剣魂    作:トライアル

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二週間ぶりの新作です!!

 前回の剣魂 刀唱時代篇は……
 クロスギーツに変身した金本敦と万事屋の六人と一匹がガッチャンコ!! ユナから託された令和の記憶の力で戦い、見事クロスギーツに勝利。奪われた武器も奪還した。
 一方でエイジこと仮面ライダーノーチラスもクライン、次郎長、平子と一緒に、傀儡となったダークライダー達を撃破。
 戦いは今まさに佳境を迎えたのであった……。


第百三十六訓 想いの彼方

 クロスギーツにより奪われた武器を取り戻した万事屋一行。各々の武器を抱えながら、同時にライダージェネレーションフォームの変身を解除。纏っていた陣羽織やマントは、光の粒子となってスッと消えている。複数に分裂したアルヴドライバーも元に戻り、一つとなってユイの手元に戻っていた。

「ありがとうございます……ユナさん。ライダーさん!」

 彼女は優しい表情で、ユナや力を貸してくれたライダーに感謝を伝えている。皆もユイの気持ちに同調する中で、取り戻した武器の状態を再度確認していた。

「ひとまず武器が戻ってきて良かったですよ」

「本当ネ! アッスーの方も問題ないアルか?」

「そうね。特に変わった様子は無いわよ」

 大切な武器を取り戻せて、新八、神楽、アスナの三人も一安心している。

 その一方で……キリトと銀時は、変身解除となった金本に目を向けていた。

「さて……もう終わりだ。ジョニーブラック」

「いい加減観念しやがれ。お前が俺達に勝てないことを自覚しろや」

 共に険しい表情となり、彼へ降伏するように勧めている。銀時らに続き、新八ら四人も二人と同じような表情で金本に目を向けていた。皆彼に対して、これ以上の抵抗は無駄な足掻きと察している。

 形勢が逆転し、追い詰められてしまった金本は……ここで隠し持っていた最後の一手を繰り出していく。

「この俺が……こうなったら!」

「何!?」

「アレって……」

 金本は嘲笑いながら、懐から一本の注射器を取り出した。そう。死銃事件にも使用した神経毒入りの注射器である。これを使い、本来の歴史通りにキリトを毒殺しようと目論んでいたのだ。金本の悪あがきを目の当たりにして、六人は大いに警戒心を滾らせている。

「そうだよぉ。とっておきの毒だよ! こいつで本来の歴史通り、今度こそお前を仕留めてやらぁぁぁ!!」

 もはやキリトさえ始末すればどうでも良いと自暴自棄となり、無我夢中になってキリトへ狙いを定め突撃する金本。その勢いに圧倒されながらも、彼をどうにか止めようと皆が動き出そうとした……その時である。

〈ピピ。ドカーン!〉

「ぐはぁ!?」

 万事屋と金本の間を割って入るように、突然球型の時限爆弾が放り込まれていた。爆弾のタイマーは既にゼロを指し示し、辺り一帯に爆煙をまき散らしていく。突然投下された爆弾に金本は怯む中、銀時やキリトら万事屋は爆弾を投下した張本人を既に見つけている。

「ん? ヅラァ!」

「ヅラじゃない桂だ!」

 ふと真横を見ると、そこには桂とエリザベス、たまの姿が目に映っていた。そう。彼ら三人はアンカーの召喚した怪人達を殲滅し、無事に銀時らの元へと戻ってきたのである。運良く金本の犯行を、ギリギリのタイミングで妨害していた。

「行くのだ、エリザベスよ!」

[任せろ]

 桂はお決まりの台詞を放った後、エリザベスへ金本を取り押させるように指示。彼は爆煙を潜り抜けて、金本へ肉弾戦を挑んでいく。

「なんだこいつ!? ぐはぁ! でひゅ!? ぶふぉぉお!!」

 彼が怯んでいる隙に、エリザベスは蹴りや殴りを容赦なく金本へとぶつけている。一切隙を与えない連続攻撃を受け続けて、金本は成す術も無くエリザベスに押し流されて、気づけば羽交い絞めにされて取り押さえられてしまった。手に持っていた注射器も無意識に手放す始末である。

「は、離せ! この化け物!!」

[誰が化け物だ]

「痛い! 痛い!」

 化け物と罵倒するも、エリザベスはそれに激高し、余計に握力を強めていく。金本にとっては突然現れた着ぐるみのような白い生き物に負かされ、拘束された痛みと同時に、大きな屈辱を感じ取っていた。

 今もなお手首を縛られたまま拘束される中で、彼が手放した注射器はたまが拾い上げた後に……

「はぁぁぁ!」

「あぁぁぁぁ!! 俺の毒がぁぁ!!」

モップから放出された火炎で消し炭となってしまう。折角取っておいた切り札が、無と化した瞬間であった。

「これでもう誰も毒殺出来ませんよ」

「すなわち、貴様の一巻の終わりと言うことだ!!」

 たまはわざわざ消し炭を金本に見せつけて、彼へ嫌でも現実を突きつけていく。桂もたまに乗じて、降伏するように勧めていた。無論万事屋も同じように接していく。

「おらおら! 年貢の納め時アルよ!」

「てんめぇ! 今までよくもやってくれたな! クリリンの分もこれから殴っとくから覚悟しておけよ!!」

「ちょっと!! 何をいい加減なことを言っているんですか! 大体クリリンは何も関係ないでしょうが!」

 喧嘩腰に降伏を勧めるも、その言いぐさは理不尽そのものである。もはや難癖とも言える銀時や神楽の態度に、新八は反射的にツッコミを入れていた。

 相変わらずな銀時らのノリの良さには、キリトらもクスッと笑っている。

「……まったく。いつもの銀さん達だな」

「そうね。でもそんな、みんなの無茶苦茶さがあって、この戦いにも勝てたのかもしれないわね」

「皆さんといると、安心感が段違いですからね!」

「ワフフ」

 アスナやユイの一言に、定春はしっかりと頷く。絶望的な状況を最後まで諦めず逆転出来たのも、万事屋の破天荒さや固い絆があったからこそ出来たと、キリトらは総括していた。故にダークライダーと化した金本に勝てたのも、大きな説得力を感じている。

 その一方で金本の周りには、銀時、新八、神楽、桂、たまの五人が取り囲んでいた。今もなおエリザベスにより拘束される中で、彼らは金本に尋問を続けていく。

「おらぁ! 洗いざらい吐きやがれ! サイコギルドについてもな!」

「黙秘権はお前になんか無いアルよ!」

「分かった! 分かった! 話すから! サイコギルドのことも!」

 銀時や神楽の勢いに圧倒されてしまい、金本は咄嗟に降伏しようとしていた。

 だがそんな時である……。

 金本の腹部に装着していたデザイアドライバーから、ポロっと変身者を認識するクロスギーツのIDコアが転げ落ちていた。地面に落下すると、コアはガラスを落としたかのように木っ端みじんとなってしまう。

 その途端、金本の身にある異変が生じていた。

「な、なんだここは……?」

「あぁ?」

「はぁ!? 何言ってんだお前?」

「この期に及んで、白を切るつもりか」

「いやいや、本当に分かんないだって! お前達は一体誰なんだ!? って、化け物!?」

 彼はまるで銀時らと初めて会ったかのような反応を繰り出している。挙動不審な態度となり、表情も急に余裕が無くなっていたのだ。

 金本のこの行動に、神楽、銀時、桂らはわざとらしく感じて、余計な怒りを募らせている。

[何言ってんだこいつ]

「随分と往生際が悪い方ですね」

 エリザベスやたまも吐き捨てるように、金本の行動に不信感を抱いていた。

「だから俺には何のことだが、さっぱり分かんないだって! ……って、キリト? 嘘だろ。ここは仮想世界なのか!?」

 一方の金本はキリトらを目にすると、さらに混乱状態へと陥ってしまう。まるで現実世界と仮想世界の区別が付かなくなるくらい、大いに取り乱していた。

 金本のご乱心のようなこの行動は、様子を見ていたキリトやアスナら側はどこか違和感を覚え始めている。

「おい。ふざけるのもいい加減に……」

「待ってください、銀さん。何か様子が可笑しくないですか?」

「まるでダークライダーに変身していたことを忘れているみたいだけど……」

「少なくとも演技じゃない気がするんだが……」

 金本へ殴りかかろうとした銀時を、新八、アスナ、キリトらが制止させた。エリザベスに取り押さえられた後の彼の行動には一貫性が無く、何か異常が起きていると彼らは推測している。

 その予感は、瞬く間に当たることとなった……。

「俺は一体……うわぁぁぁ!」

[なんだ!?]

 すると金本は急に念動力へと囚われて、エリザベスの拘束を瞬時に脱出していた。自分の意思が効かないまま空中を浮遊し、何者かに首根っこを掴まれてしまう。

 金本の不可解な行動の行方を追う中で、銀時らはある人物と遭遇することとなった。

「あ、あれは……!」

「銀色の怪人……!?」

「アイツがまさか、シャドームーンなのか……!?」

 そう。彼らが目にしたのは、銀色の怪人シャドームーン。サイコギルドの一員であり、この場にいる面々にとっては初めて遭遇する相手だった。山崎からの情報通り、銀色の怪人がシャドームーンだと万事屋側は断定している。

 そんなシャドームーンは、キリトらに目を向けようともせず、放心状態の金本へ一方的な託を伝えていく。

「貴様はもう用済みだ! こいつらに未来の出来事を伝えてくれて助かったよ。感謝する」

「未来の記憶? 一体何の話をしているんだ!!」

「どうやら予定通りに、記憶は抹消されたみたいだな。なら……このまま元の世界で野垂れ死ね!!」

「う、うわぁぁぁあ!!」

 するとシャドームーンは手にした片手剣、サタンサーベルからブラックホールを作り出して、その穴に金本を放り投げていく。金本を吸い込んだブラックホールは、スッと跡形も無く消えていた。

「何だと!?」

[消えた!?]

 恐ろし気なシャドームーンの技に、戦々恐々とする桂とエリザベス。数十分前に会った通りの威圧さに、二人は大いにシャドームーンを警戒していた。

 無論銀時やキリトら他の面々も同じ想いであり、彼らはシャドームーンに対して、金本に起きたことを追求している。

「おい……てめぇ、何をしやがった!」

「ふっ。アイツのダークライダーに関する記憶を消しておいた。ベルトのIDコアを壊されると、自動的に消えるからな。予め細工しておいたのだ」

「なんですって……!」

 シャドームーンは悪びれることなく、IDコアの機能を銀時らへと明かす。その説明通り原典と同じく、IDコアの破壊は仮面ライダーに関する記憶の抹消を意味する。すなわちシャドームーンは元々、金本を使い捨ての駒としか見ていなかったのだ。アスナや新八らも大きな怒りを感じている。

「元からただ利用するだけの駒だったってことですか……!」

「その通りだ。アイツの役目は終わり、元の世界へと帰還させた。今頃は交番の前で眠りにつき、警察共に逮捕されているところだろうな」

 さらにシャドームーンは、元の世界へ戻った後の金本の末路も彼らに伝えていた。利用するだけ利用し、最後には金本の期待を裏切るその姿は、場にいた全員に大きな嫌悪感を与えている。

「おい、銀ギラ怪人! あのジョニーって野郎は、サイコギルドの仲間にしたんじゃないアルか!?」

「仲間? 笑わせるな。アイツはただの駒に過ぎない。もちろんお前達の出会ったエイジも同類だ」

「えっ? 本当の仲間ではないのですか?」

「あぁ、その通りだ。ノロイドを復活させる為の肥やしに過ぎないからな。エイジはさておき、ジョニーブラックは見事にその役目を果たしてくれた。なんせ、この時間軸のお前達の未来を変えたのだからな」

 神楽の指摘にシャドームーンは、鼻で笑って返答していた。ノロイドを復活させることを明かしつつ、そのきっかけを作ったとされる金本にも改めて彼は感謝している。アンカーの言った証言と照らし合わせながら、キリトとアスナは深々とその意味を理解し始めていた。

 シャドームーン並びにサイコギルドの真相が次々と明かされていく一方で、桂とエリザベスは率先して彼に質問していた。

「シャドームーンよ。貴様達サイコギルドの目的は一体なんだ? あのアンカーという子も、ノロイドを復活させる為の肥やしなのか?」

[答えろ!!]

「ふっ。その答えはいずれ分かる。それまではこの世界でのうのうと生きているが良い」

 だが彼は一切答えようとせず、そのまま背を向けている。顔を合わさないまま、最後にあることをキリトらへ伝えていた。

「おっと。これだけは伝えておこう。この岩舟山を探しても、俺達のアジトは見つけることは出来ないと。なんせ次元の狭間にあるのだからな。では、また会おうか」

「待て!」

「待ちやがれ!」

 去ろうとした瞬間に銀時とキリトが追いかけようとするも、彼はブラックホールに似た独自の空間サイコホールを展開して、一瞬にしてその場から姿を消してしまう。

「消えた……?」

「はい。完全に気配は消滅しています」

「ったく! なんて野郎だ!」

 たまもシャドームーンが近くにいないことを察している。いずれにしても、サイコギルドの真相に近づく機会を失い、皆悔しそうな表情を浮かべていた。

「結局あの銀ギラ野郎の計画通りってことだったアルか」

「多分そうですね。恐らくは最低限パパとママに未来を伝えることが、本当の目的だったと思いますが……」

 神楽を宥めつつ、ユイは冷静に状況を分析している。金本及びクロスギーツがキリトやアスナに勝とうが負けようが、記憶を消して別の世界に戻るところまでは筋書き通りだったと彼女は考えていた。

「ねぇ、キリト君。アンカーさんの言っていたことって」

「ん? 二人は何か知っているのか」

「あぁ。アンカーから聞いたんだ。サイコギルドの目的は、俺達の未来を分岐させて、ノロイドって魔物を蘇らせる。そいつを使って、SAOが存在する全ての並行世界を滅ぼすって」

「おいおい、そんな物騒なこと考えてんのか」

 一方でキリトとアスナは、近くにいた桂やエリザベス、銀時に、アンカーから直接聞いたサイコギルドの目的を共有している。にわかには信じがたいサイコギルドの目的には、三人共に大きな脅威として感じ取っていた。

「これは一旦情報を整理した方がよさそうですね」

「それもそうですけど、今はクラインさん達の方が気になりますよ。エイジさんの方も心配ですし……」

 やや情報が錯綜している為、たまが情報整理を提案するも、新八からは一旦保留を持ちかけられている。別の場所で戦っているクライン、次郎長、平子や、捕まっている源外。そして何よりもエイジやユナの現状も心配であり、彼らは次第に気持ちを切り替えていく。

「よしっ。ならそっちまで行くか」

「エイジやみんなも無事だと良いけど……」

 若干の不安を感じつつも、銀時、キリト、新八、アスナ、神楽、ユイ、定春、桂、エリザベス、たまの九人と一匹は、エイジらのいる採石場付近へと進んでいったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 そして……岩舟山の拓けた採石場付近では、時を同じくして次郎長、平子、クライン、そして仮面ライダーノーチラスとなったエイジが、ダークライダーや怪人達を全て倒しきっていたのだ。

「終わったんだな……」

 エイジはベルトを操作して、仮面ライダーノーチラスの変身を解除。元の姿へと戻り、改めて自分が仮面の戦士に変身していたことに実感を覚えていた。

「ユナ……ユナは!」

 すると彼は、源外が保護しているユナの元まで駆け寄っていく。彼女に呼びかけながら声をかけるも、ユナは依然として目を閉じていた。今もなお機能を停止したままなのである。

「エイジよ。よくやったな。だがユナは……」

「目を閉じたままなのか……」

「あぁ、そうだ」

 源外はルシファーに勝利したエイジを称えるも、その表情は複雑なままであった。エイジへ残酷な現実を突きつけることに、彼は大きな躊躇いを感じている。

 一方のエイジは、顔を俯かせて必死に心を落ち着かせようとしていた。例えヒューマギアでもユナを失ったことに変わりはなく、彼はその現実を重く受け止めている。項垂れるエイジに、源外はそっと彼の背中に手を当てていく。

「お前さんはよくやったよ」

「げ、源外さん……」

 源外に優しく声をかけられたことで、エイジは増々言葉に詰まってしまう。

「エイジ……」

「あんちゃんよ……」

 一緒に共闘したクラインや次郎長、平子も、エイジの想いに共感していた。故に空気を読んで、今は彼の気持ちが落ち着くまで見守っている。

 そしてちょうど同じ頃に、万事屋一行も採石場に合流していた。

「あっ……!」

「これって……」

「ユナさん……」

 いち早く現状に気付いた神楽、新八、アスナは、衝撃的な光景に言葉を失ってしまう。大切な仲間であったユナが、ボロボロの状態で眠りについていたからだ……。

 三人に続き、他の仲間達もこの光景を見て瞬時に状況を察していく。

「遅かったか……」

「そんな……」

「くっ……」

 桂やキリト、銀時も悔しさを滲ませていた。ユナを救えなかったことに対し、各々がやるせない気持ちを感じている。

 そう一行の間に、どんよりとした空気が流れ込んでいた時であった。

「ん? これはユナさんのくれた……」

 ユイはユナから託されたシンガープログライズキーが、何の前触れも無く光っていることに気付き始める。それを手にすると、

「あっ!? キーが!?」

シンガープログライズキーはユイの手元を離れて、エイジの手元に瞬間移動していた。さらに彼の手に渡った途端、ユナの体、さらには彼女の周辺に落ちていたICチップさえも、シンガープログライズキーへと吸い込まれている。

「こ、これは……?」

〈シンガー!〉

 エイジや場にいた一行が呆気にとられる中、シンガープログライズキーはユナを吸収した後に音声を鳴らして、何事も無かったかのようにその輝きを消していた。

 一体何が起きたのか分からず困惑する一行だったが、源外は憶測を交えてエイジに話しかけていく。

「一体何が起きたんだ……?」

「きっと役目を終えて、本来のいるべき場所に戻ったのだろう。もしくは大破した体を修復する為のプログラムが発動したのかもな」

「修復……か」

 源外の希望的観測を聞いて、エイジは僅かながら彼の考えを信じようとしていた。確証は無いが、それでも希望のある仮説を彼は心の奥底で信じようとしている。

 そう密かに立ち直りつつあるエイジに対して、源外はある提案を交わしていた。

「なぁ、エイジよ。一つ提案だが、お前さんがユナから託されたアイテムをちと貸してくれないか?」

「えっ? 何のために?」

「なぁに。もしかしたらたまのように、復元出来るか研究する為だよ。このキーはさっき、ユナのデータが詰まったとされるICチップも吸いこんでいた。必要なデータが十分にあるなら、元に戻るかもしれん。お前さんに少しばかり、協力したいんだよ」

 なんと源外は、ヒューマギアとしてのユナの復元に活路を見出している。シンガープログライズキーがユナのデータが入ったICチップを吸収するところを見て、自ら立てた自己修復の仮説を実証しようと考えていたのだ。

 何よりもこのままではエイジを不憫に思っており、自身の似た境遇と照らし合わせつつ、自分に出来ることで彼を救えないか考えている。

 そんな源外からの提案に、エイジは驚嘆とした表情を浮かべていた。

「本当に良いのか……」

「あぁ。これも何かの縁だ。協力できることなら、なんでもしてやるよ」

「源外さん……分かった。ありがとう」

 源外の提案をエイジは快く受け入れて、彼は所持していたリミテッドゼロワンドライバー、ナイトプログライズキー、シンガープログライズキーの三種のアイテムを、源外へ託している。彼の言葉に心を打たれて、僅かに芽生えた希望をエイジ自身も信じようとしていた。二人は固い握手を交わして、新たな目標に向かって進むことを強く誓っている。

 そんなエイジと源外の間に生まれた絆を目の当たりにして、様子を見ていた面々も温かい気持ちを感じていた。

「よ、良かったな……エイジよ」

「ああ。上手いこと行くな」

「きっとうまくいきますよ!」

 共闘したクライン、次郎長、平子からも彼を祝福する声が上がっている。エイジの前向きな姿勢を見るだけで、三人にとっては大きな安心感を覚えていたのだ。

「なるほど。源外様らしい決断ですね」

「あの爺さん、無駄に世話焼きなんだからよ」

「でもそこが良いじゃないですか」

「そうですよ! 何事もチャレンジが大事ですからね!」

 たま、銀時、新八、ユイも思っていたことを呟いている。彼らは源外の決意にただならぬ感銘を受けていた。

「うむ。エイジにとっては、この上ない救いとなったのではないか」

「恐らくそうね。ユナさんもいざという時にも備えていただろうし」

「シンガープログライズキーは、自分のバックアップとしても用意したのかもしれないな」

「えっとつまり……備えあれば憂いなしってことアルか?」

「ワン!」

[その通り]

 一方で桂、アスナ、キリト、神楽も思っていたことをそのまま発している。特にキリトとアスナは、シンガープログライズキーをユナのバックアップデータとして用意した物と捉えており、彼女の真意についても察していた。

 大切な仲間を失ってしまった一行だったが、僅かな希望が見え始めていたことに関しては、皆好意的に捉えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、銀時らも合流した後に、銀時、キリト、新八、アスナ、神楽、ユイ、定春、桂、エリザベス、たま、クライン、次郎長、平子、エイジ、源外の十四人と一匹は、サイコギルドの件について簡単な情報交換を行っていた。

 エイジが捨て石及び利用されている駒だったこと、金本敦がクロスギーツに変身したこと、エイジがまったく新しい仮面ライダーに変身したこと、サイコギルドの目的やアンカーの素性のことなどを皆に伝えている。

「というわけだ」

「はぁ? ラフィンコフィンもサイコギルドにいたのかよ!?」

「その反応。どうやらクライン殿のいた世界の大悪党と見て、間違いないようだな」

「しかもダークライダーに変身したんだから、驚くのも無理はないわよ」

 特にクラインは金本がサイコギルドに加わったことに、大きく驚嘆していた。クラインの反応からも、桂はラフィンコフィンがろくでもない組織と察している。そんな彼らにアスナは補足を加えていた。

[ところでエイジは、この件については知っていたのか?]

「いや……僕も初耳だ。そんなこと、一回もアイツらから聞いたことは無かったな……」

「そうですか……」

 エリザベスはエイジに金本の件について聞くも、当の本人もまったく知らされていなかった様子である。彼の複雑そうな表情を見て、演技で無いことをユイも察していく。

 その一方で銀時は、エイジに対しどうしても言いたいことがあった。

「ん? どうしたんですか、銀さん?」

「許せねぇよ……」

「えっ?」

「おい! 主役の俺を差し置いて、なんでお前がオリジナルの仮面ライダーに変身しているんだよ! ずる過ぎるだろうが!!」

「いや、怒るとこそこかよ!? ただの僻みじゃないですか!!」

 感情を爆発させながらエイジにぶつけてきたのは、もはやただの言いがかりである。銀時はエイジがオリジナルの仮面ライダーになったことを、今更ながら羨ましがっていた。ただひたすらにかんしゃくを起こす彼に、新八は強めのツッコミを入れながら制止させていく。

「エイジさん。銀時さんの文句は気にしないでください。いつものことですから!」

「あぁ、分かった……」

 ユイは即座にエイジへ対し、にこやかにフォローを入れていた。なおエイジ本人は、少しばかり困惑したままである。

 と続けてキリトと神楽は、エイジにあることを聞いてきた。

「なぁ、エイジ。気になったんだが、サイコギルドのアジトにはどう行っていたんだ?」

「あぁ、それはユナの力を介して行っていたんだ。彼女のおかげで、二つの世界や次元の狭間にあるアジトにも、自由自在に行き来していたな」

「ってことは、この岩舟山にサイコギルドのアジトがあるわけじゃないアルか……」

 彼がサイコギルドに所属していた時の事情を詳しく聞いている。エイジから返って来たのは、ユナのおかげで次元間を行き来していたことだった。シャドームーンの言った通りに、アジトへは簡単に入れない仕様となっている。サイコギルドの手がかりが見つからず、事が上手く進まないことには、キリトも神楽もどこかもどかしさを感じ取っていた。

 一方のエイジは、急に思いつめたような表情に切り替わっていく。

「おや、どうかしましたか。エイジ様」

 たまが質問すると、彼は切実な悩みを吐露している。

「いや、元の世界にも戻れなくなったし、これからどうしようかと思ってな。文字通りの、行く宛が無い状況だからな……」

 そう。エイジもまたキリト達と同じく、元の世界へ戻れなくなっていたのだ。次元間を行き来する際に協力してくれたユナも機能を停止。サイコギルドからも見放された今、彼はこの世界で孤立無援となっている。

 そんな話を耳にした桂は、ふとエイジの前に立ち、自信満々に彼へ手を差し伸べようとしていた。

「ならばエイジよ。貴様も攘夷党に入ったらどうだ? 国を転覆させる簡単なお仕事だぞ。君の剣術があれば、楽々昇進だって可能なはずだ。どうだ。悪い話では無いだろう」

「いや、馬鹿が移るだけネ。断るヨロシ」

「言っておくけど、こいつテロリストだからな。テロリスト」

 包み隠さず披露した攘夷党の勧誘に、神楽と銀時は細い目をしながら、辛辣なツッコミをぶつけている。彼の図太さと商魂のたくましさには、ついていけずに呆れさを感じる始末であった。

 なお肝心のエイジの返答はというと、

「いや、遠慮しておく」

即答で勧誘を拒否している。

「そうか。では、数分後にまた」

「いい加減諦めろ」

「ぐはあ!?」

 それでもなお引き下がろうとしない桂に、銀時は木刀で彼の後頭部を殴打していた。気絶している隙に、彼をエイジの元から遠ざけていく。

 すると立て続けに、今度は次郎長と平子がエイジに話しかけてくる。

「はいはーい! じゃ私達はどうですか?」

「えっ? アンタ達がか?」

「そうだな。あんちゃんよ……迷いを振り切り、本来の剣の心を取り戻したようじゃねぇか。粗削りだが、お前さんには随分と見込みがある。どうだ? 俺達と一緒に剣を極める旅に出るのはどうだ?」

「旅……?」

「そうそう。そもそも私達はじろちょんと一緒に、自由気ままに旅をしている途中だったからさ。誰か一人増えるくらいで、私もじろちょんも気にしないから大丈夫だよ!」

 二人が提案したことは、旅の同行への誘いであった。次郎長はエイジの成長ぶりに感銘を受けて、彼を弟子として迎い入れようと考えている。平子も次郎長の考えに賛同しており、親子揃ってエイジに快く弟子入りを進めていた。

 この二人の提案には、他の仲間達も好意的に受け止めている。

「放浪の旅か。悪くはない誘いかもな」

「中々に良い提案じゃないか」

「流石は元かぶき町四天王の一角。懐の深さが段違いですね」

 キリト、クライン、たまも次郎長の意見に賛成していた。三人に続き、万事屋も次郎長らの提案を好意的に見ている。

「良いんじゃない。ぴったりだと思うわよ」

「この親子に弟子として迎い入れてもらえるなんて、超絶ラッキーアルよ!」

「お二方であれば、信じて良いと思いますよ!」

 アスナ、神楽、ユイも、エイジに泥水親子からの弟子入りを勧めていた。

 さらに源外も、エイジの背中を後押ししていく。

「まぁ、元の世界へ戻る方法は、ここにいる者達にでも任せておけ。お前さんは今、自分のやりたいことを選んでおけ」

「やりたいことか……」

 何にも縛られずに、エイジのやりたいことをやるべきと彼は伝えていた。細かいことは抜きにして、エイジは自らを考え直し、今の自分が一番にやりたいことを思い描いていく。

「なら……ついて行っても良いか。僕はもっと強くなりたいんだ。今度こそ大切な人を守るように」

 そう。次郎長らの誘いに彼は乗っかっていた。エイジは変身せずとも自らの力でもっと強くなりたいと思い、幾度も戦いを交えた次郎長らの元であれば、その強さを自らの形に出来ると考えている。そう決意に満ちた表情を固めていく。

 必死に考えた末のエイジの決断に、仲間達ひいては次郎長本人も納得した表情を浮かべていた。

「なら決まりだな! ただし……もし娘に手を出そうものなら、体中の穴から真っ赤な花が咲くことを肝に銘じておけ!」

「銘じておけ!」

「いや、最後の最後でとんでもない脅しをしているんだけど! 次郎長さん、目が本気なんだけど!?」

 挨拶代わりにエイジへ対し注意事項を伝えるも、極道らしい身の震えるような脅しを親子揃って披露している。鬼気迫った表情の次郎長に、新八は本気だと確信。思わず反射的に、ツッコミを入れていく。

「真っ赤な花ってなんですか?」

「鼻血だよ。きっと」

「いや、銀さん。適当に答えないでもらえるか」

 ユイも意味深な言葉の意味が分からず、銀時に意味を聞くも、彼からは当然適当な返答しか返ってこなかった。キリトもボソッと銀時にツッコミを入れている。

 一方で脅しをかけられたエイジ本人はというと、

「真っ赤な花……鼻血のことか!」

「いや、アンタも分かって無かったのかよ!」

まったく違う勘違いをしていた。直接的な脅しにも動じないその肝っ玉には、新八もツッコミを入れながらも、彼の隠された鈍感さに驚かされている。他の面々も新八と同じ思いであった。

 こうして情報交換も大方終了し、エイジの行く宛も見つかった一行は、一旦岩舟山を下山する。空川町の集落へと降りて、早くもエイジの旅支度の準備を進めようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 空川町の集落では、服屋でまず旅をする為の野良着を購入。刀屋でエイジに見合った刀を手に入れて、旅人の様相となった姿で銀時らの前に姿を現していた。

「ど、どうだ?」

「おー、良いじゃないですか」

「似合っているアルよ!」

「ワン!」

 若干照れながら登場したエイジだが、新八や神楽、定春からはその佇まいに思わず旅人の風情を感じている。

 エイジは紫色の野良着を着用し、足元の方は足袋と草履を履いていた。次郎長や平子と同じ網笠を頭から被り、腰元には専用の刀を携えている。本人はあまり自信の無かった和装であったが、万事屋からは概ね好評であった。

「良いんじゃないか。元から銀魂のキャラっぽい風貌になったじゃねぇか」

[ゴリラ原作者が書きそうな服装だな!]

「流石は未来の攘夷志士だ。早速この俺と……」

「いい加減諦めてください。桂様」

 銀時やエリザべスも軽口を交えながら褒める一方で、桂はしぶとくも攘夷党への勧誘を続けている。あまりのマイペースさに、たまは強めのツッコミを入れていた。

「孤高の旅人って感じがするな」

「そうね。それでいて強者のような佇まいだものね」

「つまり、とっても似合っているというわけです!」

「そうか……三人共ありがとうな」

 キリト、アスナ、ユイの三人も、各々が感じたことをエイジに伝えていく。彼らの言葉を素直に受け止めて、エイジも有難く感じている。

 その一方でエイジは、クラインの方を向き、彼に向かってあることを伝えていた。

「風林火山。最後にアンタに伝えたいことがある」

「あぁ。例のことか?」

「そうだ。僕はあの件のことを毛頭許すつもりは無い……だが、今のアンタが十分に強いことは、この戦いでよく分かった。少なくとも今のアンタなら、大切な仲間を守れるくらい強いと僕は思っている。もう二度と……誰かを悲しませるなよ」

「エイジ……分かったぜ。アンタに負けないくらい、もっと強くなるからよ!」

 この戦いを通じて感じたクラインの印象をそのまま伝えている。エイジは少なくとも過去の風林火山もといクラインよりも、今が十分に強いことを認めてくれたようだ。その上で新たな悲しみが生まれないことを念押ししていく。エイジのメッセージを、クラインは重く心を受け止めていた。一種のわだかまりが無くなり、皆二人の関係性に一安心している。

 すると今度は源外が、エイジに向かって話しかけていた。

「どうやら赦しを覚えたようだな。お前さんも随分と強く優しくなったよ」

「源外さん……ありがとう。ユナのことについても、宜しく頼む」

「あぁ、任せろ。なんならいつでもかぶき町に来い。からくり堂でいつでも待っておるぞ」

「もちろん。遠慮なくまた来るよ」

 共に最後は屈託のない言葉で会話を交わしている。まるで親子のような距離感で、二人はまた再会することを固く誓っていた。

 と最後にエイジは、キリトにあるものを手渡している。

「忘れていた。これを渡しておく」

「これは?」

「僕がサイコギルドに所属していた時、得ていた情報をまとめておいた。今後のお前達に役立たせてくれ」

 それは一冊のメモ帳であり、そこにはサイコギルドに関する情報が箇条書きで細かく描かれていた。思わぬ副産物を手に入れて、キリトは驚きを満ちた表情を浮かべている。

「良いのか?」

「あぁ。僕なりの贖罪として受け取ってほしい」

「……分かった。大切に使うよ」

 エイジ自身のけじめと受け取って、キリトはメモ帳を大切に懐へしまっていた。さらなるサイコギルドの情報を提供してくれたエイジに、キリトはさり気なく感謝を伝えていく。

 その後もエイジと少ない時間で交流する中、いよいよ出発の時間が迫っていた。

「よし、行こうか。エイジよ」

「久しぶりに会えて、楽しかったよー。兄貴!」

「……じゃあな。サイコギルドのこと、頼んだぞ」

 次郎長や平子に続いて、エイジもキリトらへ別れのメッセージを最後に投げかけていく。三人は手を振りながら、空川町を離れ、また別の町へと歩みを進めていく。

 去り行く三人の姿を、銀時らは姿が見えなくなるまで見送っていた。残されたのは、銀時、キリト、新八、アスナ、神楽、ユイ、定春、桂、クライン、エリザベス、たま、源外の十一人と一匹である。

「さて、行っちゃいましたね」

「まぁ、元の世界へ戻るときには、また会うだろ」

 新八の呟きに、銀時はボソッと返答していた。エイジとはまたどこかで会えると、無意識ながら感じている。ユイやキリトらも銀時の意見に賛成していた。

「そうですね。では、私達も家に戻りましょうか」

「あぁ。って、そういえば……ユナがいないと、確か列車で戻るんだっけ?」

「確かこの近くに駅があったはずだな」

 キリトの疑問に源外が答えている。彼の言う通り、ユナの力無しでかぶき町に戻るには、公共交通機関の利用が必要不可欠だった。

 するとアスナは、薄っすらと嫌な予感を察していく。

「ねぇ……もしかしてだけど、今から乗っても間に合うわよね?」

 そう。気付けば辺りは夕暮れの時刻。その上で田舎町とくれば、都市部と違って列車の本数が少ないことは明白であった。

 アスナの一言に皆が疑問を抱く中、たまは近くの駅の時刻表を即座に検索している。

「次の列車は三十分後。かぶき町行きの最終列車だそうです」

「さ、最終列車!?」

 たまは包み隠さずに事実を明かしていた。どうやら終電まで僅かしか時間が無いらしい。この事実を耳にした桂達は……いうまでも無く混乱状態に陥っている。

「と、とにかく急ぐぞ!!」

「おい、ヅラ! 勝手に置いていくんじゃねぇぞ!」

「そういうアンタも、僕達を置いていっているでしょうが!!」

「みんな! 落ち着いて移動しろって!」

「待ってくれ! 桂さん!!」

 いち早く駆け出した桂を、銀時が追いかけていく。さらに新八やキリトら仲間達が、その跡を追いかけていった。どうにか集落から駅のある方角へと、必死に皆が走っていく。

 

 こうして岩舟山にて繰り広げられたサイコギルドとの戦いは終了。ある者は自分の居場所へ帰り、またあるものは自分を鍛え上げる為に新天地へと歩みを進めていったのだった。




 諸々と決着が付いた今回……如何だったでしょうか。
 まずは金本敦の末路。アリシゼーション編同様にキリトを毒で仕留めようと足掻きますが、桂達に妨害されて失敗に終わります。金本をボコボコにするエリザベスが少しシュールでしたね。それでいてサイコギルドの策略で、なんと仮面ライダーに関する記憶を失ってしまいました。その後は強制的に元の世界へ戻されて……恐らくは警察に逮捕されることに。最初から最後まで利用されたまま、物語からフェードアウトしてしまいました。
 一方で対照的なのはエイジこと後沢鋭二。仮面ライダーへの変身を通して自分自身を成長できたと思います。自力で元の世界へ戻れなくなりましたが、次郎長からの誘いで一緒に放浪の旅へ出ることに。彼にとっては踏ん切りがついたラストになったと思います。
 特に印象的だったのは、源外とエイジの関係性だと個人的には思っています。構成段階ではまずまずに感じていましたが、まさかここまで強い信頼関係を結ぶのは、自分でも想定外でした。エイジの願い通り、ヒューマギアのユナが復元されると良いですね。
 そんなこんなで次回は、万事屋と桂一派が話し合い。所謂情報整理回になるかと思います。








次回予告

銀時「第二回他世界対策交流会議~」
神楽「シッリー達は呼ばなくていいアルか?」
銀時「良いんだよ。文字数増えるし」
新八「いや、それ。投稿者側の問題でしょうが」

これまでに起きたことを九人が振り返る!

キリト「俺達の未来を暗示していたと思うんだ」
アスナ「あの子のことなんだけど」
桂「同感だ。俺もそう感じたな」

そこから見えるものとは。

クライン「そもそもシャドームーンって一体誰なんだよ」
ユイ「こういうことではないでしょうか?」

刀唱時代篇十 サイコな真実、世界の分岐点

掴め! 最高のガッチャ!
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