら誰にも負けない自信はあるぜ」
ウィザードの希望を秘めた一言に、クラインは威勢よく反応していく。彼の物分かりの良さなら大丈夫だとウィザード自身も感じていた。
「その姿……まさか貴様も侍か?」
「侍と言うかは神様だな」
「……はい?」
鎧武と交流する桂だったが、彼の神様発言にはつい疑問で頭がいっぱいになってしまう。納得しようにも中々飲み込めない様子である。
「君のバディも大変優秀だね。仲間がいるからこそ、君は光輝くのかもしれないな」
「バディ? アスナやユイのことか」
「うん。それと君の仲間達全般さ。いつだって君は一人じゃないことを忘れないでくれ」
「そうだな……もちろんだよ!」
ドライブやベルトさんから言われた一言をそっと受け止めるキリト。彼らの言う通り、仲間の存在があるからこそ強くなれることを、彼は改めて感じていた。
「人との可能性は無限大だ。君ももっと色んな人とのつながりを大事にしてくれ!」
「なるほど……つながりか。でもお妙ちゃんに群がる悪縁は断ち切るがな!!」
「……凄く固い意志をしているね」
ゴーストに人との繋がりを諭された九兵衛だったが、お妙と関連付けて強烈な執念を彼に見せつけている。あまりの迫真さにゴーストは気が引けていたが。
「運命を変える力。それは君にもきっとあったはずだ」
「運命って……壮大だけど、言いたいことはよく分かるわ」
やや大袈裟に表現するエグゼイドに、少しだけ反応を困らせるリズベット。それでも運命を変える力には概ね賛同していた。
「愛と平和を大切にしている君達ならば、これからも俺達の力を使えるはずだ」
「愛と平和じゃな……中々心地よい言葉じゃ」
ビルドの信条を耳にして、つい共感を覚える月詠。固く握手を交わしながら、平和への意気込みを二人は語っていく。
「君達だったら最高最善の未来に辿り着けると思うよ。当然君の未来だって」
「ジオウさん……はい! 私達も絶対に元の世界へ戻って見せます!」
そしてユイにはジオウが話しかけていた。彼に未来や目標について後押しされると、ユイはとびっきりの笑顔で返答する。自分達の本当の目標に達するため、これからも全力を懸けていくようだ。
「なんとも壮観な光景だぜ」
「だな。俺達はとんでもない奴らの後ろ盾を貰っていたのか」
「有難い限りですね……」
握手を交わせなかったものの、長谷川、エギル、たまの三人は改めてライダー達の力強さを間近で感じている。彼らの協力があったからこそ、思う存分戦えたと括っていた。
こうしてライダー達と僅かながら繋がりを見いだせた一行。まだまだ話したいところだったが、どうやら時間が来てしまった様子である。
「そんじゃ、俺達は行くぜ」
「また会える時があれば、そん時は協力するからよ」
「じゃあな。小さき勇者達!」
「またね!」
ライダー達は揃って別れの挨拶を交わすと、ディケイドが展開したオーロラカーテンの中に消えていく。ほんの僅かな時間の中で垣間見えた平成仮面ライダー達の想い。銀時、キリト、アスナらは確かな気持ちをしっかりと受け止めていく。
「行っちゃった……」
「本当に僕達、間近でライダーに会えたんだね……」
ユウキも今更ながら呆然としつつ呟く。皆が不思議な気持ちへ浸る矢先、突如として目の前には、ずっと願っていたことがようやく叶っていた。
「ん? ねぇ、みんな見て!」
「あ、あれ……」
一行が目にしたものは……ミラーワールドから帰還するアルンの民達や観光客達の姿である。幽閉された人々に怪我は無く、皆が無事なまま現実世界に戻って来ていた。
「民達が戻って来ています!」
「きっと装置が完全に効力を失ったのでしょう」
悲願の達成にフレイアは歓喜して、そんな彼女にたまがそっと補足を加えている。いずれにしても人質を解放できたことは、皆にとっても喜ばしいことであろう。
そして助けられた民達は、目の前にいた銀時やユウキらに向かって次々と感謝の言葉を投げかけるのであった。
「ありがとう!!」
「君達のおかげだよ!!」
「かっこよかったよ!!」
「流石騎士団!」
「誰だか知らないけど、君達も感謝しているよ!」
種族や立場の垣根を越えた祝福の声。救われた者達の感謝の言葉が次々と投げかけられて、一行はその反応に追われてしまう。それでも皆がその温かな気持ちを受け止めている。彼らこそこの街の窮地を救ったヒーロー……所謂英雄なのだ。
「姫様もご無事で」
「すいません。私達が不甲斐なくて……」
一方で他の騎士団の面々は、フレイアと再会するや否や、自身の不甲斐なさに謝りを入れている。ずっと幽閉されて何もできなかった自分が相当悔しいのだ。それでもフレイアは慈愛の心で、騎士団を励ましていく。
「良いのです。未知なる脅威に対抗できなかった私のやり方にも責任はいます。今はしっかりと休んでくださいね」
「「はい!」」
懺悔よりも心の安息を得ること。優先すべき点を明確にして、ちゃんとフォローを加えていく。
こうしてアルンには、再び人々の活気が戻っている。全体が落ち着くのも少々時間がかかりそうだ。
しかし一方で、世界樹内部の瓦礫跡では、あの男が息を荒くしながら立ち上がっていた。
「だぁ……ハァァァ! ハァ……ぜぇ!」
瓦礫や木々を振り分けながら、自身の状態を確認するはマッドネバーの総帥オベイロン。強烈な攻撃の数々を受け続けてもなお、精神力を強く発揮して生き残っている。表情は憔悴しきっているが、まだ自身の野望は一切諦めていなかった。
「良くもやってくれたな……あいつら! 僕はまだ諦めないぞ……この星の全てを手にするまでな!」
意地でも目的にしがみつく姿は頑固そのもの。いや、拗ねて喚き散らす子供と言っても差し支えないであろう。彼の手にはアナザーエターナルウォッチが握られているが、先の戦いにより半壊。使用不可能となったが、オベイロン自身は作り直せばよいと思っている。
「覚えてろよ! いつか僕は……!」
誰の声も届かぬ場所で発せられる虚しき野望。犬の遠吠えの如く中身の無い一言だが、オベイロンはまったく悪びれない。
そう感傷の時に浸っていた時だ。
「いつか? そんなのもう来ねぇよ」
「はぁ? って、グハァァ!?」
オベイロンの背後を何者が勢いよく斬りかかっている。その正体は……高杉晋助。彼は殺意に満ちた表情で、オベイロンをギロッと睨みつけていた。標的としてすでに定められており、静かなる衝動は対峙するオベイロンにも深く伝わっている。
「た、高杉晋助!? なぜ貴様が!?」
「決まってんだろ。テメェの末路を見に来ただけだ。けれどまぁ、ここまでしぶといとは」
「な、な、何をする気だぁ!?」
「俺が引導を渡してやるのさ。歯を食いしばれ」
終始彼は体を震わせながら、鼓動が増々早くなっていく。折角生き残れた命を、目の前の天敵に仕留められようとしていたからだ。
怪訝かつ恐ろし気な表情を浮かべるオベイロンに対して、高杉は不気味な笑みを浮かべながら淡々と事を進めていく。距離を縮めるにつれて、そろりと後ろ足を進めるオベイロン。気が付けば彼は壁際まで追いつめられていた。
「く、来るな! 良いか、来ると貴様も!!」
窮地に陥ったオベイロンは辛うじて所持していたガイアキャリバーを振るって、抵抗を試みるのだが……
〈カキーン!!〉
「へ!?」
一瞬にして手元から離されていた。何が行ったのか当人も分かっていないが、恐らく高杉が自身の刀で弾き飛ばしたのであろう。いずれにしても高杉の異様な執念によって、オベイロンはもう抵抗する術すら消失している。
「これでテメェも終わりだな……」
「や、止めろ……止めてくれ! これ以上は!」
彼は腰を落としており、そこから一切動けなくなってしまった。全身が恐怖に支配されてしまい、思わず現実から目を背けたくなるほど精神が弱体化している。眼前に立ちはだかるは刀を構えた高杉晋助。刀身を向けられた今、彼に待ち受ける運命はたった一つだ。
「さようなら。裸の王様よ……!」
「あぁ……ギァァァァァァァ!!」
無残にも斬り捨てられること。高杉が力強く一刀した途端、オベイロンは反射的に大きく発狂。非常な叫びを上げながら死を覚悟している。
数分後。高杉の前に広がっていたのは、オベイロンの死体――ではなく、失禁した彼の恥ずかし気な姿である。そう彼は、斬りかかる寸前でオベイロンにとどめを刺すこと自体を諦めていた。
「変わったよ。テメェは斬る価値すらねぇ。せいぜい自分の愚かさに苦しむこった」
ほんの僅かな時間の中で変わったことは、オベイロンに対する認識。意地でも残酷な最期へ誘おうとしたものの、必死に命乞いをする姿から、生かした方が面白いと改めていた。一度の痛みを与えて死を与えるよりも、幾度の痛みで生き地獄を与える。彼が邂逅したフレイアやシウネーならば、しっかり罰を与えると察していく。結果的に命を拾われたオベイロンだが、彼に待ち受けるは悲惨な未来であろう。
こうして高杉は刀を鞘へ戻すと、そのまま何事も無かったかのように場を跡にしている。ちょうど彼が世界樹を抜け出した時だった。
「晋助様!!」
「ん? なんだ、テメェらか」
近くにて高杉を探していた来島、万斉、武市ら鬼兵隊の面々が到着。ミラーワールドに囚われていた同志達も全員帰還しており、これにて高杉がALO星でやり残したことが全て実現していた。
「鬼兵隊の同志は全てこの通り全員帰還したでござる」
「この件については万事屋達にも感謝しないといけないですねぇ」
「さぁ、晋助様。これからどうするっすか?」
来島らは仲間達が帰ってきたことに嬉しさを感じており、少しばかりテンションも上がっている。勢いに余って高杉にこれからの目的を聞いてみると、彼はフッと笑った後に前方へと振り返っていた。
「決まってんだろ。行くぞ」
「はい! もちろんっす!」
決して多くは語らずに前へと突き進む。信頼故に仲間達は自信を持って、高杉の跡を追いかけていく。大いに寄り道をしてしまった鬼兵隊だったが、本来の目的を達成させるために、またも宇宙中を放浪するのだ。
密かに停めていた宇宙船へと戻る最中に、高杉はそっと小言を呟いていく。
「まぁ……楽しかったぜ」
数時間前に共闘した銀時、桂、ユイらにも少しばかり感謝はしている。その想いが肝心の本人には届くことは無いのだが……。
こうして全てを取り戻した鬼兵隊は、誰にも別れの言葉など告げることなく、ひっそりとALO星を跡にしていた。
激闘から一夜が明けた今日。怪人達により荒らされたアルンでは、住人達が協力して町の復興作業に勤しんでいた。
「そう、そこ!」
「オーライ!」
「これ頼む」
「分かったわ」
そこにはあらゆる種族、天人達が壊された日常を一早く取り戻すため、懸命に奮闘する姿が垣間見えている。町はまた違った形で人々の活気に満ち溢れていた。
無論真選組や桂一派達も、地球へと戻る前にアルンの復興作業を手伝っている。万事屋一行も同じだ。
「みんな! 手伝いに来たよ!」
「おぉ! ユッキー! そっちは大丈夫アルか?」
「うん。僕達が任された場所は、もうすでに片付いたからね!」
万事屋達が作業している世界樹の入り口付近にて、すでに片づけを終えたユウキが駆けつける。彼女は一段と元気を振る舞いながら、神楽やアスナらに話しかけていく。
「ねぇねぇ、アッスー。そっちはもう終わりそう?」
「うーん……もうちょっとかな。でも順調よ!」
「そっか! じゃ僕も手伝っていいかな? 人数が多ければ、すぐに片付きそうだからさ」
「もちろん! よろしく頼むわ」
「任して!」
アスナから了承を貰ったユウキは、すぐに近くへ落ちていた箒を手に取り、一緒に付近の掃除へと勤しむ。戦いを通して絆を深めた二人は、すでに親しい友人関係に落ち着いていた。まだ込み入った話はしていないが、この掃除が終わればもしかするとするかもしれない。
「ママもユッキーさんもだいぶ距離が縮まりましたね!」
「そりゃ、アッスーは誰とでも仲良くなれるからナ! そうアルよな、キリ?」
「あぁ、そうだな。ちゃんと別人としてアスナは接しているからな」
二人の仲睦まじい光景に思わず声を上げるユイと神楽。共に大きな安心感を覚えている。キリトもまたアスナの優しさ改めて実感していた。
そう温かな雰囲気の中、新八がある吉報を持って仲間達の元へと戻っている。
「皆さん! どうやら明日にはもう地球へ戻れるみたいですよ」
「えっ? そうなんですか!?」
「はい! 真選組の皆さんが掛け合ってくれたみたいで」
「へぇ~。アイツらもたまには役に立つアルナ」
彼が嬉しく伝えたのは地球への帰還方法。どうやら真選組の面々が上層部に要請したところ、明日には専用の宇宙船が迎えに来てくれるらしい。はっきりと帰路への道筋が見えて安堵する一行だったが、ユイには一つだけ不安なことがあった。
「アレ? ちょっと待ってください。公的機関で帰るということは、桂さんやクラインさんはどうなるのでしょうか?」
「「「あっ」」」
不思議そうな表情で呟くと、周りにいた仲間達もハッとなって気付かされている。真選組が用意した船ならば、桂、クライン、エリザベスは立場上乗車することは難しい。要するに彼らだけが地球へ帰還する方法がまだ見当たらないということである。
「まぁ……どうにかするんじゃないか?」
「流石のバカトリオでも、そう易々とお上の船に乗ることはあり得ないアル」
「うーん……ちょっと不安です」
苦そうな表情でキリトや神楽が呟く。せめてクラインだけでも帰らせてあげたいが、真選組に正体がバレた以上は難しい。立場故のもどかしさを皆が感じ取っている。
一難去ってまた一難を体感する万事屋一行だったが、そんな中で新八は銀時の行方が気になっていた。
「アレ? そういえば銀さんってどこに行ったんですか?」
「銀さんか? 確か階段付近を片づけているはずなんだが」
キリトが辺りを見渡しつつ返答するも、先ほどまでいた場所に彼の姿はいない。不思議に感じたキリトらは、近くを隈なく探すことにしていた。するとその話を耳にしたユウキらも探してみると……あっさりと銀時の姿を発見している。
「ん? みんな! あそこにいるよ」
「本当だわ……こっちに来て!」
ユウキは銀時のもじゃもじゃした頭部を見かけて、みんなに呼び掛けていた。彼は別の階段付近へ居座っており、てっきり掃除を真面目に行っていると思いきや……
「えっ? 銀さん?」
「いや、アンタ何をサボっているんですか!?」
あくびをしながらゆったりと休憩している。彼がいた周りにはまだゴミや汚れがまばらに散らばっており、掃除すらしていないことに皆が気付いていた。めんどくさがり屋な一面に皆が辟易としている中、銀時は相も変わらず気だるげな表情で皆と接していく。
「ふわぁぁぁ~。なんだお前らか。そっちは終わったのか?」
「まだに決まっているでしょ! ていうか、この数十分の間に、アナタは何をやっていたのかしら……!」
食い気味にアスナがツッコミを入れて、銀時へ休んだ理由を問い詰めている。怒りから顔を強張らせる彼女だったが、当の本人は緊張感が無く、またもあくびをして思うままに返答していた。
「そう怒るなよ。どうやったら効率よく片づけられるか、こう時間をかけて考えていただけだからよ」
「だとしても時間がかかりすぎアル」
「言い訳はかっこ悪いですよ、銀時さん!」
適当に言い訳を垂れ流すも、やはり仲間達には見抜かれている。神楽やユイが素直に指摘を入れると、銀時は先ほどまでの話を続けていく。
「まてまて、最後まで話を聞けって。長いこと考えを煮詰めた結果だな、俺はとっておきの方法を思いついたんだよ」
「着実に嫌な予感しかいませんが……それでとっておきの方法ってのは?」
ただ無策に休んでいたわけではなく、常に効率化を考えていたことを主張する。それでも新八らからすれば、半信半疑なのだが。
とそれはさておき、銀時の思いついた方法について皆が耳を傾けると、その突拍子の無さに全員が騒然としてしまった。
「こうすんだよ」
〈ヘイセイジェネレーション!〉
「はぁ!?」
「えっ!?」
彼が腹部に付けたのは、ずっと所持していたアルヴドライバー。昨日までマッドネバーとの戦いを支えたかけがえのないアイテムである。薄々と嫌な予感を察していく一行は、念のため銀時へ使い道を聞くことにした。
「ぎ、銀さん? ま、まさか……」
「こうなったらライダーの力でも借りて、チャチャと終わらせようぜ」
「最低のやり方しようとしているんですけど、この人!! 敬意や慈悲とかアンタにはないのか!?」
予想していた展開が浮き彫りとなり、新八は声高らかにツッコミを入れている。銀時の考え付いた方法は、ライダーを召喚して人手を借りること。要するに他力本願である。
「本当にライダーの力借りるの?」
「正気銀さん?」
「うるせぇな。アイツらだって言っていたろ、困った時はいつだって力になるって。だからこういう使い方も受け入れるだろ」
「拡大解釈しすぎアル」
ユウキやアスナらからも心配されたが、銀時の意志に変わりはない。まったく悪びれることのない考え方に、神楽ら仲間達は存分に心を引かせている。何故彼がライダーに認められたのか? 今思うと謎ばかりが浮かんでしまう。
「俺もあんまりこの考え方には乗れないんだが」
「やっぱり止めておいた方が良いですよ、銀時さん!」
やはり納得がいかずキリトやユイも、銀時の無茶な使用を止めようと試みる。それでもやっぱり真意は変わらなかったが。
「まぁ、なるようになれだろ。とにかく手伝えそうなヤツ、出てこい!」
とアルヴドライバーを動かしつつ、彼は掃除を手伝ってくれそうなライダーを召喚しようとした。仲間達は皆心配そうな表情を浮かべており、銀時の様子をそっと見はっている。
だがしかし……アルヴドライバーからの反応は一切なかった。
「アレ?」
「えっ? 何も起きない?」
沈黙の後に聞こえてきたのは、銀時の拍子抜けした声。思い描いていた理想と異なり、つい彼は焦りを感じている。一方でユウキやアスナらは、恐れていたことが起きずに一安心していた。当選だが互いの温度差はかなり激しい。
「なんでだ。気合入れてやってんのに」
「どの口が言ってんだ……」
「ライダー達も邪なやり方は好まないんじゃないの?」
「素直に諦めた方が良いんじゃない?」
「いや、今度こそやれるって! よしっ! ここだ」
新八らはライダー達が、銀時の下心丸出しな考え方を察して、アルヴドライバーを使えないようにしていると理解。良識なやり方に皆が感心している。一方の銀時は未だ諦めておらず、手探りでアルヴドライバーを操作していた。
すると彼の背後に金色の扉が出現。とある平成仮面ライダーが、この現場に召喚される。
「よしっ! 誰か来たみたいだな」
と喜びに浮かれる銀時に対して、仲間達の反応は異なっていた。それは納得できない有耶無耶とした気持ちではなく、強大な者に恐れる恐怖心を全身で露わにしている。表情もどこか引きずったものとなっている。
「えぇ……」
「ふへ?」
「えっと……」
「ん? どうした、お前ら。まさかとんでもなく強いヤツを召喚した反応か? こりゃ掃除が進むぜ」
背後にいるライダーの正体へ気付くことなく、呑気にも頼ることに話を進めてくる銀時。戦々恐々とするキリトらとは違い、まだ事の重大さをはっきりと理解していない。
そして遂に――その瞬間が訪れた。
「ほぉ……ライダーの力をこんな容易いことに使うつもりか?」
「ん? なんだ……って、グハァァァ!?」
後ろを振り向いた直後に銀時は、何か強大な力の前に体を拘束されてしまう。それもそのはず。彼が召喚したライダーの正体は……オーマジオウ。全ての平成仮面ライダーの力を使える最高最善の魔王である。要するにライダーの頂点に立つ者だ。どうやらライダー達は銀時の甘ったれた考えを矯正すべく、このチートライダーを召喚した様子である。冷静に考えればやりすぎな気もするが……それだけ安易な考え方は許さないと捉えるべきだろう。
「お前にはお仕置きが必要か? たるみ切った心を今叩きつけてやる!」
「ちょ、ちょっと待て! 上手くしゃべれないから、とりあえず解放してくれ!」
「どうかな? フッ!」
「アギァァァァ!!」
オーマジオウは威圧感を露わにしながらも、銀時を空中で拘束したまま実力行使に移っている。聞く耳は一切持っておらず、意地でも反省させようと怒りを強めていく。
現在銀時はオーマジオウの念動力で拘束されたままであるが、より一層苦しめられてしまい、悲痛な叫び声をまたも大きく上げている。
返り討ちにあってしまい、なんだか可哀想にも思えてくるが……仲間達はまったく心配してなどいなかった。
「自業自得ね……」
「甘えた考えを思いつくから、自ら痛い目に合うネ」
「これで反省してくれると良いけど」
アスナ、神楽、ユウキと女子達が思い思いに呟く。特にアスナは長いこと銀時の気だるさに付き合わされている経験から、一段と重いため息を吐いていた。
「このくらいで銀時さんは直らない気がします」
「良くも悪くもひねくれているからな……」
「段々と分かってきていますね、二人共……」
一方でキリトやユイは全てを察したかのように、銀時の本性を声に出している。こちらも長く同居している関係から、そう簡単に性格が矯正しないと理解していた。同居故の考え方が根付いた瞬間でもある。新八も二人の考え方には素直に同情していた。
しばらくはオーマジオウによって矯正されそうな銀時は気にせず、このまま付近の片づけを再開しようとする一行。そんな時であった。
「ワン!」
「ん? 定春? 何かあったアルか?」
次に場へと駆けつけたのは万事屋の仲間である定春。彼は別の場所で片づけの手伝いをしているはずだが……何やら銀時達へ伝えたいことがあるらしい。
「ワフフ」
「ついてきてほしいんじゃないでしょうか?」
「誰が呼んでいるのか? 行ってみようか」
定春のジェスチャーから、ユイは誰かに呼ばれていることを理解。掃除や片づけを一旦中断させて、彼の案内の元呼ばれた場所まで向かおうとする。
「おい、待てお前ら……アぎぁぁぁあ!!」
銀時も共に行きたいところだが、現在はそんな状況ではない。またしてもお仕置きと称して、オーマジオウの念動力に随分と苦しめられていた。彼が解放されるのは一体いつになるのだろうか……。
こうして皆がアルンの復興作業に身を投じる中、万事屋一行は呼びつけられたあの人の元へと向かうのである。
と言うことで、戦いが終わった銀時達に待ち受けたサプライズ。まさかの本物の平成仮面ライダーが登場。勇猛果敢に立ち向かったキリト達に対して、固い握手を交わしていきました。実は握手したライダーとキャラも関係性がある組み合わせでまとめてみました。
その一覧がこちらです。
クウガとユウキ
アギトとアスナ
龍騎とシリカ
ファイズと土方
ブレイドとシウネーら
響鬼と近藤
カブトとあやめ
電王と沖田
キバと銀時
ディケイドとシノン
Wと新八・妙
オーズとリーファ
フォーゼと神楽
ウィザードとクライン
鎧武と桂
ドライブとキリト
ゴーストと九兵衛
エグゼイドとリズベット
ビルドと月詠
ジオウとユイ
どうでしょうか?
そして辛うじて生きていたオベイロンも、高杉によって完璧に打ちのめされました。このシーンはテレビ版の須郷と和人のやり取りを少しだけ意識しました。高杉もあえてとどめは刺さず、オベイロンを生きて苦しませる選択を取りましたが……これは賢明な判断だったと思います!
またこれもサプライズとオーマジオウが登場! わざわざ銀時へ喝を入れるべく登場するとは、なんとも豪華な気がします笑
それはそうと、桂とクラインらはどうやって地球に帰還するんだ……まぁ大丈夫でしょう。
そして次回は妖国完結篇! マッドネバーの末路や復興したアルンをお送りいたします。投稿予定は5月下旬。さぁさぁ、お楽しみに!
次回予告
フレイア「アナタ達に伝えたいことがあります……」
マッドネバーの末路!
ユウキ「さぁ、楽しもうよ!」
アルン復活を祝う宴?
キリト「俺達で決めたことがあるんだ」
彼らが決めたこととは。
妖国動乱篇二十二 2026:最高のパーティー